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  • WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:タナックが完全制覇で今季6勝目

    WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:タナックが完全制覇で今季6勝目

    10月6日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)の最終日デイ4がウェールズ北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が優勝。今シーズン6勝目を飾り、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権におけるリードをさらに広げた。また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)は総合4位でフィニッシュし、価値ある選手権ポイントを獲得した。

    ラリーGBのデイ4は、サービスパークの南側エリアで2本のステージを各2回走行。当初サービスパーク近くの岬で行なわれる予定だった「グレートオーム」のターマック(舗装路)ステージは、海洋コンデイションの悪化により選手の安全を確保できないという理由でキャンセルされた。

    デイ3で総合2位の選手に対し11秒のリードを築いたタナックは、デイ4オープニングのSS18でベストタイムを刻み、僅かながらリードを拡大。その後は安定した走りで2本のステージを走破し、9.5秒のリードを持って最終のパワーステージに臨んだ。そして、パワーステージでは2番手タイムを刻んだドライバー選手権のライバルに、0.4秒差のベストタイムを記録。今季6勝目を飾るとともに、最大ボーナスポイントを獲得し選手権のリードを28ポイントに拡大した。

    ヤリスWRCはデイ1のSS1でミークが首位に立ち、その後もリードを維持。デイ2の最終ステージではタナックがミークに代わって総合1位に浮上し、そのまま最後まで首位を守り続けた。最終的にミークは総合4位でフィニッシュし、チームは貴重なマニュファクチャラーポイントを獲得。選手権ではトップのチームとの差を8ポイントに縮めることに成功した。

    豊田 章男(チーム総代表)
    FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)と、TOYOTA GAZOO Racingは1つの週末で2つの世界選手権に勝利することができました。2つ同時に勝つことに強い拘りは持っていませんでした。しかし、今年の6月、私は、目前でそれを逃す姿を目の当たりにしていました。ル・マン24時間レースをワンツー体制で走る中、WRCイタリアで最後までトップを走ってくれていたオット・タナック選手がストップしてしまった時のことです。タナック選手の走りには絶対の信頼を置いています。ですので、私も勝利を確信し、彼の走りを見守っていました。しかし、車両トラブルで、私たちは彼から勝利を奪ってしまいました。今回、そのことを思い出し、2つの世界選手権が同時に行われるこの週末は、いずれの戦いも、絶対に無事にゴールまで走り抜け、勝利してもらいたいと思っていました。#8号車のセバスチャン・ブエミ選手、中嶋 一貴選手、ブレンドン・ハートレー選手、#7号車のマイク・コンウェイ選手、小林 可夢偉選手、ホセ・マリア・ロペス選手、重たいハンデを背負い、決して簡単ではないワンツーフィニッシュを本当にありがとう。土曜日にみんなと会い、改めて6人をはじめとした皆のチームワークを感じました。今後、更に重たいハンデが課されますが、そのチーム力で乗り越えていきましょう。激しい風雨で難しさを極める路面の中、チームとクルマを信じて優勝してくれたオット・タナック選手、マルティン・ヤルヴェオヤ選手。前戦トルコでも車両トラブルで勝利を遠ざけてしまっていたので、今回、勝利してくれたこと、本当にうれしく思います。残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい。改めてもっと安心して乗れるクルマをチームみんなでつくっていきたいと思います。様々な世界戦が行われたこの週末に、我々の2つの世界戦も応援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    信じられないくらい素晴らしいラリーでした。ラリーGBは最も難しいラリーのひとつですが、オットは重圧に負けず終始ラリーを支配下に置き、自分の仕事を完遂しました。最後のパワーステージは本当に興奮し、まだ心臓がドキドキしているほどですが、オットは素晴らしい走りで最大ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権争いで有利な立場となりました。昔、自分が同じような状況に置かれた時は精神的に本当に辛く大変でしたが、彼は全てにおいて上手くやっています。クリスの仕事も素晴らしく、我々にマニュファクチャラーポイントをもたらしてくれました。今シーズンはまだ2戦ありますが、集中力を高め全力で臨まなくてはなりません。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    優勝できて最高の気分です。我々のために、多くの人が働き努力を続けてきたので、最大ポイント獲得でそれに報いることができて嬉しく思います。パワーステージではクルマに大きな自信を感じていたので、フルポイント獲得の好機を逃すわけには行きませんでした。我々のチームは“pushing the limits for better”というスローガンを掲げていますが、自分も常にベストを尽くそうと努力しています。今シーズンはまだ2戦残っており、何も決まってはいないので、これからも集中して攻め続ける必要があります。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    金曜日の大部分をリードしていたので、4位という結果は少々残念ではありますが、それでも満足しています。今週末は本当に難しいコンデイションでの戦いでした。大きく遅れたわけではなく、土曜日に少しペースが足らなかっただけですが、それでもチームに多くのポイントをもたらす事ができました。オットの優勝を嬉しく思いますし、マニュファクチャラー選手権でトップとの差を縮める事が出来たので、収穫の多い週末になったと思います。残る2戦、まずはスペインで力強く戦い、良い形でシーズンを終えられることを願っています。

    ラリー・グレートブリテン デイ4の結果
    1.オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ ヤリス WRC) 3h00m58.0s
    2.ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20クーペ WRC) +10.9s
    3.セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +23.8s
    4.クリス・ミーク/セブ・マーシャル(トヨタ ヤリス WRC) +35.6s
    5.エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(フォード フィエスタ WRC) +48.6s
    6.アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +58.2s
    7.ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +5m23.8s
    8.クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +9m25.0s
    9.カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(シュコダ ファビア R5) +10m51.1s
    10.ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ(フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +11m36.1s

    次戦のWRC
    WRC次戦は、10月25日(金)から27日(日)にかけて開催される、第13戦「ラリー・スペイン」。スペインのサロウを中心に行なわれるこのラリーは、WRC唯一のミックスサーフェス・イベント。競技初日のデイ1はグラベル(未舗装路)ラリーとして行われ、1日の終わりには75分間のサービスでクルマをグラベル仕様からターマック(舗装路)仕様に変更。デイ2とデイ3はターマックラリーとして行なわれる。スペインのターマックは全体的に路面がスムーズで、流れるような中高速コーナーが連続する、サーキットのようなステージが特長だ。

  • トヨタ:WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    トヨタ:WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、10月3日(木)から6日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・グレートブリテンは、とても長い歴史と人気を誇るクラシックイベント。かつてはイギリス本土の広い範囲で行われていたが、現在はウェールズを舞台とするグラベル(未舗装路)ラリーとして開催されている。ステージはその大部分がウェールズの森林・丘陵地帯に展開し、ドライコンディションであれば非常にハイスピードなステージとなる。しかし秋季のウェールズは天気が不安定で、雨が多く降る。水分を含んだグラベル路面は泥状となり、泥の量によりグリップレベルが変化するため、路面コンディションを読むことが難しくなる。また、霧に包まれることも多く、とても難易度が高いラリーとして知られている。

    ベテランのラトバラは今回が18回目の出場となり、過去2回の優勝経験がある。ドライバーズ選手権をリードするタナックは、2016年に総合2位に入り、ヤリスWRCで出場した昨年はトラブルでデイリタイアする直前まで首位を走行していた。また、イギリス人であるミークと、コ・ドライバーのセブ・マーシャルにとってはホームイベントといえる1戦となる。

    今年のラリー・グレートブリテンは、ホストタウンがウェールズ北部のスランディドノに移り、町の中心部の海岸近くにサービスパークが設けられます。10月3日(木)は午前中にシェイクダウンが行なわれ、午後4時からイングランド北西部のリバプールでセレモニアルスタートが行なわれる。その後、デイ1として午後7時過ぎにイングランドのオウルトン・パーク・サーキットでSS1がスタートする。なお、オウルトンパークでのSS開催は1993年以来となる。4日(金)のデイ2は、ウェールズの森林地帯を中心に9本のステージを走行。最後のSS10は午後7時過ぎのスタートとなるため、暗闇の中での走行となる。5日(土)のデイ3はウェールズ中部の「ダイフィ」「メイヘリン」「スウィートラム・ハフレン」といった名物ステージを各2回走行。1日の最後には、北部海岸沿いのコルウィン・ベイで、新たに設けられた全長2.4kmのターマック(舗装)ステージを走る。最終日となる6日(日)のデイ4は、「グレートオーム」のターマックステージを間に挟み、ウェールズ北部の森林ステージを各2回走行。最終ステージの「ブレニグ2」は、ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な「パワーステージ」に指定されている。4日間で22本のSSを走り、その合計距離は309.76km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は1,625.14kmに達する。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    前戦ラリー・トルコは我々にとって厳しい結果となりましたが、シーズン終盤の3戦に関しては、いずれも昨年強さを示すことができたラリーですので、自信があります。ヤリスWRCで初めて出場した2017年のラリーGBでは苦戦を強いられましたが、そこから多くを学び改善に努めた結果、昨年は非常に力強く戦うことができました。ラリーGBのステージは高速かつスムーズなので、我々のクルマには合っています。路面は滑りやすく難易度の高いラリーではありますが、我々のドライバーは良いフィーリングを感じているようですし、挑戦を楽しみにしているはずです。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリーGBは特別な1戦です。道は高速で流れるようなコーナーが続きとても好きなラリーですが、コーナーごとにタイヤのグリップレベルが変わるなど、コンディション次第で難易度が上がります。どのラリーでもクルマに自信を持つことが必要ですが、特にそのようなコンディションでは、自信を持てるか持てないかで大きな差がつきます。ドライバーズ選手権のリードは縮まりましたが、残る3戦はいずれも昨年我々が速かったラリーです。ウェールズから始まる戦いで、自分達の仕事をやり遂げなくてはなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    ラリーGBは常に楽しく感じられる特別なイベントです。このラリーでもっとも難しいのは、何よりも天候変化への対応です。長年に渡って出場してきましたが、雪、雹(ひょう)、強風、そしてあらゆる角度から降る雨など、あらゆる気象を経験しました。ステージを走行中に雨が降ると、泥が流されて意外にも良いグリップが得られます。一方で乾燥が始まるとヌルヌルになり滑りやすくなります。フィンランドとドイツではとても良いリズムで運転できていたので、ラリーGBではその流れを取り戻したいと思いますし、マニュファクチャラー選手権争いの助けとなるような良い結果を残せるように頑張ります。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    自分にとってラリーGBは、限りなくホームイベントに近い1戦です。初めて出場したラリーは同じウェールズの森が舞台でしたが、幸運にも現在はWRカーをドライブする機会に恵まれています。自分にとって雨と泥は、ラリーという大好きな競技の重要な部分を占めています。10月の上旬はまだ雨により路面は濡れていますが、以前に行なわれていた11月程酷い条件ではありません。例え路面が非常に滑りやすい状態になったとしても、ヤリスWRCはそのようなコンディションで非常に高い競争力を発揮します。クルマはとても速くトップリザルトを手にすることも可能だと思うので、前向きな気持ちでこのラリーに臨みます。

  • WRC ラリー・グレートブリテン 結果 | トヨタが4戦連続ダブル表彰台

    WRC ラリー・グレートブリテン 結果 | トヨタが4戦連続ダブル表彰台

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第11戦 ラリー・グレートブリテン(GB)の競技最終日デイ4が10月7日(日)にイギリスのウェールズ北部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合2位で、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合3位でフィニッシュした。また、ラリー2規定に基づき再出走を果たしたオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)は、総合19位で完走した。

    ラリー・グレートブリテンの競技4日目デイ4は、ウェールズ北部の森林地帯で3本のグラベル(未舗装路)ステージと、北部スランディドノの海岸道路「グレート・オーム」で2本のターマック(舗装路)ステージを行なわれた。デイ3が終了した時点で首位セバスチャン・オジエと4.4秒差の2位につけていたラトバラは、最初のSS19から激しくプッシュし差を1.7秒に縮小。続くSS20ではベストタイムを刻み、オジエを抜き3.6秒差で総合トップに立った。なお、SS20はトップ5タイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられるパワーステージに指定され、ベストタイムのラトバラは5ポイント、2番手タイムのタナックは4ポイント、5番手タイムのラッピは1ポイントを獲得した。その後、ターマックのSS21と、グラベルのSS22ではオジエに及ばず、ラトバラは総合2位に後退。結果的に逆転優勝はならなかったが、第8戦以降の4戦で3回表彰台に上がるなど、シーズン後半戦に入り調子は大きく上向いている。

    総合4位と1.7秒差の総合3位でデイ4をスタートしたラッピは、SS14でベストタイムを記録するなど力強い走りを続け、4位に30秒以上の差をつけ総合3位でフィニッシュ。直近の5戦で3度目のポディウム登壇を果たした。チームにとっては4戦連続となるダブル・ポディウム・フィニッシュとなり、マニュファクチャラー選手権におけるリードを、5ポイントから20ポイントへとさらに拡げた。

    デイ3でラジエーターの破損によりデイリタイアとなったタナックは、その後メカニックによって完全に修理されたクルマでデイ4に再出走。パワーステージのSS20に焦点を絞って走行し、不利な出走順にも関わらずSS2番手タイムを記録し4ポイントを獲得した。ドライバー選手権の順位は2位から3位に下がったが、1位のティエリー・ヌービルとの差は21ポイントであり、タイトルをかけた争いは残る2戦でなおも続く。

    WRC次戦は、10月25日(木)から28日(日)にかけて、スペインのサロウを中心に開催される第12戦「ラリー・デ・エスパーニャ」。ラリー・デ・エスパーニャはグラベルとターマックの両路面を走行する、シーズン唯一のミックスサーフェス・ラリー。ラリーの途中でクルマをグラベル仕様からターマック仕様に変更する必要があり、メカニックは夜のサービスで大掛かりな変更作業を75分間で行なわなければならない。選手だけでなく、メカニックにとっても挑戦し甲斐があるラリーだ。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日、ヤリ-マティは素晴らしい戦いをし、力を出し切って走りました。ただし、今回に関してはオジエの方が一枚上手だったようです。それでも、我々の2台のクルー達がまたしても表彰台に立てたのはとても嬉しく、マニュファクチャラー選手権においても大きなプラスとなりました。もちろん土曜日のオットのトラブルは残念ですし、ドライバーズタイトルの獲得が少し難しくなったのは否めません。しかし、まだ大量得点の可能性はありますし、オットは現在最強のドライバーですので、状況が大きく変わる可能性はあります。最終戦ラリー・オーストラリアまで、チャンスは十分にあると思っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    素晴らしい戦いを心から楽しみました。最初の2本のステージは良い結果でしたが、その後勢いを失ってしまいました。もしかしたら、タイヤ選択を誤ったのかもしれません。ユーズドのソフトタイヤを1本積んでステージに向かったのですが、グラベルでは十分なグリップを得られませんでした。それでも、今回の結果はチームのマニュファクチャラー選手権争い、そして自分にとって非常に重要な意味を持ちます。連続で表彰台に上がることができて、本当に嬉しく思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日は自分たちがすべき仕事をしました。すなわち、パワーステージでボーナスポイントを獲得し、そして完走することです。ドライバーズタイトル争いはまだ続いていますが、状況はかなり厳しくなりました。決して簡単ではありませんが、最後まで諦めることなくタイトルに挑み続けます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今回の結果にはとても満足しています。特に、チームにとって重要なポイントを獲得することができて嬉しく思います。朝のステージでは高い競争力があったので、総合3位のポジションを守り、SSベストタイムも記録できました。後続に対し大きなリードを築いたので、その後はクルマを安全にフィニッシュに導くことに専念し、自分の仕事を完遂できました。

    ラリー・グレートブリテン デイ4の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h06m12.5s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +10.6s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +35.1s
    4 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m10.4s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m14.4s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m15.9s
    7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m18.4s
    8 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1m21.6s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +9m14.7s
    10 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+10m48.9s
    19 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +20m38.9s

  • WRC ラリー・グレートブリテン 2日目 | トヨタのタナックが首位に浮上

    WRC ラリー・グレートブリテン 2日目 | トヨタのタナックが首位に浮上

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第11戦 ラリー・グレートブリテン(GB)の競技2日目 デイ2が10月5日(金)にイギリスのウェールズ北部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に浮上。ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合4位につけ、ヤリスWRCは全3台がトップ4に入った。

    ラリー・グレートブリテンのデイ2は、ウェールズ北部ディーサイドのサービスパークを中心に、4本のステージを各2回走行。8本のSSの合計距離は110.76kmだった。ステージはディーサイドの西側に広がる森林地帯が主な舞台となり、路面は全体的にウェット。一部はマディ(泥状)になるなど、とても滑りやすいコンディションでの走行となった。デイ1総合4位のタナックは午前中、SS2からSS4にかけて3ステージ連続でベストタイムを記録。午後もSS7とSS8でベストタイムを刻んだ。SS8でパンクをしたためSS9はやや抑えた走りになったが、それでも計5本のベストタイムで2位に28.8秒差をつけて1日を終えた。ラトバラはSS6でベストタイムを記録するなどデイ1からの好調を保ち、2位とわずか2.5秒差の総合3位に。また、ラッピはラトバラと4.6秒差の総合4位で、難しいコンディションとなったデイ2を締めくくった。

    競技3日目となる10月6日(土)のデイ3は、ウェールズ中部で9本のSSが行なわれる。SS10/15「メイへリン」、SS11/15「スウィートラム・ハフレン」、SS12/17「ダイフィ」、SS14「ディフナント」は、いずれもラリーGBの伝統的な人気ステージで、主に開けた丘陵地帯の道を走行する。9本のSSの合計距離は150.24km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は600.87kmと、4日間でもっとも長い距離を走る。また、日中はサービスの設定がなくタイヤ交換および補助灯の装着作業しか行なえないため、大きなドライビングミスやメカニカルトラブルの許されない1日となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    チームは素晴らしい仕事をしてくれました。2週間前にウェールズで行なった事前テストは今日ととても似た路面コンディションで行うことができました。それも今日の好結果に繋がったと思います。昨年、我々はこのラリーで苦戦しましたが、その時の経験と情報を基に改善作業を進めた結果、パフォーマンスが大きく向上したと感じます。競技はまだ2日間ありますが、明日は我々に合っているステージだと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    全体的にとてもよい1日でした。朝最初のSSではアンダーステアに少し苦労しましたが、その後ダンパーを微調整したところ自信を持って走れるようになりました。午後2本目のSS8ブレニグではベストなフィーリングではなくタイムが伸びませんでしたが、続くSS9ペンマハオは所々非常に滑りやすい路面だったにも関わらずよい感覚が戻り、満足できるタイムが出ました。明日はメイヘリン、ハフレン、ディフナント、ダイフィといった本当に素晴らしいステージを走行します。道幅が広く流れるようなコーナーが続き、私のドライビングスタイルに合っているステージなのでとても楽しみです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    非常によい1日になりました。クルマのパフォーマンスは本当に素晴らしく、タイヤのグリップ力が低い路面でさえも高い競争力があったので、大きな進化を感じました。現時点ではよいポジションにつけていますが、まだまだ先は長いので、集中力を保ち攻め続けなくてはなりません。明日のステージは我々のクルマに合っていると思いますので、きっとよいフィーリングで走ることができるでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    朝は少し苦戦しましたが、SSとSSの間のリエゾン区間でセットアップを変更した結果、状況はよくなり、午後はより自信を持って走れるようになりました。まだ完全には満足していませんが、少なくとも正しい方向には進んでいるはずです。今のところよい戦いができているので、とても楽しんでいます。セットアップが改善するにつれてフィーリングは好転し、自信も増してきているので、明日は今日よりも余裕を持って戦えると思います。

    ラリー・グレートブリテン デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 1h06m04.3s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +28.8s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +31.3s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +35.9s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +38.2s
    6 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +48.8s
    7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m06.4s
    8 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1m08.4s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m24.3s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +3m08.4s

  • WRC 第11戦 ラリー・グレートブリテン | トヨタが1-2スタート

    WRC 第11戦 ラリー・グレートブリテン | トヨタが1-2スタート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・グレートブリテン(GB)がイギリスで10月4日(木)にい開幕。デイ1としてウェールズ北部でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合2位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)が総合5位につけ、ヤリスWRCは全車が好調なスタートを切った。

    ラリー・グレートブリテンの走行初日は、ディーサイドのサービスパークの西側に広がるクロカイノグの森で、午前中にシェイクダウンが行なわれた。全長3.37kmのコースは、その一部が金曜日デイ2のSS2/7「クロカイノグ」と重なっているため、クルマの最終セッティングを試す場としては最高の条件となった。シェイクダウンではラトバラが全体の2番手タイムを、ラッピが8番手タイムを記録したが、タナックは最初の走行でコースオフ。ただしクルマに深刻なダメージはなく、サービスで修復を行ないその後4回の走行を行なった。

    ラリーは夜7時よりウェールズ北部、海岸近くの競馬場を舞台に全長1.7kmのSS1「ティル・プリンス」で開幕し、ラッピがベストタイムを記録。ラトバラは、ティエリー・ヌービルと同タイムでラッピと0.3秒差の2番手タイムを刻んだ。また、タナックは0.9秒差の5番手タイムで走り切り、3人のドライバーがトップ5に入るという良い形で競技初日を終えた。

    競技2日目となる10月5日(金)のデイ2は、ウェールズ北部で4本のステージを各2回走行します。デイ2のSSは全体的に森の中のステージが多く、ツイスティで道幅の狭いコーナーもあります。また、SSの途中でターマック(舗装路)を走行するステージもあり、グリップおよびリズム変化への対応力が求められます。なお、SS4/9の「ペンマハオ」と、SS5/6「スレートマウンテン」は新しいステージとなります。8本のSSの合計距離は110.76km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は510.61kmとなります。

    カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
    3人のドライバー全員が何も問題なく走り、良いタイムを記録するなど今晩のSS1は非常に良いスタートとなりました。午前中のシェイクダウンではオットがミスをして走行時間を失いましたが、幸いにもダメージは小さく、その後も走行を続ける事ができました。ドライバー達は事前のテストで既に良いセットアップを見つけていたため、シェイクダウンでは特に変更する必要がありませんでした。それはとてもポジティブな兆候だと思います。ウェールズの天気は常に変化するため、明朝どうなるのかを注視し、適切なタイヤを選ぶ必要があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今晩のSS1は本当に楽しく走れました。自分のタイムにも満足しています。今朝のシェイクダウンも上手くいき、クルマの調子は最初の走行から良かったです。その後ダンパーとタイヤに関していくつかトライを行ない、どう機能するのかチェックしました。路面はどんどんと滑りやすくなっていき、それに伴いタイヤのグリップが低下していったのでタイムは落ちていきましたが、少なくともラリーに向けての方向性は定まりました。ウェールズでは常に天気が最大の問題で、タイヤ選択に大きく影響します。去年よりも3週間早い開催なので気温が高く、降雨の可能性はありますが、もし降ったとしてもきっと乾くのも早いでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    何も問題なくSS1を走り終えました。今朝のシェイクダウン最初の走行でコースオフし、とても大きなインパクトを受けました。直線区間でワイパーの操作をしていたこともあって、走りに集中できておらず、曲がり角を大幅にオーバーしてしまったのです。メカニック達の素晴らしい作業によってクルマは完璧に直り、再出走したところすべてが正常で、安心する事ができました。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    SS1のようなステージはドライビングという面ではそれほど楽しくないのですが、多くの人が集まるのは本当に素晴らしい事です。また、自分のタイムもとても良く満足しています。2週間前、我々はここウェールズで非常に良いテストができました。私のチームメイトは泥がとても多い状態の路面で走行し、私はドライの路面で走行したので、チームとしては入念な準備ができたと思います。その為、今朝のシェイクダウンではセッティングを大きく変える必要がありませんでした。

    ラリーGB デイ1の結果
    1 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) 1m21.6s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.3s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.7s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +0.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1.7s
    7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.9s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2.2s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +2.2s
    10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.5s

  • WRC | トヨタ 第11戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    WRC | トヨタ 第11戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、10月4日(木)から7日(日)にかけてイギリス南西部のウェールズで開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・グレートブリテン(GB)に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    第8戦ラリー・フィンランド、第9戦ラリー・ドイチェランド、第10戦ラリー・トルコと3戦連続優勝を飾り、タナックはドライバー選手権2位に順位を上げた。また、ラトバラやラッピもこれらのラリーで表彰台フィニッシュを果たした結果、チームはマニュファクチャラー選手権首位に浮上した。今シーズン残る大会は3戦であり、タイトル獲得を目指すタナックとチームにとって、ラリー・GBはとても重要な1戦となる。

    ラリー・GBは、かつてRACラリーという名でも開催されていた、非常に長い歴史を持つラリー。近年はイギリス南西部のウェールズを中心に開催され、サービスパークはウェールズ北東部のディーサイドに置かれる。SS(スペシャルステージ)は大部分がグラベル(未舗装路)となり、森林地帯や丘陵地帯の道は、ドライコンディションであればかなりのハイスピードステージとなる。しかし秋季のウェールズは雨が降ることが多く、そうなると路面は水分を含んで泥状となり、非常に滑りやすくなる。また、乾いた路面と泥状の路面が入り混じるステージではタイヤのグリップレベルが大きく変化し、格段に難易度が上がる。今年のラリー・GBは昨年よりも開催時期が3週間早いため、暑くそして雨が少なかった今夏の天候が続く可能性もある。しかし、チームが先週ウェールズで事前テストを行なった際は、激しい降雨に見舞われた。

    ラリーは4日(木)夜、海に近いティル・プリンス競馬場でのSS1で競技がスタートする。5日(金)よりデイ2として本格的なSSが始まり、サービスパークを中心にウェールズ北部で4本のステージを各2回走行。そのうち、日中のSS4/5「スレートマウンテン」は、全長1.63kmのショートステージ。6日(土)のデイ3は、ウェールズ中部で「メイヘリン」「ダイフィ」「ディフナント」「スウィートラム ハフレン」といった、ラリー・GB伝統の人気ステージを走行する。 SSは9本、計150.24kmと走行距離は4日間でもっとも長く、なおかつ日中のサービスの設定がなく、タイヤ交換および補助灯の装着作業しか行なえないため、ドライビングとセッティングの両面においてミスの許されない1日となる。競技最終日となる7日(日)のデイ4はふたたびウェールズ北部に舞台を移し、5本のSSを行なう。そのうちSS21/23「グレート・オーム スランディドノ」は、景勝地として人気の海岸線グレート・オームと、スランディドノ市街地を走行するターマック(舗装路)ステージ。また、デイ4の2本目のSS「グワイダー1」は、SSタイム上位5人にボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。通常パワーステージはラリー最後のSSに設定されるが、今年のラリー・GBではパワーステージ後に3本のSSを走行するため、通常よりも慎重なアプローチが求められる。ラリーは4日間で23本のSSを走行し、その合計距離は318.34km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1401.35kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ラリー・GBをとても楽しみにしています。ウェールズで実施した事前テストでは、十分にウェットコンディションを経験できました。我々がこのプロジェクトを始めて以来、そのような悪天候下で初めてテストを実施することができたので、いかなる天候やコンディションに対しても自信を持って臨むことができます。このラリーは、特に森の中に多くのトリッキーな難しい部分があります。そして、天候の変化により路面コンディションはウェット、ドライと変わり、タイヤのグリップレベルが劇的に変化します。チーム全員がマニュファクチャラーズタイトル獲得に向けて全力で努力しており、ここ数戦での連勝によりオットはドライバーズタイトル獲得のチャンスが以前よりも大きくなりました。きっと、ラリー・GBは素晴らしい戦いになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    私にとってラリー・GBは、お気に入りのイベントのひとつです。2002年に初めて出たWRCが、ラリー・GBだったこともその理由のひとつで、今回で17回目の出場となります。先週の事前テストはとても良い内容でした。このラリーは降雨により路面が泥状になることが多いにもかかわらず、過去2年、テストではドライコンディションだったため、誤ったセットアップをしてしまいましたが、今回は雨の中、泥状の路面でテストをできたので嬉しく思います。クルマはそのような路面でよく走り、昨年苦労したトラクション(駆動力)不足を、かなり改善できました。ドライビングもクルマも全体的に良いフィーリングだったので、ラリー本番がとても楽しみです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    基本的に、ラリー・GBは好きなイベントです。ドライコンディションで速度域の高い道を走ることができればそれが理想ですが、ウェールズではどのような天気になるのかまったく予想できません。先週の事前テスト期間中は、雨により路面が大量の泥に覆われたので、ラリーに向けて完璧なテストができました。非常に多くのことを試し、将来に向けての開発も行ない、クルマのパフォーマンスを高めることができました。とても良いテストになりましたので、実戦でライバルとどれくらい戦えるのか楽しみです。タイトル争いにおいては多くの可能性が残されていると思いますので、自信を持ってラリー・GBに臨みます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    昨年のこのラリーでの結果は芳しくなく、クルマも期待していたようには走りませんでした。しかし、今回の事前テストではいくつか発見があったので、今年は競争力がより高まることを期待しています。チームメイトの二人とは違い、私が事前テストを行なった時の路面はドライでしたので、ラリー本番もドライコンディションを望んでいます。いつもよい少し早い時期の開催なのでその可能性はあると思いますが、このラリーで天気の予想はできないので、様子を見るつもりです。ラリー・GB自体はとても好きなラリーなので本当に楽しみですし、自分自身と、そしてチームの選手権にとってプラスとなるような良い結果を残したいと思っています。

  • 【WRC】 トヨタ:第12戦 ラリー・グレートブリテン 1日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第12戦 ラリー・グレートブリテン 1日目レポート

    10月26日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテンが、イギリスのウェールズ北部で開幕。競技初日デイ1としてSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合2位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#12号車)が総合6位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)が総合8位となり、3台揃って順調に競技初日を終えた。

    ラリー・グレートブリテンのデイ1は、ディーサイドのサービスパークから約50km西北に位置する競馬場内の特設コースで競技がスタートした。SSは全長1.49kmと走行距離は短く、大きなタイム差がつきにくいコースだったが、ラトバラは1位と0.4秒差の2番手タイムを記録。ラッピ、ハンニネンも僅差でトップ10内に入り、明日から始まる本格的なグラベル(未舗装路)SSに向けて良好なスタートをきった。

    競技2日目となる10月27日(金)のデイ2は、ディーサイドのサービスパークを南下し、ウェールズ中部で3本のグラベルSSを各2回走行する。ミイヘリン、スウィートラム、ハフレンはいずれも歴史あるSSであり、過去何度も名勝負の舞台となってきた。デイ2に関しては午前中と午後のSSの間にサービスが設定されていないため、マシントラブルやドライビングミスは大きな代償を支払うことになる。6本のSSの合計距離は119.32km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は514.55kmとなっている。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今日はすべてが上手く行きました。シェイクダウンは、明日から始まるSSと比較的似ているコースだったので良かったと思います。我々は事前に実りあるテストを行なっていたので、特にセットアップ作業を進める必要はありませんでしたが、パフォーマンスと信頼性の両面において問題がないことを確認できました。ウェールズの路面コンディションは他のグラベルラリーとは異なり、天気が良くとも路面は常に湿っていて滑りやすいのが特徴です。ですので、そのような路面に合うようにクルマを仕上げました。明日の朝、SSが始まるまでは、どれくらい競争力があるのか分かりませんが、少なくとも現時点ではとても自信があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
    シェイクダウンのコースでは、私が予想していた以上にグリップ力がありました。最初の走行ではクルマが少しオーバーステア気味に感じられましたが、微調整を施したところハンドリングは良くなり、クルマにはとても満足しています。また、SS1でも良いフィーリングを得られました。明日のSSでもっとも重要なのは、ブレーキングに自信を持つことです。というのも、路面のグリップレベルが刻々と変化するからです。私は2002年に17才で初めてラリー・グレートブリテンに出場し、今回が16回目の出場となります。何も問題なくラリーを走りきれば、トップ3以内でフィニッシュできるのではと期待しています。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)
    正直なところラリー・グレートブリテンはあまり好きなラリーではありませんが、シェイクダウンでクルマはとても良くタイムも上々でした。路面は常に滑るというわけではなく、それなりにグリップがあったので少し自信を持つことができました。そして、今晩の競馬場内でのSS1も予想していたよりもグリップ力がありました。明日は日中のサービスがない長い1日となるので、速さと安定性のバランスをとったアプローチで臨む必要があります。また、ロングステージのハフレンはレッキ(コースの下見走行)の時は泥で覆われていたので、大きな挑戦となるでしょう。リラックスしてドライブすれば、きっとうまく行くはずです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)
    先週のテストはドライコンディションでしたが、今日のシェイクダウンは路面が非常に湿っていたのでグリップレベルを確かめながら走らなくてはならず、走り始めはあまり自信がありませんでした。クルマにもささいな問題がありましたがSS1の前に解決することができました。明日の金曜日は日中のサービスがないため、コースを外れるようなことは許されません。かなり大変な1日となるでしょう。直近の2戦は問題なく最後まで走りきることができなかったので、今回はポイント圏内でのフィニッシュを目標に走ります。

    ラリー・グレートブリテン デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 1m09.7s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.4s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +0.6s
    4 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1.1s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (シトロエン C3 WRC) +1.1s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
    7 ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.2s
    8 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC) +1.3s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1.3s
    10 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s

  • 【WRC】 トヨタ:第12戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第12戦 ラリー・グレートブリテン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、10月26日(木)から29日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#12号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。秋季のイギリス、ウェールズは降水確率が高く、雨水を含むとグラベル(未舗装路)はぬかるみ非常に滑りやすくなる。トリッキーな路面コンディションでもドライバーが自信を持って走れるクルマを作り上げることを目標に、チームは今季最後の欧州イベントに挑む。

    ラリー・グレートブリテンは、かつてRACラリーという名で開催されていた、長い歴史と伝統を誇るグラベルラリーである。以前はイングランド、ウェールズ、スコットランドとイギリスの広い範囲が戦いの舞台となっていたが、現在はSSの大部分がウェールズ内で行われる。丘陵地帯や森林地帯のグラベルSSは、ドライコンディションならばかなり高速なステージだが、秋のウェールズは降水量が多くウェット路面となる事が多い。そして、雨を含んだグラベルは泥状となり非常に滑りやすくなる。そのため、他のグラベルラリー以上に高いコントロール性がクルマに求められる。また、雨だけでなく、濃霧や、雹(ヒョウ)の可能性もあるため、選手は悪天候による障害にも対応しなければならない。

    ラリーのサービスパークはウェールズ北東のディーサイドに置かれ、SSは北部から中部にかけての広いエリアとイングランドに展開する。競技は26日(木)夜に、ウェールズ北部の競馬場で行われるショートSSでスタート。翌日27日(金)のデイ2はメイヘリン、スウィートラム、ハフレンといった歴史的なSSがウェールズの中部で行われる。28日(土)のデイ3は、デイ2よりもやや北側のエリアが舞台となり、途中のSS14はイングランドの古城がコースとなる。そして競技最終日の29日(日)デイ4は、ウェールズ北部で5本のSSが行われる。4日間で21本のSSを走行し、その合計距離は304.36km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1183.74kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    私にとって現役最後のシーズンだった2003年、その最終戦となったラリー・グレートブリテンでは、コリン・マクレー選手と表彰台争いをしました。ですので、このラリーには個人的に素敵な思い出があります。ラリー・グレートブリテンのSSは、見た目よりも路面のグリップ力が高いことが多く、速く走るためにはクルマに対し十分な自信を持つ必要があります。また、雨や霧にもうまく対処しなければなりません。前戦ラリー・スペインの後、我々は今までとは少し違うアプローチを見つけたので、それが今回どのように作用するのか楽しみです。ラリーの事前テスト時は通常よりも暖かい気候でしたが、本番にそれほど大きな影響はないでしょう。最終的にクルマを道の特性に合わせ込むことができるかどうかが重要です。ラリーに向けて、きちんと準備が整っていると思っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
    イギリスは私がラリードライバーとしてのキャリアをスタートした場所で、ラリー・グレートブリテンは初めて出場したWRCイベントです。ですので、イギリスは第2の故郷のように感じます。ラリー・グレートブリテンには、メイヘリンやディフナントなど素晴らしい歴史的なSSがあり、とても楽しみです。最近のラリーではクルマにいくつか技術的な問題が生じましたが、チームは既にそれらを完全に解決済みであると確信しています。今季残る2戦で良い結果を残して、この素晴らしいシーズンを終えられることを願っています。シーズン序盤の数戦は手強いラリーでしたが、シーズン終盤のラリーよりもクルマに対しては幾分優しかったのではないかと思います。今年はチームにとって参戦初年度であり、我々はまだ常に多くのことを学んでいます。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)
    ラリー・スペインで自分たちが成し遂げた結果に満足しているので、自信を持ってラリー・グレートブリテンに臨むことができます。自分にとっては今年最後のラリーとなるため、とにかく楽しんで走りたいです。最後にラリー・グレートブリテン出場したのは2014年ですが、幸いにも大部分のSS は以前と変わっていません。ウェールズでの実戦経験は十分とはいえませんが、ずっと好きだったラリーなので、良い戦いができればと思います。特別なプランはありませんが、これまでうまくいった時のように、SSごとにペースを上げていくつもりです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)
    事前のテストはうまく行きました。しかし天気はとても奇妙で、冬用のジャケットと帽子を持って行ったのですが、ホテルを出ると気温は22度もありました。ラリー・グレートブリテンのSSは雨で湿り泥に覆われていることが多いのですが、それでも自分たちが行ったテストはきっと役に立つはずです。濃い霧が出ると一気に難易度が上がるので、そうならないといいのですが。テストではサスペンションのセッティングを少し変え、それ以外にも、ラリー・スペインで得た教訓に基づく改良をいくつか施しました。その結果、大きな進化を果たすことができたと思います。ラリー・グレートブリテンに対しては基本的に良いフィーリングを持っているので、SSを走るのが楽しみです。そして、最終的によい結果でフィニッシュできればと思います。