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  • 【動画】 WEC 2016年 第5戦 メキシコ6時間レース ハイライト

    【動画】 WEC 2016年 第5戦 メキシコ6時間レース ハイライト

    2016年 WEC 第5戦 メキシコ6時間レースの決勝レースが4日(土)、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた。

    メキシコで初開催となったFIA世界耐久選手権。レース中盤に雨が降る難しいコンディションの中、ポルシェのカーナンバー1(ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー)優勝。

    2位表彰台にはアウディの7号車、3位表彰台にはトヨタの6号車があがった。

    6 Hours of Mexico – Full Race Highlights

  • ポルシェ、メキシコの初WECで初勝利

    ポルシェ、メキシコの初WECで初勝利

    ポルシェのワークスドライバー、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、メキシコシティで行われた世界耐久選手権2016シリーズ第5戦の6時間レースにおいて勝利を収めた。

    これによりポルシェ919ハイブリッドはマニュファクチュアラー部門でのリードだけでなく、ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組が4位入賞し、ドライバーズ選手権でも大きくリードを広げた。

    F1と同じ全長4.304kmのコースで記録されたファステストストラップは、ブレンドン・ハートレーが114周目に記録した1分25秒880だった。

    ポルシェが革新的なポルシェ919ハイブリッド・プロトタイプカーを2014年にデビューさせてから、今回の勝利は通算11回目になる。今シーズンに限ってもル・マン24時間を含めて919ハイブリッドは4つのレースを制している。ベルンハルト/ハートレー/ウェバーにとってはWECにおける6回目の優勝に当たる。ポルシェのマニュファクチュアラー部門のポイントは201となり、アウディ(158)、トヨタ(112)をリードしている。またデュマ/ジャニ/リーブ組はドライバー部門を41ポイント差でリードしている。

    カーナンバー1のレース展開
    4番手グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは同じチームのマーク・リーブをオープニングラップの1コーナーでかわし2台のアウディの直後に付けた。21周目にはカーナンバー#7のアウディ(アンドレ・ロッテラー)を抜いて2番手に浮上した。35周が終了した時点でハートレーはフルコースイエローを利用して早めのピットストップを敢行し、ステアリングをマルク・ウエバーに託し、フレッシュタイヤへ交換しながらも2位をキープしてコース上に復帰できた。リスタートの直後、ウェバーは#8のアウディ(ルーカス・ディ・グラッシ)を抜き去り、トップに浮上し、次のピットストップの前のラップまでその座を維持した。スタートから74周終了時点でウェバーはディ・グラッシの直後でピットに入る。ポルシェのクルーがここで素早く作業を終え、ティモ・ベルンハルトはふたたびレースリーダーとしてコースに復帰した。110周目にはティモのリードは10秒以上まで増えており、次のフルコースイエローを利用して2台の919が同時にピットへ向かうことになった。その時点ではピットストップを109周か110周かがはっきりしなかったため、ベルンハルトはピットレース入口のホワイトラインをカットしてコースに戻る羽目になってしまった。これによってカーナンバー# 1はペナルティを課せられることになる。ハートレーが搭乗している120周目にそのペナルティを消化してレースリーダーの座を譲ったが、134周目に彼はベースボールスタジアムセクションにおいて#8のアウディ(ロイック・デュバル)を捉えることに成功。137周目、ハートレーは再びピットインを行いレインタイヤに履き替えてそのままコースに復帰する。140周目、#8のアウディ(オリバー-・ジャービス)がコースオフを喫した。レースディスタンスの2/3が終了した時点でポルシェはワン‐ツー体制を築き上げていた。162周でハートレーからベルンハルトへドライバーを交代し、今度はインターミディエイトタイヤでピットを離れた。この間にポジションは2番手へ後退。というのも、ロッテラーがステアリングを握る#7のアウディがスティント初期の遅れを目覚ましい勢いで取り戻していたためだ。ロッテラーが172周目にピットインした時ベルンハルトがトップへ返り咲いた。199周目、彼はスリックタイヤに変更するべく最後のピットインを行いそのままレースへ復帰。勢いを増す雨の中226周目にはコースオフを喫したが、トップのまま230周を終えて勝利を手にした。

    カーナンバー2のレース展開
    マーク・リーブはスタート時に2番手から4番手へとポジションを落としたが#7のアウディ(ロッテラー)がストップしたことで3位へ浮上。35周目の最初のピットストップの時、チームメイトの車両が同時にピットインしており、ピットを離れる際に時間を要したため、#2 ポルシェも時間をロスした。ニール・ジャニは#5のトヨタ(中嶋一貴)の後、4番手でコースに復帰した。この2台は激しいバトルを展開しジャニは40週目にパスすることに成功した。75周終了時点でフルコースイエローが提示されている間にジャニはロマイン・デュマと後退し3番手のままコースへ復帰。デュマは先行車とのギャップを確実に詰めていき110周時点でリーブに交代するが、この時もまた2台の同時ピットが必要であり、混乱を招いた。リーブは2番手でコースに復帰するが127周目にハートレーに先行された。その代わり、彼は136周目にアウディを駆るデュバルを攻略し2番手に復帰する。そしてその翌周、リーブはレインタイヤを装着してふたたびコースへ戻りた。148周目、LMP2カーとの接触があり左リアのボディワークに損傷を受けた。154周終了時点でレースコントロールから支持が出たためリーブはリアエンド交換のためピットインを余儀なくされる。これでポジションは3番手へ後退する。さらに乾いていく路面に対して彼が装着していたレインタイヤは足枷となり、166周目には#6のトヨタ(ステファン・サラザン)にかわされる。169周を終えた時点でリーブはジャニへ交代し、インターミディエイトタイヤで走り続ける。ポルシェのピットクルーがトヨタよりも素早く作業を完了したためジャニは3番手へポジションを戻したが、178周目に再びトヨタの先行を許す。194周終了時にジャニはインタミディエイトからスリックタイヤへ替えるために早めのピットストップを敢行し、最終スティントを担当することになったデュマがポジションを4位まで上げてチェッカードフラッグを受けた。

    レース後のコメント
    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「激しいバトルと変わりゆく路面コンディションのおかげで、今回は私が今まで見た中で最もスリリングなレースのひとつでした。1位と4位という成績は我々にとって大きな前進です。勝利の数を増やしたことはもちろんのこと、マニュファクチュアラーズ選手権、ドライバー選手権ともにリードを大幅に増やすことができたからです。すべての人々に感謝の気持ちでいっぱいです。これからすぐにヴァイザッハへ帰ってオースティンで行われる次のレースに向けて慎重に準備をします。ふたつのタイル防衛という目標へ向けて、2週間後まで努力を続けます」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「何と言ったらいいのでしょう。またしても3つのマニュファクチュアラーが表彰台を分けることになりました。ふたつの世界選手権を防衛するというミッションへ向けて、ポイントを獲得すべく努力を重ねてきました。チャレンジングな週末とレースの結果に対して、チーム全員に祝福を送りたいと思います。今日はすべてのタイミングで正しい判断を下すのがとても難しい状況の連続でした。カーナンバー1は完璧なレース運びで勝利に相応しい働きをしました。カーナンバー2のクルーに対しては目まぐるしく変わる天候に対して私達の戦略が完璧とはいえず、さらにLMP2車両に車体後部を接触されるという不運もありました。その後は選手権ポイント獲得のために集中することにしました。またこの特殊なサーキットで私達のマシーンが勝利できる力を持っていることを証明できたことで、今後の選手権獲得へ向けてより自信を深めることができました」

    ティモ・ベルンハルト (カーナンバー1)
    「これほど素晴らしいスポーツカーレースは他にありません。私が乗り込んだ時ポジションは3位で#8のアウディとのギャップを充分に広げていきました。そしてレースの終盤に来た2回目のスティントの最後の20分は極めて難しい状況でした。セクター3が前のラップよりも激しく濡れていたのです。ここで私は軽いミスを犯しましたが、幸運なことにどこも接触することなく走り続けることができました。チームがこの特殊なコンディションと新しいサーキット、そして特殊な標高に対して素晴らしい準備を施してくれました」

    ブレンドン・ハートレー (カーナンバー1)
    「何というレースでしょう。このレースに勝てて最高の気分です。スタートは順調でした。ターン1でマルクを抜いて3番手に立つことができました。アウディがやや苦しい状態にあることは見ていてもわかったと思いますが、私はトラフィックにつかまってしまい、ディ・グラッシに10秒の先行を許してしまいました。しかし私はロッテラーを後に従えて素晴らしいバトルを展開することができ、最終的にリードを築き上げることができました。ストップアンドゴー・ペナルティのせいで一時的に3位までポジションを落としましたが、マシーンのフィーリングは素晴らしく、ピットクルーが最高の仕事をしてくれました」

    マーク・ウェバー (カーナンバー1)
    「ポルシェとカーナンバー1のクルーにまた勝利をプレゼントすることができました。レース序盤、私の最初のスティントではルーカス・ディ・グラッシがほとんど常に背後から脅かしており、素晴らしいバトルを演じることができました。今日最も重要だったことはトラフィックを読み、リズムを掴むことでした。さらにコースコンディションも猫の目のように変わりました。雨が降っただけでなく、乾くのも早かったのです。我々は日差しが指すことまでは望んでいませんでした。コースが早いうちに冷めてコンディションが改善されることを予想していたのです。またタイヤチョイスもチームにとって難しい判断でしたが、今回も彼らは素晴らしい仕事をしてくれました」

    ロマン・デュマ (カーナンバー2)
    「私は3番目のスティントを担当し、数秒でもタイムを削るよう奮闘しました。しかしその努力も2台の同時ピットストップによって元へ戻されてしまいました。最終スティントでは力を振り絞って前を行くマシーンを捉えようとしましたが今日は12ポイントを稼ぐのが精一杯でした」

    ニール・ジャニ (カーナンバー2)
    「残念ながら今日の私達は自分達でペースを乱してしまいました。天気予報が外れたため、一度ならずタイヤ選択を間違えました。今日は最強のライバルが後方に沈んだため、本来であればドライバーズ選手権で12ポイント以上を稼ぐことができたはずで、残念に思います。とはいえチームメイトのマシーンが勝ってポルシェのマニュファクチュアラー選手権ポイントを稼いだのは嬉しいことです」

    マルク・リーブ (カーナンバー2)
    「2番手からスタートして4位でフィニッシュすることはもちろん望ましいことではありません。スタートは簡単ではありませんでした。アウディの2台はうまく連携をとっており、ブレンドンには驚か?│れました。私の最初のスティントでは特にトラフィックの処理に手こずりました。レース後半になって霧雨や本格的な雨が降り、コースコンディションはトリッキーな状態でした。タイヤチョイスを何度もミスしました。本当であればもう少し上のポジションを得られるはずでしたから、今回の結果はいささか悔いが残ります」

  • アウディ、WECメキシコ戦で激しいバトルの末に2位を獲得

    アウディ、WECメキシコ戦で激しいバトルの末に2位を獲得

    アウディは、FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦で、凄まじいバトルを繰り広げた。レース序盤、ポールポジションからスタートした8号車を始め、2台のアウディ R18がレースをリード。

    しかしその後8号車が痛恨のダメージを受け、開始4時間弱の段階でトップに30分以上の差が開いてしまった。一方、一時5番手となっていた7号車が会心の追い上げをみせ2位を獲得した。

    メキシコ初開催のFIA WECはめまぐるしい展開となった。前回のニュルブルクリンク大会と同様に、アウディはポルシェとの優勝争いを繰り広げた。

    レース前半、アウディ R18の8号車は、優勝の最有力候補だった。ルーカス・ディ・グラッシ(ブラジル)が、チームメイトのアンドレ・ロッテラー(ドイツ)を従えてトップを快走し、ステアリングをロイック・デュバル(フランス)に託した。デュバルもトップの位置を維持して走り続けた。そして3番手のオリバー・ジャービス(イギリス)がステアリングを握った1周目、トラブルが彼を襲い、左フロントのホイールベアリングが突然損傷し、コーナリング中だったジャービスはコントロールを失い、タイヤバリアにクラッシュ。このトラブルの修復に、30分以上の時間を費やさざるを得なかった。

    これとほぼ同じタイミングで、アウディスポーツ チームヨーストは、雨になることを予見してインターミディエイト タイヤを選択。この選択が正しかったことを、7号車のアンドレ・ロッテラーの快走が証明してみせた。それまで5番手となっていたロッテラーは、新しいタイヤを装着後に会心の走りを見せ、トップグループに躍り出た。しかし正確な燃料計算と完璧なピットインタイミングであったはずにも関わらず、マルセル・ファスラー(スイス)がドライブする7号車はピットレーンで燃料切れに見舞われ、ピットクルーがマシンを押してのピット帰還を強いられ多くの時間を消費してしまった。さらにレース終盤には、ロッテラーが再びトップ争いを繰り広げている時にブレーキシステムのトラブルに見舞われ、タイムロスを余儀なくされ、2位でゴールした。これにより、アウディは今シーズン5回目の表彰台を獲得。ファスラーとロッテラーにとっては今シーズン最上位獲得となった。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング ウルリッヒは「今回の素晴らしい復活劇は、アンドレ、マルセル、そしてチームクルー全員によるパフォーマンスの賜物です。レース終了1時間前を過ぎてトップ争いを繰り広げていたことは、メキシコでの我々のパフォーマンスが素晴らしいものであったことを表していますが、技術的問題で優勝を逃してしまったことは、痛恨の極みです」と述べた。

    8号車は油圧システムのトラブルを修復してレースに復帰し、27位で完走た。ディ グラッシ / デュバル / ジャービス組は、ドライバーズポイントの獲得はならなかったが、8号車が獲得した18ポイントのマニュファクチャラーズポイントに、さらなるポイントを加点した。

    次回のFIA WECは、2週間後に開催される第6戦・オースティン大会。アメリカ テキサス州オースティンのレースで、アウディは2013年以来、これまで2度の優勝を獲得している。

  • 小林可夢偉、3位表彰台は「嬉しい反面、驚きでした!」 / WEC 第5戦

    小林可夢偉、3位表彰台は「嬉しい反面、驚きでした!」 / WEC 第5戦

    小林可夢偉が、3位表彰台を獲得したWEC 第5戦 メキシコ6時間レースの週末を振り返った。

    小林可夢偉が乗るトヨタTS050 HYBRID #6号車は厳しい週末のスタートだった。木曜日の午前中に行われたテスト走行中に事故に遭ったせいでその後に行われた2度の練習走行に出走できず、レースに向けてのロングランテストを行うことができなかった。

    しかし、苦境を乗り越え、#6号車は見事に3位表彰台を獲得した。この結果、#6号車の3人のドライバー、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ、小林可夢偉は2016年シーズンのドライバーズ選手権で2位に浮上した。

    「初日の練習でまさかの大クラッシュ(クラッシュは僕ではありません)スペアシャーシに乗り換える所から始まり毎セッショントラブル発生でほぼ練習出来ていない状態+メカニック達は毎晩徹夜をして車を修復、レース前日はスペアパーツが足りなくてレースに出れるかも怪しい所からメキシコシティーで見つけた工場にてある部品を徹夜で作り、なんとか乗り越えた!レースに出れる!っと思った矢先、更にスタート直前にギヤが入らないトラブルで、スタート10分前でギヤを交換!なんとか間に合い、まさかの表彰台! 戦略とタイヤチョイスを上手く出来てれば優勝も見えてたかも知れない展開で3位でした」

    「悔し半面、驚きでした! シリーズランキングも2位に!」

    「チームメンバー並びに関係者の皆様、そして沢山の声援有難う御座いました!」

    「今週は岡山でスーパーフォーミュラ頑張ります!」

    関連:トヨタ、初めてのメキシコで表彰台獲得 / WEC 第5戦