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  • ハースF1チーム、グロージャンの排水溝での事故の損害賠償を要求

    ハースF1チーム、グロージャンの排水溝での事故の損害賠償を要求

    ハースF1チームは、F1マレーシアGPのフリー走行2回目に排水溝のカバーが外れたことによってロマン・グロージャンのマシンがダメージを負った件について75万ドル(約8442万円)相当の損害賠償を求めている。

    ロマン・グロージャンは、ターン13の縁石部分で浮き上がっていた排水溝のカバーで右リアタイヤをバーストさせ、ウォールに激しくクラッシュ。セッションは赤旗中断のまま終了となった。

    ロマン・グロージャンが通過する前にバルテリ・ボッタス(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)が排水溝の上を走行した際にカバーがずれたことが事故の原因だ。高速での大クラッシュとなったが、幸いにもロマン・グロージャンに怪我はなかった。

    この事故を受け、FIAは翌日のセッションの開始までに問題となった排水溝のカバーを再溶接し、サーキットのすべての排水溝を点検した。

    ハースF1マシンは、このロマン・グロージャンの事故によって大きな負担を強いられることになった。スチュワードは“ドライバーおよびコンペティターがコントロールできる範囲を完全かつ明白に超えている”として夜間禁止令を免除し、規定時間を超えた作業を認めた。この対応により、ハースF1チームは、グランプリ2日目と決勝日も無事にロマン・グロージャンのマシンをコースへと送り出すことができた。

    この問題は9月29日(金)の夜に開かれたドライバーズブリーフィングでも議題となり、事故の様子をとらえた動画はF1公式サイトでも確認できる。

    ドライバーブリーフィングでは、チャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)が、F1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングに対し、ハースF1チームがグリッド上でも予算額が低い方であると指摘しながら、チームにもドライバーにも責任がない場合、誰が費用を持つと考えればいいのかと質問していた。

    現時点で誰が支払うのか明白にはなっていないが、ハースF1チームも別途この件について問い合わせているという。

    レース後に開かれたメディアセッションで損害賠償をFIAに求まるかと問われたハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは「もちろんだ。やらなければならない」とコメント。

    「あれは完全に我々の手に負えるものではなかった。“誰かが溶接を忘れていたから、75万ドルが失われた。仕方ないことだ”などとは言えるわけがない。我々ここにくるために費用を払っているのだからね・・・誰もがそうだ」

    「話し合うつもりだ。彼らはこの件について非常にプロフェッショナルだ。保険があるし、何ができるか見てみよう」

    ギュンター・シュタイナーの提示した75万ドルという金額はあくまで“概算”であり、今後も議論が行われるようだ。

    関連:【動画】 ロマン・グロージャン、外れた排水溝の蓋で大クラッシュ

  • トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1デビュー戦を称賛

    トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1デビュー戦を称賛

    トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、F1マレーシアGPでF1デビューを果たしたピエール・ガスリーのパフォーマンスを“ファンタスティック”だったと称賛。今週末のF1日本GPでさらなる改善に期待していると述べた。

    ピエール・ガスリーは、ダニール・クビアトに代わってF1マレーシアGPに参戦。予選15番手、決勝は14位でフィニッシュ。今週末の鈴鹿でも引き続きトロ・ロッソのレースドライバーを務める。

    「ピエールはファンタスティックな仕事をした。今回がチームとの初めての週末だったが、彼はとても良いパフォーマンスを発揮していた」とフランス・トストはコメント。

    「鈴鹿で再び彼がレースをするのを見るのを楽しみにしている。彼が日本のスーパーフォーミュラで知っているレーストラックだからね」

    ピエール・ガスリーは、F1マレーシアGPでドリンクシステムが故障し、シートが動いていたことで背中の痛みと戦いながらのレースだったと明かした。

    「シートにはかなり苦労した。理想的ではなかったけど、どちらかと言えば、完全に快適ではいといった感覚だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「1周目から動いていたし、高速状態では特に酷かった。シートの内側にいられない状態だったし、かなり動き回っていた。背中にとっては良くないし、かなり痛かった。すでに来週末には新しいものを使う予定になっている。鈴鹿では確実に新しいシートを使えるだろう」

    またドリンクシステムも正常に機能していなったとピエール・ガスリーは語る。

    「本当に体力的に厳しいタフなレースだった。ドリンクシステムがきとんと働いていなくて、水が口ではなく、顔にかかっていたんだ! 長いレースのように感じたよ・・・でも、本当にアドレナリンが湧き出ていたし、とにかく最後まで集中していた」

    次の日本GPでもクビアトに代わってレースドライバーを務めるガスリーは自らのパフォーマンスを「期待していた以上に良かった」と評価しながらも、改善したい部分を見いだせているようだ。

    「僕にとって特別なレースだった。初めてのF1レースだったからね。決して忘れることのない一日だ! 本当に良い経験だったし、予想していたよりも良かったさえ言える。ベストを尽くして、できる限りハードにプッシュしたよ!」

    「レース全体でマグヌッセンにかなり近づいていたけど、ギャップを縮めるのはかなり難しかった」

    「タイヤマネジメントに関してはもう少し経験を積む必要があると思う。レース終盤は苦しんだ。それにブルーフラッグも完璧には対応できなかった。ちょっと時間を失ってしまった。でも、そこはもう少し練習すれば大丈夫だと思うよ!」

    今年スーパーフォーミュラにフル参戦中のピエール・ガスリーは、最終戦を残してランキング首位の石浦宏明から0.5ポイント差の2位につけ、チャンピオン獲得の可能性を残している。だが、スーパーフォーミュラの最終戦鈴鹿は、F1アメリカGPと日程が衝突している。

    F1での夢を追うことを望んでいるピエール・ガスリーは、スーパーフォーミュラを欠場したいと考えているが、トロ・ロッソはまだピエール・ガスリーをF1アメリカGPに起用するかどうかは発表していない。

  • バルテリ・ボッタスが危機感 「キャリアで最も困難な時期」

    バルテリ・ボッタスが危機感 「キャリアで最も困難な時期」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスは、今が自分のキャリアで“最も困難な時期”だと危機感を募らせている。

    今年、メルセデスに加入したバルテリ・ボッタスは、第4戦F1ロシアGPでキャリア初勝利を挙げ、第11戦ハンガリーGPで2勝目を挙げ、タイトル争いに名乗りを上げた。F1シンガポールGP前には2018年もメルセデスに残留することが発表されている。

    だが、最近では苦戦を強いられており、過去9レースで7回の表彰台を果たし、F1マレーシアGPでも5位入賞を果たしたものの、優勝したチームメイトのルイス・ハミルトンから40秒遅れでフィニッシュしている。

    バルテリ・ボッタスは、すぐに巻き返しを図らなければならないと語る。

    「今は僕のキャリアで最も困難な時期だ」とバルテリ・ボッタスは語る。

    「とにかくいいパフォーマンスを見せたいけど、様々な理由によってそれができないときがある」

    「ここ最近のレースでのルイスはとても強いし、僕たちの間の差が広がり続けていることを考えれば、僕自身に対してかなり多くの疑問が浮かんでくる」

    「すぐに巻き返さなければならないのは間違いないし、今回のようなレースを続けることは誰にとっても良いことではないだろう」

    F1マレーシアGPの予選を5位で終えたバルテリ・ボッタスは、キミ・ライコネン(フェラーリ)が決勝のスターティンググリッドにつくことができなかったため、実質4番手からスタート。好スタートを決めて、1コーナーまでに2番手まで浮上しかけたバルテリ・ボッタスだったが、その後はペースに苦しみ、ダニエル・リカルド(レッドブル)を抑えることができなかった」

    「メカニカル的には僕たち2台は同じセットアップだった。唯一の違いは空力パーツだけだった」とバルテリ・ボッタスは説明。

    「特にフロントエンドに苦労していたけど、このようなケースは今年これまで全くなかった。コーナーの途中でクルマをターンさせるのが難しくなっていた」

    「僕はトレッドの表面を簡単にオーバーヒートさせてしまいがちだし、タイヤのバルク温度とトレッド温度がかけ離れすぎると、かなりのグリップが失われてしまう」

    「高速コーナーでは4輪全てがスライドしていた。もっと速く走ろうとするとさらにスライドしてしまい、さらにタイヤ温度に苦しむことになった」

    バルテリ・ボッタスは、この苦境から脱却することを望んでおり、それができなければ厄介な状況になっていくかもしれないと危機感の募らせている。

    「このスポーツはメンタル的にデリケートだ。おかしな話に聞こえるかもしれないけれど、F1は精神面がものすごく影響するスポーツだし、最速になりたければ、精神的に完全に乗っていなければならない」

    「マシンに乗り込む時に100%の状態でないのは決して良いことじゃない」

  • フェラーリ会長、マレーシアGPでの信頼性問題に激怒。組織変更に着手

    フェラーリ会長、マレーシアGPでの信頼性問題に激怒。組織変更に着手

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、F1マレーシアGPで起きた信頼性問題に激怒。組織変更に乗り出した。

    フェラーリは、F1マレーシアGPの予選でセバスチャン・ベッテルのエンジンが故障してタイムを記録できず、決勝ではグリッドに並ぶ前にキミ・ライコネンのパワーユニットが壊れた。

    フェラーリは、パワーユニット故障の原因を特定したとしているが、セルジオ・マルキオンネ会長はマレーシアでの失態に激怒。フェラーリのエンジン部門とエンジニアの“若手グループ”を変更すると述べた。

    2日(月)にイタリアで公開イベントに出席したセルジオ・マルキオンネは「昨日はフェラーリの2台ともがレースに勝つことができなかった」とコメント。

    「これは事実だ。シンガポールでも同じことが起きたかもしれない。それもまた別の事実だ。また、若手チームのせいで、そして、部品の品質がレースマシンにふさわしい品質でなかったせいで、パワーユニットに問題が起きたのも事実だ」

    「我々が介入し、対処している。マレーシアGPまでこの問題が起きなかったの運がよかっただけだ」

    「我々は品質部門に働きかけており、組織変更も行っている。レース中にこのような問題が起きるのは腹立たしいことだ」

    「ファクトリーでこのような問題が起きても大きな問題ではない。だが、グリッド2位にいてレースに出走できないのは本当に見苦しい」

  • セバスチャン・ベッテル、ストロールとの事故でギアボックス交換の可能性

    セバスチャン・ベッテル、ストロールとの事故でギアボックス交換の可能性

    セバスチャン・ベッテルは、F1マレーシアGPのチェッカー後のランス・ストロールとの接触事故によって、F1日本GPでギアボックス交換による5グリッド降格という最悪の事態に至る可能性がある。

    レース後のスローダウンラップで、セバスチャン・ベッテルはランス・ストロールのアウトサイドを走っていたが、ターン5でストロールがラバーを拾うためにレーシングラインを外れた際に接触。

    セバスチャン・ベッテルのマシンの左リアは大きく破損し、リアサスペンションが折れてタイヤが右リア側に乗り上げていた。

    スチュワードは、どちらのドライバーにも事故の責任はなかったとしてペナルティは科さなかった。

    現在、フェラーリはセバスチャン・ベッテルのギアボックスをマラネロのファクトリーに輸送し、救済できるかどうかを調査している。

    仮にダメージを修復できずにギアボックスを交換する必要が出た場合、FIAが不可抗力であると納得しない限り、セバスチャン・ベッテルは今週末のF1日本グランプリで5グリッド降格ペナルティを科せられることになり、現在ルイス・ハミルトンに34ポイント差をつけられているチャンピオンシップ争いにとって大打撃となる。

    「僕たちはギアボックスをチェックするけど、そうだね、今週末のまた別の悪い不意打ちだったのは間違いない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「完全に不要なことだったし、まったく望んでいなかった」

    走行不能となったセバスチャン・ベッテルは、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)のマシンに“タクシー乗車”してピットに戻った。

    だが、セバスチャン・ベッテルはマシンから外したストアリングホイールを持ったままウェーレインのマシンサイドに登った。

    この行為は、F1競技規約の第22.5条「車両をコース上に放置するドライバーは、ギアをニュートラルに入れるか、またはクラッチを切り、ERSを停止し、車両にはステアリングホイールを装着しておかなければならない」に反している。しかし、セバスチャン・ベッテルに対しては何の措置も取られていない。

    なぜ外したステアリングを持ったままクルマに乗ったのかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「反射的なものだった」と Autosport にコメント。

    「パスカルが止まってくれたのが見えて、ステアリングコラムが完全に回っていたので、ステアリングを戻すことができなかった」

    「クルマは明らかにダメージを負っていた。シートにそれを入れたのは反射的だった。時々、トラックが観客に開放されることがあるし、唯一持っていけるのはステアリングだと思ったんだ。だから、置いていけなかったし、一緒に持っていった方が確実かもしれないと思ったんだ」

    「ステアロングホイールを失いたくないからね。必要だったか? たぶん不必要だったかもね」

    セバスチャン・ベッテルは、F1スペインGP以降、独占的に使用していたフェラーリのスタートシステムをやめ、F1マレーシアGPでは旧バージョンのシステムに戻した。

    しかし、最近使用していた2本の指穴が開いたパドルと、今回戻したシングルクラッチパドルにはそれほど大きな違いはないと述べた。

    「もちろん、僕たちはシーズンをシングルクラッチパドルでスタートした。結局、大きな違いはない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    全体的に僕たちのスタートは問題ない。でも、ベストではないので、ちょっとずつ作業を進めている。マレーシアでは、コンディションやハード側のタイヤだったことを考えればOKだった」

    関連:【動画】 チェッカー後にベッテルとストロールがクラッシュ

  • フェルナンド・アロンソ、ケビン・マグヌッセンの走りを非難

    フェルナンド・アロンソ、ケビン・マグヌッセンの走りを非難

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、自分を含めたグリッドの全ドライバーがケビン・マグヌッセン(ハース)のドライビング能力に不満を抱えているはずだと非難した。

    フェルナンド・アロンソは、F1マレーシアGP決勝の33周目にターン1でケビン・マグヌッセンのインサイドを突き、オーバーテイクを成功させたかに見えた。しかし、ケビン・マグヌッセンは次ぐクロスラインで応戦。

    マグヌッセンはターン3でふらりとインサイドにマシンを寄せてアロンソのスペースを消した。だが、アロンソも譲らず、軽く接触しながらもなんとか前に出た。

    フェルナンド・アロンソは、無線でケビン・マグヌッセンを“馬鹿な奴”だと非難。「ニコ・ヒュルケンベルグは正しかった」と述べた。

    フェルナンド・アロンソが言及しているのはF1ハンガリーGPの一件。ヒュルケンベルグはターン2でマグヌッセンに押し出されるかたちでコースアウト。レース後に口論に発展し、ヒュルケンベルグは“最も汚い奴”だとマグヌッセンを非難していた。

    「レースになると、彼はとにかく意地が悪い。厳しく防御してくるのは問題ない。でも、彼がそれをやると、ものすごく冷酷にみんなをウォールに追いやる」とニコ・ヒュルケンベルグは語っていた。

    その後のレースでもケビン・マグヌッセンは、防御時に幅寄せする動きを多発しており、最近の評判はあまりよくない。

    レース後になったもフェルナンド・アロンソの怒りは収まらない。

    「彼のドライビングに関して、他のドライバーもだいたい同じ意見だと思う。19対1だ」とフェルナンド・アロンソは述べた。

    フェルナンド・アロンソは、F1マレーシアGPを11位でフィニッシュした。

  • セルジオ・ペレス、点滴を打ってF1マレーシアGPで6位入賞

    セルジオ・ペレス、点滴を打ってF1マレーシアGPで6位入賞

    セルジオ・ペレスは、F1マレーシアGPの週末にウィルス性の感染症にかかっており、決勝前夜に点滴を打ってレースに臨んでいた。

    金曜プラクティス中に呼吸に苦しんでいたセルジオ・ペレスは、土曜日の予選でも体調不良が続いており、日曜日は“大規模”な体力面のチャレンジに直面することになるだろうと認めていた。

    だが、気温30℃以上、湿度は76%と厳しいコンディションで行われたF1マレーシアGPの決勝で、セルジオ・ペレスは6位完走を果たした。

    フォース・インディアのCOOを務めるオットマー・サフナウアーは日曜日の朝に「彼の調子があまり良くない」と Autosport に語っていた。

    「病気によってふらふらしていたと思う。彼はストップしたいと言っていたが、そのまま続けた。彼はやらなければならないことをして、それをやり遂げた。彼は自分のキャリアで最も厳しいレースだと言っていた。私にはその理由が理解できる」

    「この暑さと湿気では体調が良くても簡単ではないし、体調不良であれば本当に厳しかっただろう」

    今週末に鈴鹿サーキットで行われるF1日本GPでは万全な体調で挑むことを期待しているかと質問されたオットマー・サフナウアーは「そうだね」とコメント。

    「彼は大丈夫だろう。彼はタフなレースドライバーだ」

    セルジオ・ペースはレース週末に欠場しなければならないと考えふ体調が悪いときがあったと述べた。

    「素晴らしいリザルトだ。フィニッシュラインを越えられただけでもね。ある時点では、コンディションを考えれば、週末を諦めなければならないと思った」

    「とにかくやり抜いてやるという気持ちだったし、助けてくれた医師に感謝しなければならない」

    「最後までやり遂げたられたことを嬉しく思っているし、チームのためにポイントを獲得できた。日本には体調万全で戻れることを願っている」

    副チーム代表のボブ・ファーンリーは「セルジオは体調が悪くても本当に完璧なレースを走った。6位は週末の彼の不屈の努力に対する素晴らしい報酬だ」

  • F1 マレーシアGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1 マレーシアGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリの決勝が10月1日(日)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初優勝を挙げた。

    1999年から開催されてきたF1マレーシアGPだが、今年が最後の開催となった。最後のF1マレーシアGPのウィナーとなったのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。

    3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンはオープンニングラップを2番手で抜け、4周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いてトップに浮上。ハミルトンを引き離した後はレースをコントロールし、トップでチェッカー。前日に20歳の誕生日を迎えたばかりのマックス・フェルスタッペンが、今季初勝利、自身2勝目を挙げた。

    2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。そして、4位には最後尾グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。ランキングトップのルイス・ハミルトンとの差は34ポイントに広がったものの、最後尾スタートいう状況でダメージをわずか6ポイントに抑えた。マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが7位入賞。

    優勝:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)

    「今日、レースに優勝できて本当に嬉しい。僕たちのペースが良くて、ルイスがトラクションに苦労していることがすぐにわかった。そこにつけこみ、すべてのバッテリーパワーを使って彼を抜くことができた。彼はチャンピオンシップ争いをしているので、あまり多くのリスクを冒さないことはわかっていたので、一か八かやってみたんだ。ルイスを抜くとすぐに、その後はレースをコントロールできるとわかった。クルマは本当に良かったし、ソフトタイヤでのペースも予想以上によかった。信頼的にとても厳しいレースだった、クルマの中はとても暑かった。さらに今週末は体調がよくなかったけど、なんとか完走することができた。シーズンの残りがどのような展開になるかは決して予測できないけど、僕たちはクルマを改善し続けていくし、ポジティブに見える。だから、ここからの残りのシーズンはこれをベースして、来シーズンにむけて良いスタートを切りたい。昨日は、今日の僕たちがこれほど速いとは予想していなかったし、優勝は予想外だったので、とても嬉しい」

    2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「金曜日に僕たちがクルマに抱えていた問題を考れば、予想していたよりもはるかにいい週末になった。これはいい結果だ。それでもクルマに関してはやらなければならない作業がたくさんある。いくつかのコーナーでは問題がかなり悪化していた。今後のレースはクルマが抱えている問題を解決するという点が重要になるだろう。レース序盤にディレイトの問題があったし、バッテリーパワーが苦しかったんだ。バルテリはもっと苦しかったみたいだけど、僕の方がもう少しパワーを引き出すことができた。当然、レースには勝ちたかった。レースの優勝は今でも目標だ。だから、2位でも満足はできない。今日はワールドチャンピオンシップで勝つために一歩前進した。全てのポイントが重要だ」

    3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「今日のレースは楽しんだ。最初は2位でフィニッシュできると思ったけど、ピットストップ後にセブが近づいてきたので、3位を守ることが重要だった。できるだけ激しく防御しようとしていたが、彼が本気でアタックしてきたのは1回だけだったのは驚いた。おそらく彼は僕に追いつくまでにタイヤを使い果たしてしまったのかもしれないし、あのアタックの後は何か問題があったのだろう。正直に言えば、終盤までもっとバトルをしたかった。最後の数周はちょっと寂しかったし、もう少しエキサイティングだっただろう。このダブル表彰台は僕たちにとってとてもポジティブな結果だ。今日はマックスがいい走りをして大きな結果を手にしたので、彼の優勝におめでとうと言いたい。彼は週末ずっと強かった。ここではクルマにいくつか新しいパーツを使っていて、次の鈴鹿でもトライすることになると思う。僕たちにとってハイダウンフォースのサーキットはポジティブに見える」

    4位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「僕たちには速いクルマがあることを知っているので、僕はまだ楽観的だ。もちろん、キミがスタートを切ることができなかったこと、僕に関してもグリッド最後尾からレースしなければならんかったのは残念だった。僕たちは表彰台のために頑張ったし、とてもハードにプッシュしたけど、最後はタイヤが音を上げ始めて、そこにたどり着くことができなかった。今週末はあキミと僕がトラブルに見舞われはしたけど、クルマが良かったのは有望なことだ。両方のクルマの問題が同じものかどうかはまだわからないし、詳しく調べてみる必要がある。昨日は1台が参加できず、今日ももう1台が駄目だったのは理想的ではないのは確かだ。理解する必要がある。難しい週末だったけど、スピードはある。ここまで僕たちは信頼性に関してかなり良い記録を残している。正直、心配はしていないけど、僕たちはその問題を解決する必要がある」

    5位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「今日は難しかった。できることはすべてトライしたし、全力尽くしたけど、ペースが足りず、ずっとスライドしていた。今日一番良かったのはスタートだ。本当に良いスタートだったし、少しアタックして順位争いもできた。でも、その後すぐに遅れをとりはじめて、他のクルマについていけなかった。最初のスティントではかなりアンダーステアがひどく、バランスに苦しんでいた。タイヤ温度に管理するレースになってしまったね。ハードに走るとタイヤがオーバーヒートしてさらにスライドがひどくなってしまうので、全てを管理しなければならず、そのせいでとても遅くなってしまった。アップグレードパッケージはダウンフォースの面でかなり大きな進歩になるはずだったので、レースを分析する必要があるけれど、個人的にはアップグレードの効果は全く実感できなかった。理解しなければならないことがまだたくさんあるし、今日の結果から学んでいかなければならない。日本に向けてすべて正しいものを選ぶ必要があるし、そしてもう少し低い気候になることを願っている」

    6位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「たぶん僕のキャリアで最も厳しいレースだった。諦める必要がある恐れがあった週末だった。フィニッシュできただけでも素晴らしい結果だ。とにかくやり抜いてやるという気持ちだったし、助けてくれた医師に感謝しなければならない。良いスタートを切れたことが僕のレースの鍵だったし、最初の数周でバンドーンを抜くことができた。その後は自分のレースを管理することができたし、とても平穏だった。タイヤをうまく管理して、第1スティントを延ばすことができた。ベッテルからしかプレッシャーはなかったけど、あまり戦いにはならなかった。僕たちはチームにとって重要なポイントを獲得できたし、このような難しい週末に良い結果を出せて満足している。日本では体調万全で戻れることを願っている」

    7位:ストフェル・バンドーン (マクラーレン・ホンダ)
    「今日は、僕にとってこれまでで一番のF1レースだった。週末を通して非常に力強い走りをし、マシンに対しては心から自信が持てると感じていた。予選で7番手に入ったものの、レース順位がどうなるのかは分からなかった。だから、今日7位となったことは、すばらしい結果だ。スタートはとてもよかった。後方のフォース・インディアとウィリアムズのそれぞれ2台から自分のポジションを守るのは恐らく難しいと思っていたけど、結局、抜かれたのはペレスだけだった。それ以降は、すばらしい速さがあった。タイヤをセーブし、ランス・ストロールとの差を維持しながら、各ラップで懸命にプッシュした。そして、それを最後まで続けることができた。今日はとてもうれしい!」

    8位:ランス・ストロール (ウィリアムズ)
    「暑かったし、今はみんながここマレーシアでのレースについて話していた意味がわかったよ。最終リザルトにはとても満足している。13位からスタートして、レースを通して素晴らしいペースがあったし、ずっと良いバトルをして、タイヤをマネジメントして、8位と9位でフィニッシュできたのはチームにとって素晴らしいリザルトだ。最後のインラップでは通常のラインにいてラバーを拾ってながらスイッチをいろいろと変更してクルマをシャットダウンしていたら、セバスチャンが僕にぶつかってきて、アウトサイドに押し出された。レースがまだ続いているようだったよ」

    9位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
    「素晴らしいスタートが切れたし、多くのクルマをオーバーテイクすることができたので、ターン2での事故が本当に悔やまれる。オコンに押し出されたんだ。多くの順位を失って、クルマのフロアにダメージを負った。あれがなければ、もっと上位でフィニッシュできたと感じている。でも、全体的にチームにとってポジティブな結果だった。僕たちはポイントを獲得したけど、ルノーとトロ・ロッソはノーポイントだったので、コンストラクターズ選手権に役立つと思う」

    10位:エステバン・オコン (フォース・インディア)
    「期待外れなレースだったし、あまり満足はしていない。1周目でのマッサとの接触によってパンクしてしまい、僕のレースは台無しになった。2周目にピットインしなければならず、ほぼレース全体を1セットのソフトタイヤで走り切らなければならなかった。レース最後のタイヤの状態を考えれば、最後のポイントを獲得できたのは上出来だ。僕のレースのもうひとつの悪い出来事は、(カルロス)サインツをオーバーテイクしたときに彼がぶつかってきたことだ。彼と戦うべきではなかったけど、パンクしたことでポイント圏外にいたし、リカバーしようとしていた。彼が何をしていたのかはわからないけど、彼はロックして、僕にぶつかってきて、スピンしてしまった。忘れたいレースだ。クルマのペースは強かったけど、それを生かすことができなかった」

    関連:【動画】 F1マレーシアGP 決勝 ダイジェスト

  • マクラーレン・ホンダ:F1マレーシアGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1マレーシアGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGPの決勝で ストフェル・バンドーンが7位入賞。フェルナンド・アロンソは11位でレースを終えた。

    マレーシアGPにおいて、ストフェル・バンドーンは「F1ではこれまでで一番」と自身が表するレースを完走し、前戦から2戦連続となる7位入賞を果たした。

    予選7番手のストフェル・バンドーンは、見事なスタートを切り、序盤には一時は5番手に浮上。

    結局、レース中にポジションを明け渡した相手は、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だけだった。

    今日の順位は、ストフェル・バンドーンがチームとともに懸命に仕事をしてきた証であり、レースでのペースは予選ほどよくないと想定していただけに、特にうれしい結果となった。

    一方、フェルナンド・アロンソは11位で完走し、チャンピオンシップポイントを僅差で逃した。彼のレースは、思うような展開にはならなかった。前方のマシン同士が接触したことにより2コーナーで出遅れ、中団でほかのマシンとの長いバトルを何度も展開した。フェエルナンド・アロンソもミスのないレースをしたものの、チャンスを十分に活かせなかった。

    フェルナンド・アロンソ (11位)

    「今日は厳しいレースだった。スタート直後に、2コーナーでウィリアムズの2台が目の前で接触したため、いくつかポジションを落とした。その結果、第二集団で実際よりも少し遅いペースで走行することになり、オーバーテイクがなかなかできなかった。前を走るライバルを抜くのにかなりの時間をロスし、それによって自分のレースが台無しになった。今日は残念だったし、ベストなレースの一つと言うにはほど遠い内容だった。ただ、今後はもっといい日もあるだろう。次戦の日本では、今回よりもさらに力強い走りをし、ホンダの母国GPでポイントを獲得し、チームに貢献できるようにしたいと思う。マレーシアとシンガポールという、全く異なるサーキットでポイントを獲得できたことは、チームにとって非常にいいことだ。今季の残りのレースでは、引き続きさらにポイントを獲得できるよう願っている」

    ストフェル・バンドーン (7位)

    「今日は、僕にとってこれまでで一番のF1レースだった。週末を通して非常に力強い走りをし、マシンに対しては心から自信が持てると感じていた。予選で7番手に入ったものの、レース順位がどうなるのかは分からなかった。だから、今日7位となったことは、すばらしい結果だ。スタートはとてもよかった。後方のフォース・インディアとウィリアムズのそれぞれ2台から自分のポジションを守るのは恐らく難しいと思っていたけど、結局、抜かれたのはペレスだけだった。それ以降は、すばらしい速さがあった。タイヤをセーブし、ランス・ストロールとの差を維持しながら、各ラップで懸命にプッシュした。そして、それを最後まで続けることができた。今日はとてもうれしい!」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「まずは、ストフェルに敬意を表したいと思う。今回は、前戦に続く2回目の7位入賞となった。これは、ストフェルがいい結果につなげるために、どれだけの努力と決意をもってレースに臨んでいるのかを示す結果だ。スタート前は、特に後方のさらに速い(ライバルチームの)マシンに抜かれることになるだろうと考えていたため、容易なレースになる気配は全くなかった。なので、自分たちのマシンにあまり適していないサーキットで、今週末に成し遂げたことについては、誇りに思うべきだ。ストフェルは好スタートを切ったおかげで、レース全体を通してクリーンな走行をする機会に恵まれた。一方、フェルナンドのレースは、2コーナーに到着するまでに台無しになってしまった。自分のミスではないにもかかわらず、目の前で起きたアクシデントによって、集団の中で身動きが取れなくなり、ポジションを落とす結果となった。フェルナンドは力強い走りをしていたものの、今日のレースで特にアクシデントの多かった中団では、我々も彼がポジションを上げるための手助けすることができなかった。それでもフェルナンドはいい走りをし、11位で完走した。来週、(次戦が開催される)鈴鹿に向かう際には、楽しみにできることが多々あると思う」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「昨日に続き、今日もチームにとって嬉しい一日となりました。ストフェルはここ最近の好調を維持してレースに臨みましたが、高速サーキットであるここマレーシアで7位に入賞できたことは、シンガポールでの入賞とはまた違った意味を持ってきます。今日の結果から、PUも含めた我々のマシンの実力が、ここ数戦で確実に進化していることを証明できたと思います。彼は素晴らしいスタートを決めると、そこから大きくポジションを落とすことなく、最終的には自身の最高に並ぶ7位という成績に結びつけてくれました。中盤からは終始いいペースを維持し、後続を寄せ付けない走りを見せ、本当に素晴らしいレースを展開してくれたと思います。フェルナンドについてはライバルといいバトルを見せていましたが、惜しくもポイントに届かなかったことは残念でした。チームとして確実にポイントを獲得できたこと、そしてこの暑い気候の中で週末を通してトラブルフリーで終えられたことは、我々にとっては大きな収穫でした。来週はいよいよホームグランプリの鈴鹿ですが、いい勢いを維持して日本に向かうことができると思いますし、ファンの皆さんにいいレースを見せられればと思っています」

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  • トロ・ロッソ:ピエール・ガスリーが14位完走 / F1マレーシアGP

    トロ・ロッソ:ピエール・ガスリーが14位完走 / F1マレーシアGP

    トロ・ロッソは、F1マレーシアGPの決勝で ピエール・ガスリーが14位、カルロス・サインツがリタイアでレースを終えた。

    ピエール・ガスリー (14位)
    「僕にとって特別なレースだった。初めてのF1レースだったからね。決して忘れることのない一日だ! 本当に良い経験だったし、予想していたよりも良かったさえ言える。ベストを尽くして、できる限りハードにプッシュしたよ!」

    「本当に体力的に厳しいタフなレースだった。ドリンクシステムがきとんと働いていなくて、水が口ではなく、顔にかかっていたんだ! 長いレースのように感じたよ・・・でも、本当にアドレナリンが湧き出ていたし、とにかく最後まで集中していた。レース全体でマグヌッセンにかなり近づいていたけど、ギャップを縮めるのはかなり難しかった。タイヤマネジメントに関してはもう少し経験を積む必要があると思う。レース終盤は苦しんだ。それにブルーフラッグも完璧には対応できなかった。ちょっと時間を失ってしまった。でも、そこはもう少し練習すれば大丈夫だと思うよ! これからレースを振り返って、来週の日本での次のレースで改善できるすべてを見ていく。全体的に満足してマレーシアを離れられるし、ポジティブなレースだったよ!」

    カルロス・サインツ (リタイア)
    「全体的に僕たちにとってとてもポジティブな一日だった。リタイアを除けば、とても良いレースができたいたと思うし、昨日の予選よりもはるかに良いペースを示していたと思う。僕たちはレースでは常にクルマからもう少し多くを引き出せているように思う。今日はポイントを獲れるポテンシャルはあったけど、残念ながら、最後は電気系のトラブルによってリタイアしなければならなかった。本当に残念だ。その時点まではクルマはすべてにとてもうまく反応していたからね・・・良いニュースはわずか7日後にまたレースがあることだ。すぐに気持ちを切り替えることができるし、日本グランプリに集中することができるからね。今夜、日本に移動するので、すぐに“日本モード”に入るつもりだし、1年でお気に入りのレース週末を楽しんでいくつもりだ」

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