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  • マクラーレン、超軽量グランドツアラー『McLaren GT』を発表

    マクラーレン、超軽量グランドツアラー『McLaren GT』を発表

    マクラーレン・オートモーティブは、ニューモデル『McLaren GT』を発表した。

    流れるようなボディーラインを持ち、エレガントでありながら力強さを感じさせるこの超軽量の新GTは、美しいデザイン、高品質でイノベーティブな素材、スーパーカーの性能、ならびにマクラーレンならではのドライビング・ダイナミクスと、ドライバーとクルマとの一体感が精緻に組み合わされており、これまでのグランドツアラーのあり方に一石を投じるものとなっている。

    マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィットは「新しいMcLaren GTでは、サーキット指向の性能にヨーロッパ大陸横断を可能とする能力が組み合わされており、それらが美しいボディーに内包されています。超軽量のクルマを設計し、重量面で競合ブランドに差を付けようとする、マクラーレンのDNAがそのまま体現されているのです。ロングツーリング走行に対応するために設計された、McLaren GTは、グランドツアラーに求められる快適さとスペースだけでなく、このセグメントではありえなかったレベルの俊敏性をも備えています。つまり、マクラーレンにしかできない方法で、グランドツアラーの概念を再定義したクルマなのです」と述べた。

    McLaren GTは、新たな顧客層のための新たなマクラーレンであり、拡大を続けるマーケット・セグメントに新たな選択肢を与えるものとなる。

    高速域でラゲージを搭載しながらの快適な長距離走行を実現するこれまでのグランドツアラーの精神を見直すと共に、マクラーレンのラインアップとしてはより広いスペースを持ち、快適さと使いやすさが向上し、同クラスの他のモデルと比較するとより軽く、速く、クルマとの一体感がさらに高まるクルマを生み出し、現代のGTのオーナー体験をも再定義した。

    すべてのマクラーレンのモデルと同様に、新しいGTは、圧倒的な強度と剛性を持ちながら、比類なきドライビング・ダイナミクスとクラス最軽量の車両重量を実現する、カーボン・ファイバー構造が核となっています。車両重量が1,530kg(DIN)であるMcLaren GTは、最も重い競合モデルよりも200kg以上軽量です。4.0リッターV8ツインターボ・エンジンの最高出力は620PSで、この超軽量の新しいMcLaren GTのパワー・ウェイト・レシオは405PS/トンという驚異的な数値となっている。

    ビスポークの“モノセルII-T”モノコック(Tは「ツーリング(Touring)」の意味)にはカーボン・ファイバー製のリヤアッパー構造が組み込まれており、これによって、最小重量は増えましたが、縦開きで、全体がガラス張りのリア・テールゲートの下に420リットルの収容スペースを生み出すことができました。テールゲートにはソフトクローズ機能が標準装備されており、オプションで電動式に変えることもできる。

    エンジンの高さを低くし、エグソーストの位置に工夫を加えることによって、ラゲッジスペースの容量、形状および使いやすさが最適化されている。ゴルフバッグまたは185cmのスキー板2セットとブーツ、ならびに手荷物を楽々と積載可能。さらにフロントにも150リットルの収納スペースがあるため、新しいMcLaren GTの収容容量は合計で570リットルとなっている。

    カーボン・ファイバー製コア構造が高い強度を持っているため、ガラス張りのCピラーとリアクォーター・ウインドウをデザインに組み込むことが可能となり、後方の視界が広くなったことで、十分な広さが実現されたキャビンにより多くの光が射し込むようになっている。また、ディヘドラル・ドアを上側に開くと、広い開口部と低いシルが見える。

    車内には、長距離旅行も楽しめるように広々としたスペースがあるが、他のマクラーレンと同様に、シートの位置やコントロール機器の位置、ならびに前方の視野といった、高い性能を発揮させるのに必要なすべての要素も重視されている。無駄を省いたMcLaren GT独自の電動式のヒーター付きシートは、グランドツーリングの要件を満たした設計になっています。、長距離ドライブでも快適さが維持されるように、パッドの量と肩および背中のサポート材が十分に施され、さらに優れたサイドサポートも調整可能。

    新しいタイプのマクラーレン・モデル、そしてブランド初の真の意味でのグランドツアラーを創るために、マクラーレンのデザイン・チームは、グランドツアラーのデザインの歴史を学ぶと同時に、マクラーレンのすべてのデザインに共通する哲学も踏襲した。グランドツアラーのデザインの特徴として広く認められている、長くエレガントなシルエットは、すべてのマクラーレン・モデルに共通するエアロダイナミクスの原則に従い、新しいMcLaren GTにそのまま受け継がれている。

    力強さを感じるリア・フェンダーは、グランドツアラーの歴史を貫くデザイン上の特徴であると同時に、機能を重視したあらゆるマクラーレン・マシンのフォルムを象徴するものにもなっており、エアインテークがエンジンを冷却する高温ラジエーターとつながっている。

    McLaren GTは、車長がおよそ4.7mとマクラーレンのスポーツシリーズまたはスーパーシリーズのどのモデルよりも長くなっている。フロントとリアのオーバーハングは、これまでのマクラーレン・モデルより長いが、フロントのアプローチ・アングルは10度(車両リフトシステムの作動時は13度)となっているため、路面に施されたスピード・パンブにも対応することができる。また、路面と車体との隙間が110mm(車両リフトシステムの作動時は130mm)あるため、競合ブランドの車に比較しても遜色がないだけでなく、都会でのあらゆるシチュエーションでもきわめて使いやすくなっている。また、「リフト」モードでは、主流のセダン同様の地上高ろなる。

    マクラーレン・オートモーティブ社 デザイン・ディレクター、ロブ・メルヴィルは「新しいMcLaren GTには、クラシックなグランドツアラーにみられる特徴的な外見とマクラーレンのデザイン哲学が組み合わされています。大胆で、エレガントなラインがノーズからテールまでシームレスに流れ、美しく仕上げられたキャビンを包み込んでいます。洗練された、立体的なボディーは、クルマの持つパワーとともに、長距離のドライブでもドライバーやパッセンジャーを快適な状態に保つ性能を有しています。ティアドロップ型のキャビンが後方に長く伸びており、リアにラゲッジ・エリアが設けられていますが、これは、すべてのマクラーレンのモデルに共通するエアロダイナミクスの原則を継承したものにもなっています。また、高温ラジエーターとつながるサイド・エアインテークを持つ、迫力満点のリア・フェンダーは、私たちが、いかにして美しさと機能性を融合させ、正統的で、見事なデザインを生み出したかを示しています。新しいMcLaren GTは、新しいタイプのマクラーレンモデルとして、また、新しい時代のグランドツアラーについての最新の解釈として、明らかに傑出した存在となっています」と語った。

    新しいMcLaren GTの奥行きと魅力を際立たせているのは、ノーズを水平にスライスして、車両の側面も見てみたいと思わせる、特徴的な、フロントの「ハンマーヘッド・ライン」です。リアには、ボディーと一体化した固定式のリア・ウィング、大きなディフューザー、存在感のあるエグゾースト・テールパイプがあり、このクルマが、スーパーカーの性能を備えたグランドツアラーであることを実感させる。

    そのような性能の源となるのは、620PSの最高出力を発生する新しいマクラーレン4.0リッターV8ツインターボ・エンジンで、このエンジンはM840TEと呼ばれている。マクラーレンのV8エンジンのファミリーをさらに拡大するこのエンジンは、新しいMcLaren GTのために製造されたもので、圧倒的なパワーとトルクを発生し、真のグランドツアラーらしい、優れた品質のエグゾースト・サウンドを奏でる。630Nmのトルクが5,500rpmから6,500rpmにかけて生み出され、3,000rpmから7,250rpmまでで、そのトルクの95%を得ることができる。この新しいエンジンと7速SSGトランスミッションの組み合わせが直線的で、シームレスかつ圧倒的な加速を生み出す。

    ローンチ・コントロール機能が停止状態からの加速を最適化しており、0-100km/h加速は3.2秒(0-62mph加速なら3.1秒)、0-200km/h(0-124mph)加速は9.0秒となっている。McLaren GTの最高速度は、326km/h(203mph)。

    新しいMcLaren GTのもう1つの特徴的な要素で、セグメントのニューリーダーとしての地位を決定的なものにしているのは、ダイナミックな特性。サスペンション、ステアリングおよびブレーキは、このクルマのためのビスポークで、グランドツアラーの優れたドライビング・エクスペリエンスを生み出すために調整および最適化されており、それによって、他のあらゆるマクラーレン・カーを上回る、独特のバランス、反応の鋭さ、快適さが生み出されている。

    また、サスペンションは軽量のアルミニウム製ダブル・ウィッシュボーンのデザインで、新しいMcLaren GTでは、油圧式のダンパーとの組み合わせでプロアクティブ・ダンピング・コントロールが可能となっている。サスペンションの制御には、720S用に開発された、画期的な最適制御理論ソフトウェア・アルゴリズムが最も洗練された方法で受け継がれており、このアルゴリズムがセンサーからのインプットを通じて路面を「読み」、次に起こりそうなことを解釈し、わずか2ミリ秒で予測して適切な対応を行う。基本的には、ボディーの動きは、乗員の快適さを優先したものとなっており、接地荷重と路面との接地面は、グリップ・レベルが向上するように、つねに最適な状態に変更される。3つのアクティブ・ダイナミクス・ハンドリング・モード、「コンフォート」「スポーツ」「トラック」は、好みが反映される、独特のパラメーター・セットで構成されており、たとえば、コンフォート・モードでは、とりわけ追従型のセッティングとなる。

    McLaren GTでは、油圧式ステアリングによって運転の正確さと楽しさがさらに向上しています。フィールとレスポンスが最適化されたこのステアリングには「map」と呼ばれるソフトウェアが使用されており、コンフォート、スポーツおよびトラックのいずれのモードにも共通で使用されている。さらにMcLaren GTは、公道でのドライビングや駐車をより容易にするよう低速走行時でもドライバーをサポートする機能が強化されている。その結果、高速走行時でのパフォーマンスが損なわれることはない。

    マクラーレン・オートモーティブ、McLaren GTビークルライン担当ディレクター、ダレン・ゴダードは「新しいMcLaren GTは、マクラーレンに求められるダイナミクス性能とドライビングの爽快さを有しているだけでなく、類を見ないほど洗練されたクルマとなっています。私たちは次世代の画期的な最適制御理論によって、過去のすべてのマクラーレンのモデルを上回る快適な乗り心地を提供するプロアクティブ・ダンピング・コントロール・サスペンションに自信を持っております。新たなMcLaren GTがもたらす多様な性能、特に日常での使いやすさは驚くべきものです」と語る。

    McLaren GTは、全世界のマクラーレン正規販売店を通じて現在注文を受け付けており、顧客への納車は2019年末からの予定。

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  • マクラーレン、『600LT スパイダー』を発表

    マクラーレン、『600LT スパイダー』を発表

    マクラーレン・オートモーティブは、12億ポンド規模のTrack25ビジネスプランに基づく3車種目の新モデル『マクラーレン 600LT スパイダー』の画像と詳細を初公開した。ロングテールの名が冠せられた5車種目のマシンとなる。価格は、税込32,268,000円から。

    マクラーレン 600LT スパイダーは、パワーの増大、軽量化、エアロダイナミクスの最適化、サーキット指向のダイナミクス、期間限定生産といったマクラーレン・ロングテールの哲学の全てを体現している。

    また、スポーツシリーズで最も性能にこだわったマシンという600LTのダイナミックな特性を維持しながら、600LT クーペを上回る新たな次元の楽しさ、リトラクタブル・ハードトップによるオープンエアでのドライビング体験を提供する。

    マクラーレン・オートモーティブ 最高経営責任者のマイク・フルーウィット(Mike Flewitt)は「マクラーレン 600LT スパイダーは、スポーツシリーズの中でも究極のマシンであり、ロングテールのこだわりを引き継ぐ600LT クーペ に、更なる刺激的な要素を追加したマシンです。カーボン・ファイバー製のモノセルIIシャシーの強度を活用することにより、新しい600LT Spiderも、600LT クーペに匹敵するダイナミックな特性とパフォーマンスを有しており、追加補強による強度を高める必要がなく、重量の増加は50kgのみとなっています。重量面で競合他社を上回っていることに加え、600LT クーペで初登場したトップエグジット・エキゾーストを引き続き採用することで、ルーフ或いはリア・ウィンドウを下げた状態での、サウンドと見栄えが更に向上しています。」と述べた。

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    マクラーレン 600LT クーペと同じように、600LT スパイダーは、ベースとなるモデルより大幅に車両重量が削減されており、マクラーレンのエンジニアの努力により、570S スパイダーと比較して100kgのDIN車両重量削減に成功した。

    更に、軽量でありながら優れた強度を持つカーボン・ファイバー製モノセルIIシャシーを採用することで、コンバーチブルの600LTは、600LT クーペと同様の構造上の剛性を持ち、これまでのスチールやアルミニウムの構造では不可欠であった、追加の強度補強も必要なかった。

    そのため、 600LT クーペに比べての増加重量は50kgのみとなり、600LT スパイダーの最軽量の乾燥重量は1,297kgとなっている。この乾燥重量は、競合他社よりも少なくとも80kgは軽く、600LT クーペに匹敵する463PS/トンのパワーウェイトレシオが、驚異的なパフォーマンスとダイナミックな特性を実証している。

    ボタンを1つ押すだけで、スポーツシリーズのロングテール・エクスペリエンスをオープンエアで楽しむことが可能。3ピースからなる電動開閉式リトラクタブル・ハードトップ・ルーフの開閉は、走行中でも、40km/hまでの速度であれば可能。ルーフを下げると、髪をなびかせる風とともに、マクラーレン 600LTならではのトップエグジット・エキゾーストが生み出す、聴覚および視覚で感じられる素晴らしい体験を得ることができる。

    ガラス張りの電動式ウィンド・デフレクターは、ハードトップと独立して動作させることができ、バフェティングの削減や通気の増加、更にキャビンに流れ込むエキゾースト・サウンドをより大きくすることも可能。

    650S、675LT、及び、570Sのスパイダーで実証済みの技術が採用されているハードトップ・ルーフは、ファブリック製のものより強さと耐久性が優れているだけでなく、ルーフを上げているときには、キャビンにクーペと同様の快適さをもたらす。

    また重要なのは、このハートップ・ルーフにより、マクラーレンのデザイン・チームが、600LT クーペと同じ、こだわりを持ったデザイン言語とシルエットを維持できたということ。下げたときのルーフは、ソフトクローズ技術によりシートの後ろにあるトノー・カバーの下にエレガントに収納され、上げたときは、このトノーの収納部分が、52リッター分の追加ラゲッジ・スペースになる。

    600LT スパイダーには、600LT クーペのオーナーを魅了したものと同じ、一連の性能強化が図られている。3.8リッターV8ツインターボ・エンジンの電子制御システムが改良されているほか、冷却システムも向上しており、短くなったエキゾーストはより多くのパワーを発揮するように調整されている。600LT スパイダーのエンジンが生み出す最高出力は600PS(592bhp)、最大トルクは620Nm(457lb ft)で、クーペと同じ。

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    パワートレインも改良されており、ドライバーは、デュアル・クラッチの7速シームレス・シフト・ギアボックス(SSG)により、600LT スパイダーのカーボン・ファイバー製モノコック・シャシーをフルに活用することができる。SSGのスポーツ・モードでは、イグニッション・カット機能によって、より速いギアチェンジが可能になり、トップエグジット・エキゾーストから印象的なサウンドが届けられる。

    また、トラック・モードでは、慣性プッシュ機能によって、加速を最適化することが可能。600LT スパイダーは、停止状態から2.9秒で100km/h(62mph)に達し、200km/h(142mph)にはわずか8.4秒で到達する。

    0-200km/hは、クーペからわずか0.2秒遅いのみ。最高速度は、ルーフを上げた状態で324km/h(201mph)、ルーフを下げた状態では315km/h(196mph)となる。

    パフォーマンスは、軽量のカーボン・ファイバー製ボディーワークによって更に向上している。このボディーワークは、コンバーチブルのボディによるエアロダイナミクスにおける課題を克服し、ロングテールのシルエットと共に、クーペと同じ固定式リアウィングのデザインを取り入れることで、250km/h(155mph)で走行中のダウンフォースを、クーペと同じ100kgにしている。

    究極の精度を誇る、サーキット指向のハンドリングを支えているのは、再調整されたダンパー、より強固になったエンジン・マウント、軽量ブレーキング・システムで構成された鍛造アルミニウム製のダブル・ウィッシュボーン・サスペンション・システム。マクラーレン 600LT スパイダーには、サーキット指向のビスポークPirelli P- Zero(TM) Trofeo Rタイヤが装着されており、よりクイックなステアリングとスロットル、及びブレーキ・ペダルのシャープなレスポンスによって、ドライビング体験が更に向上している。

    マクラーレン 600LT スパイダーのルーフが下げられている際には、マクラーレン P1(TM)と同じく、軽量のアルカンターラ(Alcantara(R))やカーボン・ファイバー製レーシング・シートが標準装備された、パフォーマンス指向のインテリアが現れる。

    マクラーレン Sennaのためにデザインされた超軽量カーボン・ファイバー製レーシング・シートも、単独のオプション、またはMSOクラブスポーツ・パックの一部として用意されている。更なる軽量化を求めるお客様には、オーディオとクライメート・コントロール・システムの取り外しなど、重量削減のための更なるオプションや方法も用意している。

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    新しい600LT スパイダーは、栄誉あるLTの名を持つ5車種目のモデルであり、1台の開発プロトタイプと9台のサンプルだけが作られた1997年のマクラーレン F1 GTR「ロングテール」の流れを引き継いでいる。1997年のFIA GTカテゴリーにおいて、11戦5勝を収めたオリジナルのロングテールは、ル・マンのGT1クラスでも、ライバルに約30周の差をつけ、ワンツー・フィニッシュを成し遂げた。マクラーレン・オートモーティブは、2015年のジュネーブ国際モーターショーにおいて、675LT クーペを公開し、この伝説の名称を復活させた。限定生産の675LT クーペは瞬く間に全車完売、後にお客様のご要望に応え導入した675LT スパイダーも2週間以内に500台の完売となった。ロングテールの名前を冠せられた第4モデルである600LT クーペは、2018年7月、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開されて以降、クラス最高のマシンの1つとして評論家から絶賛されており、現在、スパイダーのニューモデルがこの名声に挑もうとしている。

    クーペと同様に、600LT スパイダーは2019年3月からの期間限定生産となり、他のスポーツシリーズ及びスーパーシリーズ・モデルの生産スケジュールの合間を縫って生産が行われる。600LT スパイダーは、サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターで、全て手作業により生産され、現在、マクラーレン正規販売店で注文受付を開始している。

  • マクラーレン、「720S スパイダー」を発表

    マクラーレン、「720S スパイダー」を発表

    マクラーレン・オートモーティブは、コンバーチブルのスーパーカー「720S スパイダー」を発表。2019年3月より納車が開始され、日本市場における希望小売価格は37,888,000円からとなる。

    2018年12月8日にオンラインで公開後、直ちに注文受付が開始された720S スパイダーは、従来のコンバーチブルタイプのスーパーカーにはないオープンエア・ドライビングの爽快感と日常での使いやすさが融合されている。

    マクラーレン・オートモーティブ 最高経営責任者のマイク・フルーウィットは「新型McLaren 720S スパイダーは、圧倒的な性能、クラフトマンシップが生み出す豪華さ、ドライバーとマシンとの一体感や日常での使いやすさが、比類なきかたちで融合しており、さらに必要な際はいつでもオープンエア・ドライビングの爽快感をもたらします。史上最も完成度の高いコンバーチブルである新型スパイダーは多彩な能力を備えていますが、そのどれもがハイレベルであるだけでなく、車両重量は720S クーペよりわずか49kg重いだけのクラス最軽量となっており、軽量化の競争において当社のリードは更に広がっています」と語る。

    新たなマクラーレン 720S スパイダーの基本デザインは、2017年に720S クーペで導入された、シームレスでオーガニックなデザイン。ダウンフォースの最大化、ドラッグの最小化、パワートレインの冷却性の向上、さらにはエアロダイナミクス性能の最適化のために、全体的なエクステリアは、車体の上下左右、そして中を通る空気の流れによって、未来的な彫刻のようなスタイリングとなっている。電動式の新たなリトラクタブル・ハード・トップ(RHT)は、新形状のバットレスと同様に、エクステリアデザインにシームレスに一体化している。

    カーボン・ファイバーの骨格がもたらす強度と軽量性全てのマクラーレンのマシンと同じように、新たな720S スパイダーの骨格はカーボン・ファイバー構造となっており、今回採用された構造はモノケージII-Sと名付けられている。マクラーレン・モノケージの強度と剛性、軽量性は、マクラーレンの特徴として知られている優れたダイナミック性能の基礎となっている。モノケージII-Sは、720S クーペのモノゲージIIを発展させたものでありながら、キャビンの上部をフロントからリアに伸びる、中央の「スパイン(脊椎)」は取り除かれている。上部構造の最後部は、リトラクタブル・ハード・トップを収納するスパイダーならではの形状であり、ウィンドウスクリーンの上部を通るヘッダー・レールも、中央のラッチ機構と一体化するように変更されている。

    カーボン・ファイバー固有の強度と剛性によって実証された、マクラーレンのエンジニアリング上の独創性は、固定式のルーフがないスパイダーであっても、追加補強により強度を高める必要がなかったという事実にも現れている。実際720S スパイダーにおいても、720S クーペで初採用された、極めてスリムでありながらも圧倒的な強度を持つウィンドウスクリーンのAピラーがそのまま採用されている。横転の際にドライバーの保護性能をさらに強化するために、固定式のカーボン・ファイバー製構造用支持材がモノケージII-Sのリア部分に組み込まれており、ルーフ・システムとシートベルトのアンカー・ポイントの役割を果たしている。第1世代のスーパーシリーズでは、スチール製の支持材が採用されていたが、カーボン・ファイバーへ切り替えられた、720S スパイダーでは、ロールオーバー・プロテクション構造(ROPS)が650Sに比べて6.8kg軽量化されている。

    全体的には、新型720S スパイダーは、720S クーペに比べて、重量増をわずか49kg(=従来比で約4%弱)以内に抑えています。この重量増は、主にRHTとトノー・システムに起因する。最も軽い乾燥重量が1,332kgである720S スパイダーは、クラス最軽量であり、最も近い競合モデルの乾燥重量1,420kgより88kg軽くなっている。

    特徴的なガラス張りのフライング・バットレスが、後方の視界を広げ優れた視覚的ドラマを演出キャノピーのような720S クーペのデザインは、360度の視界を得られることが特徴。キャビンには光が溢れ、見通しのよさにおける新しい基準となる。これまでにない広い視界を確保するというこの思想は第2世代スーパーシリーズの核となるもので、ドライバーの視界を更に広げると共にクルマに視覚的なドラマをもたらすユニークなガラス張りのフライング・バットレスによって新型720S スパイダーにおいてもこの点が継承されている。

    バットレスの先端には、エアフローを導くエアロダイナミック・キャリアが取り付けられている。これにより気流が弱められるため、半透明のガラスを露出させる設計が可能となった。ガラスの採用とそのデザインにより、これまでのマクラーレン・スーパーシリーズのスパイダーに比べ、肩越しの視界が12%向上している。

    リトラクタブル・ハード・トップを収納するために、カーボン・ファイバー製モノケージII-Sの新たな上部構造は、エアチャージ・クーラー及びインテーク・プレナムから可能な限り近くに位置するように設計されている。これによって、ラゲッジ・スペースが最大化された。ルーフを上げた状態では、トノー・カバーの下に58リットルの容量が確保される。トノー・カバーも650S スパイダーより25mm低い位置にあり、視界が距離にして7.5m伸びている。

    720S クーペと同等の凄まじい加速力、ルーフを下ろした状態での最高速度は325km/h720S スパイダーに搭載されている4.0リッター・ツインターボのマクラーレンV8エンジンは720S クーペと同じもの。ミッドマウントにより比類なきハンドリングとレスポンスの鋭さを生み出すこのエンジンは、720PSの最高出力、770Nmの最大トルクを発生させる。720S スパイダーはクラス最軽量で、乾燥重量(最軽量時)のパワー・ウェイト・レシオは1.85Kg/PSと、その性能が圧倒的なものである事に驚きはない。

    加速力も驚異的であり、0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速はわずか7.9秒で、720S クーペとの差はわずか+0.1秒のみ。スタンディング・スタートから4分の1マイルに到達する時間は10.4秒、これも720S クーペに対しわずか0.1秒の差でしかない。コンディションが整えば、720S スパイダーはルーフを上げた状態で720S クーペに匹敵する最高速度341km/hまで加速を続けられる。ルーフを下げた状態でも、最高速度は325km/hという並外れた数字となっている。720S クーペとの性能の微妙な差は、異なるエアロダイナミクスと、スパイダーであるゆえの49kgの重量増が起因している。

    ロールオーバー・プロテクション技術は、サイズと重量の両方に恩恵をもたらしている。システム自体がコンパクトであるため、マクラーレンの設計・エンジニアリングのチームは、極めてスリムなトノー・バットレスを採用することができた。それにより、ドライバーの肩越しの視界が向上するため、スペース全体に比類なき感動をもたらしながら、空力的なダウンフォースを増加させることが可能となった。

    特許取得の一体型リトラクタブル・ハード・トップのルーフ開閉時間は、スーパーカー最速全く新しいデザインとなった720S スパイダーのリトラクタブル・ハード・トップ(RHT)は、カーボン・ファイバー製の一体型ルーフ・パネルが標準装備。ハード・トップは720S クーペの独特のシルエットと優れたエアロダイナミクス性能を維持しており、ルーフが閉じた状態では、上部の構造全体がカーボン・ファイバー製となる。

    マクラーレンの新しいRHTの開閉機構には、油圧式ではなく、電動式を採用する事でリトラクタブル・ハード・トップの開閉時間はスーパーカー・クラス最速のわずか11秒となっており、650S スパイダーより6秒も早くなっている。電動モーターとカーボン・ファイバー製RHTの強度と軽量性が組み合わされたことにより、ルーフの開閉が可能な走行スピードも最大化され、50km/hでの走行中にも開閉が可能となり、650Sの30km/hより大幅に向上している。この性能データを見れば、マクラーレンがルーフ・システムについて3つの世界特許を登録したのも当然のことと言える。

    新しいRHTは、第1世代のスーパーシリーズに比べて、開閉中の静粛性が2倍になっており、ルーフ開閉中に車内で感じる音は、静かな図書館で聞こえてくる周囲の音と同じ程度。この静かさは、全体に渡りこれまでにないレベルの改良が行われたことを示しており、ルーフを上げた状態でのスパイダーのキャビン内のノイズ・レベルも650S クーペを大幅に下回る。第2世代スーパーシリーズの開発全般にわたって追求されているエンジニアリング上の緻密さがここでも現れている。

    RHTが開いているとき、リアウインドウはキャビンに流れ込む空気を最小にする最適な位置になるよう、自動的に下がる。リアウインドウも独立した制御が可能で、ルーフが閉じているときには、任意で下げることができ、パワートレインのサウンドをキャビンで聞くことができる。バットレスは、いちばん高い位置でも650S スパイダーより25mm低いため、空気がキャビン上部を通り、乱気流が必要最小限に抑制されている。

    ガラス張りのリトラクタブル・ルーフ・パネルは透明・半透明の切替が可能なエレクトロクロミック・グラスの装着が可能ルーフを閉じた状態でも、720S スパイダーのオープンエア特性を体験したい場合には、カーボン・ファイバーのフレームが付いたガラス張りRHTのオプションを指定することで、キャビンにより多くの光が入るように設定できる。このガラスはエレクトロクロミック・グラスで、ワンタッチで、透明・半透明の状態をすばやく切り替えることが可能。イグニッション オフのときは、ガラスは半透明の状態に戻り、暑い日でも720S スパイダーの車内を涼しく保つ。このエレクトロクロミック技術にはメモリー機能が備わっており、マシンが次に始動したときには前回の設定が再現される。

    インテリアには、720S クーペと同様、快適なでラグジュアリーなスーパーカーの雰囲気が満ちている。RHTシステムを搭載するためにフレームレスデザインとなっているドアを開けると、非常に洗練された雰囲気が感じられ、上質な素材が使用された特別なスペースであることが分かる。720Sのプログラムでは、当初よりクーペとスパイダーの両方のボディー・スタイルが想定されていたため、新しいドア・ヒンジ・システムとガス・ストラットの位置にも支障はなかった。

    中央に取り付けられた、8インチの高解像度セントラル・インフォテインメント・スクリーンは、引き続き車両の機能をコントロールするための主要ハブの役割を果たす。インターフェースには、オーディオや、メディア、ナビゲーション、クライメート・コントロール、その他の便利な装備が表示され、重要なアプリケーションはすべて縦型のカルーセルに表示されるほか、すばやくアクセスできるスクリーン下の「ハード・キー」を通して利用することも可能。

    ボディー幅一杯のアクティブ・リア・スポイラーは、リトラクタブル・ハード・トップの位置に応じて作動アクティブ・リア・スポイラーは自動的に作動し、空気抵抗の低減や、ダウンフォースを増やすという働きだけでなく、急ブレーキの際にはエアブレーキとして車両のバランスも保つ。低速度のときには上昇させ、スパイダーとして高い位置をとることによって、ダウンフォースと車両のバランスを最適化し、720S クーペと同等の性能とドライバーとクルマとの一体感を実現する。クーペとスパイダーで同じ型のリア・スポイラーを採用している一方で、その作動マッピングはそれぞれのボディー・スタイルに最適化されている。又、空力設定はリトラクタブル・ハード・トップが上がっている時と下がっている時で異なり、車両の電子機器のコンディションは、自動的に識別されるようになっている。

    正確な車体のコントロールとリニアな乗り心地という相容れない要求を両立させるという、既成概念に挑戦した事で有名なマクラーレンのプロアクティブ・シャシー・コントロールII油圧式サスペンションは、他に類をみない正確さとフィードバックをもたらすことで広く知られている電子制御油圧式ステアリング・システムによって補完されている。クーペと同じように、スパイダーのドライバーも、「コンフォート」、「スポーツ」、「トラック」という3つの操作モードから1つを選択し、個人の好みやコンディションに応じて、異なったドライビング・エクスペリエンスを得ることができる。

    10本スポークの新しい軽量鍛造アロイホイールのデザインは、McLaren 720S スパイダー用に開発され、タイヤはPirelli P ZERが装着されるよりサーキット指向の強いPirelli P ZERO CORSAタイヤも追加費用なしで指定できるほか、Pirelli SOTTOZEROウィンター・タイヤおよびPirelli TROFEO R超高性能タイヤも、マクラーレン正規販売店にて入手可能となっている。

    3つのトリム、2つの新しいエクステリア・カラー、再登場の伝統的カラー新しいMcLaren 720S スパイダーは、クーペと同じ3つのトリム、「スタンダード」とその上に位置する、「パフォーマンス」および「ラグジュアリー」のトリムも選択可能。ベリーズ・ブルーとアズテック・ゴールドという2つの新しいエクステリア・カラーが、McLaren 720S スパイダー用に用意された23色に加えられ、そのうちの1色はエクステリア・カラーとして、McLaren 12Cローンチ時に初登場した伝統的なカラーである、スーパーノヴァ・シルバーも用意されている。

    McLaren 720S Spider ①McLaren 720S Spider ②McLaren 720S Spider ③McLaren 720S Spider ④

  • マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン・オートモーティブは、2018年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、マクラーレン・スポーツシリーズの新作「McLaren 600LT」を世界初公開した。

    公道でもサーキットでも優れた性能を発揮するように作られた、新しい600LTの登場は、マクラーレンの「ロングテール(LT)」ストーリーが新たな章に入ったこと、ならびにスーパースポーツカーの新たなパフォーマンス・ベンチマークが確立されたことを告げるもの。

    マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィット(Mike Flewitt)は「新しいMcLaren 600LTは、最も先鋭的な性能を持つ、公道走行が可能なスポーツシリーズ・モデルで、エアロダイナミクスの最適化やパワーの増大、軽量化、サーキット走行を重視したドライビングダイナミクス、ドライバーとマシンとの一体感の向上といった、『McLaren LT』らしい特性を備えています。20年以上の歴史のなかで『ロングテール』の名が冠されたマクラーレンは、この600LTを含めて4つしかありません。今回の600LTは、スーパースポーツカーの性能に求められる基準を再定義するものであり、驚異的な加速力と、サーキットでの卓越したコーナリング・スピード、ドライバーとマシンとの類稀なダイナミックな関係性がその特徴となっています」と語った。

    新しいMcLaren 600LTは、「圧倒的な性能により、ドライバーを徹底的に楽しませる軽量のスーパースポーツカーを生産する」という、マクラーレンの哲学を象徴している。

    3.8リッターV8ツインターボ・エンジンを最適化するエンジンマネジメントシステム、さらにエンジンがより効率よく吸気できるようにするために、McLaren Sennaよりも短く、より大胆なデザインになったトップエグジット型のエキゾースト・システムを採用。これによる背圧低下により、600LTの最高出力は7,500rpmで600PS、5,500-6,500rpmでの最大トルクは620Nmを達成している。

    このような圧倒的なレベルのパフォーマンスが発揮されるため、0-100 km/h加速はわずか2.9秒で、高い評価を受けているスーパーシリーズ・モデルのMcLaren 675LTに匹敵する加速力となっている。0-200km/hは8.2秒という驚異的な数字で、最高速度の328km/hまで加速を維持させることができる。

    McLaren 600LTマクラーレン 6600LT

    McLaren 675LTモデルと、レースにおけるパイオニアである「ロングテール」McLaren F1 GTRの流れを汲む、LTファミリーの今回の新モデルは、エクステンドされたフロント・スプリッターやリア・ディフューザー、固定式のリア・ウィング、スリムなシルエットといった、マクラーレン「ロングテール」の物理的特徴をすべて備えており、全長はMcLaren 570S Coupeより74mm長くなっている。

    このユニークなボディによってエアロダイナミクス性能が最適化され、さらに600LTのフラットなカーボン・ファイバーのフラットボトムとの相互作用により、250km/hで走行時のダウンフォースが100kg増大し、グリップと高速での安定性が向上している。これは、サーキットで優れた性能を発揮するための重要なファクターとなる。

    同様のアルミニウム製シャシーに比べて剛性が25パーセント程度向上しているモノコック・シャシーや、新たなエアロダイナミクス装備でのカーボン・ファイバーの積極的な採用、ならびにサーキット指向のコックピット全体にわたる軽量素材の装備により、McLaren 600LTは、乾燥重量が1,247kgまで削減されており、その際のパワー・ウェイト・レシオは2.08Kg/PS となっている。

    また、McLaren Senna用に改良されたオプションの超軽量のカーボン・ファイバー製レーシング・シートを使用した場合の600LTの重量は、570S Coupeに比べて100kg軽くなっており、この重量削減は600LTのあらゆるパフォーマンスの向上をもたらしている。

    McLaren 600LTを更に軽量化することを要望するカスタマーは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が提供する、MSO ClubsportまたはMSO Clubsport Proパックを選ぶことができる。

    MSO Clubsportパックには、超軽量カーボン・ファイバー製レーシング・シート、エクステンドされたギアシフト・パドルとステアリング・ホイールのスポーク、軽量素材を採用したスイッチとIRISディスプレー周辺の素材などで構成されたカーボン・ファイバー・インテリア・アップグレード、カーボン・ファイバー製のルーフとカントレイル、グロス仕上げのビジュアル・カーボン・ファイバー・フェンダー・ルーバー、およびチタニウム製のホイール・ボルトが含まれている。MSO Clubsport Proパックは、ブラック、ブルー、レッドまたはマクラーレン・オレンジのいずれかのカラーのMSO特製ハーネス・バーと6点式レーシング・ハーネスが追加されている。

    マクラーレンの「ロングテール」モデルに共通するテーマは、ドライバーとマシンとの一体感およびドライブの感動を究極まで高め、ドライバーにこのマシン独自のダイナミックなパフォーマンスをドライバーの意志通りに楽しむこと。McLaren 600LTの開発のあらゆる部分に息づいているこの精神は、マシンとドライバーとの関係をできるかぎりピュアなものにするという明確な開発方針でもある。

    そのため、600LTのサスペンション・コンポーネントはMcLaren 720Sより軽く、ソリッドになっていて、鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーンとアップライトの採用により、ダイナミックパフォーマンスが向上しているだけでなく、重量も10.2kg削減されている。

    最低地上高は、スポーツシリーズの他のモデルに比べて8mm低くなっており、フロント・トレッドが10mmワイドになっているため、より正確なドライビング・エクスペリエンスを得ることができる。

    マクラーレンのすべてのスポーツシリーズ・モデルに搭載されている独立式の可変アダプティブ・ダンパーとフロントおよびリアのアンチロール・バーは継承されているが、新しいサスペンションのジオメトリと連動させるため、また600LTに求められるサーキット指向の性能を生み出すために、大幅な改良が加えられている。

    また、軽量のアルミニウム製キャリパーと剛性に優れたカーボン・セラミック製のディスクを採用したマクラーレン・スーパーシリーズのブレーキ・システムを採用することにより、重量が4kg軽くなったのに加え、McLaren Sennaでの経験をもとにして開発されたまったく新しくなったブレーキ・ブースターとの組み合わせによって、ブレーキ中のペダルの感触と反応が大幅に向上し、200km/hから停止状態までの制動距離は117mと、McLaren P1(TM)より1m長いだけとなっている。

    2種類ある、超軽量アルミアロイホイールのデザインは、標準装備が10スポークで、5本スポークへの変更も可能となっている。いずれもスポーツシリーズのマクラーレンに装備されるホイールとしては最軽量で、このバネ下重量の削減は、McLaren 600LTのダイナミックな特性に大きく寄与している。

    マクラーレンのテクニカル・パートナーであるピレリと共同開発された、ビスポークによる特別仕様のP Zero(TM) Trofeo Rタイヤは、スポーツシリーズのモデルに初めて装備されるもので、サーキット指向のユニークなタイヤは、McLaren 600LTのダイミックパフォーマンスの向上に欠かせないファクターとなっている。マクラーレンの代名詞とも言える、すばやく、鋭いステアリング・フィールとリアアクスルの安定性をさらに向上させることを目的として作られた、超高性能タイヤは、たとえ路面状態が完璧でなくても、路面とのコンタクトパッチが一定に保たれ、コンプライアンスとグリップが向上されるように、サイドウォールの構造が通常よりソフトになっている。またTrofeo Rタイヤのベルト構造は、以前のスポーツシリーズのものより硬く設定されており、横加速度とコーナーリング性能が改善されている。

    McLaren 600LT インパネマクラーレン 600LT シート

    McLaren 600LTのコックピットは、重量削減と、ドライバー重視の環境作りの両方に焦点を当てたものとなっている。軽量のアルカンターラ(Alcantara)のトリム素材が、全体に多く使用されており、ドライバーとパッセンジャーのフットウェルと、シート下のカーペットを省くことで、5.7kgの重量削減を実現。さらにMonoCell IIシャシーの構造も、カーボン・ファイバーの美しさを残したまま、仕上げがなされている。グローブボックスは取り外され、ドアポケットの代わりに軽量のネットが取り付けられている。エアコンディショニング、ナビゲーションおよびオーディオシステムは、すべてノンコストのオプションとして追加することが可能。McLaren P1で初登場し、その後のMcLaren 675LTでも使用された、カーボン・ファイバー製のレーシング・シートも標準装備されており、これだけでも重量が21kg削減されている。

    600LT Coupeは、2018年10月より、およそ12か月間にわたり生産予定で、既存のスポーツシリーズとスーパーシリーズ、ならびに全車オーナーが決まっているSenna、Senna GTRおよびBP23の生産スケジュールを調和させ生産が行われる。生産台数は厳密に制限され、スペシャリストの技による、精密な仕上げのカーボン・ファイバー製ボディパネルも、この「ロングテール」が他のスポーツシリーズのモデルと一線を画す理由となるだろう。

    現在、600LT Coupeはマクラーレン正規販売店よりオーダー可能となっている。

  • マクラーレン、『マクラーレン・セナ GTR コンセプト』を披露

    マクラーレン、『マクラーレン・セナ GTR コンセプト』を披露

    マクラーレン・オートモーティブは、最新のアルティメット・シリーズとして、サーキット仕様のみのマクラーレン・セナを発表。

    2018年ジュネーブ国際モーターショーで遂にベールを脱いだマクラーレン・セナ GTRのコンセプトカーは、公道仕様のマクラーレン・セナを上回る出力とトルクを発揮し、F1以外では最速のラップタイムを叩き出す。

    このマシンの重要度は、GTRが名前に使用されていることから明らかだ。マクラーレンが初めてGTRの名前を使用したのは、1995年にル・マン24時間レースで優勝を収めたF1 GTRだった。そして次のその名を使用したのは、初のアルティメット・シリーズのマシンとして登場したサーキット仕様のみのマクラーレン P1 GTRだった。マクラーレン・セナ GTRは、この2台のマシンに次ぐ、GTRの名を冠した3台目のマシンとなる。

    一流のサーキット仕様のマシンに必要なコア強度と剛性を確保するため、マクラーレン・セナ同様カーボンファイバー製モノケージIII構造を中心に組み立てられたマクラーレン・セナ GTRは、乾燥重量もマクラーレン・セナと同じ最軽量の1,198kgを誇る。マクラーレン・セナ GTRの正確な技術仕様は2018年後半に確定されるが、マクラーレン史上最も圧倒的パフォーマンスを発揮するマシンになることは間違いない。

    マクラーレン・セナ GTR フロントスプリッターマクラーレン・セナ GTR ディフューザー

    究極のエアロダイナミクス
    マクラーレン・セナ GTRのコンセプトカーのフロントスプリッターは、ロードカーバージョンのマクラーレン・セナよりもはるかに大きく作られており、アクティブフロントエアロブレードと連携して、フロントのエアロダイナミックパフォーマンスを改善。このマシンではタイヤの左右の間隔が広げられ、それに合わせてフロントとリアのフェンダーが拡大されるが、エアフローを改善するため、ドアの外側のスキンはできる限りマシンの中心に「押し込まれ」る。

    強化された冷却性能
    マクラーレン・セナ GTRのコンセプトカーのリアクラムシェルはどのマクラーレンのマシンよりも低く、エアロダイナミクスパフォーマンスと冷却をサポート。階段状のルーバーの前にある特徴的な「ガーニーフラップ」がリアデッキから空気を逃がし、これによって生じる低圧のエリアに、高温のラジエーターとエンジンベイから熱気が引き込まれる。このルーバーは、エアフローがリアウイングの効率に影響が及ばないよう機能する。

    マクラーレン・セナ GTR

    マクラーレン・セナ GTRには、公道でもサーキットでも走行できるマクラーレン・セナと同じ4.0LツインターボチャージャーV8エンジンが積まれているが、サーキット仕様のみのGTRでは、ロードカーで実現された800PSおよび800Nmを上回る出力とトルクが実現。馬力は最低でも825PSまで引き上げられるため、ロードカーのマクラーレン・セナよりも高速で直線を走るマシンとなる。

    マクラーレン・セナ GTRに加えられるその他の変更には、レーススタイルのトランスミッション、改良されたダブルウィシュボーン式サスペンション、ピレリのスリックタイヤ、サーキット走行専用に開発された新しいホイール設計が含まれる。

    厳しい道路規制を守る必要性から解放され、モータースポーツの規制からも解き放たれたマクラーレン・セナ GTRのコンセプトカーには、大幅に改良されたリアディフューザーが採用されている。この総合的なエアロダイナミクス・パッケージにより、ロードカーバージョンマクラーレン・セナのダウンフォースを200kg以上上回る最大1,000kgという圧倒的なダウンフォースが実現される。

    マクラーレン・セナ GTRは2018年ジュネーブ国際モーターショーでも非常に高い関心を集めたが、今後も注目を集めるマシンとなるだろう。2019年中に、最高75台がイギリスのウォキングで手作業で組み立てられる。

  • マクラーレン、『ハイパーGT』の開発車両を公開

    マクラーレン、『ハイパーGT』の開発車両を公開

    マクラーレンは、開発中のハイパーカー『ハイパーGT』の開発車両の画像を公開した。

    “BP23”というコードネームで開発が進められているハイパーGTは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズが製造し、2019年の発売が予定されている。価格はおよそ2億8000万円になると予想されている。

    ハイパーGTは、“マクラーレンF1” へのオマージュとして製造され、3シーター、ディヘドラルドア、ルーフのシュノーケルという際立ったデザインを多く引き継ぐが、後継モデルではなく、新型モデルとして告知されている。

    今回、初公開された開発車両は、マクラーレン 720Sがベースとなっており、フロント中央に配置されたドライバーズシートや、後方確認用にデジタルミラーが装着されていることが確認できる。

    マクラーレン ハイパーGTには、3.8リッター V8ツインターボに電気モーターとバッテリーが接続されたハイブリッド型のパワートレインが搭載され、700bhp以上のパワーを発揮するとされている。

    マクラーレン・ハイパーGTMcLaren Hyper GTマクラーレン BP23