タグ: ベアマン

  • F1ドライバー ベアマン事故で警告「僕たちの声に耳を傾けてほしい」

    F1ドライバー ベアマン事故で警告「僕たちの声に耳を傾けてほしい」

    オリバー・ベアマンの大クラッシュを受け、F1ドライバーたちは2026年F1マシンの特性に起因する危険な速度差について、FIAとF1首脳陣に改めて対応を求めた。2026年F1日本GP決勝では、ハースF1チームのベアマンがスプーンコーナー進入で前を走るフランコ・コラピントを避けようとしてコントロールを失い、バリアに激突した。

    ベアマンは50Gの衝撃を受けながらも自力でマシンを降り、膝に打撲を負っただけで済んだ。

    サインツ「我々の声に耳を傾けてほしい」
    グランプリ・ドライバーズ・アソシエーションのディレクターを務めるカルロス・サインツは、この事故がドライバーたちが繰り返しFIAとF1に伝えてきた懸念を象徴するものだと語った。

    「それが、チームの話ばかりを聞いている時の問題なんだ。彼らはテレビで見ていてレースは問題ないと思うのかもしれないし、楽しんでいるのかもしれない」

    「でもドライバーの立場からすると、実際にレースをしていて、50km/hもの速度差が生じ得ると分かると、それはもうレースじゃない」

    サインツは、こうした速度差の大きさがバトルの中でドライバーを不意打ちにする可能性があると説明した。

    「こんなクロージングスピードがあるカテゴリーなんて世界中に存在しない。大きな事故が起きるのはまさにそういう時なんだ。不意を突かれるし、遅れてディフェンスしようとすると、自分か後ろのクルマが引っかかってしまう」

    そして、ドライバーたちはすでに変更を求め続けてきたとして、今回の事故が統括団体の行動につながることを望んでいると明かした。

    「とにかく、我々の声に耳を傾けてほしい。そしてチームの話だけを聞くのではなく、我々が伝えてきたフィードバックに集中してほしい」

    「我々はずっと前から、こういうことが起きると警告してきた」

    「こういうクロージングスピードや、こういう事故は、いつか必ず起きるものだったし、今の状況にはまったく満足していない」

    「こうした巨大な速度差を生まず、より安全にレースができる、より良い解決策が見つかることを願っている」

    フェルスタッペン「50〜60km/h差は本当に危険」
    他のドライバーたちも、レース後に同様の懸念を示した。

    マックス・フェルスタッペンは、異なるエネルギーモードがマシン同士の大きな速度差を生んでいると指摘した。

    「こういうことをやっていると、そうなるんだ。ひとりは基本的にパワーがなくて完全に止まっているような状態で、もうひとりは“マッシュルームモード”を使う。そうなると50、60km/hの差になることもある。本当に、本当に大きい」

    「すごく危険になり得る。ブレーキング中の動きや、全体的な動きのようにも見えるけど、急激な減速が起きる時にも同じことが起きる。大きなクラッシュになる可能性がある」

    ピアストリ「かなり早く見直すべきことがある」
    オスカー・ピアストリは、ドライバーたちは新車の構想段階から、こうした大きな速度差が生まれる可能性を認識していたと語った。

    「こういうことが起こり得るというのは、これらのクルマが構想された時からずっと話してきたことだと思う」

    さらにピアストリは、日本GPのプラクティスでも似たような場面を経験していたことを明かした。

    「プラクティスでニコとかなり危ない場面があった。彼はストレートで、自分が予想していたより3倍くらいの速さで迫ってきた。しかも、僕たちはどちらも全開だった」

    「でも、このスポーツとして理解していることでもある。微調整すべきことがたくさんあるし、変えなければいけないこともたくさんある。特に安全面に関しては、かなり早く見直す必要があることがいくつかある」

    ルクレールとノリスも危険性に言及
    シャルル・ルクレールは、ドライバー側も新車の特性に合わせてレースの仕方を適応させる必要があるかもしれないと認めた。

    一方、ランド・ノリスは、レース中にすでに同じような場面が何度も起きていたと示唆した。

    「かなり何度もあったよ。最後のルイスとの場面でもそうだった」

    「でも、僕はもう言うべきことは全部言ったし、これ以上言う必要はない。他のドライバーたちと同じだ。何度も繰り返し言う必要はない」

    ステラ「驚きではない」
    こうしたクロージングスピードへの懸念は、プレシーズンテストの時点ですでにチーム側からも提起されていた。マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラも、そのひとりだった。

    「驚きではない」

    「我々はテストの時点ですでにそれを言っていた。これは、2026年F1レギュレーションの中で改善すべき要素として、FIAの議題に入っている」

    「何かが起きてから対策を講じるようなことはしたくない。だからこそ、実際に何かが起きてしまったんだ」

    FIA「4月に複数の会議を予定」
    FIAは、ベアマンの事故に大きな速度差が関与していたことを認めた一方で、ルール調整に向けた議論はすでに進行中だと強調した。

    「2026年F1日本GPで発生したオリバー・ベアマンの事故と、その事故において高いクロージングスピードが一因となったことを受け、FIAは以下の説明を行いたい」

    FIAは、2026年F1レギュレーションには、特にエネルギーマネジメント分野において複数の調整可能なパラメーターが組み込まれており、レースからさらにデータが得られれば見直しが可能だと説明した。

    「そのため、2026年F1レギュレーションの運用を評価し、調整が必要かどうかを判断するための複数の会議を4月に予定している」

    「特にエネルギーマネジメントに関する潜在的な調整については、慎重なシミュレーションと詳細な分析が必要となる」

    さらにFIAは、FIA、F1、チーム、マニュファクチャラー、そしてドライバーとの協議を継続しながら判断していく姿勢を示した。

    「FIAは今後もすべての関係者と緊密かつ建設的に連携し、スポーツにとって最良の結果を確保していく。安全は常にFIAの使命の中核であり続ける」

    「現時点で、どのような変更があり得るかについて推測するのは時期尚早だ」

    F1は5月のマイアミGPで再開される。

  • F1日本GP ベアマン事故で露呈「電気エネルギーが生む速度差問題」

    F1日本GP ベアマン事故で露呈「電気エネルギーが生む速度差問題」

    F1日本GPで発生したオリバー・ベアマン(ハースF1チーム)の大クラッシュは、最大50km/hに及ぶ速度差が生じていた可能性が指摘されており、現行F1マシンの安全性に関する課題を浮き彫りにした。

    ベアマンは18番グリッドからスタートし、序盤に14番手まで浮上。前を走るフランコ・コラピントを追いながら、オーバーテイクの機会をうかがっていた。

    308km/h・50Gの衝撃 クラッシュの経緯
    ハードタイヤに交換後、ベアマンはペースを上げ、21周目のヘアピン立ち上がりから接近。13コーナー進入ではコラピントとの距離が急激に縮まり、回避操作を強いられたことでマシンのコントロールを失った。

    この際、ベアマンはスリップストリームに入っており、ダウンフォースの低下やバランス変化が重なったとみられる。チームデータによれば、衝突時の速度は308km/h、衝撃は50Gに達したが、ベアマンに深刻なけがはなかった。

    減速ではなく“速度差の拡大”が焦点
    事故の要因については、コラピントの急減速ではなく、両者の速度差が急激に拡大した点が注目されている。

    テレメトリー上、コラピントの速度は前周と大きな差はなかったとされる一方、ベアマンはエネルギー展開の変化により加速していた可能性がある。

    コラピントはベアマンの速度が最大45km/h高かったと証言し、小松礼雄も約50km/hの差があったと示唆している。

    このような速度差は、電気エネルギーの使用状況によって発生した可能性が指摘されている。

    オリバー・ベアマン フランコ・コラピント 速度比較

    他の場面でも確認された速度差
    同様の現象はこの事故に限らない。

    37周目にはジョージ・ラッセルがソフトウェアの問題により急減速し、後方のシャルル・ルクレールとの間に大きな速度差が生じた。

    このケースでは接触には至らなかったものの、状況次第では重大な事故につながりかねない挙動だった。

    これらの事例は、現行F1マシンにおいて条件次第で大きな速度差が発生し得ることを示している。

    テレメトリーと関係者の証言からは、電気エネルギー管理が速度差拡大の一因となっている可能性が浮かび上がっている。

    今回のベアマンのクラッシュは単発の事故ではなく、FIAと各チームに対して電動化時代の安全性の再検討を促す事例となった。

  • ルイス・ハミルトン F1メキシコGP4位のベアマンを称賛「メガドライブだった」

    ルイス・ハミルトン F1メキシコGP4位のベアマンを称賛「メガドライブだった」

    フェラーリF1のルイス・ハミルトンは、ハースF1チームのオリバー・ベアマンがメキシコGPでキャリア最高の4位を記録したことを受け、祝福のメッセージを送った。ルーキーイヤーを戦うベアマンは、日曜の決勝で12ポイントを獲得し、チームにとっても今季最大の成果をもたらした。

    メキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた第20戦は、ベアマンにとってこれまでで最も充実した週末となった。

    予選では1分16秒410のタイムで10番手につけ、ポールシッターのランド・ノリスとの差は0.874秒。カルロス・サインツJr.がグリッド降格ペナルティを受けたことで、ベアマンは9番グリッドからスタートした。

    波乱のレースを経て、ベアマンは王者マックス・フェルスタッペンの後方、そして選手権首位オスカー・ピアストリの前でチェッカーを受け、見事4位でフィニッシュした。

    ハースF1チームはレース後、ベアマンとエンジニアが喜びを分かち合う動画をSNSに投稿。これに対し、同じイギリス出身のハミルトンがコメント欄で祝福の言葉を送った。

    「メガドライブだったよ、オリー。本当に嬉しい」

    とハミルトンは記し、若き同胞の快挙を称えた。

    ルイス・ハミルトン オリバー・ベアマン

    ハミルトンはペナルティでレースを失う
    一方のハミルトンは苦しいレースとなった。3番手スタートから第1コーナーでコースをカットした際に不当な利益を得たとして10秒のタイムペナルティを科され、ポジションを大きく落とした。

    その結果、3番手から14番手に後退し、最終的に8位でフィニッシュ。前にはジョージ・ラッセル、後方にはエステバン・オコンが続いた。

    優勝はランド・ノリス(マクラーレン)、2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が入った。

    レース後、ハミルトンはペナルティに対する不満を隠さなかった。

    「僕と同じようにカットしたドライバーもいたけど、誰もペナルティを受けなかった。正直、意味が分からなかったよ」とハミルトンは語った。

    さらに、「マックスとのバトルは普通にレースだった。僕だけが10秒のストップ・アンド・ゴーを受けるなんて、ちょっとおかしいと思う」と続けた。

    現在ハミルトンはドライバーズランキング6位(146ポイント)。チームメイトのシャルル・ルクレールは5位(210ポイント)で、フェラーリは第20戦終了時点でコンストラクターズランキング2位(356ポイント)につけている。

    ベアマンが示したハースの成長曲線
    メキシコGPでの4位入賞は、オリバー・ベアマンとハースF1チームにとって大きな転機となった。

    チームは近年、戦略・タイヤマネジメント・ピット作業いずれの面でも苦戦してきたが、今回は明確な進歩を見せた。ベアマンのクリーンなレース運びと堅実なタイヤマネジメントは、上位陣と渡り合えるポテンシャルを証明した。

    また、フェラーリ・パワーユニット勢の中でベアマンが最上位に入ったことは、同陣営の若手育成戦略にとっても象徴的だ。

    ハミルトンの「メガドライブ」という称賛は、単なる国籍的なエールに留まらず、次世代英国ドライバーへの評価としても意味深い。

    この結果により、ハースF1チームはコンストラクターズ争いで中団上位に接近。ベアマン自身も来季以降の去就において、確かな存在感を示す一戦となった。

  • 角田裕毅は「非常にダーティ」 オリバー・ベアマン F1アメリカGP無線記録全文

    角田裕毅は「非常にダーティ」 オリバー・ベアマン F1アメリカGP無線記録全文

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンが、F1アメリカGP決勝での接触未遂をめぐり、レッドブル・レーシングの角田裕毅に対して「非常にダーティな動きだった」と批判していたことが明らかになった。レース終盤、ターン15での攻防中にスピンを喫したベアマンは、無線で激しく不満を訴えている。

    今回、当時のチーム無線の全文が公開され、角田とのバトルに関する詳細なやり取り、さらにはニコ・ヒュルケンベルグとの通信内容も記録として残されている。

    スチュワードはこの件を調査対象にせず、レース後も正式な処分は下されなかった。

    ベアマンは、35周目のターン15で角田をオーバーテイクしようとした際、角田がブレーキングゾーンでラインを変更したと非難した。両者は数周前にピットストップを終えており、ベアマンはわずかに新しいタイヤのアドバンテージを活かして角田に挑んでいた。

    スピンを喫した後、ベアマンはチームに「角田は調査されているのか」と尋ね、レースエンジニアのローナン・オヘアは「我々は彼の代わりにレースコントロールに訴えている」と答えた。


    無線記録全文

    Lap: 32/56 BEA: 1’39.119
    オヘア「オッケー、ツノダのソフトは君より1周古い。彼は君の1周前にボックスに入った」
    オヘア「それに“ホールド・イット”が使える」

    Lap: 33/56 BEA: 1’39.554
    オヘア「オーリー、ヒュルケンベルグがボックスインした。後ろはルクレール」
    ベアマン「どのタイヤ?」

    Lap: 34/56 BEA: 1’44.003
    ベアマン、ターン15でツノダを抜こうとしてスピン。
    ベアマン「ブレーキング中に動いた!」
    オヘア「オーリー、落ち着け。まだ大丈夫だ、ポジションは保っている。立て直していこう。我々もその場面を見ている」

    Lap: 35/56 BEA: 1’40.832
    オヘア「SOC(エネルギー残量)を使って防御して」
    オヘア「オーリー、SOCセブン。後ろのアルボンは脅威じゃない」
    ベアマン「“脅威じゃない”って言った?それとも“脅威だ”って?」
    オヘア「脅威じゃない、脅威じゃない」
    ベアマン「マジで!僕が仕掛けた瞬間に彼が僕の前をブロックしてきた。すごく危険だった」

    Lap: 38/56 BEA: 1’39.811
    オヘア「オーリー、それが2回目のトラックリミット警告。どちらもツノダとのバトル中だった」
    オヘア「オーケー」
    ベアマン「彼は何か調査されてる?あの件で?」
    オヘア「まだ話をしているところだ」


    スチュワードは、角田がディフェンス中にルールを破ったかどうかを調査せず、また事件として記録すらしなかった。レース後、ベアマンは角田の走りを強く批判し、ここ数戦における一連の「必死すぎる動き」を非難した。

    チェッカーフラッグ後の無線

    オヘア「チェッカーフラッグだ。チェッカーフラッグ。モード“イン”。インラップ手順を守って。よくやった、オーリー。P9だ。おめでとう」
    ベアマン「ごめん、みんな。くそっ、ツノダとのあの件にはがっかりだ。でもあのラップで仕掛けるしかなかった。もうあの瞬間しかなかったんだ。だから謝る。見直す必要があるけど、彼が僕の動きに合わせてハンドルを切ってきたように感じた。本当にダーティだった」
    オヘア「了解、確認しておく。いい走りだったし、ポイントも取れた。ナイスウィークエンドだ」
    ベアマン「うん、良い週末だった。けど残念だ。P9にがっかりしてる。まあ、僕たちにとってそれが“良いサイン”かもしれないけど、少なくともP8かP7は行けたはず。ごめん、みんな。ハードワークありがとう」
    ベアマン「聞こえる?」
    オヘア「聞こえるよ、オーリー。よくやった」
    小松礼雄「ありがとう、オーリー。あの動きはうまくいかなかったけど、少なくともペースはあった。最高でもP7が限界だったと思う。P9を悔しいと思えるのはいいことだ。次のメキシコで最大化しよう。行こう、オーリー。ナイスジョブ」


    しかしベアマン自身も、別のドライバーからの非難を受けていた。バーチャル・セーフティカー解除後の再スタートで、ヒュルケンベルグはベアマンが前に出たことに驚き、「あれは違法に違いない」とチームに無線で報告した。

    ヒュルケンベルグの無線

    Lap: 9/56 HUL: 1’40.053
    ヒュルケンベルグ「どうしてベアマンがあんなに前にいるんだ?違法に決まってる。今や大きく前だ」
    ペトリク「了解、ニコ。確認する」
    ヒュルケンベルグ「1.5秒は稼いでる」
    ペトリク「了解。前後のギャップを確認中だ。すぐに分かるはず」


    スチュワードはこれらの無線に関連するいずれの事案についても調査を行わず、正式なコメントも発表しなかった。結果として、ヒュルケンベルグはピット戦略でベアマンを抜き、角田のすぐ後ろでフィニッシュしている。

  • オリバー・ベアマン 角田裕毅との騒動後 日本版ウィキペディアに悪質な改変

    オリバー・ベアマン 角田裕毅との騒動後 日本版ウィキペディアに悪質な改変

    オリバー・ベアマンの日本版ウィキペディアに、悪意ある改変が加えられた。現在はすでに修正されている。

    F1日本GPでは、角田裕毅とオリバー・ベアマンの接触未遂が発生。2人は7位を争っており、ベアマンがターン15でイン側から仕掛けた際、角田はすでにコーナーの内側へ寄っていた。その後、さらにイン側へ動いたように見えたため、ベアマンは回避行動を取り、コーナー内側でスピンした。

    レース後、ベアマンは角田裕毅がブレーキングゾーンでラインを変更したと主張し、「一線を越えた」と語った。

    「彼のやったことは非常に危険で、レギュレーションやスポーツマンシップの精神に反する行為だった」とベアマンは述べた。

    「僕らはそんな風にレースをするように育てられていないし、このレベルでそういう走り方をすべきではない。レースを見ている若い子たちに対しても、あんな反応的なライン変更は“正しい教え方”ではないと思う」

    「クラッシュは避けられたけど、そのせいで2つポジションを失った。残念だよ。もっと上に行けるチャンスがあったのに。少なくとも8位、うまくいけば7位を狙えたと思う。当時の僕のほうが彼より明らかに速かったからね」

    このインシデントをめぐっては意見が分かれており、元F1世界王者でスカイスポーツF1の解説者を務めるジェンソン・バトンは「ターン15では角田裕毅に非がある」と指摘した。

    「彼(角田裕毅)はオリー(ベアマン)の動きをミラーで見ながら反応していた。左に寄りすぎて芝生に乗りかけ、慌てて戻っていた。完全に後ろの動きに反応していた」とバトンは語る。

    「しかも、あのコーナーでは非常に早くブレーキを踏んでいた。それも後続にとって危険だ」と続け、角田裕毅のライン変更を“リアクション・ムーブ(reactive move)”とみなした。

    ただし、映像ではオリバー・ベアマンが不要に仕掛けた結果、行き場を失ってコースオフし、スピンしたようにも見える。

    この一件を受け、日本語版ウィキペディア上でオリバー・ベアマンのページが改変された。

    ニコニコ・サボテン・タセキ(XXXXX, 2005年5月8日 – )は、イギリス・イングランド出身のレーシングドライバー。昔から悪い事や間違ったことをしても全部他人のせいにしている。 名前をオリバーの愛称であるホンモノ(Honmono)と呼ばれることがある。日本での愛称は「他責」。

    このような悪意あるプロフィール文が一時掲載され、他の編集者が修正を依頼するまで放置されていた。

    あえて、ここではこの改変を加えた人物が「角田裕毅のファン」や「F1ファン」であるとは断定しない。いずれにしても、モータースポーツファンとして恥ずべき行為である。

  • オリバー・ベアマン F1アメリカGPスプリント「一瞬、出場停止を覚悟した」

    オリバー・ベアマン F1アメリカGPスプリント「一瞬、出場停止を覚悟した」

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、アメリカGPスプリントでアンドレア・キミ・アントネッリとの接触後にトラックリミット違反で10秒ペナルティを受け、「レース出場停止になるかと思った」と明かした。

    20歳のルーキーは、レース終盤の14周目、ターン15で最後のポイント圏を争うバトルを展開。イン側で先行したメルセデスのアントネッリに対し、アウト側から並んだベアマンはコース外にはみ出して前に出た。

    しかし、ルール上「イン側が先行していれば、アウト側にスペースを残す義務はない」と定められているため、スチュワードはベアマンに10秒ペナルティを科した。結果、8位から15位へと順位を落とした。

    さらに重要だったのは、彼の累積ペナルティポイントがすでに10点に達していたこと。あと2点でメキシコシティGP出場停止となる状況だったが、今回は追い越し後の「危険な復帰」とは見なされなかったため追加はなしとなった。

    「みんながどう思ったかは分からないけど、僕は今朝かなりショックだった」とベアマンはメディアに語った。「正直、最初は出場停止になったと思って本気で怒っていた。いろいろあって火がついた感じだった」

    ペナルティには納得していない様子で、「あまり言わない方がいいこともある」としながらも、判断に対する不満を滲ませた。

    「僕たちの視点では、あの瞬間にじっくり考える時間がなかった。ランス(ストロール)がチームメイトのエステバン(オコン)と接触してセーフティカーがすぐに出たからね」と説明。「僕から見れば本当に微妙だった。0.2秒で10ページもあるドライビングガイドラインを思い出すのは無理だよ」

    「結局、チームが判断を下す前にセーフティカーが入った。10秒ペナルティなんて、馬鹿げてるよ」

    それでもベアマンは、結果に対しては潔かった。「8位だろうと20位だろうと構わない」と語り、「ただ、あの瞬間は必死にポイントを守っていた」と振り返った。

    「16番手から8位まで上がってきてラッキーだったけど、燃料が重い状態ではセットアップが完璧じゃなかった。とにかく必死だったよ」

    「でもまあ、明日は誰とも争わないようにするつもりだ」

    オリバー・ベアマン ハースF1チーム

    ハースF1のアップグレードに手応え

    ポジティブな面もあった。チームメイトのオコンがFP1で試したアップグレードは十分な成果を示し、週末残りのセッションで両マシンに導入された。

    「アップグレードは間違いなく正しい方向に進んでいる」とベアマンは分析する。「クルマが少し繊細で限界に近づいた感じはある。Q2では風の影響でリアが流れてミスをしたけど、それも性能を引き出している証拠だと思う」

    「今のレギュレーションでは、パフォーマンスを上げれば上げるほど扱いが難しくなる。でも確実に速くなっている。今はそれが一番重要なことだ」

    その成果として、ベアマンは予選で8番手を獲得。Q1ではオコンに0.844秒差をつけて上回った。

    「週末前から厳しい戦いになると分かっていたけど、こうしてP8に立てたことを誇りに思う」と語り、「チーム全体の努力の成果だ」と締めくくった。

    分析:ルーキーらしからぬ冷静さと順応力

    ベアマンはスプリントでの不運な裁定にも冷静に対応し、精神的な成長を示した。新型アップグレードにいち早く適応し、翌日の予選でトップ10入りを果たした点は、ルーキーとして際立つ成果だ。

    一方で、メルセデスのアントネッリとの接触は、若手同士の限界ギリギリの攻防を象徴しており、判断力の精度が問われた場面でもある。結果的にはポイントを失ったものの、戦う姿勢と回復力の高さは、ハースF1チームにとっても将来への希望材料と言えるだろう。

  • セバスチャン・ベッテル F1デビュー戦直前のベアマンに「good luck」

    セバスチャン・ベッテル F1デビュー戦直前のベアマンに「good luck」

    オリバー・ベアマンは、2024年のサウジアラビアGPにフェラーリの代役として出場する前に、F1チャンピオンのセバスチャン・ベッテルから「good luck(幸運を祈る/頑張れ)」というメッセージを受け取ったことを明かした。

    スクーデリア・フェラーリのフルタイムドライバーであるカルロス・サインツが虫垂炎の手術を必要としたため、チームのリザーブドライバーでFIA F2レーサーのベアマンがFP3からシャルル・ルクレールのパートナーとして起用された。

    アストンマーティンBRDCヤング・ドライバー・アワードのファイナリストに2度輝いたベアマンは、予選で惜しくもQ3進出を逃し、11番手。決勝では、ターン1でRBドライバーの角田裕毅をダミーでかわすなど、巧みなオーバーテイクを連発し、ジェッダではルクレールとともに7位でフィニッシュした。

    18歳のベアマンは、週末に多くの「good luck」と祝福のメッセージを受け取ったが、その中には元フェラーリドライバーであり、2022年末にアストンマーティンでのレースから引退した4度のF1ワールドチャンピオンであるベッテルからのメッセージも含まれていた。

    「レース前にたくさんの祝福とgood luchメッセージをもらったよ」とベアマンは語った。

    「僕のお気に入りはセバスチャン・ベッテルからだった。僕は初期の頃からの彼の大ファンなんだ。彼が引退するまでは、いつもセブを応援していたんだ。だから、彼からのメッセージは本当に特別だった」

    「彼が見守ってくれていると知っているのは、ある意味で少しプレッシャーになったけど、それはいいプレッシャーだった。」

    F1CEOのステファノ・ドメニカリからも連絡があった。ベアマンは「彼はレース後に本当に素敵なメッセージを送ってくれた。本当に嬉しかった」と語った。
    「レース後、ルイス(ハミルトン)からもハグされたよ。彼が僕のレースを認めてくれたのは嬉しかった。それは僕自身にとって誇らしい瞬間だった」

    ベアマンはまた、F1レースに関わる “管理 “のレベルを知ることができたことも、カメオ出演による大きな驚きだったと語った。

    「F1の週末で一番驚いたのは、管理業務の多さだった。メディア活動や技術的なことがF2よりも多いんだ」とベアマンは語った。

    「夜8時からのレースのために、僕は昼にはすでにコース上での準備に入っていた。日々はとても長く、ハードワークの連続だ。それは驚きだったけど、幸せなことだった」

    彼はまた、フェラーリのシミュレーターの精度の高さによって、車内での手順やセッティング調整のすべてに素早く適応できたと称賛した。

  • シャルル・ルクレール 「ベアマンのフルタイムのF1参戦は時間の問題」

    シャルル・ルクレール 「ベアマンのフルタイムのF1参戦は時間の問題」

    シャルル・ルクレールは、F1サウジアラビアGPでのデビュー戦で7位という素晴らしい走りを見せたオリバー・ベアマンがF1でフルタイムドライブするのは「時間の問題」だと信じている。

    ベアマンは最終プラクティスセッションを前に体調不良のカルロス・サインツの代役として招集された。サインツは虫垂炎の診断を受けて手術を受けた。

    予選ではQ3進出を逃したベアマンだが、レースでは優秀な成績を収め、同胞のランド・ノリスとルイス・ハミルトンを破って11番手から7位に浮上した。

    ルクレールは、フェラーリからF1グランプリに出場した最年少ドライバーとなったベアマンは、遅かれ早かれグリッドに並ぶ運命にあると確信している。

    「つまり、彼はドライバー・オブ・ザ・デイに完全に値する」とルクレールは語った。

    「彼はFP3からすでに素晴らしい仕事をしていた。予選ではストレートにペースを上げ、素晴らしい仕事をしたのに僅差でQ3を逃した。そして今日の彼は信じられないほど素晴らしかったと思う。F1初レースで、新車でFP3だけ走って7位というのは本当にすごいことだ」

    「彼は非常に誇りに思っていると思うけど、誰もが彼の才能に気づいており、彼がここF1に来るのは時間の問題だと思う」

    スクーデリア・フェラーリフェラーリ最年少F1デビューを果たしたオリバー・ベアマン

    予選2番手のルクレールはスタートでセルジオ・ペレスのアタックに抵抗したが、レッドブル1-2フィニッシュを阻むことはできなかった。

    最終ラップのファステストラップでボーナスポイントを獲得したものの、9連勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とは18秒差だった。

    「最後はファステストラップだったので、かなりいいペースで走れた」とルクr-エルは振り返った。「DRSのおかげで少し助けられた。でも全体的にはかなりいい感じだった」

    「レッドブルがちょっと速すぎたので、ちょっと退屈なレースだった。そして後ろでは少しギャップがあった。

    「でも、今日はできる限りの最大限のポイントを獲得できた。それが目標だったし、素晴らしいことだ」