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  • トヨタ、WEC第4戦と第5戦は8号車のみの1台体制で参戦

    トヨタ、WEC第4戦と第5戦は8号車のみの1台体制で参戦

    トヨタは、今シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)の残りレースについての当面の参戦計画を発表した。

    トヨタは、リソ−スを最も効率的に活用するため、2013年シーズン参戦活動と2014年規定新型車両開発とを同時に進行する。

    このため、第4戦サンパウロ6時間レース、第5戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースは、現在WEC選手権ポイントで先行するTS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンの3名が1台体制で参戦。

    TS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名は、2014年新型車両の開発テストとシミュレーションに専念する。

    上記2戦以降のレースへの参戦体制については、追って発表する予定としている。

  • トヨタ、ピンクのクラウンを9月に期間限定受注

    トヨタ、ピンクのクラウンを9月に期間限定受注

    トヨタは、ピンクをの外板色に採用したクラウンの特別仕様車を、9月1日(日)から30日(月)までの1ヶ月間、全国のトヨタ店(東京地区は東京トヨタおよび東京トヨペット)を通じて期間限定で注文を受け付けることを発表した。

    2012年12月公表のピンクの販促キャンペーン仕様車から誕生した今回の特別仕様車は、「アスリートG」(ハイブリッド車・2WD)、「アスリートG iFour」(2.5Lガソリン車・4WD)をベースに、印象的な外板色に加え、白を基調とした内装色を採用。

    さらに、演出家のテリー伊藤氏によるプロデュースによって、内装にピンクをあしらった特別感あるカラーコーディネートを実施している。

    ・9月30日(月)は販売店によっては定休日となります。店舗の稼働状況は各販売店にお問い合わせください
    ・生産開始は2013年12月を予定。納車開始のタイミングは仕様・地域によって異なります

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  • トヨタ、新型ハリアーのデザインを公開

    トヨタ、新型ハリアーのデザインを公開

    トヨタは、新型「ハリアー」のプロトタイプ車両のデザインを公開。2013年の冬に発売予定であることを明らかにした。

    1997年に初代モデルを発売したハリアーは、SUVと高級セダンの長所を兼ね備えた「高級クロスオーバーSUV」として、市場の新ジャンルを開拓した。

    2003年発売の2代目では、高級セダンを超えるプレステージ性を目指し、走行性能や快適性を高めたほか、ハイブリッド車の追加など、先進性を追求して市場を牽引してきた。

    3代目にあたる新型ハリアーは、歴代ハリアーに受け継がれているリヤピラーを傾斜させた独自のサイドビューなどのデザイン要素を踏襲したほか、先進的かつダイナミックな造形を付与することで、新世代ハリアーにふさわしい、スピード感のある流麗さと力強さを両立したエクステリアとした。

    車両開発においては、ハリアーの高級クロスオーバーSUVとしての資質をさらに進化させるため、装備の充実や高い快適性の実現に加え、先代モデルに続きハイブリッド車をラインアップに加えるなど、先進技術を積極的に導入する。

    トヨタ 新型ハリアー トヨタ ハリアー 3代目新型

  • トヨタ、WEC参戦体制を1台体制に縮小へ

    トヨタ、WEC参戦体制を1台体制に縮小へ

    トヨタは、2013年のWEC世界耐久選手権の残りのラウンドを1台のTS030ハイブリッドだけに縮小すると報じられている。

    当初トヨタは、1台だけでエントリーし、ル・マン24時間レースとそのウォームアップとしてスパ6時間を2台で走ることを予定していた。

    しかし、プロモーターからの激しいロビー活動の末、エントリーの締め切り直前になってトヨタは2台体制でのフルシーズン参戦に変更していた。

    1台体制への変更は、2014年レギュレーションでの新車を開発するためのケルンでのリソースに基づいたものとみられている。

    トヨタは、残りのシーズンについての意向についてコメントを控えているが、今後2週間以内に発表されるとみられている。

    順位表では、#8のアンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ組が26ポイント上回っているが、トヨタは、アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組の#7に集中すると思われる。

    アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ組は、63ポイントを獲得し、順位表で3番手につけている。

  • トヨタ、2位表彰台 「チームを誇らしく思う」 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、2位表彰台 「チームを誇らしく思う」 (ル・マン24時間レース)

    トヨタは、ル・マン24時間レースで2台共に24時間を走り抜き、アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ組の#8が2位表彰台を獲得。アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組の#7が4位でチェッカーを受け、2台共に24時間レースの完走を果たした。

    11回にわたってセーフティカーが導入され、めまぐるしく変わる天候とコースコンディションに翻弄された今年のル・マン24時間レース。

    レースが終盤に入り、2位を行く#8は、首位の#2アウディにプレッシャーをかけ続け、一方、#7は#3アウディとピットイン毎に順位を入れ替えながら、激しい3位争いを展開していた。

    しかし、ル・マンは最後の最後にもドラマが待っていた。

    残りが1時間20分を切ったとき、突然コース全域で強い雨が降り始めた。この雨に足をすくわれた#7のニコラス・ラピエールが、ポルシェコーナーでコースアウトし、タイヤバリアにクラッシュ。しかし、ニコラス・ラピエールは、ダメージを負った前部カウルを取り外し、満身創痍の姿ながら、自力でピットへと帰還した。

    この突然の雨で、他の車両も数多く、スピンやクラッシュを喫し、頻繁にセーフティカーが導入。このセーフティカー走行の間に、トヨタ・レーシングのメカニックが素晴らしい働きを見せ、僅か30分ほどで#7は車両前部の修復を果たし、4位の順位を守ったまま、コースへと復帰した。

    レースは残り30分でセーフティカー導入が解除されて再開。2台のTS030 HYBRIDは、24時間のチェッカーを受け、チームクルーと大観衆の待つゴールを走り抜けた。

    ル・マン24時間レースでの2位という結果は、トヨタにとってベストタイの記録である。これまでにTS010(1992)、94C-V(1994)とTS020(1999)が2位フィニッシュを果たしている。

    木下美明 チーム代表
    今日は本当にチームを誇らしく思う。我々はチームとしての真価を発揮し、この結果を勝ち取った。我々は非常に困難な状況においても、目標を見失うことなく、決して諦めなかった。2台共に完走を果たし、表彰台を獲得出来たというのは非常に満足のいく結果だ。#7がダメージを受けたあと、全員が見せた意志の強さとチームワークを決して忘れないだろう。チームスピリットを見せてくれたことに非常に感激している。全力を尽くしてくれたチームとドライバーに感謝の言葉を述べたい。今日の結果は喜んでいるが、私の夢はル・マンでの勝利であり、来年は更に強くなって戻って来たい。

    TS030 HYBRID #7
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    スターティンググリッド:5番手
    決勝レース:4位(341周:首位と7周差)、ピットストップ29回、
    最速タイム:3分25秒718
    22時間経過時点(ニコラス・ラピエール):4位
    23時間経過時点(ニコラス・ラピエール):4位
    24時間経過時点(ニコラス・ラピエール):4位
    決勝レースのドライバーオーダー:ニコラス・ラピエール/アレックス・ブルツ/中嶋一貴/ニコラス・ラピエール/アレックス・ブルツ/中嶋一貴/ニコラス・ラピエール

    アレックス・ブルツ #7
    共にル・マン24時間レースに出場したドライバー仲間の一人を失うという非常に悲しいレースではあったが、優勝したアウディの#2を祝福する。ドラマティックなレースで彼らは勝利を挙げた。そして、我々のチームの1台が表彰台に上ったということは非常に嬉しく、誇りに思う。アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミとステファン・サラザンの3名にはおめでとうの言葉を贈りたい。アウディは10年にわたってこのスポーツを、非常に高いレベルで支配して来たということを忘れてはならない。我々がレースを通して、首位に近い位置で戦うことが出来たということは、非常に勇気づけられる結果だ。

    ニコラス・ラピエール #7
    ル・マン24時間レースで表彰台を獲得出来、トヨタ・レーシングにとって素晴らしい一日となった。チームが発足してから僅か18ヶ月という若いチームが、勝利に非常に近い位置で戦えたということは誇りに思う。重大なテクニカルトラブルに見舞われることなく2台が完走を果たせたのは、非常に大きな成果だ。残念なから我々のTS030 HYBRID #8は、私のミスで表彰台争いから脱落してしまった。私は3位でフィニッシュするためにプッシュするしかなかったが、それは上手く行かなかった。4位は残念だが、私がTS030 HYBRIDと共にガレージへと戻って来たときのメカニックは素晴らしかった。彼らは確実な作業で私とTS030 HYBRIDを迅速にコースへと戻してくれ、本当に感激した。

    中嶋一貴 #7
    アウディの#3とあれほどエキサイティングな3位争いが出来るとは、予選の段階では予想も出来なかった。今の段階から、来年再びここへ戻って来て、優勝を目指して戦うのが待ちきれない。チーム全員の素晴らしい仕事に感謝したい。チームメイトが表彰台を獲得出来たのも良かった。もう一段上に立てなかったのは残念だが。我々のTS030 HYBRIDにとって、結果は理想的なものではなかったものの、完走を果たせたのは良かった。我々はチームとして懸命に働いた。レース終盤のアクシデントでの対応は誇りに思う。チェッカーフラッグを受けるのを見るのは嬉しいが、昨日の悲しいニュースもあり、複雑な気分だ。

    TS030 HYBRID #8
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    スターティンググリッド:4番手
    決勝レース:2位(347周:首位と1周差)、ピットストップ30回、
    最速タイム:3分25秒151
    22時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):2位
    23時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):2位
    24時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):2位
    決勝レースのドライバーオーダー:アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン/アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ

    アンソニー・デビッドソン #8
    今回のレースは本当にタフなコンディションだった。しかし、チームとTS030 HYBRIDは完璧だった。全員が協力し合い、トヨタ・レーシングは素晴らしい成果を成し遂げた。私は常々、我々がやるべきことを全てやれば、少なくとも表彰台には登れると言っていた。ル・マンに到着したばかりの頃は、まだTS030 HYBRIDから十分な速さを引き出せてはいなかったが、我々は諦めず努力を続けたし、また、レースでは何が起こるか分からないということも知っていた。不幸にもスタート直後のアクシデントは悲しい結果となってしまった。個人的には、昨年我が身に起こったアクシデントから復帰し、ついにル・マンの表彰台に上ることが出来たというのは本当に驚くべきことだ。ずっと夢見ていた結果であり、素晴らしい気分だ。

    ステファン・サラザン #8
    チームにとっては素晴らしい結果で、将来に向けて希望が持てた。我々は昨年から猛烈に仕事をしてきた。チームも総力を挙げて頑張った。メカニックは200%の力を出し切った。ル・マンの週末、TS030HYBRIDは最高の調子だったし、まったく問題は出なかった。我々は全力を出し切ったが、アウディの方がほんの少し速かったということだろう。簡単にミスを犯すトリッキーなコンディションで、セバスチャン・ブエミもアンソニー・デビッドソンも素晴らしい仕事をしてくれた。多くのクラッシュがあり、土曜日には我々の仲間のアラン・シモンセンが亡くなる事故があったことを忘れてはいけない。しかし、今はレースを振り返って、ただ嬉しい。チーム、メカニック、エンジニア、みんなに対して最高の気分だ。そんなチームの一員であることに誇りを持っている。私はなんて幸運な男なのだろう。

    セバスチャン・ブエミ #8
    今年のル・マンは厳しいコンディションに見舞われて、難しいレースだった。ミスは時と場所を選ばず襲って来るが、私のチームメイトは素晴らしいドライブ、素晴らしい仕事をしてくれた。これまで何度も耐久レースのテストを繰り返して来たが、それで十分かどうか常に心配だった。それがル・マンに来てまったくトラブルなしでレースを2位で終えることが出来た。チーム全員の努力の結果だ。優勝を狙っていた我々にとれば2位は不満が残る結果だが、昨年から素晴らしい進歩を確認出来たので、来年はアウディももう少し心配しなければいけないことになるはずだ。

  • トヨタ、予選4番手と5番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、予選4番手と5番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタは、ル・マン24時間レースの予選を4番手と5番手で終えた。

    6月20日(木)フランスのサルト・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの決勝スターティンググリッドを決定する予選の2回目、3回目が行われた。

    他のWECレースとは異なり、ル・マン24時間レースのグリッドは、3回、6時間にわたって行われた予選セッションにおける、それぞれの車両ごとの最速タイムによって決定される。

    深夜0時に予選を終えるチェッカーフラッグが振られ、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンのTS030 HYBRID #8が、予選終了間際にステファン・サラザンが叩きだしたベストラップ 3分26秒654によって予選4番手を確保した。

    アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴のTS030 HYBRID #7は、前日の予選第1回目で中嶋一貴が記録した3分26秒676のタイムで、予選5番手となった。

    午後7時から行われた予選2回目は、開始直前に激しい雨に見舞われ、セッションスタート時にはほとんど止んでいたものの、路面はヘビーウェット。雲が切れ、空には虹もかかる中、激しい水煙を上げながら各車インストレーションラップを開始した。

    本格的なタイムアタックは、セッション開始から1時間ほど経って路面コンディションが回復し、スリックタイヤでの走行が出来るようになってからであったが、その後も突然の雨にタイムアタックは、数度に渡り中断された。

    変わりやすい天候で、予定されていたロングランでの性能評価プログラムは中断され、その後発生した他車のクラッシュによるガードレール修復のための赤旗中断のまま、予選2回目のセッションは30分以上を残して中止となった。

    その結果、最終予選第3回目は開始時間が30分早められ、午後9時半から2時間半のセッションとして行われることとなり、セバスチャン・ブエミとアレックス・ブルツがまだ部分的に濡れた路面の残るコースでの最初のスティントを担当した。

    雨が止み、コースが乾きはじめたことで、#7、#8共に中嶋一貴とステファン・サラザンにドライバー交代してまもなく、スリックタイヤへと交換して走行を開始した。

    短い赤旗中断の後、ステファン・サラザンが最初に昨日の予選1回目のタイムを上回り、総合での予選5番手に浮上。その後、#7のタイムを僅か0.022秒だけ上回り、予選4番手となった。

    最後はニコラス・ラピエールとセバスチャン・ブエミが共に短いスティントを託されたが、予選3回目セッション終了間際の混み合ったコース上では、それ以上のタイムアップは叶わなかった。

    木下美明 チーム代表:
    予選2日目にしてやっと、ドライコンディションでレースセッティングを試すことが出来た。我々は、今日もレースでのペースに照準を合わせて開発を行ったので、この予選グリッドには納得している。ル・マンにおけるターゲットは予選ではなく、日曜日の決勝レース後の結果である。今日は良い日になったし、自分自身、チームの働きぶりに本当に感謝している。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    予選2回目:1番手(3分40秒924)7周
    予選3回目:5番手(3分28秒859)34周
    スターティンググリッド:5番手

    アレックス・ブルツ #7:
    今日は、定まらない天候やいくつものアクシデントを散見して、ル・マンがまさしく別格だという事実を見せつけられた一日だった。残念だったのは私がドライコンディションで走行が出来なかった点だ。我々トヨタ・レーシングは予選4番手、5番手。後はレース用のセットアップが正しく働いてくれることを願うばかりだ。もちろんレース戦略も重要。レース当日の朝のウォームアップでレース用に最後の調整をする。勝負は24時間レースだ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    昨日と比べてTS030 HYBRIDはかなり良くなっている。戦闘力の高いパッケージを見つけられたので、今日の仕事はまずまずと言うところ。我々の#7はレースに向けてロングランを行った。長距離レースでは予選の順位よりそちらの方が重要となる。予選4番手、5番手は現時点で我々がなし得たベストの結果だと思う。レースに向けてはタイヤのマネージメントと燃費が鍵になると思う。早くレースが始まることを心待ちにしている。

    中嶋一貴 #7:
    今日は昨日に続けてレースに向けてのセットアップに注力した。特にタイヤの耐久性を確かめるためにロングランを行った。ただ、天候が著しい変化を見せて、結構難しい予選になった。雨が上がってからもコースが完全に乾ききっていなかったけれど、レースに向けての貴重なデータは取れたと思う。昨日からいくつかの変更を行い、その変化は確認している。ただ、もう少し細かい部分の改良は必要だと思う。とにかく、良いレースにしたいと願っている。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    予選2回目:5番手(3分42秒507)12周
    予選3回目:3番手(3分26秒654)35周
    スターティンググリッド:4番手

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ステファン・サラザンが最後にラップタイムを更新してくれて良かった。最初のセッションの私の担当スティントはウェットだったので、大変フラストレーションが溜まったが、ステファン・サラザンとセバスチャン・ブエミがドライコンディションでの良いバランスを見出してくれた。もちろん、昨日よりも上位のグリッドに付けられたのは良いことだが、我々にとって最良のニュースは、TS030 HYBRIDの感触が良く、競争力も高く感じられることだ。長いレースなので、何が起こるかわからない。

    ステファン・サラザン #8:
    昨日トラブルに見舞われたにもかかわらず、4番手グリッドを獲得出来て本当に嬉しい。満足のいく一日だった。最後はついにドライコンディションで走ることが出来たのも良かったし、グリッドポジションを上げられたのも嬉しい。しかし、優先すべきは常に決勝レースであり、我々のTS030 HYBRIDはレースでのバランスがとても良い。我々全員がTS030 HYBRIDを頼もしく感じており、レースへ向けてのセットアップも整った。長いレースであり、我々は全力を尽くして戦う。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    昨日の予選初日ではちょっとつまずいたが、今日の予選2日目では、最終的に多くの周回をこなすことが出来て満足している。いつも、ル・マンでは夜の運転が特別なものであり、それが、特別な雰囲気を醸し出している。我々は、ステファン・サラザンのお蔭で予選をこなし、とても満足している。しかし、レースは別物だ。決勝レースを見据え、何が起きるか分からない24時間へと、最後まで気を抜かずに仕事を全うする必要がある。

  • トヨタ、予選初日は4番手と6番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、予選初日は4番手と6番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタは、ル・マン24時間レースの予選初日を4番手と6番手で終えた。

    フランスのサルト・サーキットで、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースが開幕。6月19日(水)は初の走行セッションとなる公式練習と予選初日1回目が行われ、トヨタは、明日の予選2日目と22日(土)から23日(日)に決勝の行われる24時間レースへと更なるレベルアップへの準備作業をこなした。

    アレックス・ブルツとニコラス・ラピエール、中嶋一貴のTS030 HYBRID #7は4番手、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンのTS030 HYBRID #8は6番手につけ、最初の予選セッションを終えた。

    最終的な決勝レースへのスターティンググリッドは、明日20日(木)に2回行われる予選セッションで決定される。

    トヨタは今月初めに行われた公式テストデーに参加したものの、悪天候に見舞われて満足にこなせなかったプログラムのうち、セットアップとタイヤ評価の作業を再開した。

    今日の予選前に行われた公式練習はドライコンディションで始まり、#7は空力のセットアップ、#8はメカニカル・セットアップの作業に集中した。

    その後、公式練習セッションが始まって1時間ほどが経ったところで降雨に見舞われ、2度の赤旗中断もありセットアッププログラムは若干の影響を受けたが、トヨタ・レーシングは全ドライバーがスティントをこなした。

    予選初日におけるチームの目標は、24時間レースの決勝へ向けて2台のTS030 HYBRIDのセットアップを詰め、日曜日の夕方に最良の結果が得られるようにすることだった。

    午後10時、夜の闇に包まれてもまだ暖かいル・マンで、ドライコンディションの下、中嶋一貴とステファン・サラザンが各々予選初日セッションの最速ラップを目指し、タイムアタックを開始した。

    #7はニコラス・ラピエール、#8はアンソニー・デビッドソンが続くスティントを担当。続いて#8がセバスチャン・ブエミへとドライバー交代した直後、#8は駆動系のトラブルに見舞われコース上にストップしてしまった。

    それとほぼ同時期に、コースの別の場所でアクシデントがあり、セッションは赤旗中断。破損したガードレールの修復が行われたが予選初日終了の午前0時までには、間に合わず、予選初日のセッションは再開されることなく終了した。

    明日20日(木)は、午後7時(日本時間21日午前2時)からと午後10時(同午前5時)から2時間ずつ、1時間のインターバルを経て2回の予選が行われ、決勝レースのスターティンググリッドが決定される。決勝は22日(土)午後3時(日本時間午後10時)に長い24時間レースのスタートが切られる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    公式練習:5番手(3分30秒866)40周
    予選1回目:4番手(3分26秒676)17周

    アレックス・ブルツ #7:
    予選が途中で赤旗中断になったことで、私は予選を走ることが出来なかった。公式練習では濡れた路面で走ったが、ドライコンディションではたった2周走っただけ。だから、あまりコメントはない。とにかく今は期待してレースを待つしかない。それには、24時間レースを戦うために万端の準備をしなければならないと言うことだ。明日はレースに向けてベストなセットアップを見つけなければならない。

    ニコラス・ラピエール #7:
    今日の予選初日の結果にはちょっとがっかりした。トップとの差が思ったより大きかった。明日は決勝レースに向けて満足のいくセットアップを見つけ、ステップアップしないといけない。1週間前のテストデーが雨に祟られてプログラムでやり残したことが多く、それを今日やりたかったのだが、赤旗のせいでそれも出来なかった。だから、明日のセッションはフルに使って、2台のTS030 HYBRIDをレースに向けて満足いくクルマに仕上げなければと思っている。

    中嶋一貴 #7:
    予選初日では良い走りが出来たけれど、もう少し行けたのではないかと思う。しかし、我々は予選よりレースでのパフォーマンスを重要視している。そのためにはやらなければいけないことがまだあるが、今日はどこを改善すべきか分かったので、まずまず満足出来たと言える。とにかくレースに集中すること。そうすると結果はおのずと付いてくるはずだ。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習:4番手(3分29秒573)39周
    予選1回目:6番手(3分30秒841)10周

    アンソニー・デビッドソン #8:
    基本的には好感触だが、それだけに、ラップタイムが出せなかったのは残念だ。まだ望み通りのレベルには達していないが、レースウィークは長い。速度の違う車両が数多く走るコースで、どんなコンディションでも、自信を持ってドライブ出来るTS030 HYBRIDに仕上げたい。まだレースウィークは始まったばかりであり、決して悲観はしていないし、明日を楽しみにしている。

    ステファン・サラザン #8:
    我々はレースへ向けて、総力で予選に立ち向かったが、本当の予選アタックのチャンスには恵まれなかった。だが、TS030 HYBRIDのフィーリングは良かった。安定しており、我々全員が好みのバランスだった。私はレースに向けて、良いセットアップであると確信している。当然ながら、予選セッションを途中で終えるのは、決して好ましいことではないが、問題が決勝レースではなく、水曜日に発生したことが、せめてもの救いだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    基本的に予選初日を、たった10コーナーで終えてしまった。インディアナポリスでトラブルに見舞われた。従って、今夜はTS030 HYBRIDについて、多くを語ることは出来ないが、チームメイトは満足していた。残念なことに、我々は駆動系に問題を抱えてしまったが、実際には、ほぼ同じタイミングで赤旗が出されており、結果としてそれほど周回数を失うことにはならなかった。

  • トヨタ、公式サイトが改ざん被害

    トヨタ、公式サイトが改ざん被害

    トヨタは、同社の公式サイトが不正アクセスを受け、改ざんされていたことを明らかにした。改ざんされたコンテンツにアクセスした場合、不正プログラムが実行される状態にあり、閲覧者にウイルスチェックを呼び掛けている。

    改ざんされた可能性があるのは6月5日午後6時26分〜14日午後9時47分の間。この間にニュース系コンテンツを閲覧した場合、不正プログラムが自動的に実行される状態になっていたという。

    原因は第三者による不正アクセスだが、どのような経路で侵入を受けたか、1週間以上の間改ざんに気付かなかったのはなぜかなど、詳細については調査中という。今のところ顧客の情報流出といった被害は確認されていない。

    トヨタでは、ウイルス対策ソフトを最新の状態にアップデートし、感染の確認と駆除を行うよう推奨している。

  • トヨタ、ル・マン24時間レースへと準備万端

    トヨタ、ル・マン24時間レースへと準備万端

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)のハイライトとして来週6月22日、23日の両日、フランス・サルト・サーキットで行われる、第90回「ル・マン24時間レース」へと出場準備を整えた。

    昨年、ル・マン24時間レースへTS030 HYBRIDをデビューさせたトヨタ・レーシングは、今年も#7にアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴、#8にアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンという布陣の2台体制で臨む。

    WEC前戦のスパ6時間レースでは#7のみ2013年仕様の参戦となったが、ル・マン24時間レースでは、2台共に2013年仕様のTS030 HYBRIDとなる。

    先週、6月9日に行われたル・マン公式テストデーを含む、7回のテストを経て、2013年仕様のTS030 HYBRIDは、信頼性とパフォーマンスの確かな向上を示した。

    ル・マンへ向けた準備プログラムには、成功裏に終えた耐久テストも含まれ、TS030 HYBRIDとチームは、30時間以上にわたる連続走行への手応えを得た。

    トヨタ・レーシングの挑戦で要となるトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)は、ル・マン24時間レースの場合、レースコースに7か所指定されたハイブリッド回生区間でブレーキにより得られたエネルギーをキャパシタに蓄電し、加速時に自動的に300馬力に値するパワーを付加する。

    先週日曜日に行われたル・マン公式テストデーでは、今週末へ向けた、TS030 HYBRIDとパワートレインのさらなる熟成と、タイヤの評価などを行い、多忙な一日となった。

    昨年、TS030 HYBRIDの#7は、#8が遅い車による接触に巻き込まれ激しくクラッシュする中、エンジンの不調に見舞われるまでの6時間にわたり、スリリングな首位争いへのバトルを展開した。

    今年のル・マン24時間レースは、トヨタ・レーシングにとっては2回目の参戦となるが、トヨタにとっては15回目の出場となる伝統的なレースでもあり、1992年、1994年、そして1999年に2位入賞を果たしている。

    トヨタ・レーシングにとっては、準優勝からさらなる高みへの挑戦となるが、それは24時間レースで表彰台の頂上を目指すことにほかならない。

    木下美明 チーム代表:
    我々は、ル・マン24時間レースをとても楽しみにしている。昨年のル・マンは、我々にとってTS030 HYBRIDでの初めての戦いであり、いくつかの困難に直面することは予想していた。今年は準備も整い、上手く行くことを期待している。昨年のル・マンで首位争いを展開し、WECで3勝を挙げられたことでも、成功への手応えを感じている。そして、我々の夢は、この伝統のレースで表彰台の頂上に立つことだ。我々は、とても強力なアウディというライバルに立ち向かう以上、確信は持つのは難しいが、出来ることは全てやったし、勝つために100%の力を出し切るつもりだ。長い1週間になるし、様々なことが起こるだろうが、この挑戦のための準備は整った。

    アレックス・ブルツ #7:
    例年同様、今年もル・マンにやって来ると興奮する。これは本当に私が好きなレースで、既にテストの時点で酔わせてくれるほど、ここに戻って来られて嬉しい。ル・マンは、輝かしい歴史と伝統的スタイルのモータースポーツ、それにハイブリッドシステムやクルマの空力といった先進技術が絶妙に渾然一体となっている。そこで勝ち、表彰台の頂上に上るのは格別な感覚だし、もう一度味わいたいと思う。だから私は戻って来るのだ。去年は我々にとって最初のレースで、本当に難しかった。出来る限り備えはしたが、例え一時的にトップを走っても、本当の意味で戦い通す事は出来なかった。今回は冬をまたいで集中プログラムを実施したし、ライバルも同じように改良してきたようだが、私はこの挑戦を楽しみにしている。

    ニコラス・ラピエール #7:
    ここに戻って来られてとても興奮している。チームは昨年よりもずっと準備が整っているのと同時に、すごく頼もしい。今年の最初の2レースで少し残念な部分もあったが、ここでは、特に戦績において進歩を見せられると思う。昨年よりもチームの準備は出来ているし、チームの誰もがより経験を積んでいるわけだから、良くなっているはずだ。ル・マンはとても特別なレースで、WECのシーズン中最も重要なレースだ。フランス人ドライバーとして大切だと思うのは、フランスで開催されるレースということではなく、誰にとっても世界で最も有名なレースのひとつだからだ。これまで少しばかりツキに見放され、私自身がここで表彰台の頂上に立ったことはまだないが、昨年はレースをリードする気分を味わえたので、今年こそラッキーで行きたい。

    中嶋一貴 #7:
    私にとって2回目のル・マン24時間は非常に楽しみだ。昨年のことがまだつい昨日のように思える。1年経つのは本当に早いし、とても忙しい1年だった。昨年のル・マン以降はとても良いシーズンだったし、富士では、優勝チームの一人として楽しめた。更に、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオンも獲得出来たのが良い記憶だ。昨年と比べると、準備はすごく出来ていると思うが、さらに、もう少し速さが欲しいし、レースに勝つための運も必要だと思う。個人的には、昨年の経験のお蔭でずっとリラックスしている。昨年は初めての経験で、その特別な雰囲気が印象的だった。ル・マンのコースは超高速でたくさんのドラマが生まれるが、昨年多くを学んだことで今年は心構えも出来ている。

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ル・マンに戻って来られて興奮しているし、昨年よりはずっと良い結果が出せることを期待している。12ヶ月前にル・マンにやって来て以来、いろんなことが起こった。チームは多くを学び、成熟したし、私自身もあのアクシデントの後のリハビリを完了した。あの記憶よりももっと素晴らしいことを成し遂げるつもりだし、体調は万全だ。チームには絶対の信頼を置いているし、チ−ムメイトはとても速い。過去の何ヶ月か、短期間集中プログラムをこなし、昨年からいかに進歩したかをテストデーでも見せることが出来て嬉しい。いくつかの試練が待ち構えていることも承知しているが、準備は出来ている。我々は出来うる最善の仕事をして、最良の結果を出すべく、プッシュし続ける。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    私にとって2回目のル・マン24時間レースであり、昨年の経験から、とても多くの事を学んだ。既に特別なコースであることは分かっていたが、初めてレースを戦ったことでさらに深く知ることが出来た。昨年、我々の#8はル・マンで初めてシェイクダウンを行ったが、理想的とは言えなかった。今回は、はるかに良い状況であり、全力で挑戦出来ることを願っている。もちろん、最も大事なことは、チェッカーフラッグを受けることだが、それすら過酷なレースでは容易なことではない。最終的に、我々は、トップでチェッカーフラッグを目指したいが、その前に、着実な積み重ねへと多くの仕事をこなすことが必要だ。チームは挑戦に何が必要かを知っており、とても信頼して良い仕事が出来る。しかし、ル・マンはル・マンであり、24時間はとても長い。

    ステファン・サラザン #8:
    私の夢はル・マン、そこでの勝利だ。レースは厳しく、このイベントへと万全の態勢を整え、毎年レースを待ちわびることが私の人生でもある。何回も表彰台に上がり、多くのリードをものにしたが、残念ながら未だに勝利を手にしていない。今年こそはと期待している。とても厳しい24時間にわたるレースだが、我々はテストプログラムとトレーニングプログラムのお蔭で準備は整った。ル・マンのコースは、ほとんどが公道を使用するとてもユニークなものだ。木々は近くに迫り、多くの逸話を残してきた。そして、我々は、通常のサーキットとの違いを感じている。私はこの雰囲気が好きで、このコースの1メートル1メートルを知り尽くしている。ということで、スタートが待ちきれない。

    6月19日(水)フリー走行(現地時間16:00−20:00)の後、予選1回目(22:00−00:00)、翌20日(木)の2回の予選(19:00−21:00、22:00−00:00)によって決勝レースのスターティンググリッドが決定。22日(土)の15:00に24時間レースのスタートが切られる。

  • トヨタ、ル・マン24時間レースの公式テストで順調にセットアップ

    トヨタ、ル・マン24時間レースの公式テストで順調にセットアップ

    トヨタは、ル・マン24時間レース90周年記念大会(6月22-23日)に先立ち、6月9日(日)フランスのサルト・サーキットで行われた公式テストを、有意義に終えた。

    2013年仕様のTS030 HYBRID 2台は、レースウィーク前に全コースで準備とセットアップが出来る、唯一のチャンスに参加した。

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦となる、シーズン中最長のル・マン24時間レースを前に、2台が80周以上を走り込むロングランテストに専念した。

    TS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴は、長いストレートとシケインとコーナーがユニークに組み合わされた13.629Kmのコースで、TS030 HYBRIDの微調整と何種類かの空力セットアップを行った。

    TS030 HYBRID #8のアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンは、朝の雨によるとても滑りやすい路面コンディションの中で、集中的にタイヤ評価を行い、テストプログラムを完遂した。

    両車ともトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)の最適化を行った。このシステムは、コースに規定された7か所のブレーキ回生区間でスーパーキャパシタに蓄電し、自動的に300馬力の加速アシストをするものである。

    夜通し降り続いた強い雨のために、非常に滑りやすいコース状況でTS030 HYBRID #7のアレックス・ブルツと#8のステファン・サラザンがセッションをスタート。#7が中嶋一貴とニコラス・ラピエール、#8もセバスチャン・ブエミからアンソニー・デビッドソンへとドライブを引き継いだ昼の休憩まで、雨は降り続いた。

    午後のセッション半ばには雨も上がり、コースはドライコンディションへと変わり始め、ミシュランのインターミディエイトタイヤを装着することで急速にラップタイムは向上していった。

    #7はニコラス・ラピエール、中嶋一貴、アレックス・ブルツと順調にドライブを続け、#8もアンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミ、そして、再びアンソニー・デビッドソンへと交代を重ねて午後のセッションを終えた。

    木下美明 チーム代表:
    我々は、12か月前に初参戦したル・マン24時間レースから、さらに強いチームと、さらに強いTS030 HYBRIDを手に入れた。今日の我々の目標は、テストの時間を最大限に有効活用することであり、それを達成出来た。天候のために、今日我々が望んでいた全てを消化することは出来なかったが、それは、どのチームも同じだ。チームは良く働き、TS030 HYBRIDは頼もしく走った。これは昨年からの進化を示すものである。しかし、あと数日間で改善のためにやらねばならないこともある。我々はすでに何日も夜を徹し、全力で働いて来たが、最後の詰めに差し掛かっている。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    午前:4番手(39周)、最速ラップ3分49秒349:首位と3.072秒差
    午後:6番手(43周)、最速ラップ3分29秒593:首位と7.010秒差

    アレックス・ブルツ #7:
    面白くて忙しい1日だった。ウェット路面を喜ぶ者はいないが、サーキットに戻って来られるのは嬉しいことだ。天候はどうしようもないが、それはどのチームも同じだ。それでもまだ有意義だったのは、ウェットとインターミディエイトタイヤの、それぞれの条件下でのセットアップをいくつか試せたことだ。コースが乾いた時のTS030 HYBRIDのバランスも良かったが、スリックタイヤではどうしてもクリアラップが取れなかった。ラップタイムが全てではないが、やはりもう少し良いタイムを出せるようにしたい。

    ニコラス・ラピエール #7:
    空力とセッティングの面で得るものは多かった。大雨から小雨、それから完全にドライになる前の半乾き路面まで、全ての条件をこなすこととなったが、これは、我々にとって、どのタイヤをどの条件で使うかを知るために役立った。とはいえ、テストすべきことが非常に多かったので、出来れば完全なドライセッションでも走りたかった。他のチームが何をテストしているのか分からないので、今自分達がどのあたりにいるのかを正確に知るのは難しい。TS030 HYBRIDの信頼性は高く、レースに向けてデータ分析をしなければならない。

    中嶋一貴 #7:
    ウェット路面でスタートしたが、最後は少し乾いたコンディション走行となり、色々な条件での走行を体験出来た。レースウィークに向けては良い経験が出来たと思う。というのも、雨天では水しぶきで本当に視界が悪いからだ。また、何度も先行車に阻まれたが、これがル・マンだし、それが普通なのだと思っている。この先行車というものは、常に考えなければいけないポイントで、うまく捌かなければならない。ル・マンに戻って来られたことは嬉しいが、天気だけは自分の望んだものではなかった。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    午前:5番手(40周)、最速ラップ3分50秒903:首位と4.626秒差
    午後:4番手(45周)、最速ラップ3分27秒581:首位と4.998秒差

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ル・マンのコースを再び走れたのは嬉しいが、ずっと変わり続ける天候でのセッションは、とても難しいものだった。雨の中でセットアップ作業を続け、非常に良いバランスを見つけた。このような、本当にトリッキーな条件下でのラップタイムとしては満足いくものだ。午後遅くの再走行時には数周のドライ路面走行が出来、車両バランスを更に良くするアイデアを見つけるべく走った。ラップタイムは今日の優先課題ではなく、最も大切なのは2週間後に我々がどこにいるか、様子を見極めることだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    最後はドライ走行が出来たが、望んでいたようにはならなかった。しかし、少なくとも着実に多くの周回を重ねられたことで、我々皆が、またル・マンに慣れることが出来た。路面のコンディション、先行車と、あらゆるものが完璧なラップを阻むことになったが、レースで勝つためには、まだまだいくつか改良しなければならない。レースウィークが始まる前に、1,150km以上を走って膨大なデータを得たので、チームは明日からも忙しい日々になるだろう。

    ステファン・サラザン #8:
    とても良い1日だったし、TS030 HYBRIDも非常に頼もしかった。ウェットとドライで走行を重ね、我々のプログラムは完了した。今のところ全てうまく行っており、多くの周回を重ねることが出来た。今朝、ウェット路面で走行を開始した時は、車両バランスにあまり満足していなかったが、ドライになって大幅に好転した。こうしてトヨタ・レーシングと共にここにいることがとても嬉しい。私自身はいつでもレースを走れる準備が出来ている。