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  • 【WEC】 アレックス・ブルツ、トヨタのアドバイザー兼アンバサダーに就任

    【WEC】 アレックス・ブルツ、トヨタのアドバイザー兼アンバサダーに就任

    トヨタは、アレックス・ブルツをチームのアドバイザー兼アンバサダー(親善大使)に任命した。

    アレックス・ブルツは先月行われた2015年WEC最終戦バーレーン6時間レースで、長いレーシングドライバーとしてのキャリアに終止符を打ちった。

    その最後のレースで3位表彰台を獲得し有終の美を飾った。

    アレックス・ブルツは、2016年からTOYOTA GAZOO Racingのアドバイザーとして、ドライバーやチームを見守りアシストすると共に、トヨタがWEC LMP1クラスで採用するハイブリッド技術開発のサポートという任につく。アレックス・ブルツは、TOYOTA GAZOO Racingでドライバーとして活躍した4年間、これらの分野ですでに優れた実績を上げている。現在もF1グランプリにおけるGPDA(Grand Prix Drivers’ Association )会長や、コースデザイン、ドライバー育成などのビジネスに携わっているが、今後は、トヨタにおけるアドバイザーという新しい役目が加わりる。

    アレックス・ブルツは、TOYOTA GAZOO RacingがWECプロジェクトを開始した2011年末からチームと共に戦い続けてきた。2012年には、トヨタがWECで初めてポールポジションを獲得すると同時に初優勝を飾ったサンパウロ6時間レースの立役者でもあり、また2014年のFIA世界耐久選手権マニュファクチャラーズタイトル獲得にも、ドライバーとして重要な役割を果たした。

    佐藤俊男 (チーム代表)
    アレックスが新しい役割でチームに残ってくれることになり、本当に嬉しく思います。トップカテゴリーにおける彼の経験と知見がかけがえのないものであることは明らかですし、これからもチームにとって重要な役目を担ってくれることを期待しています。彼は、2度のル・マンウィナーであり、優れた人格者として我々のドライバーやエンジニアにアドバイスをしてくれるでしょう。アレックスがTOYOTA GAZOO Racingファミリーの一員に留まり、新しいポジション、アンバサダーとして一緒に働いてくれることが楽しみです。

    アレックス・ブルツ (チームアドバイザー件アンバサダー)
    私のレーシングドライバーとしてのキャリアの終わりが、私とモータースポーツの関係の終わりではないことを日頃から願っていたので、トヨタと新しいスタートを切ることが出来るのはとても嬉しいことです。このプロジェクトの最初からずっと一緒にやって来て多くの経験がありますから、チームの将来へと携われることでわくわくしています。2016年の新型車両で、WECは、さらに競争激化して行くでしょう。我々が再び先頭集団で戦えるよう、やるべきことはたくさんあるので胸が高鳴ります。

  • トヨタ、新型プリウスを発売

    トヨタ、新型プリウスを発売

    トヨタは、プリウスをフルモデルチェンジし、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて、12月9日に発売した。価格は価格は242万9018円(E/FF)〜339万4145円(Aプレミアム ツーリングセレクション/4WD)。

    新型プリウスは、歴代より実現してきた優れた環境性能にさらなる磨きをかけ、「E」グレードにおいてはクラス世界トップレベルの40.8km/Lを実現。

    また、その他の2WD車においても37.2km/L、新たに投入したE-Four(電気式4輪駆動方式)車は34.0km/Lの低燃費を実現し、全グレードにおいて「平成32年度燃費基準+20%」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得とあわせ、「エコカー減税」の免税対象とした。

    さらに新型プリウスは、「もっといいクルマづくり」の実現に向けたクルマづくりの構造改革である、Toyota New Global Architecture(TNGA)の第1号車として投入。これにより、「低燃費」の実現とともにカッコよさを際立たせる「低重心スタイル」や「走りの楽しさ・乗り心地のよさ・静かさ」といった様々な基本性能を大幅に向上している。

    なお、グレード体系は、より低燃費を追求した「E」、基本装備を充実した「S」、衝突回避支援パッケージ“Toyota Safety Sense P”をはじめ先進装備を充実した「A」、「A」の装備に本革巻きのステアリングホイール・本革シートなど、上級装備を充実した「Aプレミアム」を設定。「S」「A」「Aプレミアム」には“ツーリングセレクション”を設定し、215/45R17のタイヤ&アルミホイールや合成皮革表皮のシートなどを装備した。
     また、E-Four車においても「S」「A」「Aプレミアム」ならびに、各グレードに“ツーリングセレクション”を設定した。

    新型プリウスの主な特徴

    ・低重心パッケージによるエモーショナルなスタイル、先進的で温かみを持たせたインテリア

    ・最大熱効率40%を実現したエンジンの搭載をはじめ、モーター、トランスアクスル、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーといったシステム全体で小型・軽量化を実現。さらに約20%の低損失化を図り、「E」においてはJC08モード走行燃費40.8km/Lの低燃費を実現

    ・TNGAの思想に基づくクルマづくりを実施。低重心パッケージに加え、ボディねじり剛性を約60%向上させた高剛性ボディやダブルウィッシュボーンリヤサスペンションの新採用などにより、走る楽しさや快適性が向上

    ・雪道での一般的な走行における発進をアシストすることにより、安定した走りを実現するE-Four(電気式4輪駆動方式)を開発し、プリウス初の4輪駆動として採用

    ・歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールをはじめ、4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を「A」「Aプレミアム」に標準装備。また、ITS専用周波数(760MHz)による路車間・車車間通信を活用した運転支援システム「ITS Connect」を設定するなど先進の安全装備を充実。さらには、Bi-Beam(バイ・ビーム)LEDヘッドランプ、スマートエントリー&スタートシステムを全車標準装備とした

    トヨタ 新型プリウス TOYOTA PRIUS 画像

  • トヨタ、WRC復帰に向け邁進

    トヨタ、WRC復帰に向け邁進

    トヨタのWRCプロジェクトを担う各組織のリーダーが、11月末、富士スピードウェイに集結した。

    豊田章男 チーム総代表、トミ・マキネン チーム代表、嵯峨宏英 チーム副代表、佐藤俊男 TMG社長の4名は、本格的に車両製作に着手するにあたり、改めてプロジェクトの目標、想いを共有し、成功に向けて結束を固めた。

    話し合いの中で、豊田章男 チーム総代表は「ラリーにおけるクルマづくりは理論だけでない“それぞれの道”に合わせた現地現物のクルマづくり。そこには、もっといいクルマづくりを目指すトヨタが改めて学ばなければいけないことがたくさんある。それを実践するマキネン氏に我々は大いに学ばなければならない」と話し、トミ・マキネンの牽引するチームに期待が高まっています。

    2015年7月に発表したとおり、トヨタは、2017年のWRC復帰に向け、トミ・マキネンをチーム代表に迎えました。

    同氏に協力をお願いすることに至った経緯は、豊田総代表と同氏が想いを交わす中で、彼の豊富な経験を生かし、少数精鋭で勝てるクルマづくりに協力いただきたいという想いからだった。

    現トヨタは、トミ・マキネンの強力なリーダーシップのもと、フィンランドを拠点に参戦準備を進めている。チームを構築中のトミ・マキネンのもとには、経験豊富で熱意あるスペシャリストが集まってきており、この新しい挑戦の成功に向け、現在約40名のスタッフが絶え間ない努力を続けている。

    「参戦までの準備時間が非常に限られているので、難しいプロジェクトですが、プロフェッショナルで対応力のあるチームを構築してきました。チームメンバーの献身的な働きによって、当初のスケジュールと目標を達成できる見通しが立ちました。もちろんまだまだやるべきことはありますが、準備は整っています」とトミ・マキネンは述べまた。

    WRC通算24勝、4年連続ドライバーズチャンピオンに輝いたトミ・マキネンのもとで、トヨタはヤリスWRCを最高のレベルに仕上げていく。

    プロジェクトの次の重要なステップとなる車両テストは、2016年春の開始を予定しています。

    トミ・マキネン Q&A

    ヤリスの組み立てはもう始まっていますか?
    今車両の設計を行っています。技術チームのエンジニアたちはスケジュールに間に合うようサプライヤーと協力し、そして何より勝てるクルマをつくるため、絶え間ない作業を続けています。ヤリスの組み立ては、まもなく始まります。

    TMGはプロジェクトに参加しているのですか?
    はい。TMGは我々の重要なパートナーで、エンジンの設計と製作を担当しています。ヤリスを強いクルマにするために、彼らとは密に作業を続けていきます。

    TOYOTA GAZOO Racingチームはどこに拠点を置くのですか?
    チームはフィンランドを拠点とし、日本のチームとして登録します。2016年のオペレーションに必要なワークショップとデザインオフィスはプーポラ(Tommi Mäkinen Racingの所在地)に位置しています。現在も日本のTOYOTA GAZOO Racingのメンバーが定期的に訪問し、密に連携しながらプロジェクトを進めています。このプロジェクトをラリーが国技とも言われ、ラリーへの誇りに溢れるこの国で運営できることを非常にうれしく思っています。車両テストにも多くのオプションが提供でき、開発にも非常に適した場所です。しかし、ワークスチームの拠点、そして2017年に必要な施設としては別の場所も検討中です。

    TOYOTA GAZOO Racingの成功のカギは何だと考えていますか?
    トヨタは現在、世界最大の自動車メーカーですが、同時にスリムで効率のよい運営で知られています。WRCチームに関しても同じように、少数精鋭チームを作りたいと考えています。私が三菱チームのドライバーだったころと同じ志で、勝つために必要なことは、予算やスタッフの数ではありません。一番大切なのは、同じ目的を持った仲間と喜びを共有し、リラックスして仕事ができる雰囲気だと考えています。トヨタのやり方に倣い、「I Love Cars!」の精神、そして皆が楽しんで仕事をしているというところを世界の人々に見せていきたいと思っています。

    テストスケジュールはどのような予定ですか?
    テストは2016年の春に開始の予定です。フィンランドおよび世界中でテストを行うため、集中したスケジュールがすでに組まれています。

    チーム編成は完了していますか?
    チームは徐々に拡大中で、まだいくつかのポジションには空きがあります。このプロジェクトに全力投球でき、大きな家族のような我々のチームの一員になってくれるメンバーを探しています。我々は手を取り合って皆で協力しあって作業をしています。強い個性がありながら、チームに溶け込める人が、我々が求める人材です。

    2017年のドライバーは決まっていますか?
    3台が難しければ、少なくとも2台は出せることを願いながら、様々なドライバーと話し合いをしているところです。

    主なチームメンバーを教えてください。
    オペレーションディレクターラウリ・リーピネン
    スポーティング・ディレクターヤルモ・レーティネン
    技術チーム(設計・開発)
    マイケル・ゾトス、トム・フォウラー、ミッコ・ルオホ、サイモン・キャリアー

  • トヨタ、東京オートサロン2016に「TOYOTA S-FR」レーシング仕様車を出展

    トヨタ、東京オートサロン2016に「TOYOTA S-FR」レーシング仕様車を出展

    トヨタは、“TOKYO AUTO SALON 2016”にTOYOTA GAZOO Racingとして出展し、第44回東京モーターショー2015に出展したコンセプトカー「TOYOTA S-FR」のレーシング仕様車「TOYOTA S-FR Racing Concept」などを出展する。

    TOYOTA S-FR Racing Conceptは、大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレット(空気排出口)を備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラー、カナード、リヤスポイラーなどCFRPの大型エアロパーツを採用。サーキットで高いパフォーマンスを発揮するためのデザインを追求した。

    TOYOTA S-FRの愛着の湧くシンプルなスタイルをベースにしながらも、よりスポーティなスタイルを実現することで、TOYOTA S-FRの新たな世界観を提案する。

    また、2007年から参戦を続けているニュルブルクリンク24時間耐久レースの歴代参戦車両や、2015年にFIA世界耐久選手権(WEC)や全日本ラリー選手権で活躍した車両や、“G’s”のコンセプトカー「VOXY G’s Concept」、「NOAH G’s Concept」なども展示する。

    TOKYO AUTO SALON 2016は、2016年1月15日(金)から17日(日)の3日間、幕張メッセで開催される。

    TOYOTA S-FR Racing Concept TOYOTA S-FR Racing Concept

  • トヨタ、IPC ワールドワイド・パラリンピック・パートナーに就任

    トヨタ、IPC ワールドワイド・パラリンピック・パートナーに就任

    トヨタは、国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee 以下、IPC)との間で、東京パラリンピックを含む2024年までのIPC「ワールドワイド・パラリンピック・パートナー(Worldwide Paralympic Partner)」スポンサー契約を締結し、本日、東京にて発表会を実施した。

    発表会にはIPCのフィリップ・クレイヴァン会長をはじめとする、パラリンピック関係団体の関係者、および当社代表取締役社長の豊田章男が出席した。

    今回、締結された契約の詳細は下記の通り。

    IPC「ワールドワイド・パラリンピック・パートナー(Worldwide Paralympic Partner)」スポンサー

    パラリンピックの最高位レベルのグローバルスポンサーシッププログラム。夏季・冬季パラリンピック大会および関連活動について、スポンサー企業がグローバルで支援を行う。また、今回の契約には、2017年から2024年の期間で、すべてのNPC(National Paralympic Committee)と活動する権利も含まれている。

    <対象期間>
    2016年〜2024年(2016年の権利対象国は日本のみ。2017年からはグローバルの権利)

    <主な対象製品>
    モビリティ
    ・Vehicles(乗用車、小型モビリティ、商用車 等)
    ・Mobility Services(ITS、テレマティクスサービス 等)
    ・Mobility Support Robots(移動支援ロボット、リハビリテーションロボット、ウェアラブルロボット 等)

    発表会で、フィリップ・クレイヴァン会長は、「IPCとトヨタは、『全ての人にモビリティを提供することでより多様な社会が生まれる』という同じ価値観と情熱を持っています。長期にわたるパートナーシップ契約を結べることを喜ばしく思います。IPCはパラリンピック競技を通じて、『すべての人が参加できる社会の実現』を目指しており、そのためにはすべての人に移動の自由があることが必要だと考えています。トヨタとのパートナーシップによって、移動の自由が実現できれば、多くの人の人生をより良いものにすることが可能になります。パラリンピックは社会の変革をもたらす最も大きなスポーツイベントとして、このムーブメントを更に社会にとって意義のあるものにしていきたいと思います」と述べた。

    豊田章男社長は、「私たちは『すべての人が参加できる社会を目指す』というIPCの理念に深く共感しています。その実現のためには、移動の自由が鍵を握っております。トヨタは、『移動』がチャレンジするための障がいではなく、夢を叶えるための可能性になってほしいと願っております。また、会社が苦しい時、スポーツが私たちに希望を与え、『決してあきらめるな』と奮い立たせてくれました。スポーツは、私達の心を一つにします。トヨタは、パラリンピック・ムーブメントの一員として、『移動の自由』の実現と、『スポーツの感動』を広げる活動にチャレンジしたいと思います」と述べた。

    関連:トヨタ、国際オリンピック委員会(IOC)のTOPパートナーに決定 – 2015年11月26日

  • トヨタ、TS040 HYBRIDの最終戦を3位表彰台で締め括る

    トヨタ、TS040 HYBRIDの最終戦を3位表彰台で締め括る

    2015年FIA世界耐久選手権(WEC)が幕を閉じた。トヨタは最終戦バーレーン6時間レースを3位表彰台で終え、2016年シーズンからの新たな挑戦に向けて準備に入る。

    最後まで気の抜けないレースだったが、3位に入ったTS040 HYBRID #2号車でステファン・サラザン、マイク・コンウェイと共に自身最後のレースを終えたアレックス・ブルツは、満足げな表情でトロフィーを受け取った。

    このレースはアレックス・ブルツにとってトヨタで走った28レース中12回目の表彰台だった。その12回の表彰台には5回の優勝も含まれている。

    アレックス・ブルツは1991年にレースを始め、以来素晴らしい成績を収めて来た。その輝かしいキャリアの中には、2度のル・マン24時間レース優勝、そして12年にも及ぶF1レースドライバー、テストドライバーの実績がある。

    最後まで激しい戦いが続けられた6時間に及ぶレースでは、ライバルがトラブルに苦しむ中、高い信頼性を武器にTS040 HYBRID #2号車が3位表彰台に、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の#1号車も4位に入った。

    レースは午後3時にスタートを切り、#1号車はブエミが、#2号車はブルツがドライブ、それぞれ5位、6位を走行していたが、レース開始30分頃ポルシェの1台がピットへ入り、2台のTS040 HYBRIDはひとつずつ順位を上げた。

    スタートから2時間半が経過した頃、中嶋一貴の駆る#1号車がLMP2クラスの車両と接触、フロントカウルの交換を強いられた。その結果、#2号車が#1号車の前に出ることになった。さらに、レースの折り返し地点を過ぎた頃、2位を走っていたアウディの1台がピットへ入り15分間を費やした。その結果、2台のTS040 HYBRIDは3位、4位に順位を上げ、表彰台獲得の可能性が高まった。

    ゴールまで2台のTS040 HYBRIDは非常に力強く、安定したレースを展開したが、最後まで#1号車が#2号車をプッシュし続けた。誰もがひとつでも上の順位を狙うレースでは、例えチームメイト同士でも同様で、手を抜くことはなかったが、その結果、#2号車は見事に3位表彰台を獲得、#1号車は僅かな差で4位に甘んじた。

    レースは俊足を誇ったポルシェ#18号車が優勝、同チームの#17号車に乗るブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー/ティモ・ベルンハルトが新しいドライバーズ・チャンピオンに輝いた。1年前にデビッドソンとブエミが獲得した栄光を、今年はポルシェチームのドライバーが引き継いだ。

    長いシーズンを終え、トヨタはマニュファクチャラーズ選手権3位を獲得、デビッドソンとブエミがドライバーズ選手権5位、ブルツとサラザン、コンウェイが6位にランクされた。この5人の得点はまったく同じだが、#1号車が上位入賞の回数が多いことで順位に差が付いた。中嶋は怪我のためにスパのレースを欠席したため、選手権7位だった。

    今日のバーレーン6時間レースで、TS040 HYBRIDはその役目を終えることになった。2シーズンに渡って16レースを戦い、優勝5回、表彰台獲得14回の大記録を残した。その多くは世界チャンピオンに輝いた2014年シーズンに打ち立てたもの。2016年シーズンに向けては、現在後継車を開発中。3月にポールリカールで行われるプロローグ・テストがお披露目となるが、それに先駆けて1月から本格的なテストに入る。

    佐藤俊男 チーム代表:
    最後にまた表彰台獲得が出来、とても嬉しく思います。厳しいシーズンをこうして終わることが出来たことは、来シーズンへの準備に一層の励みとなります。そして今回はアレックスが引退となる特別なレースでしたが、とても良い形で彼のレース人生を締め括ることが出来ました。彼のチームへの多大な貢献に、改めて感謝したいと思います。また、今日のこの成績のために完璧に仕事をこなしてくれたチーム全員に感謝しています。そして最後に今年一年応援して頂いたファンの皆様に心から感謝申し上げます。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    決勝レース: 4位 196周、ピットストップ6回、グリッド:5番手
    最高ラップタイム:1分44秒314

    アンソニー・デビッドソン:
    厳しいシーズンを通じ、非常に頑張ったチーム全員へのご褒美ともいうべき表彰台で終わることが出来て本当に良かったと思います。今年、私のどんな要求にも応えてくれたチームクルーの全員に感謝しています。特にアレックスが最後のレースで表彰台に上がれたのはとても嬉しく思います。彼のこれからの新たな仕事に、敬意を表し期待をします。我々はベストを尽くしましたが、今日は我々#1号車の日ではなかったことが心残りです。

    セバスチャン・ブエミ:
    #2号車は表彰台を獲得出来て、本当に良かったと思います。一方我々は、満足の行かないレースでした。我々も表彰台に上がれると思っていましたからなおさらです。速さはありましたが、上手く結果に繋がりませんでした。アレックスが最後のレースを表彰台で終えられたのはとても嬉しく思います。このことはチームのモチベーションにとって良いことですし、来年は必ずもっと強くなって戻って来ます。

    中嶋一貴:
    個人的には非常に難しいレースでした。私は最初のスティントでLMP2車両と接触し、結局それで表彰台を逃すことになってしまいました。しかし、2度目のスティントでは再び戦えるようになったのが嬉しかったです。今年1年のチームクルーの努力には本当に感謝しています。チームとして、特にアレックスが再び表彰台に戻れたことを本当に喜んでいます。タフな1年でしたが、来年は必ず反撃に転じます。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝レース: 3位 164周、ピットストップ6回、グリッド:6番手
    最高ラップタイム:1分44秒793

    アレックス・ブルツ:
    ライバルがトラブルに見舞われたという幸運はありますが、我々はミス無くレースを戦い、私にとっての最後のレースで3位フィニッシュが出来ました。最後までチームメイトとのぎりぎりのバトルを、ドキドキしながらピットで見守っていました。共に戦い続けて来たチームとの最後のレースを表彰台で終えることが出来、とても幸せです。ポルシェチームのドライバーとマニュファクチャラー両タイトル獲得を祝福します。彼らは今年、シリーズのレベルをさらに向上させましたが、トヨタの反撃を願っています。この数年、TOYOTA GAZOO Racingは私にとって家族のようなものでした。必ず再び選手権争いで上位に復帰してくれるはずです。来年への戦いはもう始まっています。

    ステファン・サラザン:
    今日はちょっとした幸運により表彰台に上ることが出来ましたが、レースを楽しみ、チームにとっても素晴らしい結果となりました。我々は決して諦めることなく、メカニック、エンジニア、そしてドライバーの全員がずっと全力を尽くして来ました。冬のオフシーズンで、我々は強さを取り戻すべく多くの作業をすることになると思いますが、きっと強くなって戻って来ます。TOYOTA GAZOO Racingでずっと一緒のチームで戦って来たアレックスにはとても感謝しています。彼と同じ車両で戦うのは素晴らしい経験で、多くのことを学び、楽しい日々でした。素晴らしいチームメイトと共に最終戦を表彰台で終えられて嬉しいです。

    マイク・コンウェイ:
    表彰台に上り、今大会で引退するアレックスにトロフィーを渡せたことは最高です。厳しいチームメイトとのバトルの一日でした。私はそのバトルを楽しみ、ポジションを守ったままフィニッシュ出来ました。しかし、接近戦でずっとプッシュし続けなくてはなりませんでした。アレックスとステファンも素晴らしい仕事をしてくれました。最高のシーズン締め括りとなり、来年へ向けて、良い励みとなりました。来年はさらに多くの表彰台を獲得したいと思います。来年が楽しみです。

  • トヨタ、3列目からWEC最終戦バーレーン6時間決勝へ

    トヨタ、3列目からWEC最終戦バーレーン6時間決勝へ

    11月20日(金)、FIA世界耐久選手権(WEC)最終戦バーレーン6時間レースの予選が行われた。トヨタの2台のTS040 HYBRIDは5番手、6番手のスターティング・グリッドを獲得し、明日の決勝レースではこのスタート位置から表彰台を狙う。

    午後5時30分から行われる予定だったLMP1クラスの予選は、先駆けて行われたGTクラスの予選中にサーキットの灯りが落ちるというトラブルのために20分遅れてスタートした。

    20分間行われた公式練習3回目では、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のTS040 HYBRID #1号車が、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車のタイムを上回り、5番手グリッドを獲得した。#2号車は僅かに遅れて6番手グリッドを獲得、予選が終了した時にはサーキットは暗闇に包まれて、気温も摂氏24度と低く、クルマにもドライバーにもタイムアタックしやすい条件だった。

    WECの予選は1台につき2人のドライバーが最低1周のタイムアタックを行い、2人のベストタイムの平均値で決勝レースのスタート順位が決まる。

    #1号車はデビッドソンがまずタイムアタック、それを中嶋が引き継ぎ、5番手のタイムを記録した。明日のレースのスタートは、予選に参加しなかったブエミが担当する。#2号車はこのバーレーン6時間レースが最後のレースになるブルツが予選第1ドライバーとして走り、サラザンにバトンタッチしたが、6番手のグリッドに甘んじた。ブルツは昨年このレースで勝利を上げている。

    ポールポジションを獲得した#17号車ポルシェとTS040 HYBRID#1号車のタイム差は2秒422。

    TS040 HYBRID #1号車:
    (アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴)
    公式練習3回目:5番手(1分43秒794)29周
    予選:  5番手(平均1分42秒158)

    アンソニー・デビッドソン:
    今日の予選では、我々のTS040 HYBRIDの持てる全てを引き出せたと思います。ラップタイムも、今の我々のポジションを現実的に表していると言えます。私のラップも、一貴と同様に上手く行って満足しています。明日は、タイヤの消耗をいかにコントロールするかが課題でしょうが、そこは我々チームの強みの一つだと思っています。何が出来るかを見極め、ひたすらプッシュしていきます。

    中嶋一貴:
    2台のトヨタTS040 HYBRID同士の接戦という予選でした。予選用に良く仕上がっていましたし、アンソニーが非常に良いラップタイムを刻みました。最後のセクターでは彼にかないませんでした。明日のレースは、タイヤのグリップと車両のバランスという点で、違う状況になると思います。#1と#2の面白い競争になるでしょうし、それを楽しめるようにしたいと思います。

    TS040 HYBRID #2号車:
    (アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習3回目:6番手(1分44秒051)24周
    予選:  6番手(平均1分42秒462)

    アレックス・ブルツ:
    興味深かったのは、トヨタの全てのドライバーのラップタイム差が、体重差を明確に反映していたことです。私のラップタイムはとても良く、あと0.05秒は速く走れたと思いますが、満足しています。コーナーでアンダーステア症状に見舞われましたが、大きな問題にはなりませんでした。新しいタイヤと軽い燃料での走りは好調だったので、明日の決勝レースを楽しみにしています。明日は暑く、風も強い中でのレースになるでしょうし、レースの3分の2は夜の走行になりますが、セットアップの妥協点を見出す必要があります。#1号車とレースで争えることを望んでおり、それが我々の目標です。

    ステファン・サラザン:
    今日はアレックスにとって最後の予選セッションということで特別な一日でした。私は新しいタイヤで充分なプッシュが出来ず、やや安全に走り過ぎてしまいました。しかし、TS040 HYBRIDは決勝レースに向けて順調な仕上がりで、どこまでやれるか楽しみです。アレックスのためにも、チーム全員でプッシュし、力強いレースが出来ることを望んでいます。彼はとても素晴らしいチームメイトです。

  • トヨタ:WEC 2015年 第8戦 バーレーン6時間レース 公式練習レポート

    トヨタ:WEC 2015年 第8戦 バーレーン6時間レース 公式練習レポート

    2015年のFIA世界耐久選手権(WEC)もいよいよシーズン最終戦、バーレーン6時間レースを迎えた。トヨタはこの最終戦で有終の美を飾るために、開幕1日目の11月19日(木)を忙しく終えた。

    この日、練習走行は2回行われ、1回目のセッションではアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のTS040 HYBRID #1号車は5番手、2回目には6番手のタイムをマークした。

    アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車は1回目を6番手、2回目を5番手で終えた。#2号車は昨年のバーレーン6時間レースで勝利を飾っている。

    21日(土)に行われる決勝レースは、トヨタにとってひとつの時代の区切りを意味するものになる。トヨタがWECへの挑戦を開始した2012年からチームの中心的ドライバーとして活動を共にしてきた、アレックス・ブルツの最後のレースになる。同時に、2014年のマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したTS040 HYBRIDの最後のレースでもある。2015年、トヨタは新開発の強力なレーシングカーでWECを戦うことになる。

    その最後のレースを前に、トヨタは引退するブルツを囲んでチーム全員で記念写真を撮影。また、特別な記念品として、ブルツ本人が2015年に使用したレーシングスーツをフレームに入れて贈呈した。

    練習走行1回目は高温の日中に始まり、終了した時には夕暮れが近づいていたが、2回目の走行が始まったときには日はとっぷりと暮れていた。この条件下で走ることで、ドライバーは午後3時に始まり9時に終わる決勝レースでの全条件を経験したことになる。

    練習走行では、2台のTS040 HYBRIDはレースに向けてベストなセッティングを見出す作業に追われた。空力及びメカニカル・セッティングはもちろん、ハイブリッドの回生、ブーストのセッティングなどを見直し、最適値を出す作業。レギュレーションにより、TS040 HYBRIDはバーレーン・サーキットでは1周につき最大3.69MJのエネルギーが使用出来るが、チームは最も効率良く回生、放出ができるように調整を行った。

    また、タイヤの性能確認も重要な仕事。ミシュランが提供する2種類のドライコンパウンド・タイヤに関して、性能と耐久性のテストを行った。それらのすべてのテストを通し、2台のTS040 HYBRIDの合計走行周回数は149周にも及んだ。バーレーンのコースは1周5.412kmですから、806kmを越える走行距離。

    明日の金曜日には午前11時から3回目の練習走行が行われ、午後7時30分から公式予選が行われる。決勝レースは土曜日の午後3時にスタートする。

    アンソニー・デビッドソン:
    ピットで走行を待つTS040 HYBRID 1号車  安定したコンディションの下で、TS040 HYBRIDの最適バランスを見つけようと注力しました。車両バランス、特にリアについてはもう少し改善が必要です。我々は良い方向に向いていますが、レースに向けてもう少し煮詰める必要があります。

    セバスチャン・ブエミ:
    今日は上手く行きました。信頼性の問題もなく安定していたので、多くの周回をこなし、豊富なデータを集めることが出来ました。いつもと同じようにこれからそれらを吟味し、TS040 HYBRIDの戦闘力を最大限引き出すことが目標です。

    中嶋一貴:
    私がここで最後にレースを走ってからずいぶん経ちますが、このように良い天候に恵まれてこのバーレーンに戻れたのは嬉しいです。2回の練習走行のセッションの間にセットアップを変え、2回目の練習走行では改善が見られたので、まずまずの出来だったと思います。アレックスと少しばかり競い合えて楽しかったですが、この週末が彼の最後のレースとはいえ、まだまだ彼に学ぶべきところがあると思いました。

    アレックス・ブルツ:
    練習走行の1回目から2回目にかけて大きく改善出来、今は期待したところまで来ていると思います。TS040 HYBRIDでのロングランを試せたのは良かったです。どれを取ってみても、非常に上手く最適化が出来、満足の行くセッションでした。また、一貴と共にセッションを走れたのが楽しかったですね。

    ステファン・サラザン:
    セットアップにおいて幾つか試し、TS040 HYBRIDの仕上がりには満足しています。我々にとって非常に良い訓練になるので、まだまだプッシュし、集中して行きます。チーム一丸となり、全てをぶつけることで来シーズンへの良い足がかりになると思っています。

    マイク・コンウェイ:
    今日は我々にとっては標準的な練習走行の日だったので、それほど記すべきところはないように思います。我々は色々なテストをし、セットアップでいくつかの手法を試してみました。コースの状況は最初のセッションからは少し良くなりましたが、それでもかなりタイヤには厳しいです。急激にタイヤのグリップが落ちるので、タイヤとコース上の混雑について上手くコントロールしていく必要があります。

  • トヨタ、ブルツとTS040 HYBRIDとの最後の戦い:WEC最終戦バーレーン

    トヨタ、ブルツとTS040 HYBRIDとの最後の戦い:WEC最終戦バーレーン

    今週末に行われる2015年FIA世界耐久選手権(WEC)最終戦バーレーン6時間レースを前に、トヨタのアレックス・ブルツが12年に及ぶレーシングドライバーからの引退を発表した。

    アレックス・ブルツは、2012年にトヨタがWECに参加を始めて以来、チームと共に戦って来たが、バーレーン6時間レースが最後の仕事となる。

    アレックス・ブルツは、この4年間、トヨタの中心ドライバーとして、技術開発はもとより、チーム全体の要としての役割を立派に果たした。アレックス・ブルツは、今週末のバーレーン6時間レースまでに、トヨタチームのドライバーとして27レースに参戦、5勝を挙げ、11回表彰台に上っている。直近の勝利は2014年のバーレーン6時間レースだった。

    同時にバーレーン6時間レースは、2014年にマニュファクチャラー及びドライバーの両タイトルを獲得し、チャンピオンナンバー#1と#2を付けたTS040 HYBRIDにとって最後のレースとなる。

    TS040 HYBRIDは1000馬力のパワーユニットを搭載した4輪駆動のハイブリッドレーシングカーとして、2014年4月のシルバーストン6時間レースでデビュー、2シーズンに渡って5勝を挙げた。そのうち3度は1、2位獲得の快挙だった。ポールポジションからのスタートは2014年のル・マン24時間レースを含めて4回、表彰台に上った回数は13回を数えたが、来シーズンからは、さらに進化した技術を搭載する新型車両にバトンタッチする予定となっている。

    バーレーン6時間レースでは、いつものように#1号車はアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴が、#2号車はアレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイがステアリングを握る。昨年のレースでデビッドソンとブエミがドライバーズタイトルを獲得したことは記憶に新しいが、トヨタはバーレーン6時間レースへの過去3度の挑戦で、2勝を挙げている。TS040 HYBRIDにとれば相性の良いサーキットといえる。

    一方、今シーズンの現実には厳しいものがあるが、チームは、TS040 HYBRIDの最後のレースを納得いく結果で終えるべく、バーレーンでも最善を尽くす。

    今週末のバーレーン6時間レースは、11月19日(木)に公式練習走行が午後3時15分および午後7時30分からの2回行われ、20日(金)には3回目の公式練習走行が午前11時から行われ、午後5時30分から公式予選が行われる。決勝レースは21日(土)の午後3時にスタートし、日没後の午後9時にゴールする。

    佐藤俊男 チーム代表
    アレックスは、2011年のWECプロジェクト初期段階から、我々チームにとって欠かせない存在でした。彼の技術的アドバイスや、モチベーション、ドライバーとしての技能は、我々にとってかけがえのないもので、彼の多大な貢献に対して、心から感謝します。2014年に何度か喜びを分かち合ったTS040 HYBRIDでの、彼の最後のレースになると思うと寂しい限りですが、一つの時代の終わりが、同時に新しい時代の始まりでもあるわけで、既にケルンや東富士では、次期参戦車両の開発に懸命に取り組んでいます。この最終戦では、アレックスとTS040 HYBRIDにとって良い週末となるように願っています。チームの誰もがそのために全力を尽くすことは言うまでもありません。

    アンソニー・デビッドソン(TS040 HYBRID #1号車)
    ここバーレーンは、昨シーズン、セバスチャンと私でドライバーズタイトルを獲得した思い出深い、特別なサーキットです。オースチンのように、バーレーンはいつも非常に暑く、ドライバーやピットクルーには厳しいものがあります。我々はここでは強さを示しており、チームは2013年、2014年と連続優勝をしています。今年は様子が異っていますが、シーズン終了前にもう一度表彰台に上がりたいですね。我々は決して諦めていません。

    セバスチャン・ブエミ(TS040 HYBRID #1号車)
    バーレーンは良く知っているし、私の好きなサーキットのひとつです。昨年、ドライバーズタイトルを獲った場所でもあり、また戻って来るのが楽しみです。週末の戦況は厳しいでしょうし、いつも乾燥しているところなので天の恵み(降雨)も期待出来ないことも我々は承知しています。シーズンを通じて、2014年と比べても大幅なラップタイムの改善が見られました。このサーキットでもどうなるか、非常に期待しています。

    中嶋一貴(TS040 HYBRID #1号車)
    私は、バーレーンでLMP1を駆ってレースをしたことは2013年の一度しかありませんが、他のカテゴリーでは何度か経験しています。通常バーレーンでは、天気は大きなレースの要素にはなりませんが、私は、GP2での初のバーレーン戦で雨が降り、大変驚いたのを覚えています。今週末、それに賭けるわけにはいかないでしょうが、いずれにしても、全力でプッシュしていきます。今年、本当に頑張ってくれたチームの皆へのご褒美として、良い結果が欲しいところです。

    アレックス・ブルツ(TS040 HYBRID #2号車)
    時の経つのは早いもので、気付けばもうシーズンの最終戦を迎えることになりましたが、バーレーンに向かうのを楽しみにしています。このレースが好きなのは、バーレーンの温暖な気候や、好みのレストランがあると言うだけでなく、コースも素晴らしいからです。ライバルとのパフォーマンスの相対関係は大きくは変わらないかも知れませんが、まだ士気は充分に高く、闘志を漲らせています。

    ステファン・サラザン(TS040 HYBRID #2号車)
    バーレーンのコースは本当に楽しめますし、私自身過去に良い結果を出しています。私にとって、2度のトヨタでの勝利はどちらもバーレーンでのもので、良い思い出のあるコースです。我々の今年のパフォーマンスがアウディやポルシェと同じレベルにまで届いていないことは分かっており、また厳しい挑戦となるでしょう。しかし、我々のすべきことはTS040 HYBIRDからその能力の全てを引き出して戦うことです。アレックスとの最後のレースを良い結果で終えられることを願っています。

    マイク・コンウェイ(TS040 HYBRID #2号車)
    私にとってバーレーンは、WECでの初勝利を挙げたコースで、忘れられない場所です。また、今年のWECが行われるコースの中で、LMP1カーで長距離を走った経験がある2つのうちのひとつでもあります。TS040 HYBRIDでのコース習熟の必要もありませんし、この週末を楽しみにしています。2015年シーズンの最終戦ということで、困難な状況下でも常にベストなサポートをしてくれたチームへ感謝の言葉を贈りたいと思います。シーズン最終戦、特にアレックスのためにも、好成績で締め括れることを期待しています。

  • トヨタ、現役引退のアレックス・ブルツに感謝の意

    トヨタ、現役引退のアレックス・ブルツに感謝の意

    トヨタは、WECプロジェクトに多大な貢献をしたアレックス・ブルツに心からの感謝の意を表した。

    アレックス・ブルツは、トヨタのWEC参戦が決定した2011年、最初に契約したドライバーであり、2012年には、チームにとって僅か3戦目となるブラジルで行われたサンパウロ6時間レースで、初のポールポジションと初優勝をもたらした。

    トヨタと共に戦った4年間、ル・マン24時間レースで2度の優勝経験があるアレックス・ブルツは技術開発のみならず、耐久レースを戦う上で必要となるチーム全体の運営面においても、極めて重要な役割を果たした。

    最終戦バーレーンまでに、アレックス・ブルツはWEC27戦にトヨタドライバーとして出場、5回の優勝と11回の表彰台獲得という戦績を残した。

    なお、トヨタは2016年ドライバーラインナップを来年初旬に発表するとしている。

    佐藤俊男 チーム代表:
    アレックスは、WEC参戦準備の初期段階である2011年から、我々チームにとって欠かせない存在でした。我々は、何度も喜びを分かち合いましたし、チームの誰もがサンパウロでの初優勝をずっと長く覚えていると思います。私は、我々のWECプロジェクトにおける彼の多大な貢献に対し、心から感謝しています。彼の技術的なアドバイスや、モチベーション、ドライバーとしての技能は、我々にはかけがえのないものでした。これほど尊敬すべき成功を収めたドライバーが引退するのは、非常に残念ではありますが、アレックスのこれからの人生が素晴らしいものとなるよう願っています。

    関連:アレックス・ブルツ、モータースポーツ引退を発表