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  • 【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 LEXUS:第7戦タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第7戦の決勝レースがタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM’S LC500 37号車がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目。ドライバーズランキングでも首位に浮上し、最終戦に臨むこととなった。大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR LC500 6号車が2位で続き、LEXUS LC500が1-2フィニッシュ。トップ6中5台をLEXUS LC500が占めた。

    8日(日)は朝から好天に恵まれたが、決勝レーススタートの僅か30分ほど前に突然のスコールに見舞われ、コースはあっという間にフルウェットに。すぐに雨は止んだが、空にはまだ雲が残っており、ウェットタイヤで行くか、スリックに賭けるか、非常に難しい状況でスタートを迎えた。

    午後3時、気温30度、路面温度33度というコンディションで、セーフティカーランにより決勝レース(66周)がスタート。3周目から本格的な戦いが開始された。ポールポジションの37号車ニック・キャシディはウェットタイヤで順調に首位をキープ。序盤はウェットタイヤを装着した上位勢が予選順位のまま周回を重ねていった。

    路面は徐々に乾いていき、スリックでスタートした車両とのラップタイムが逆転し始めた10周目過ぎから、上位勢もピットへ向かいスリックタイヤへと交換。

    13周目にスリックタイヤに交換したキャシディの37号車はウェットタイヤのまま走り続ける車両を次々にパスし、23周目に首位に復帰。カルダレッリの6号車も3位へとポジションを上げた。

    37号車のキャシディは首位をキープし34周目終了で平川へとドライバーチェンジ。中盤続々と上位勢もピットへ向かったが、2位を走行していたライバル車がピットで大きくタイムロス。これにより6号車が2位にポジションを上げ、LEXUS LC500の1-2となった。

    天候は回復し、路面は完全にドライに。夕方4時を回っても気温33度、路面温度38度まで上がる熱い戦いとなる中、他のLC500勢では、ZENT CERUMO LC500 38号車とau TOM’S LC500 36号車が5,6位、そして後方からはスリックタイヤでのスタートを選択し、一時はほぼ最後尾、1周遅れとなっていたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が、ヘイキ・コバライネンの猛追で順位を上げてきた。

    レースは残り2周で3位を走行していた車両がコース脇にストップ。これにより4位以下の順位がひとつずつ繰り上がることに。

    首位の37号車平川は、ずっと後続との差を10秒以上に保ったままトップでチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウィンで開幕戦に続く今季2勝目を挙げた。この勝利で平川/キャシディ組はドライバーズランキングでも首位に浮上した。

    2位には大嶋/カルダレッリ組の6号車。6号車もランキングで37号車に6ポイント差の2位へとポジションを上げることとなった。

    立川・石浦組の38号車が4位、中嶋一貴/ロシター組の36号車が5位、猛追を見せた1号車が6位でフィニッシュし、LEXUS LC500はトップ6のうち5台を占める活躍を見せた。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 平川 亮
    最高の結果になった。正直スタート前はかなりナーバスになっていて、タイヤ選択にすごく悩んだが、雨の中でのペースも良かった。レースを決めたのは、ドライに交換するタイミングだった。運も味方してくれたのかすごく良いタイミングで入れて、アウトラップも良く、ニックが更に差を広げてくれた。その後僕に交代するときのピット作業も早く、アウトラップもクリーンにまとめられた。それからは全く後ろを見ずに、常に前を向いて、ミスをしないように、順位をキープできるように頑張った。とても良いレースが出来たし、最終戦に向けて良いペースに乗れたと思う。次のもてぎはハンデがなくなるので、開幕戦のようなレースがしたい。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 ニック・キャシディ
    信じられないような一日となった。最高の結果で終われたと同時に、私自身にとっても、これまでに戦ってきたGTレースの中で最高の一戦になった。チームや関係者の皆様に感謝したい。ウェットタイヤでスタートし、乾いていく難しいコンディションだったが、タイヤの温度を低く保つために留意しながらも、後とのギャップを維持するように走った。周回遅れの処理などでリスクを負わないように注意したが、クルマは本当に好調で、ペースも良かった。ピット作業も素晴らしかった。(平川)亮はシーズンを通していつも素晴らしい走りをしてくれるが、予想通りにトップを快走してくれた。次のもてぎは重要なレースになるが、この好調を維持して戦えると思うので、楽しみにしている。

    WAKO’S 4CR LC500 6号車 大嶋 和也
    予選4番手ということで、優勝も欲しいところだったが最低限の結果は出せて、LEXUSの1-2の一翼を担うことが出来たのは良かったかなと思う。チャンピオン獲得はまだ諦めるわけにはいかない。最終戦はなんとしても優勝を狙う。我々が優勝しても37号車が2位だと向こうがチャンピオンということになるが、まずLEXUSのチャンピオン獲得のために頑張りたい。僕らに優勝できるポテンシャルがあるとすれば、向こうが2位に入ってくる可能性というのはかなり高い。でもレースなので何があるか分からないし、諦めずに最後まで戦う。クルマは速いし、最終戦はノーハンデで軽くなる。もてぎは毎年得意としているレースなので、もちろん勝ちに行く。

    WAKO’S 4CR LC500 6号車 アンドレア・カルダレッリ
    非常に難しいレースだった。ウェットコンディションで始まって、目標とする37号車が先頭なのに対し、我々は2列目スタートで、前車の巻き上げる水もあり、最初はとても難しかった。また、タイヤ選択も完璧ではなかった。しかしその後プッシュを続け、タイヤ交換後も可能な限りハードにアタックした。クルマのパフォーマンスもよく、2位にポジションを上げることが出来た。更に上を狙ったが、ラインを外すとまだ濡れているところが多く、車のコントロールを失いタイムをロスしてしまうので、2位キープに徹した。ポイント争いでは首位に6ポイント差とちょっと離されてしまったが、レースでは何が起こるか分からない。私自身、2014年にも追う立場で最終戦のもてぎに臨んだことがあるが、あの時は2位でフィニッシュしたがわずか2点足りずにチャンピオンを逃した。それだけに、今年はなんとしてもタイトルを狙いたいし、そのためには勝つだけだ。

    GT300 決勝

    SUPER GT LEXUS

    2番手スタートの中山 雄一/坪井翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が今季2勝目を挙げ、タイラウンドでのLEXUS両クラス制覇に貢献。中山雄一/坪井組はドライバーズランキングでも2位に浮上し最終戦へ臨むこととなった。

    8日(日)は朝から好天に恵まれたが、決勝レーススタートの僅か30分ほど前に突然のスコールに見舞われ、コースはあっという間にフルウェットに。すぐに雨は止んだが、空にはまだ雲が残っており、ウェットタイヤで行くか、スリックに賭けるか、非常に難しい状況でスタートを迎えた。

    午後3時、気温30度、路面温度33度というコンディションで、セーフティカーランにより決勝レース(66周)がスタート。3周目から本格的な戦いが開始された。

    中山雄一がスタートを担当した51号車は序盤2位をキープ。その後路面は乾き始め、ウェットタイヤで走り続ける51号車は厳しい状況となる中、懸命な走りを続け、最低限となる周回を終えたところでピットイン。坪井へ交代すると共に、スリックタイヤに履き替えた。残り40周近い周回を任されることとなった22歳、GTではルーキーの坪井だが、タイヤをマネージメントしながらもハイペースで着実にポジションアップ。

    各チーム様々な作戦が採られる中、24番手と後方位置からのスタートを強いられた60号車が、スタートで一気に14位までジャンプアップすると、吉本がギリギリまでピットインしないまま走り続け、41周目には首位に浮上。翌周ピットへ向かい、7位でコースに復帰した。

    60号車がピットインしたことで、51号車が首位に浮上。その後は後続との差をコントロールしながら走り抜き、トップチェッカー。第2戦富士に続く今季2勝目を挙げた。この勝利で、中山雄一/坪井組はランキングでも首位に9ポイント差の2位に浮上した。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 中山 雄一
    スタート前の雨ですごく難しいコンディションになったが、どちらでもタイヤの性能が発揮出来た。昨日の予選も雨に見舞われたが、自信を持って臨み、坪井選手も僕も良いタイムを出して良いポジションからスタートを切れた。今日も、最初路面はしっかり濡れていたので、昨日と同じタイヤでスタートした。予想以上に路面が早く乾いたが、なんとか最低限の周回まで頑張って走り、残りを坪井選手に託した。40周も走らせることになったが、タイヤを持たせて最後まで良いペースで走ってくれた坪井選手の頑張りに感謝したい。今大会、首位と16点差で臨んで、優勝しかない状況で勝てたのは良かったが、9点差での最終戦は厳しい状況であることには変わらない。もてぎも勝つしかないので頑張っていきたい。

    JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 坪井 翔
    本当に長いスティントだった。でも苦しい前半のウェットタイヤでの戦いで中山選手が耐えて走ってくれた。僕は後半40周ほど走ることとなり、見えない敵との戦いで、ペースも大切だがタイヤも持たせなくてはならず、プッシュしながら、タイヤと相談しながら、という走りだった。それで前車がピットインしたときには2番手だったので、ひたすらブッシュした。トップに立ってからは後とのギャップと相談しながら、タイヤを保って走った。良いタイヤと、序盤頑張ってくれた中山選手に感謝したい。初めてのタイでのレースだったが、シーズン2勝目を上げることが出来、流れは良いと思う。最終戦のもてぎはノーハンデで、条件はみんなイコールだが、僕たちに出来ることはあると思うし、最後まで諦めずに優勝を狙っていけば何か起きると信じて戦う。

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第7戦タイ 決勝レポート

    10月8日(日)、タイのブリーラム県のチャン・インターナショナル・サーキットにて、シリーズ唯一の海外戦である第7戦「Chang SUPER GT RACE」の決勝レースが行われました。天候は朝から晴れで、決勝レースは雲の切れ間から照りつける太陽の下でスタートするかに思われた。

    ところがスタート30分前になって急に雨が降り始め、コースはウェットコンディションに。ほとんどのチームがレインタイヤを装着してスタートした。

    3番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)は、スタートを務めた塚越がそのままポジションを守り、コースが乾き始めた13周目にピットインしてスリックタイヤへ交換、2ストップ作戦をとることになった。一方、#64 Epson Modulo NSX-GT(バゲット/松浦)、#8 ARTA NSX-GT(野尻/小林)はレインタイヤのまま周回を重ね、ピットストップの回数を1回のみとする作戦を選んだ。

    塚越はスリックタイヤに交換するタイミングで事実上の順位を4番手に落としてしまいまったが追走を続け、フィニッシュまで27周の段階で2回目のピットインをして小暮に交代した。その小暮も追走を引き継ぎ、残り2周となったところで前走するライバルがスローダウンしたすきに3番手に復帰、そのままチェッカーフラッグを受けた。

    他のNSX勢では、7位に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/伊沢)、8位に#64 Epson Modulo NSX-GT(バゲット/松浦)が入賞し権ポイントを重ねた。次戦はシリーズ最終戦となり、11月11日~12日にツインリンクもてぎで開催予定となっている。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    スタート前に雨が降ったのでレインタイヤでスタートしましたが、ウォームアップに時間がかかったうえクルマのバランスもアンダーステアが強い状態で厳しい戦いになりました。なんとか3番手のまま後半へつなぎたかったのですが、ドライタイヤへの切り替えのタイミングで順位をひとつ落としてしまいました。その後は、前との差が開かないように周回遅れの処理などに気を遣って頑張り、無事小暮さんに引き継げました。最後はラッキーでしたが頑張ったからこそ引き込めた幸運だと思っています。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    スタート前は、天気がどうなるのだろうと心配でしたが、みんな同じ条件だからと自分を落ち着かせてレースに臨みました。本当は優勝したかったし、優勝できるクルマに仕上がっていたと思います。クルマを引き継いでからは頑張って前のクルマに付いていき、抜くチャンスを狙っていましたが、順位を入れ替えるのは厳しい状況でした。それでも、現地のKEIHIN関係者が大勢応援に来てくれた前で表彰台に上がれて良かったです。最終戦はホームコースのもてぎで開催されますし、今回の勢いで優勝したいと思っています。

    佐伯昌浩 (Honda GT プロジェクトリーダー)
    レース前のスコールで、タイヤ選択やピットイン戦略が分かれ目のレースになってしまいました。その中で、17号車は安定したラップタイムを刻むセットアップと戦略で、幸運にも助けられスタートと同じ3位でフィニッシュできて良かったです。大勢の地元応援団がくるところで、シーズン前半強かったレクサス勢が上位に並ぶ中に食い込んでの3位入賞は最終戦へ向けて好材料だと思います。100号車もうまくコンディションに合わせて大きく順位を上げました。この勢いで、最終戦でも上位を目指して頑張っていきます。

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第7戦タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第7戦タイの決勝レースが行われ、予選11位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は9位フィニッシュを果たし、貴重なランキングポイントを2ポイント獲得した。

    予選日も突然のスコールに襲われたが、この決勝日でもスタート進行中に雨に見舞われた。全車スリックタイヤでスターティンググリッドについたものの、多くのチームがウェットタイヤに履き替えるなど、グリッド上は慌ただしくなった。

    そんななか、クインタレッリがスタートドライバーを務める#23 GT-Rはスリックタイヤのままで待機。雨が降ったのは短時間で、空模様は急激に回復したため、コースコンディションもすぐに回復すると予想しての戦略だった。

    レースはセーフティカー(SC)先導のもとでスタートし3周目に解除。直後はウェットタイヤに履き替えた多くの車両に対し、スリックタイヤの#23 GT-Rは大きくギャップを広げられてしまった。しかし、路面が乾いてくるにつれて一気にペースアップし、11周目にはその時点でのファステストタイムを記録。
    ここから#23 GT-Rの追い上げが始まることになった。

    路面が乾いてきたことで、ウェットタイヤで走行していたマシンがタイヤ交換のためピットに戻ってくるようになったが、なんとか1ピットで済ませようと規定周回数までピットインを伸ばすマシンも見られ、#23 GT-Rの見た目上の順位はなかなか上がらなかった。レースが中盤まで進むとルーティンピットインが始まり、折り返し地点を過ぎた36周の時点で#23 GT-Rは6位まで順位を回復。40周を終えてピットへと戻ってきた。松田へとドライバー交代をすると、タイヤは無交換のままコースへ復帰。暫定11位で後半スティントをスタートした。

    松田は消耗したタイヤでペースを安定させて周回。さらに、一つ前を走る#8 NSXが近づくとペースを上げて追いかけ、56周目の4コーナーで逆転し、ポイント獲得圏内の10位へと上がった。さらに残り2周で上位のマシンが1台ストップしたことで、#23 GT-Rは9位でフィニッシュ。ランキングポイントを2ポイント追加した。ランキング2位につけていた#37 LC500が優勝したため、#23 GT-Rは8ポイント差の3位で最終戦へと臨むことになった。

    #23 ドライバー ロニー・クインタレッリ
    「SCランが始まって路面状況を見たら、1コーナーの先は水たまりが多くて“これは厳しい”と感じました。乾くまでに5周ぐらいかかりましたが、乾いてからはしっかりタイヤもグリップしてくれました。こういった苦しい序盤を経て、9位まで順位を取り戻せたのは良かったです。とにかくポイントは獲りたかったので、大きな2ポイントを手に入れることができたと思います。もてぎには8ポイント差でチャンピオンの可能性を残しています。今年は毎戦ポイント獲得ができていますが、まだ優勝がありません。まずは優勝を目指し、あきらめずに頑張ります」

    #23 ドライバー 松田次生
    「(#8 NSXとのバトルでは)お互いに苦しい中で相手がミスして、抜きどころはここしかないというタイミングでした。3コーナーのブレーキだけでは上手く抜けない感じがしたので、ラインを変えて前に出ることができました。僕たちとしてもノーポイントでは終われないので、何としても抜きたいと思っていました。最終戦は、予選が重要になってくると思います。レクサスよりも速いタイムを出すために、いいクルマを作ることが必要になりますね。頑張ります」

    ニスモ 鈴木豊監督
    「11番手とあまりいいスタートポジションではありませんでしたから、(ドライタイヤでのスタートという)攻めの戦略を採りました。タイヤの無交換に関しても、予選順位が悪ければ必要かと思っていて、実際タイヤの持ちも大丈夫そうでしたので、交換せずに行きました。次生もいいタイムで走ってくれて、この作戦は正解だったと思っています。トップとは8ポイント差でもてぎに入りますが、我々は勝つしかないし、それでも相手次第の部分はあります。でもなんとかチャンピオン獲得に向けて頑張りたい。厳しい戦いになると思いますが、一月ほどのインターバルでしっかりと準備を進め、いいレースをお見せしたいと思います。ファンの皆さんに納得していただけるようなシーズンで終わりたいですね。次戦も暖かい応援を、どうぞよろしくお願いします」

    GT300クラス 決勝レース

    SUPER GT NISMO

    NDDP RACINGの#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、予選6位からスタートしたが、スリックタイヤで走行した序盤は我慢の走りとなった。路面が乾いてからはトップグループと遜色ない走りを見せ、9位まで順位を上げてゴール。2ポイントを獲得した。

    決勝レースのスタート30分前、グリッドウォーク中のスコールのために、コースはウェットコンディションに。#3 GT-Rは徐々に路面が回復すると読み、スリックタイヤのままで決勝に臨むこと戦略をとった。スタートを担当した星野は、グリップしないスリックタイヤでコースに何とかとどまりながら周回。その間にレインタイヤを装着した車両にかわされ、21位まで順位を落とす我慢の走りとなった。それでも10周ほどで路面の水が減るとレインタイヤとスリックタイヤのラップタイム差はほぼ同じとなった。

    ようやく温まったタイヤで星野は追い上げを開始。レインタイヤを履いていた車両が早めにピットインしてスリックタイヤに交換する間に、星野は24周目には順位を5位まで回復。そして26周でピットインして高星に交代した。

    ピット作業もミスなく高星は19位でコースに復帰。そしてトップグループとほぼ同様のタイムで追い上げ、終盤の53周目には入賞圏内の10位まで順位を回復した。さらに残り2周でもうひとつ順位を上げて9位でフィニッシュ。粘りの走りで2ポイントを獲得した。

    #3 ドライバー 星野一樹
    「スタートはスリックタイヤを履いたのですが、昨日と全然違ってあんなに温まらなかったのは誤算でした。そのため同じタイヤを履いたポルシェに先行されて、とにかく我慢のレースになりました。もう少し水が少なかったら完璧だったのでしょうが、雨に翻弄されてしまいました。何とかポイントは取れましたが、今回は勝ちを狙っていただけに残念な結果です」

    #3 ドライバー 高星明誠
    「路面は徐々に乾いて行く傾向でしたので、スリックタイヤを選びました。僕のスティントでは路面も乾きペースが良かったのですが、順位回復はあれが精一杯でした。また交代してすぐからシフトアップがスムーズでないというトラブルもありましたが、何とか9位でゴールできました」

    NDDP RACING 長谷見昌弘監督
    「ちょい濡れの路面でのタイヤの温まりが良くなかったですね。路面が乾いてからはトップと同じようなペースで走れるのですが、予選の一発のタイムもなかなか出ないので、今年の性能調整ではこれが実力なのかなと思います。ドライバーもメカニックもミスはなく接触もなかったし、ポイントも取れたし、まずまずのレースだったと思います」

    関連:【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

  • 【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

    【SUPER GT】 第7戦タイ:KeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン

    SUPER GT 第7戦『Chang SUPER GT RACE』の決勝レースが8日(日)、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、GT500クラスはポールポジションからスタートしたNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が優勝。GT300クラスはNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が優勝した。

    この日のブリーラムは朝から晴天に恵まれていたものの、現地時間午後3時からの決勝レース直前、スターティンググリッドにGTマシンが並んだ直後、強い雨が降った。雨はすぐに止んだものの、コース上はウエットコンディションになったため、ほとんどの車両は雨用のウエットタイヤを装着、2周のセーフティカーランの後にレースがスタートした。

    レース序盤をリードしたのはポールポジションのNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)。次いでNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)と続くが、GT500クラスではシリーズランキントップのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)他の2車がスリックタイヤを選択。路面が乾くのを待つ展開となる。10周過ぎには路面が乾きはじめ、13周を超えると1台、また1台とピットインし、ドライ路面用のスリックタイヤに交換する。

    レース中盤、上位の各車が2回目のピットインを行い、ドライバー交代と給油作業を終えると、トップを守っていたのはNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮)。その背後につけたのは、序盤からNo.17 KEIHIN NSX-GT(後半は小暮卓史)と激しい戦いを展開してきたNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)だ。序盤2番手につけていたNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信)は、ピットイン時に手間取ってしまい、3番手にポジションダウンしてしまう。

    トップを守る平川は最後まで危なげなく走り切り、2位に12.121秒差をつけたNo.37 KeePer TOM’S LC500が、第1戦岡山以来となる今季2勝目をマーク。ドライバーズランキングでも69点に伸ばし、首位で最終戦を迎える。2位はNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)でランキングでも2位に。3位は終盤までNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信)がつけていたが、残り2周でまさかのエンジントラブル。これでケーヒンの現地法人の大応援団の声援を浴びたNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が3位となった。前戦までランキング首位だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/クインタレッリ)はタイヤ無交換作戦に出たものの、9位で2ポイントを獲得してランキング3位となった。

    GT300クラスは、こちらもウエットタイヤでスタートするチームが多かったが、ドライバー交代が可能な最低周回数を読み、そこまで乾いた路面でウエットタイヤを引っ張り、ピット作業を行うチームが上位の多くを占めた。そのなかで、真っ先にピットに入ったNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)がトップでチェッカー。2位は同じ作戦を採ったNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)となり、ドライバーズランキングでトップに立ち、最終戦にチーム3度目のチャンピオン獲得に挑むことになった。

    GT500クラス
    No.37 KeePer TOM’S LC500
    平川亮
    「ポール・トゥ・ウインを飾ることができて、嬉しいです。スタート前に雨が降ってきて、タイヤ選択では少しナーバスになっていましたが、ウエットタイヤを選んでスタートしたらニック(キャシディ)が良いペースで走って、良いギャップをつくってくれました。ドライタイヤに変えるタイミングも良くて、運も味方してくれたような気がします。ルーティンのピットインでもチームが素晴らしい仕事で作業も速く、ピットアウトしてからはミラーを見ることなく、ずっと前を見て走りました。本当に最高の週末になりました」

    ニック・キャシディ
    「今日は本当にアメージング(驚異的)な日になりました。良いクルマを作ってくれたレクサスと、それを速いクルマに仕上げてくれたチーム、そして素晴らしいパフォーマンスのタイヤを提供してくれたブリヂストンに感謝したいです。今日のようなレースではピットワークが大事だということは分かっていましたが、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。自分がこれまで戦ってきたSUPER GTのレースで最高のレースになりました」

    GT300クラス
    No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
    中山雄一
    「(公式練習で履いた)ドライタイヤも(昨日の予選で履いた)ウエットタイヤも、ブリヂストンさんが本当に良いものを用意してくれました。今日はフロントローからのスタートになりましたが直前に雨が降ったので、予選で使用したのと同じウエットタイヤを選んでスタートしました。予想以上に早く乾いてきたので、ミニマム(最低周回数)を走ったところで坪井(翔)選手に交替しました。その後はピットから見ているだけでしたが安心して見ていることができました。坪井選手の見事な走りに感謝したいです」

    坪井翔
    「グリッドに着いたところで雨が降ってきて、この先どうなるのか見えてない部分もあって、スタートしたらコースが見る見る乾いていく厳しい展開になりました。上手いタイミングで中山(雄一)選手から交替してドライタイヤに交換してピットアウトして行きましたが、見えない敵との戦いでした。タイヤがタレ(消耗し)ないように気を遣いながら、プッシュするところはプッシュして走りました。残り25周のサインを見た時には長いなぁと思いましたが優勝できて嬉しいです」

    SUPER GT 2017年 第7戦 タイ 結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー タイヤ
    1 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS
    2 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    アンドレア・カルダレッリ
    BS
    3 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    小暮 卓史
    BS
    4 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS
    5 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴
    ジェームス・ロシター
    BS
    6 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手晃平
    BS
    7 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
    伊沢拓也
    BS
    8 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦孝亮
    DL
    9 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI
    10 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲
    千代勝正
    MI
    11 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀
    小林崇志
    BS
    12 19 WedsSport ADVAN LC500 関口雄飛
    国本雄資
    YH
    13 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH
    14 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
    ヤン・マーデンボロー
    BS
    15 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    YH
  • 【MotoGP】 2018年からタイでの開催が正式決定

    【MotoGP】 2018年からタイでの開催が正式決定

    MotoGPが、2018年からタイで開催されることが正式決定した。

    MotoGPを統括するドルナスポーツのカルメロ・エスペレータCEOとタイのスポーツ庁長官サコン・ワンナポンは31日(木)、首都のバンコク市内で、2018年から2020年までブリーラムに位置するインターナショナル・サーキットでの開催に関して、副首相のタナサック・パティマプラゴーン、観光スポーツ省大臣のポンパヌ・スヴェタルンドラ出席の下、調印式を行い、契約を締結。2018年、MotoGP史上初めてタイで開催することが決定した。

    タイ政府を代表して調印式に出席した副首相のパティマプラゴーンは、MotoGP世界選手権がタイに来ることが決まり、大変嬉しいです。モーターサイクルに関係する全ての関係者にとって素晴らしい合意です。ブリーラム・サーキット、カルメロ・エスペレータ、報道陣に感謝します。今日は多くの報道関係者が出席してくれ、レースの関心が高いことを意味します。タイにとって、MotoGP™世界選手権を迎え入れることは挑戦です。空港の整備、サーキットへのアクセスなど、タイのインフラにとっても良いことです。このイベントを歓迎し、経済及び観光にとって大変良いことです」と初開催を歓迎した。

    レースへの関心が年々高まり、世界の二輪市場にとって重要なタイでの開催が決定したドルナスポーツのカルメロ・エスペレータは「スポーツ庁との間で、2018年から2020年まで、ブリーラムのサーキットでチャンピオンシップの開催に関して契約を交わしました。タイは二輪市場重要な国であり、観光開発にMotoGP™世界選手権を利用することが嬉しいです。タイ政府との間で合意に達したことを誇りに思います。既にスーパーバイク世界選手権を開催し、近い将来に契約を更新します。MotoGP世界選手権への関心が非常に高く、大きな期待感があります。開催日を決定する必要がありますが、近日中に2018年の暫定開催日程を発表します」と開催の重要性と期待感を説明した。