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  • 【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    例年天候に翻弄されることが多いル・マン/ブガッティサーキットだが、この週末は一度も雨に見舞われることなく、決勝当日も朝から青空が広がり、快晴の1日を迎えた。

    アメリカ、スペインと連続表彰台を獲得してきたアンドレア・イアンノーネは好調ぶりを留めることなく、ここフランスでも終始ポジティブなパフォーマンスを見せ、決勝に期待が掛かっていたものの、スタート直後の6コーナーでまさかのスリップダウンを喫し、早々に戦線離脱。

    一方、ルーキーイヤーの昨年、怪我でフランスGPを欠場し、MotoGPマシンでル・マンを走行するのが初となったアレックス・リンスは、ウィークを通してセットアップに苦戦。しかし決勝では自身のペースを取り戻し、3戦ぶりの完走、トップ10フィニッシュを遂げた。

    午後になって気温がどんどん上昇したため、27周で行われる決勝では、どちらのライダーもタイヤはフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションを選択。15番手グリッドからスタートしたリンスは、オープニングラップでポジションアップし、果敢に攻めながら、セカンドグループで数台とバトル。一時は8番手までポジションを上げるも、終盤にペースダウンを強いられ、10位でチェッカーフラッグを受ける。

    4番手、セカンドローからスタートしたイアンノーネもまた好スタートを切り、すぐにひとつポジションを上げて3番手に滑り込むも、その直後にまさかの転倒。ライダーに怪我はなかったものの、再スタートは切れず、そのまま早々のリタイヤとなり、チャンピオンシップで4位につけていたイアンノーネにとっては、ノーポイントの悔しい週末となった。

    アレックス・リンス
    「この週末はなぜか色々なことがうまくいかなくて、とにかく速く走るためにできることを全て試したよ。決勝では少しだけ状況が改善された感じで、10位という結果にはそれなりに納得している。トップグループからはちょっと遅れたけど、終盤にはアレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス、カル・クラッチローと激しいバトルができたし、学ぶことも多かった。アメリカからここまでの3戦は昨年怪我で欠場したサーキットで、MotoGPで走るのが初めてだったけど、次のムジェロはテストで走行したし、初日からしっかりターゲットを絞って、組み立てていけると思っている。とにかく前だけを見て全開で頑張るよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「スタート直後に転倒してしまったのだけど、理由がよくわからないんだ。スタートもうまく決まり、さぁ行くぞ!って時に、突然リアがさらわれたような、とても不思議な転倒だった。今週は全体の流れも良かったし、表彰台を狙える自信もあったから、本当に悔しいよ。自分でもどうして転倒したのかわからなくて、チームにデータを確認してもらっているところだよ。レースだから何があるかなんてわからないけど、今日みたいな、自信もチャンスもあった日に、表彰台を逃し、ノーポイントでレースを終えてしまったことは悔やまれるね。次のムジェロはテストでも快調だったし、僕にとってのホームレースでもあるから、良いレースをして、必ずリベンジするよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「非常に残念なレースとなってしまいました。アンドレアは今週非常にペースが良く、表彰台を狙える実力があったのですが、残念ながら早々にレースをリタイヤしてしまいました。前戦へレスのように、パフォーマンスがパーフェクトではなかったのに表彰台を獲得することができたというのもレースですし、今日のように、良いパフォーマンスを持っていても、結果に繋げることができないのもレースの難しさだと思い、次回また再チャレンジしたいと思います。アレックスは今週あまり良いパフォーマンスが見せられなかったですが、難しい中でもレースを完走してポイントを獲得し、データをもたらせてくれました。ここ数戦リタイヤが続いていたので、しっかりレースを完走できたことは、ひとつステップアップになったと思います。次戦のムジェロは私たちにとって自信のあるサーキットですので、しっかり準備して挑みたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアはこの週末かなり良い感じでしたし、決勝グリッドも良かっただけに、序盤に転倒してしまったことが本当に残念です。完走できていたら、きっとトップグループで激しい争いを見せてくれたでしょう。ここ数戦、アンドレアはずっと良いコンディションなので、彼のホームGPとなる次戦ムジェロに期待したいですね。アレックスは今週かなり苦戦し、今朝のウォームアップでもセッティングを変えたりと、なかなか方向性がうまく決まらなかったので、その状況を考慮すれば、前向きな結果だったと言えるでしょう。ここ数戦は転倒・リタイヤが続いていたので、まずはレースを完走し、ポイントを獲得できたことで、本人の自信も戻ったと思います。ムジェロは先週テストをしていてデータも収集できているので、さらに気持ちを引き締め、より完璧な状態でムジェロの週末を迎えられるよう準備を進めていきます。」

    関連:【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

  • 【MotoGP】 スズキ、アレックス・リンスと2年契約延長を発表

    【MotoGP】 スズキ、アレックス・リンスと2年契約延長を発表

    MotoGPに参戦するチームスズキエクスターとアレックス・リンスは、2019年、2020年に関する契約延長を交わしたことを発表した。

    この2年の契約延長は、現在MotoGPを同チームで戦っているアレックス・リンスと、スズキのより強力な関係を作り出すもので、マシン開発をさらに前進させるためにも非常に意味のあるものでもある。

    アレックス・リンスは2017年にチームへ加わり、MotoGPクラスへのデビューを果たした。シーズン序盤は初のMotoGPクラスということと、さらには転倒による負傷などもあり苦戦を強いられたが、中盤以降は着実に進化していった。そして現在でもさらにライディングを進化させながら、同時にマシンに関しても的確な開発作業を行ってきている。

    スズキとアレックスの良好な関係は2018シーズン中も続いており、冬のテストでは非常に速いタイムと力強い走りを見せ、今年のアルゼンチンGPでは彼にとって初の表彰台となる3位を獲得している。

    アレックス・リンス
    「契約を延長することができてとても嬉しく思います。まだMoto2にいる頃からMotoGPへのステップアップを考えていたわけですが、私にとってスズキファクトリーはそのころからいつも憧れていて最も魅力的でした。昨年のMotoGPデビューは非常に厳しいもので、2016年のバレンシアテストでは背中の負傷を、トレーニング中には足首のケガを、さらにオースティンでは腕の負傷がありました。そのため、2レース後は非常に厳しい時を過ごしていましたが、継続してチームとともに前進しようとトライし続けることで、徐々に状況を変えることができました。厳しい状況の中でもチームとスズキはサポートしてくれたため、とても心強く、自信を持ってチャレンジし続けることができました。そうして今年のアルゼンチンGPでは自分自身にとって初表彰台となる3位を獲得することができました。チームは成績が良くても上手くいかなくても、いつでも最高のサポートをしてくれます。このプロジェクトは本当に素晴らしいもので、その環境の中でレースを戦うことができて、とても幸せを感じています。このプロジェクトをさらに進めることで、どこにたどり着くことができるのか、努力を続けながら見ていきたいと考えています。」

    佐原伸一 (プロジェクトリーダー)
    「アレックスと契約延長することができたことは、我々にとって非常に光栄なことです。我々のチームに加わることで彼のMotoGPライダーとしてのキャリアがスタートしたわけですが、その環境の中で彼が成長していくのを見守るだけでなく、彼自身とともに我々も成長していくことを狙ってアレックスとのプロジェクトをスタートさせました。成功への旅は、時には誤りから学び、ステップバイステップで前進するために時間を掛けなければならないと考えています。アレックスとともに我々は着実な進歩を遂げています。さらにこの関係が2年以上続くということは、我々にとって大変喜ばしいことです。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「2019年、2020年とアレックスとの契約を更新することができたことをとても嬉しく思っています。アレックスは着実な成長を遂げてきています。さらに彼とともにレースを戦うことができるのですから、より良い結果が得られると確信しています。我々チームスタッフはもちろん、日本で我々のレースを支えてくれるスズキのエンジニアの方々とともにさらにハードワークを続け、アレックスの走りを支えていきます。ともにこのエキサイティングなプロジェクトを前進させましょう!」