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    ジャン・エリック・ベルニュ 「2019年についてF1チームから打診があった」

    元トロロッソのドライバーであるジャン・エリック・ベルニュは、今季フォーミュラEでチャンピオンを獲得した後、2019年のレースシートに関してF1チームからコンタクトがあったことを明らかにした。

    元レッドブルのジュニアドライバーであるジャン・エリック・ベルニュは、2012年から2014年までトロロッソでF1に参戦していたが、その後レッドブルから解雇された。その後、2年間フェラーリのF1テストドライバーを務めながら、フォーミュラEに参戦。

    今季、テチーターからフォーミュラEに参戦したジャン・エリック・ベルニュは、4勝を含むシーズンの最多ポイント記録を更新する圧倒的な成績で4年目の挑戦で念願のチャンピオンを獲得。また、今年のル・マン24時間レースにGドライブ・レーシングから参戦し、LMP2クラスで暫定優勝を果たしたが、後に給油装置の違反によって失格となった。

    成功したシーズンを過ごしたことで、ジャン・エリック・ベルニュは多数のチームからアプローチがあったとし、“F1チーム”からも2019年のレースシートについて問い合わせがあったことを認めた。

    F1復帰について質問されたジャン・エリック・ベルニュは「可能性はある。モータースポーツ界の変化は面白ね」とコメント。

    「気持ちを入れ替えて、ほんの少し働き方を変えると、すぐに結果に表れるようになるもんだ。リザルトが出てくると、自分への見方や話し方まで変わってくる。自分というブランドを表現できるするようになってくると多くのことが変わってくる」

    「3年前にはF1の誰かが連絡してきて、『やあ、来シーズンの契約は決まっているか?』と言ってくるなんて考えられなかった。だから、素晴らしいことだね」

    ジャン・エリック・ベルニュは、どのF1チームからアプローチがあったかは明かさなかったが、F1が将来的にフォーミュラEで経験してきたものと同じレベルの競争の場を可能にするように変化していくことを期待していると述べた。

    「こんな感じなので、F1も少しそれを変えたいと思うかもしれない」とジャン・エリック・ベルニュはコメント。

    「フォーミュラEにとっては良いことだ。僕たちのチームは、例えばマルシャがF1で勝利したようなものだ。F1ではそれは不可能だ。でも、それも変わっていくかもしれない。いくつかのチームが腕を上げて、再び勝利を争えるようになるかもしれない」

    「また新しい大きなチャレンジを持つことが僕にとって興味のあることだ。今回、僕にはF1で良い仕事をするための全てのツールが揃っていると思う」

    「良いチャンスがあれば、F1復帰も検討するだろうね」

    ジャン・エリック・ベルニュは、2012年と2013年にトロロッソでダニエル・リカルドとチームを組んでいたが、レッドブル・レーシングはマーク・ウェバーの後任としてダニエル・リカルドを昇格させた。リカルドはその後、F1のトップドライバーの一人に数えられるまでに成長し、これまで7勝を挙げている。

    ジャン・エリック・ベルニュは2014年にトロロッソのダニール・クビアトのチームメイトを務めたが、クビアトもレッドブル・レーシングに昇格。ベルニュはその年でレッドブルのプログラムから外され、カルロス・サインツとマックス・フェルスタッペンがトロロッソのドライバーに就任している。

    だが、ジャン・エリック・ベルニュは、F1からの離脱とダニエル・リカルドのその後の成功を苦痛を感じていないとし、その経験によってより強いドライバーになれたと感じていると語る。

    「心のなかでは自分が今いる場所に満足している。苦しさはない。元チームメイトのダニエルがレースで勝つのを見た。僕はモナコにいたけど、彼が勝ったときはとてもうれしかった。『僕はこの男に勝っているし、彼に近かった。今、彼は勝っているし、この契約も将来も手に入れている』と邪険な態度をとることだってできる」

    「でも、僕にはそういう苦々しさは全くない。僕は自分が手にしているものにとても満足している。物事が起こるには理由があると思っている。10年後の彼がどうなっていて、10年後の僕がどうなっているかなんて誰にもわからないっよね?」

    「だから、僕はもう落胆はしていない。自分のミスから学んだし、悪い出来事からも学んだ。自分に起きたことにむしろ感謝しているくらいだ」

    「でも、今、もしもF1に良いチャンスが巡ってくるなら、検討するだろうね」

    ダニエル・リカルドがルノーへの移籍を決めたことで、レッドブル・レーシングには空席ができている。後任を務めるとされたカルロス・サインツはマクラーレンへの移籍が決定。その空席を埋めるのはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーになると考えられている。

    その場合、今後はトロロッソに空席ができることになる。ブレンドン・ハートレーの去就はまだ不透明だが、レッドブルはジュニアドライバーが育っておらず、その筆頭にいるダニエル・ティクトゥムはF1に参戦するために必要なスーパーライセンスポイントを満たしていない。

  • フォーミュラE | ジャン・エリック・ベルニュがチャンピオン獲得!

    フォーミュラE | ジャン・エリック・ベルニュがチャンピオン獲得!

    ジャン・エリック・ベルニュが、フォーミュラE 2017/2018シーズンのチャンピオンを獲得した。

    フォーミュラEもいよいよ最終ラウンド。第11戦 ニューヨーク ePrixの決勝レースが7月14日(土)に行われた。2戦を残してジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)とサム・バード(DSヴァージン)との差は23ポイント。だが、サム・バードは予選14番手、ベルニュはパワー超過によるタイム抹消で最後尾スタートとダブルヘッダーで行われる最終戦までにどこまでポイントを積み重ねられるかというレースになるかと思われた。

    しかし、ジャン・エリック・ベルニュは最後尾スタートから素晴らしい走りで挽回を見せて5位でフィニッシュ。サム・バードが9位でフィニッシュしたことで、ベルニュが173ポイント、バードが142ポイントとその差は31ポイントとなり、最終戦で獲得できる最大ポイント29ポイントを上回ったことで、1戦を残してジャン・エリック・ベルニュのタイトルが決定。4代目チャンピオンとなった。

    「信じられない。なんてクレイジーなレースだ。最高の気分だ!」とジャン・エリック・ベルニュは無線で叫んだ。

    フランス出身のジャン・エリック・ベルニュは「明日はフランスが勝つぞ。Allez! Les Bleus!(がんばれ!フランス代表!)」と明日、サッカーワールドカップ決勝を迎えるフランス代表へエールを送った。

    そして、レース後には天を指さし、同郷の元F1ドライバーで2015年に他界したジュール・ビアンキに「今シーズンは僕の友人のジュールのためのものだ」とタイトルを捧げた。

    レースは、FP2でクラッシュしたオリバー・ターベイ(NIO)が欠場して19台で争われた。

    優勝は11番グリッドからスタートしたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)が今季2勝目。2位にもダニエル・アプトが続き、アウディが2戦連続となる1-2フィニッシュ。ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ブエミ(アウディ)が3位表彰台を獲得した。

    ジャン・エリック・ベルニュ

    フォーミュラE 第11戦 ニューヨーク ePrix 決勝 結果

    P No. Driver Team
    1 1 ルーカス・ディ・グラッシ アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    2 66 ダニエル・アプト アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    3 9 セバスチャン・ブエミ ルノー・e.ダムス
    4 4 トム・ディルマン ベンチュリ・フォーミュラEチーム
    5 25 ジャン・エリック・ベルニュ テチーター
    6 23 ニック・ハイドフェルド マヒンドラ・レーシング
    7 18 アンドレ・ロッテラー テチーター
    8 5 マーロ・エンゲル ベンチュリ・フォーミュラEチーム
    9 2 サム・バード DSヴァージン・レーシング
    10 8 ニコラス・プロスト ルノー・e.ダムス
    11 28 アントニオ・ダ・コスタ アンドレッティ・フォーミュラE
    12 27 ステファン・サザラン アンドレッティ・フォーミュラE
    13 7 ジェローム・ダンブロシオ ドラゴン・レーシング
    14 19 フェリックス・ローゼンクビスト マヒンドラ・レーシング
    15 68 ルカ・フィリッピ NIOフォーミュラEチーム
    16 36 アレックス.リン DSヴァージン・レーシング
    17 6 ホセ・マリア・ロペス ドラゴン・レーシング
    18 3 ネルソン・ピケJr. パナソニック・ジャガー・レーシング
    19 20 ミッチ・エバンス パナソニック・ジャガー・レーシング
      16 オリバー・ターベイ NIOフォーミュラEチーム