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  • ポルシェ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    ポルシェ:WEC 第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間 レポート

    ポルシェのワークスドライバー、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組が駆る919ハイブリッドは、真夏を思わせる陽気のテキサス州オースティンで行われた世界耐久選手権2016シリーズ第6戦において勝利した。

    3番グリッドからスタートした現チャンピオンチームであるこの3名は、7月のニュルブルクリンク戦から3戦連続での優勝を果たしたことになる。

    もう1台の919ハイブリッドをドライブした今年のル・マン ウィナー、ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、5番グリッドから4位入賞し、ドライバーズ選手権では引き続きリードを保っている。

    気温35度というドライバーとメカニックに過酷なコンディションのもと、現地時間の午後5時にレースはスタートした。太陽が沈み気温が下がるにつれて、919ハイブリッドはその実力を発揮する。素晴らしいピット戦略にも助けられ、レースが中盤に差し掛かるころ、ベルンハルト/ハートレー/ウェバーは後続に差をつけてトップに立った。

    今回の勝利は2014年にデビューした919ハイブリッドにとって12勝目となり、そのうち7勝がベルンハルト/ハートレー/ウェバー組によるものとなる。ポルシェはマニュファクチュアラー部門で238ポイントを獲得し、アウディ(同185)、トヨタ(同137)をリードしている。ドライバー部門ではデュマ/ジャニ/リーブ組が37.5ポイント差でトップに立ち、続くアウディのトリオをリードしている。

    カーナンバー1のレース展開
    マーク・ウェバーはスタート直後に3位から2位に上がるが、少ししてアウディの2台に先行を許す。28周後に3番手のままピットインしたウェバーはブレンドン・ハートレーに代わる。4位でコースに戻ったハートレーはトヨタのアンソニー・デビッドソンとのバトルを制し、3位のポジションを取り戻した。続いてティモ・ベルンハルトが58周目にコースに入ったが、フルコースイエロー(FCY)が提示されたため76周目にピットに呼び戻され、短いスティントを終えた。再び919ハイブリッドに乗り込んだウェバーの2度目のスティントもFCYにより僅か18周で終了し、95周目でステアリングを託されたハートレーは3位で走行を続ける。カーナンバー8のアウディのピットストップが長引いたことにより、ハートレーは2位に浮上。122周目、このレース3度目のFCYは、カーナンバー1のポルシェにとって最高のタイミングとなり、ベルンハルトはトップでコースインする。133周目にはカーナンバー7のアウディのクラッシュにより、FCYが掲出された。ベルンハルトはウェバーへ代わるが、165周目のピットインでそれまでと同様にタイヤ交換を行った後、ベルンハルトがコースに戻りトップでチェッカーを受けた。

    カーナンバー2のレース展開
    ロマン・デュマはスタートからほどなくしてトヨタのマイク・コンウェイを抜き4位になる。しかし4周目、もう一台のトヨタに乗るセバスチャン・ブエミにパスされ再び5位に戻った。28周目にコースインしたニール・ジャニが35周目にデビッドソンを攻略する。57周目、919ハイブリッドに乗り込んだマーク・リーブは4位で走行を続けるが、76周目のFCYでピットに呼び戻され、デュマと交代する。その後のFCYの最中である94周目にデュマはジャニへと代わるが、スローパンクチャーのため112周目に想定外のピットストップを行う。コックピットに留まったジャニはアウディのトラブルにより4位に浮上し、134ラップを終えた時点でリーブへ、162ラップ後にデュマへと繋ぐ。デュマはこの日2度目のスローパンクチャーにみまわれたため、レース終了12分前にタイヤ交換のためにピットへ戻るが、4位をキープしたままフィニッシュした。

    レース後のコメント
    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「週末が始まって以来、高い気温が我々に厳しい事は分かっていました。それでも状況をうまくマネージメントして勝つことが出来ました。残り3戦で2つのタイトルを連覇するという目標も現実味を帯びてきました。間もなく日本に向かいますが、我々に有利な涼しい気候に期待しています。今はテキサスに来ているクルー、そしてヴァイザッハにいるスタッフ全員にありがとうと伝えたいです。チャンピオンシップ獲得に向けて、また一つ階段を上がったと思うと、とても良い気分です。富士でのレースに向けて労を惜しまずに準備を進めます」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「クルー全員による素晴らしい努力に感謝し、勝利を祝福します。レース序盤の路面温度が高かった頃、アウディよりペースは劣っていました。ミスを犯さなかったドライバー、素早いピット作業、完璧な戦略と信頼性の高いテクノロジーといった全ての要素が組み合わさって、優勝することが出来ました。厳しいレースだったのは間違いありません。カーナンバー2は早い段階でフロントのダウンフォースを失い、優勝するチャンスが無くなりましたが、ポイントを獲得し2つのタイトル連覇という最大の目標に近づく事が出来ました。次戦までの3週間を残り3レースの準備に充てたいと思います」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバーのコメント
    ティモ・ベルンハルト(35歳、ドイツ)
    「3連勝を飾れて嬉しい限りです。シーズン序盤は我々にとって厳しいレースが続きましたが、今日もミスやトラブルがなくフィニッシュまで走り切りました。始めのスティントは日が沈む頃だったので視界も悪く難しかったのですが、レースが進み涼しくなるにつれ我々のペースは良くなって行きました。アウディとギャップを詰めたところで出たFCYのタイミングが私たちのピットインと重なったのもラッキーでした」

    ブレンドン・ハートレー(26歳、ニュージーランド)
    「レースは順調そのものでした。スタートの高い気温でアウディが有利なのは明らかでしたが、あきらめずに戦い勝つことが出来ました。暗くなってからのペースは互角だったと言えます。FCY時の戦略が上手く行きました」

    マーク・ウェバー(40歳、オーストラリア)
    「フェアなバトルが繰り広げられたタフなレースでした。ティモとブレンドンは見事な走りを見せてくれました。スタートしてすぐに良いリズムを掴みました。中盤まで状況が変わることはなく、2台のアウディが速いペースでトップを走り続けたのは驚く事ではありません。我々はクリーンなレースでチャンスを待ち、しかるべき時が来たらプッシュしなければいけない事も分かっていました。しかしアウディにトラブルが起き、FCYにも助けられました。暑い中、クルーはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれました」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバーのコメント
    ロマン・デュマ(38歳、フランス)
    「スタートを担当した最初のスティントでは気温が高く、スリックタイヤでウェットを走っているような感覚でした。次のスティントではトラフィックに阻まれました。全体では2度のスローパンクチャーと1度のノーズカウル交換でレースを失いました。ポイントを獲得したと言う意味ではポルシェにとって良いレースでしたが、私たちの車両にとってはそうとは言えません。ル・マンでは幸運にも助けられて勝利した分を支払っているのかも知れませんね。でも、そんな状況もこれで終わるでしょう」

    ニール・ジャニ(32歳、スイス)
    「最初のスティントでトヨタとバトルを楽しみ、オーバーテイクも出来ました。しかし様々なカテゴリーのレースが行われ違う種類のラバーが残っていたため、グリップに悩まされました。いくつかの場面ではドライブすることさえも難しく、アンダーステアは厳しいものでした。理由は分かりませんが、フロントのダウンフォースを失っていたのです。ノーズカウルを交換した後、幾らかは良くなりました。私はスローパンクチャーで時間をロスするなど、全くツキがないレースでした」

    マルク・リーブ(36歳、ドイツ)
    「最初のスティントではアンダーステアで時間を失いました。フロントカウルを代えたおかげでラバーをピックアップせずに済んだ次のスティントはアンダーステアも消えて、だいぶ良くなりました。ユーズドとニューを混ぜて履いたスティントでも919ハイブリッドは素晴らしい走りを見せてくれました。今日は我々の日ではありませんでしたが、919ハイブリッドは高温下でもその高い信頼性を証明しました。
    始めのスティントは日が落ち始めた頃だったので、コックピットの温度も問題ありませんでした」

  • トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    9月17日(土)にFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースの決勝が行われた。最後まで3メーカーが首位を争った接近戦の中、TOYOTA GAZOO Racingは2戦連続の表彰台フィニッシュを果たした。

    TS050 HYBRID #6号車は3位でチェッカーを受け、今季4度目の表彰台を獲得した。6時間を戦って最終的にトップと僅か26秒差という、LM P1-Hクラスを戦う3メーカーによるエキサイティングな首位争いが最後まで繰り広げられた。

    #5号車はまたも不運に見舞われるレースとなってしまった。度重なる些細な不具合に見舞われ、表彰台争いからは脱落することとなり、5位でレースを終えた。

    まだ日差しも強く、気温が35度を超える猛暑の中、午後5時にスタートが切られた。6番手グリッドだった#5号車は、最初のスティントを担当したセバスチャン・ブエミが4位へ順位を上げた。

    #6号車はマイク・コンウェイが最初のスティントを担当し、最初のピットストップ時は6位で小林可夢偉へとドライバー交代を行った。

    ほぼ同じタイミングでピットインした#5号車は、素晴らしいピット作業によって、アンソニー・デビッドソンが3位へ浮上。しかし、90分後にターボチャージャー周りのトラブルが発生し、#5号車は6位へと後退を余儀なくされてしまった。

    レースが折り返しを過ぎ、コースは闇に包まれる中、#5号車は更に中嶋一貴のドライブ中にダメージを負った車両前部の交換、更にブエミのスティントでも左リアタイヤのパンクに見舞われるなど、予定外のピットインを強いられることとなってしまった。

    一方で#6号車はハイペースで前を行くポルシェを猛追して行った。コンウェイが4位へポジションを上げると、ステアリングを引き継いだ小林がアウディ勢との接近戦を展開。残り約2時間の時点で3位へとポジションを上げて見せた。

    激しく首位を争っていた#7号車アウディがクラッシュを喫したことで、#6号車は2位へとポジションを上げ、最後の1時間はLM P1-Hクラスを戦う3メーカーによる三つ巴の勝負となった。

    #6号車の最後のスティントはステファン・サラザンが小林から引き継いだが、僅差で争う#8号車アウディはタイヤ無交換作戦を取ったため、#6号車は3位へ後退。新しいタイヤを装着し優位に立つサラザンは、数秒前を走る#8号車アウディ、そしてそこから大きく離れていない首位を追うべく猛プッシュを開始した。

    サラザンは周回毎に差を詰めて行ったが、惜しくも届かず、2位の#8号車アウディに2秒455差、首位の#1号車ポルシェに26秒096差の3位でチェッカーを受けた。

    TOYOTA GAZOO Racingは着実な手応えと共に、10月16日(日)に行われるホームレース、富士6時間へと向かう。舞台となる富士スピードウェイはトヨタハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士研究所からわずかな距離に位置する。TOYOTA GAZOO Racingはホームコースとも言える地で今季初勝利と2台揃っての表彰台を目指す。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    決勝: 5位、184周、ピットストップ8回、スターティンググリッド:6番手、最速ラップ:1分48秒482

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝: 3位、186周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ:1分48秒544

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
    ここオースティンでも力強い走りが出来た事をとても嬉しく思います。この週末も決勝に向けて集中して準備した結果、ことが上手く作用し、ポルシェやアウディとレースの最後まで素晴らしい戦いをすることが出来ました。またこの猛暑の環境下でのチームメンバーによる確実な仕事を誇らしく思います。素早いピット作業や戦略などが結果に繋がりました。この結果を我々のホームレースである次戦WEC富士への弾みとし、日本のファンの皆様や関係者の方々に喜んで頂けるレースをしたいと思います。

    中嶋一貴
    難しいレースでした。幾つも小さな問題が襲いかかってきて、とても全てを解決できる状況ではありませんでした。今シーズンは不運が続きますが、止まっているわけにはいきません。次の富士は我々のホームレースですから、とにかく前を向いて頑張ります。

    アンソニー・デビッドソン
    上手くいかないレースが続きます。我々の#5号車は。不運を拾って歩いてるみたいです。車両に発生した問題によって本来の実力が発揮出来ませんでしたが、レースが進むにつれて更に悪くなっていきました。そんな状況でとにかく頑張るしかなく、ベストを尽くした結果が5位でした。残念と言うしかありません。

    セバスチャン・ブエミ
    #6号車は素晴らしいレースをした結果として表彰台を獲得し、心から祝福を伝えたい。一方、我々は厳しいレースでした。最初のピットストップのあと3位まで上がれて喜んだのもつかの間、技術的な問題によって上位浮上を諦めざるを得ませんでした。思うようなレースが出来ない状況が続きますが、何とかしてこの状況を変えていきます。

    小林可夢偉
    今日のパフォーマンスには満足しています。我々は、アウディとポルシェと僅差で戦い、エキサイティングなレースとなりました。素晴らしいピット作業をしてくれたメカニックに感謝し、3位表彰台へと導いてくれたチーム全員にお礼を言いたいと思います。誰もが完璧に、ひとつのミスも無く仕事をこなしてくれました。

    ステファン・サラザン
    最高のレースでした。可夢偉、マイク、それに私も含めて良い仕事が出来たと思います。チームもTS050 HYBRIDを素晴らしく仕上げてくれました。我々のペースはレースを通してずっと良く、さらにレース終盤は、信じられないほど快調でした。とにかく今日は本当に競争力があったと思います。今週末のアウディは本当に速かったので、3秒差はまずまずといえるでしょう。次のレースはトヨタのホームレース。頑張ります。

    マイク・コンウェイ
    再び、今シーズン4度目となる表彰台に上がれて幸せです。我々のTS050 HYBRIDは、レース半ばにして、素晴らしい速さを見せ、今日のレースで手応えを感じていました。ステファンと可夢偉も素晴らしい仕事をしてくれて、メカニックも厳しい条件の中で、本当に頑張ってくれました。

  • トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    テキサス州オースティンの近郊に位置するCOTA(Circuit of The Americas)で幕を開けたFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦COTA6時間レース。初日は1時間半ずつの2回の公式練習走行が行われ、TS050 HYBRID #5号車が1分48秒134のタイムで5番手、#6号車は1分49秒369で6番手だった。#5号車のタイムはトップタイムを記録したアウディ#8号車から0秒899遅れだった。

    肋骨の負傷で第5戦メキシコ6時間レースを欠場したアンソニー・デビッドソンは、このCOTA 6時間レースから戦線に復帰した。本日の公式練習1回目を走行した後、まったく体調に問題がないことを確認したデビッドソンは、明日からの2日間をフル参戦することになる。

    COTAのコースは1周5.513km。コーナーの多いコースの特徴からTS050 HYBRIDはニュルブルクリンク、メキシコ同様に超ハイダウンフォースの空力仕様で走行した。しかし、前2戦のコースとは特性が全く異なるCOTAを攻めるには様々な調整が必要とされ、空力はもとよりサスペンション・セットアップや合計1,000馬力にも達するエンジン+ハイブリッドのパワートレーンに対しても最適調整が求められる。

    オースティンの最大の課題は日中34℃にも上昇する気温。冷却系の見直し、タイヤの性能と耐久性のチェック、更には狭いコクピットに閉じ込められるドライバーの冷却などが公式練習走行中に検討された。午後8時、すっかり闇の落ちた中で行われた公式練習2回目も思ったほど気温は下がらず、日中の公式練習1回目に引き続いて熱対策が検討事項の中心になった。

    午後9時半、公式練習2回目が終わって初日が終了したが、TS050 HYBRIDの2台は合計143ラップ、788kmを走破、貴重なデータを取得した。明日、金曜日(9月16日)は現地時間、午前10時30分(日本時間17日午前0時30分)から1時間の公式練習3回目が行われ、午後6時15分(17日午前8時15分)から20分間の予定で公式予選が行われる。TOYOTA GAZOO Racingの2台は予選の重要性を認識しながらも、目標は土曜日に行われる決勝レースでの安定した速さを目指す。明日の公式予選も決勝レースに向けての戦いになる。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 6番手 (1分49秒709), 29周
    公式練習第2回目: 5番手 (1分48秒134), 41周

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 5番手 (1分49秒361), 35周
    公式練習第2回目: 6番手 (1分49秒369), 38周

    中嶋一貴
    ナイトセッションでロングランを担当しましたが、上手く行きました。もう少し改善が必要ですが、今日の終わりには満足行くレベルに仕上がりました。セッション中、車両バランスの幾つかの変更を行い、セバスチャンが最後にアタックを試しました。後は全力で戦うだけです。

    アンソニー・デビッドソン
    コックピットに戻ることが出来て嬉しいです。周回を重ねていっても体調は万全で、残りの週末も問題なく戦えそうです。ナイトセッションとなった公式練習第2回目は順調で、TS050 HYBRIDのバランスも公式練習第1回目の時よりも改善されました。明日も作業を続け、どこまで行けるか楽しみです。

    セバスチャン・ブエミ
    順調な一日でした。私自身はナイトセッションでそれほど多くの周回が出来たわけではありませんでしたが、TS050 HYBRIDの感触はとても良かったです。更なるタイム向上へ向けプッシュを続ける必要はありますが、まずまずの位置にいると思います。私のベストラップはコンマ9秒ほど遅れを取っていますが、ややタイムをロスしたところもありますし、最も重要な決勝レースでは充分戦えると思っています。

    小林可夢偉
    初めてLM P1-Hで走るオースティンはトラブルも無く、順調に始まりました。セッティングを目指し上手く行きましたが、レースへ向けてのバランス確保は、さらに進めなくてはなりません。上位とは僅差ですし、レースでは期待出来ます。あくまで土曜日の決勝を見据えています。

    ステファン・サラザン
    本当に暑い一日でした。走っている間はまだ良かったのですが、ピットで停止している間は風が入ってこないので信じられないような暑さでした。コース上が混み合い、その混雑の中を走ることになったため、余計なリスクは負わないようにしましたが、それでも興味深い一日でした。我々は決勝レースの行われる土曜日に最速の車両を仕上げるためのセットアップに専念しました。明日は更にどこまでパフォーマンスを上げられるかです。

    マイク・コンウェイ
    今日の午後と夜間走行では、可夢偉に多めに走ってもらいました。着実な作業でバランスの改善を進め、上手く行ったと思います。#5号車が最後にとても良いタイムをマークしたので、彼らが何を見出したのか興味深いです。TS050 HYBRIDは充分に速いと感じています。明日、そして土曜日の決勝レースでどこまでやれるか楽しみです。