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  • WRC ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    WRC ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドの競技最終日 デイ4が8月19日(日)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が、前戦ラリー・フィンランドに続き優勝を果たし、今シーズン3勝目を飾った。また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合3位に入り、今季2回目の表彰台フィニッシュを達成した。なお、総合3位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、メカニカルトラブルによりリタイアとなった。

    ラリー・ドイチェランドのデイ4は、モーゼル河近くのブドウ畑を中心とする「グラフシャフト」のステージを2回連続で走り、その後サービスパーク方面へと移動。トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された「ボーゼンベルク」の農道ステージを走行するという3本のSS計72.18kmでタイムを競った。

    デイ3で総合2位の選手に対し、43.7秒差を築いたタナックは安定した走りで最初の2本のSSを走破。最後のパワーステージは全開で攻め、セカンドベストタイムを記録して優勝を決めると共に、ボーナスの4ポイントを獲得した。今回、タナックはSS2を除く全てのSSで首位の座を保ち続け、そしてヤリスWRCは初めてターマックラリーをリード。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは 2017年のWRC参戦以来初となる、ターマックラリー優勝を果たした。

    デイ2で総合5位に順位を上げたラッピは、上位の選手が脱落した事もあってふたつポジションを上げ、総合3位でフィニッシュした。ただし、脱落した選手の中には、僅差の2位争いをしていたラトバラも含まれ、チームにとっては少し残念な結末となった。ラトバラはオープニングのSS16でクルマに技術的な問題が発生。自分たちの力で修復を試みましたが問題解決には至らず、リタイアを余儀なくされた。なお、タナックとラッピによるダブルポディウムにより大量のポイントを得たチームは、マニュファクチャラーズランキングにおいて、トップのチームと13ポイント差の2位に浮上した。

    WRC次戦は、9月13日(木)から16日(日)にかけてトルコで開催されるラリー・トルコ。トルコでのWRC開催は2010年以来だが、地中海に面したリゾート、マルマリスを舞台とするのは今回が初めて。ラリー・トルコの路面はグラベル(未舗装路)であり、フラットで高速なステージと、多くの石が転がる荒れた山岳ステージが入り混じった、複雑なコースになると予想される。また、9月中旬は日中気温がかなり上昇するため、クルマの熱対策が重要な課題のひとつとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々のチームにまたしても素晴らしい時間が訪れました。オットは前戦のラリーフィンランドに続き今回もまた週末を通して傑出していました。唯一、今朝ヤリ-マティのクルマに問題が起こってしまった事には失望しました。我々は彼が今日のステージできっと活躍するだろうと確信していたので、本当に残念に思います。運に恵まれなかったとも言えますが、できる限りヤリ-マティをサポートするつもりです。ドイチェランドはミスをしやすいラリーなのですが、エサペッカは、ミスなくクリーンな素晴らしい走りをしました。今回は、チーム全員の献身的な働きにより、ターマックラリーで素晴らしい結果を残す事ができました。そして、今季の残るラリーにも最大限の努力で臨もうと、皆がモチベーションを高めています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSに向かうロードセクションで止まった時、ギヤを1速に入れようとしたのですが、入りませんでした。油圧ポンプが止まってしまったのです。ギヤチェンジを手動に切り替える事はできたのですが、油圧ポンプが作動していないためギヤボックスに大きなストレスがかかり、結局駆動を完全に失いました。今年は何度も運の悪い出来事に遭遇してきましたが、今週末は良いフィーリングを感じていただけに残念です。クルマのパフォーマンスは非常に高く、戦いを楽しめたことが今回1番の収穫です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    間違いなく、今まででもっとも大変な思いをして手にした勝利です。週末を通して激しいバトルが続き、ひたすら全力で攻め続けなくてはなりませんでしたが、金曜日のブドウ畑のステージでは、快適に運転する事ができました。土曜日の午前中はあまり自信を持てなかったのですが、チームが日中のサービスでクルマを大幅に改善してくれました。そして今日は、クリーンな走りだけを心がけました。我々のチームは今週末本当に強く、とても満足しています。選手権争いについても正しい方向に進んでいると思いますが、それでも自分としては1戦、1戦を大事にしています。現在は次戦トルコに集中しており、できる限り万全な準備をしてラリーに臨みたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    本当に大変な週末でしたが、それでも問題もミスもなく戦い続けた結果、ポディウムに立つ事ができました。自分のまわりでは、昨日から今日にかけて色々な出来事がありましたが、それがラリーというものであり、自分もそのような経験をしてきました。週末を通して前進する事ができたと思いますが、それでもダーティな路面で限界がどこにあるのかを理解するためには、もう少し多くの距離を走る必要があります。ドイチェランドはミスに寛容なラリーではないので、今回はミスをしないよう、細心の注意を払って走りました。

    ラリー・ドイチェランド デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h03m36.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.2s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.9s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m34.5s
    5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m02.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m13.8s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m39.1s
    8 マリヤン・グリーベル/アレクサンダー・ラーツ (シトロエン DS3 WRC) +10m41.2s
    9 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +13m12.8s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +13m16.6s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

  • 【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC)第6戦 ラリー・ポルトガルの競技2日目デイ2が5月18日(金)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位につけた。一方、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、午前中のSS(スペシャルステージ)でクルマにダメージを受け走行不可能となりリタイアとなった。ただし、ラトバラの7号車についてはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3では再出走を予定している。

    ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北側、スペイン国境に近いエリアを中心に競技が行われた。デイ1のSS1でトップタイムを記録しトップに立ったタナックは、リードをさらに拡げるべくSS2に臨んだが、高速左コーナーの途中にいくつか転がっていた岩にクルマが当たりラジエーターを破損。その結果エンジンにもダメージが及び、完全リタイアすることになった。ラトバラはSS3でやはりクルマが岩に当たりサスペンションを破損して走行不能になったが、チームはその後サービスでクルマを修復。ラリー2規定に基づき、明日のデイ3で再出走する予定となっている。

    ラッピは午前中のステージでグリップ不足に悩み総合11位となったが、日中のサービスでクルマのセットアップを改善した結果、午後の再走ステージではスピードアップに成功。ダンパーに軽微なトラブルが発生するも堅実な走行を続け、岩が転がる非常に荒れた路面で多くの選手が深刻なトラブルに見舞われる中、総合5位にポジションを上げた。

    競技3日目となる5月19日(土)のデイ3は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われる。3本のステージを日中のサービスをはさみ午前と午後で各2回走行するスケジュールで、そのうちSS12とその再走ステージであるSS15「アマランテ」は今大会最長となる全長37.6kmのロングステージ。6本のSSの合計距離は154.64km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は601.60kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日の結果は、ラリーが、そしてモータースポーツがいかに苛酷になり得るかを示すものです。ある日は物事が非常に上手く進んだとしても、またある日は本当に厳しい状況に追い込まれます。今日は、我々にとって良き日ではありませんでしたが、それでもポジティブであり続けることが重要です。オットは極めて順調に見え、とても力強く感じられていただけに、我々はこれまで経験したことがないほど大きな失望を感じました。でも、彼は次のサルディニアで必ずや活躍してくれるはずです。ヤリ-マティの件についても、皆とても残念に思っています。今回、彼は本当にミスなく走ろうとしていたことを私は知っていました。チームは素晴らしい仕事で、明日再出走できるようにクルマを修復しました。ヤリ-マティが明日、速さを見せてくれることを期待しています。エサペッカは午前中少し苦戦していましたが、午後は調子が上がりました。午後のステージは誰にとっても非常に困難な路面コンディションでしたが、彼は荒れたステージでよく頑張ったと思います。明日の出走順は決して容易ではありませんが、いくらかポイントを獲得するチャンスはあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSは少し慎重に走り過ぎたので、次のSSでは最初から攻めて行きました。5km程走ったところの左、右と連続するコーナーの途中にペースノートにも記していた岩があり、それを意図的に乗り越えたのですが、途端に右フロントサスペンションが壊れ、止まらざるを得ませんでした。チームは一生懸命クルマを修復してくれたので、明日も戦い続けることができそうです。私としてはラリーを続けることに高いモチベーションを感じています。クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しんでいるので、今すぐにでもドライブしたい気分です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今朝は本当に残念な事が起きてしまいました。最初のSSを走り出してすぐに、多くの岩が転がっている路面に遭遇しました。一体どこから出てきたのか分かりませんが、ひとつやふたつではなく、4つか5つぐらい岩があり避けることができませんでした。その結果、ラジエーターに岩が当たってダメージを受け、エンジンに問題が生じたためすぐに停止したのですが、このラリーでの修復は不可能な状態でした。我々にとっては、かなり大きな痛手です。今回は良いポジションで戦いに臨む事ができ、前戦アルゼンチンと同様とても良いフィーリングをクルマに感じてした。選手権争いにとっては大きなマイナスですが、本当にすべてが終わるまではチャンスがあるので、これからも戦い続けます。我々にはパフォーマンスがあるので、次戦サルディニアでは優勝争いに加わることが目標です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中はあまり自信を持って走ることができず、ベストな状態ではありませんでした。クルマ自体は良かったのですが、横方向のグリップが十分に感じられず、思うように攻めることができなかったのです。午後のステージは、自分のこれまでのキャリアの中でもっとも荒れた路面コンディションで、非常に多くの岩が転がっていました。しかし、日中のサービスでクルマに多くの変更を施したところ、それが奏功し午後の最初のSSではすぐにその効果が出ました。その後ダンパーに小さな問題が起こり、それをいなしながら最後まで走りましたが、それでもタイムは思ったよりも悪くありませんでした。ですから、明日は順位をさらに上げられるように頑張りたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h37m30.7s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +17.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +24.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +34.4s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +48.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m18.7s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m27.3s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +6m57.1s
    10 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+7m31.4s
    62 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.48.1s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルが5月17日(木)に開幕。デイ1としてポルトガル北部のロウサダでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合10位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合13位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートを切った。

    今季ヨーロッパ初のグラベル(未舗装路)イベントとなるラリー・ポルトガルは、17日(木)の午前中に全長4.6kmのコースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラがトップタイムを記録した。シェイクダウンでは3名のドライバー全員がクルマのセットアップに良いフィーリングを感じ、事前のテストで決めたセットアップをほとんど変更することなく走行を終えた。その後、19時過ぎからロウサダのラリークロスコースでSS1として2台同時走行のスーパーSSが行われた。グラベルとターマック(舗装路)が入り混じる全長3.36kmのコースで、大勢の観客が見守る中タナックがベストタイムを記録。幸先の良いスタートを切った。

    競技2日目となる5月18日(金)のデイ2は、マトジニョスのサービスパークを中心に、8本のSSが行われる。そのうちSS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7はスペイン国境に近い北部のグラベルロードが舞台となる。また、1日の終わりにはポルトの中心部で2本の市街地SSが行なわれます。8本のSSの合計距離は148.66km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は612.64kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今朝のシェイクダウンは充実した内容でした。クルマのペースはとても良く、信頼性に関する問題は何も起こらずすべてが予定通りに進みました。3人のドライバーは連続して走行し、サービスパークに戻って来た時にはデータのチェックのみを行ないました。ラリー直前のテストは非常に上手く行き、ドライバーたちはクルマのセットアップにとても自信を持っていました。そして、シェイクダウンでも変わらぬ良いフィーリングが得られたようです。ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンチンとやや異なる部分もありますが、クルマのセットアップに関してはかなり似ています。ですから、ほんの僅かな変更を施すことで、アルゼンチンで示した良いパフォーマンスを再現することが可能だと思っています。また、このラリーは比較的クルマに優しい1戦だと私は考えています。チーム全員がこのラリーに自信を持っていますし、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    セレモニアルスタートの段階で既に大勢の観客の姿が見えましたが、スーパーSSはまるで満席のスタジアムのようで、サッカーの試合会場にいるような雰囲気でした。ポルトガルでのラリー人気の高さを改めて感じました。スーパーSSでは最後のヘアピンで少しタイムロスをしてしまいました。何が起こったのか後で調べますが、気にはしてはいません。とても前向きな気持ちでラリーのスタートをきることができました。クルマのフィーリングは最高です。シェイクダウンではセッティングを変えることなく3回連続で走り、ファステストタイムを記録。セットアップの正しさを確信しました。自分としては、このラリーが今シーズンのターニングポイントとなることを願っています。そのためにミスのない走りをし、そしてスピードを示したいと思っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ラリーのスタートに相応しい素晴らしいスーパーSSでした。全力でステージに臨み、そしてベストタイムを記録することができました。ポルトガルのステージは大勢の観客が集まるので、いつも特別な気分になります。道の両サイドは観客で埋め尽くされ、とにかくすごい盛り上がりです。朝のシェイクダウンではクルマ全体がきちんと機能していることを確認し、良いフィーリングで走ることができました。準備は万端、きっと面白い戦いになるでしょう。我々にとって最大のチャレンジは明日のデイ2です。ステージは多くの滑りやすいルーズグラベルで覆われていると予想され、我々は3番手スタートとなりますが、土曜日のデイ3で良い出走順を得るためにベストを尽くして戦います。そして、もしそれが上手く行けばデイ3以降はさらにハードに攻めることが可能になるでしょう。ポルトガルのステージは非常に高速で流れるようなコーナーが多く、我々のクルマに合っているコースだと思いますので、自信を持って戦いたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    スーパーSSでは、大勢の観客の前を走り最高の気分でした。今朝のシェイクダウンは非常に上手く行きました。クルマのセットアップにはとても満足しており、何も変更しませんでした。順位は7位でしたがトップタイムの選手とはたった1秒差だったので、自分にとってはこれまでのところベストなシェイクダウンになりました。ポルトガルは去年初めてWRカー(ワールドラリーカー)で出場したラリーで、今回は2度目の挑戦となりますので、去年よりもさらにハードに攻めてより良いリザルトを残したいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m34.3s
    2 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.4s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.5s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.7s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.8s
    13 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +3.9s

  • 【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技最終日デイ4が4月29日(日)にビジャ・カルロス・パスの西南エリアで行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が今シーズン初優勝を果たした。また、ラリー・アルゼンティーナ初出場だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は、総合8位でフィニッシュした。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西南エリアに広がる山岳地帯で3本のSSが行なわれた。デイ3までに10本のSSベストタイムを記録し2位の選手に46.5秒という差を築いていたオット・タナックは、難易度が高いステージが続くデイ4では、勝利を確実にするためペースをやや抑えて走行。最終的には2位に33.7秒差をつけ、チーム加入後5戦目にして優勝を達成した。なお、タナックとチームはドライバーズ選手権およびマニュファクチャラーズ選手権で現在3位につけており、2位との差は前戦よりも縮まった。

    デイ3で総合6位につけていたエサペッカ・ラッピは、初出場のアルゼンチンで何度もパンクに見舞われたが、デイ4でも最初のSSでパンクを喫し、順位をふたつ下げ総合8位でラリーを終えた。いくつかのSSでトップに迫るスピードを示していただけに残念な結果ではあるが、WRCの中でも1、2を争うほど困難と言われるラリーですべてのSSを走り切り、多くの経験を積み重ねたことはプラス材料といる。また、ヤリ-マティ・ラトバラはデイ2でクルマを石にヒットした結果リタイアとなったが、パフォーマンスについてはトップを競えるレベルにあり、次戦での活躍が期待される。

    WRC次戦は、5月17日から20日にかけてポルトガル北部ポルト近郊のマトジニョスを中心に開催される、シリーズ第6戦「ラリー・ポルトガル」。コースはグラベル(未舗装路)だが、砂状の路面や硬い岩盤の路面などコンディションは様々。1回目の走行では路面の表層が「ルーズグラベル」と呼ばれる滑りやすい砂や砂利によって覆われているため、走行順が早い選手は十分なグリップが得られない状況で走ることになる、また、2回目の走行では路面が掘れて深い轍(わだち)が刻まれ、掘り起こされた石によってパンクの危険性が高まるなど、ラリー・アルゼンティーナと同様タフな戦いが予想される。

    豊田章男(チーム総代表)
    日本から見て地球の反対側となるアルゼンチンからタナック選手のヤリスでの初優勝のニュースが届いたこと大変嬉しく思います。タナック選手、ヤリスでの初優勝おめでとう、ありがとう! そして、応援いただいたファンの皆様、本当にありがとうございました。昨年のラリー・アルゼンティーナで、我々のヤリスはその荒い路面に徹底的に傷めつけられました。しかしチームメンバーはそこから学び、改善し、今年は表彰台の頂点に立てるまでのクルマを作りあげてくれました。今回は残念ながらリタイアしてしまったラトバラ選手も、タナック選手に匹敵するペースで走り「ヤリスは本当に速かった」という心強いコメントをしてくれました。8位で走りきったラッピ選手も初のラリー・アルゼンティーナで、数多くのことを学べたと頼もしいコメントを残してくれています。WRCの道の上で、全てのチームメンバーが成長を続けクルマが鍛えられていること、本当に頼もしく思います。2年目のシーズンはこれから中盤戦に入ります。今後もファンの皆様に嬉しいニュースをお届けできるよう、我々TOYOTA GAZOO Racing WRTは全力で走り続けます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々チームにとって本当に素晴らしい結果になりました。オットは週末を通して非常に力強く、最終日はやや抑え気味のペースでしたが、とても難しいステージでしたので、この素晴らしい勝利のためにあえてリスクを冒す必要はまったくなかったと思います。オットがチームに加入して最初の優勝は、もっともハードなラリーのひとつであるアルゼンチンで実現されました。このような困難なコンディションで、我々のクルマが速さと強さを備えていることを皆さんの前でお見せすることができたと思います。週末を通してこれほどの強さを発揮できるとは、以前は夢にも思いませんでした。アップ&ダウンのラリーが続いていたので、この勝利にはとても重要な意味があります。クルマに高いパフォーマンスがあることは分かっていましたが、チームがハードワークを続けたことによってついに素晴らしいリザルトを得ることができました。今後も変わらず良い方向に進んで行くことを期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    このチームで最初の優勝を飾ったことに特別な思いを感じます。改善を重ねた結果クルマは急速に進化し、現在は完全に私が望む状態に仕上がり、確固たる自信を持って走ることができています。また、チームが私をしっかりと支え続けてくれることに心から感謝しています。この難しいラリーで初めて優勝でき、とても満足していますが、決して簡単なラリーではありませんでした。序盤はかなり激しく攻め2位との差が大きく広がったので、以降はペースをうまくコントロールすることができました。そして今日は、さらに余裕を持った走りをしました。すべてが良い方向に向かっており、上位との選手権のポイント差も縮まってきています。シーズンはまだ長いので、次戦以降も今回と同じように戦い続けたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今回のラリー・アルゼンティーナではいくつかポジティブな要素がありました。初出場にも関わらずペースは自分が予想していた以上に良かったと思いました。我々のクルマが今回のラリーでベストだったことは、オットがラリーを通して速かったことでも明らかです。彼の勝利を心から祝福したいと思います。今週末は何度もパンクをしてしまいましたので、何が原因なのかを精査しなければなりません。色々な事が起こり多くのタイムを失ってしまいましたが、すべてのステージを走り切り、多くの経験を得ることができたのは収穫です。シーズン序盤は経験が十分ではないラリーが続いたこともあり簡単には行きませんでしたが、ポジティブな事も多くありましたので、それを次のラリー・ポルトガルで活かしたいと思います。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h43m28.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +37.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m15.7s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m58.6s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m02.6s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m06.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +3m25.7s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m32.6s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +5m38.6s
    10 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m15.8s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナが最終日を迎え、トヨタのオット・タナックがチームに今シーズン初優勝をもたらした。

    2日目に総合首位に浮上したオット・タナックは、その後のラリーを支配。最終的に2位に37.7秒差をつけてトヨタ加入後5戦目にして初優勝を遂げた。トヨタにとっても昨年の第9戦ラリー・フィンランド以来となる今シーズン初優勝。

    2位にはヒュンダイのティエリー・ヌービル、3位には同じくヒュンダイのダニ・ソルドが続いた。

    オット・タナックのチームメイトであるエサペッカ・ラッピは8位。ヤリ-マティ・ラトバラは2日目にリタイアしている。

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナ 結果

    Pos. No. Driver Machine Time
    1 8 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC 3h43:28.9
    2 5 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +0:37.7
    3 6 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +1:15.7
    4 1 セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC +1:58.6
    5 4 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +2:02.6
    6 2 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +3:06.3
    7 10 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +3:25.7
    8 9 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +4:32.6
    9 3 デーム・.スニネン フォード・フィエスタWRC +5:38.6
    10 31 ポンタス・ティデマンド シュコダ・ファビアR5 +12:15.8
  • 【WRC】 トヨタ:開幕戦でタナックが2位、ラトバラが3位でダブル表彰台

    【WRC】 トヨタ:開幕戦でタナックが2位、ラトバラが3位でダブル表彰台

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技4日目最終日となるデイ4が28日(日)にモナコを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合3位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合7位でフィニッシュ。ヤリスWRCは全車が完走を果たした。

    ラリー最終日のデイ4は、モナコを基点にフランス山中で2本のステージを各2回走行する4本、計63. 98kmのSSが行なわれた。デイ3で2位につけていたオット・タナックは、確実なフィニッシュを目指し安定した走りを続け、ヤリスWRCで出場した最初のラリーで2位という結果を残した。タナックは難しい路面コンディションでヤリスWRCのポテンシャルを引き出し、4日間で4本のSSベストタイムを記録した。また、ヤリ-マティ・ラトバラは最終日も3位のポジションを堅持し、昨年に続きポディウムフィニッシュを果たした。デイ3終了時点で4位につけていたエスペッカ・ラッピは、最終ステージのSS17で小さなミスをしてタイムをロス。4位と約14秒差の7位でラリーを終えた。ラッピは今回ラリー・モンテカルロに初めてWRカーで出場したが、力強いパフォーマンスを示し、今後に繋がる多くの経験を蓄積した。

    WRC次戦は、2月15日から18日にかけて開催される第2戦ラリー・スウェーデン。スウェーデンはシーズン唯一のフルスノーラリーであり、ラリーカーはスタッド(スパイク)が埋め込まれた、雪道専用のスノータイヤで雪と氷に覆われた森林コースを走行する。スタッドタイヤのグリップ力は非常に高く、またスウェーデンのSSは緩やかな高速コーナーが多いため、雪のラリーにも関わらず平均速度はWRC全戦の中でトップ3に入るほど。なお、ラリー・スウェーデンは去年チームがWRC復帰後、最初に勝利を手にしたラリーでもあり、優勝したラトバラとチームにとってはとても思い出深い1戦となる。

    豊田章男 (チーム総代表)
    私どもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは昨シーズン、世界中の道で闘いながらヤリスを鍛えてまいりました。そのヤリスを、チームメンバー達はほんの数週間しかないシーズンオフの間もあまり休まず、さらに改善を重ね、モンテカルロのスタートラインに立たせました。そうして迎えた初戦…結果は8号車が2位、7号車が3位、9号車が7位と素晴らしい結果でシーズンのスタートを切ることができました。このメンバー達と共に今年もヤリスを走らせていけること、本当に頼もしく思います。私は現地に赴くことはできませんでしたが、心はチームと共にありました。現地からの報告やSNS、テレビ中継でその様子を見守っていましたが、そこでは日本はもとより各地にいるファンの皆さまからの声が多く寄せられており、応援頂いているファンの皆様への感謝の気持ちを新たにいたしました。本当にありがとうございます。アスファルト、雨水、雪、氷、泥の全てが入り混じった難しい道でヤリスをゴールまで運んで来てくれたマキネン代表、メカニックやエンジニアなどチームの皆、そしてなにより6人のドライバーとコドライバーに敬意を表します。昨年11号車でモンテカルロを闘ってくれたメンバーは、今年は縁の下でチームを支えてくれるようになりました。ユホは、セーフティクルーとして道の状態をドライバー達に伝える役を、カイは、スポーティングダイレクターとして3台みんなが思いっきり走れるよう、調整をしてくれています。1年間、共に「もっといいヤリス」を目指してきた仲間が、立場を変えて、また新たに一緒に闘っているということは何よりも心強いです。今シーズンは始まったばかり、これから極寒、高地、灼熱、そしてライバル達の熟成…。闘いは厳しさを増してまいります。もっといいヤリスを作るため…素晴らしいチームの仲間達とそして、応援いただける全てのファンの皆さまと、世界中の道でヤリスを走らせていければと思います。皆さん、よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン (チーム代表)
    とても素晴らしいシーズンのスタートとなりました。我々がWRCへの参戦を開始してから、チームは最も力強い状態にあると思います。チーム全員が全力でラリーに臨む姿を見て、本当に嬉しく思いました。また、タナックのチームに溶け込むはやさ、彼のプロフェッショナルな仕事ぶりと吸収スピードに、とても感動しました。この調子を続けることができれば素晴らしいですし、次のラリー・スウェーデンがとても楽しみです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    モンテカルロは、決して簡単には行かないラリーです。今日もまた難しいコンディションでした。特に、レッキ以来の走行となったチュリニ峠の凍結路面は難しく感じました。そうした中、ラリーを最後まで走りきり、表彰台に立つことができてホッとしています。チームは本当に良い仕事をしてくれましたし、クルマの調子も非常に良かったので、これからのシーズンが楽しみです。冷静さを保ち、選手権とポイントのことを考えながら戦っていきたいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    このような良い形でシーズンをスタートできて、とても嬉しく思います。非常に強力なチームに加わることができたと実感しました。マシンは驚くほど素晴らしく、ラリー開始直後からずっと気持ち良くドライブすることができました。とても難しいコンディションでタフなラリーでしたが、とくに大きな問題を抱えることなく走り切ることができました。今日はこれまでよりもコンディションが良くなるだろうと期待していたのですが、道は凍っていました。しかし、私たちは良いポジションにつけていたので、今日は手堅く走ることができたと思います。いまは、この後のラリーが本当に楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    今日は十分なスピードがあり、とても良いスタートだったと思います。自分の計画は最終SSのパワーステージも含め最後まで自分のリズムを保って走ることでしたが、ひとつのコーナーでワイドに膨らんでしまい、コース復帰にかなり時間を要し順位を3つ落としてしまいました。もちろん今はとても落ち込んでいますが、それでもすべてのステージを走りきり、経験をさらに積み重ね、多くの学びを得たことをポジティブに捉えたいと思います。チームにとっては本当に良いラリーとなりましたし、次戦ラリー・スウェーデンは自分によりあった1戦になるはずです。

    ラリー・モンテカルロ デイ4の最終結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 4h18m55.5s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58.3s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m52.0s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +4m43.1s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m53.8s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4m54.8s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m57.5s
    8 ブライアン・ブフィエ/クザビエ・パンセリ (フォード フィエスタ WRC) +7m39.5s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +9m06.7s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +16m43.0s

    関連:【WRC】 ラリー・モンテカルロ 結果:セバスチャン・オジェが優勝!

  • 【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第1戦 ラリー・モンテカルロの競技3日目デイ3が27日(土)にフランス南部ギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合4位につけ、ヤリスWRCは全車が良いポジションでラリー最終日に駒を進めることに成功した。

    競技3日目のデイ3は、サービスパークを中心に2本のステージを各2回走行し、その後デイ1でSS2として走行したステージをSS13として再走。全部で5本、計117.55kmのSSが行なわれた。オープニングのSS9と、続くSS10はステージの多くの部分が雪で覆われ、とても滑りやすい路面コンディションになった。首位と14.9秒差の総合2位でデイ3をスタートしたタナックは、SS9で差を1分18.4秒に拡げられましたが、SS10ではダンパーに問題を抱えながらもトップタイムを記録。サービスで問題を解決した後、SS11では2番手タイムの選手よりも15.3秒速いトップタイムを記録するなど激しく追い上げ、最終的には33.5秒差まで挽回を果たし総合2位の座を守った。デイ2終了時点で総合5位だったラトバラは、経験に裏打ちされた安定感のある走りを続け、SS9で総合3位にポジションアップ。総合4位だったラッピはSS11でパンクを喫し、タイヤ交換作業を余儀なくされ総合5位に後退しましたが、その後速いペースで追い上げ、前日と同じ総合4位でデイ3を走り終えた。

    競技4日目、ラリー最終日となる1月28日(日)のデイ4は、モナコ北側に広がるフランスの山岳地帯で2本のステージを各2回走行する。SS14とその再走ステージであるSS16は、途中で有名なチュリニ峠を通過。昔から多くの観客が集まり盛り上がることで知られるチュリニ峠のコースは、ラリー・モンテカルロのハイライトといえる。また、SS15の再走となる最終ステージのSS17は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は63.98km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は224.58kmとなる。

    カイ・リンドストローム (スポーティング・ディレクター)
    ひとことで言えば、とても良い1日でした。今朝の極めて難しいコンディションの中、我々のチームの全ドライバーは素晴らしい仕事をしてくれました。エサペッカはパンクでタイムをロスしましたが、それでも何とか4位まで挽回しました。彼があのような状況でも冷静さを保てたのは、大きな収穫だと思います。もちろん、タナックは今日も非常に速く、ラトバラは良いドライブをできています。明日に関して唯一分からないのは天気がどうなるかですが、勝負は最後のタイムコントロールを通過するまで続きます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日は典型的なラリー・モンテカルロの天気のなかでのラリーでした。午前中は雨と雪に見舞われ、午後は晴れて乾いた路面を走るというように、1日の中に四季があるような感じでした。ラリーが始まる前、私は「トップ3以内ならば完璧」だと言いましたが、実際のところ現在の順位に満足しています。完全にうまく行っているとは言えませんが、後続との差は大きく開いています。ですので、今は自分自身のドライビングに集中しています。今回は大きなリスクを避けてフィニッシュすることを目標に置いていますし、それがとても重要であると思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    自分とチームにとって、今日も力強い1日となりました。また、運転がとても楽しく感じられるくらいクルマは好調でした。雪の中の最初のSSでタイムを失ったのは残念ですが、それ以降のSSは本当にうまく走れたと思います。気持ち良くかつクレバーに、そしてコースから外れないように注意しながら、自分のペースを保つことだけを考えて走り続けました。ヤリスWRCでの最初のラリーで、現在の順位につけていることにとても満足しているので、リスクをおかしてまで順位を上げようとは思っていません。また、チームとしてもそのほうが良いと思います。シーズンが始まる前の段階で、私たちのチームには良いドライバーが揃い、クルマに競争力があると確信していたので、チームにとっても良い展開だと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    比較的スピードが低い左コーナーで雪が解けてぬかるんだ状態となっていました。そこで滑ってしまい、ワイドに膨らんで土手に当たりリヤタイヤがホイールから外れてしまいました。そこまではミスなくクリーンに走っていただけに多くのタイムを失い残念ですが、それでもまだ4位につけています。明日も4位のポジションを守り抜くのは決して簡単ではないと思いますが、路面がドライならば自信はあります。なぜなら、今日最後のSSでクルマのフィーリングがとても良かったからです。タイヤのグリップレベルさえ大きく変わらなければ限界を把握することができ、そういう路面で私はいつも良い走りをできていると思います。

  • 【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 2日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技2日目デイ2が26日(金)、フランス南部ギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合5位につけ、ヤリスWRCは全3台がトップ5に入った。

    競技2日目のデイ2は、サービスパークの南側エリアで3本のステージを各2回走行する、全6本のSSが行なわれた。デイ1終了時点でトップと42.4秒差の総合5位につけていたタナックは、SS3でチーム加入後初となるトップタイムを記録し、総合4位に浮上。さらにSS4では総合3位に、SS5では総合2位に順位を上げました。そして、午後最初のSS6では2回目のSSベストタイムをマークし、続くSS7では強い雨が降る中3番手タイムを記録。首位とのタイム差を大幅に縮め、最終的には14.9秒差にまで迫りデイ2を締めくくった。また、前日4位だったラッピは安定した走りを続け、ポジションを堅持。ラトバラは6位から5位に順位を上げ、ラッピの0.2秒後方につけるなど、両選手とも十分に表彰台を狙える位置で1日を終えた。

    競技3日目となる1月27日(土)のデイ3は、ギャップの北側エリアで2本のステージを各2回走行し、その後南東エリアでSS13として1本のSSを行なう。SSを走行後ラリーカーはサービスパークで整備を受け、競技最終日デイ4の基点となるモナコへと移動。5本のSSの合計距離は117.55km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は658.57kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    とてもポジティブな1日でした。オットのパフォーマンスは信じられないほど素晴らしく、ここまで彼がやってきたことと、習得の早さに我々全員が驚いています。彼の今後がとても楽しみです。彼はこのクルマでどんどんと経験を重ねてきていますし、明日も非常に速いはずだと確信しています。我々のチームは、強さを備えているという自信があります。エサペッカの出走順はあまり良くなかったと思いますが、それでも、朝は特に良いスピードを示してくれました。また、ヤリ-マティは午後のステージで走りが良くなりました。ラリーはまだあと2日間ありますし、明日は雪で難しいコンディションになるかもしれませんが、きっと大丈夫でしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今朝はマシンの動きに少し苦労し、コーナーで良いフィーリングを得ることができませんでした。しかし、午後に向けてディファレンシャルを少し調整したところ、だいぶ良くなりました。それでも、水が溜まっている路面ではあまり強気に行くことができず、タイムをロスしてしまいました。その点を除けば、クルマは良くなってきています。私たちはエサペッカと良いバトルを展開しており、お互い表彰台からそれほど遠くない位置につけています。まずは今日の勢いをキープし、結果を待ちたいと思います。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    2位で1日を終えることができ、とても前向きな気分です。今日はクルマにいくつか改良を施しましたが、それがすべてのステージで自信向上に繋がりました。常に学びを続け、クルマをより深く理解するという作業を明日以降も続けたいと思います。今日は多くの選手がミスをおかしたので、クレバーなドライビングを続けることを心がけました。もうこれ以上激しく攻める必要はありません。このラリーは純粋なスピードだけで結果が決まるわけでなく、安定した走りや賢明な判断こそが重要なのではないかと思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    細心の注意を払ってラリーに臨むという自分の戦略はうまく作用し、それが良い結果に繋がっていると思います。とにかくミスをしないように走り続けましたが、それでも表彰台を狙える位置につけていますので、満足しています。ここまでのところチーム全体としてのパフォーマンスも良好ですが、まだ先は長く、明日は降雪も予想されるなどコンディションはさらに難しくなるでしょう。それでも、タイヤ選択さえ誤らなければ、きっとうまく行くはずです。

    関連:【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

  • 【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

    【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

    WRC 世界ラリー選手権 開幕戦 ラリー・モンテカルロが2日目を迎え、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が首位をキープ、トヨタのオット・タナックが2番手に浮上した。

    競技2日目となる1月26日(金)のデイ2はフランス、ギャップのサービスパーク南側エリアで3本のステージを各2回走行。そのうちSS4とその再走ステージとなるSS7は、今大会最長となる30.54kmのロングステージ。

    6本のSSの合計距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は446.60kmとなる。

    初日首位のセバスチャン・オジェは、一時は45秒のリードを築いていたが、雨のSS7のヘアピンの立ち上がりでスピンしてコースオフ。観客の助けを借りてコースに復帰したが30秒をロス。それでも、2日目に総合首位の座をキープした。

    一方、今年トヨタに加入したオット・タナックはSS3とSS6で最速タイムをマーク。最終的にセバスチャン・オジェとの差を14.9秒まで縮めた。3番手にはダニ・ソルトが続いた。

    トヨタ勢はエスペッカ・ラップが4番手、ヤリ-マティ・タトバラが5番手につけた。

    2018 世界ラリー選手権 開幕戦 ラリー・モンテカルロ デイ2

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC 2:07:15.4
    2 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +0:14.9
    3 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +0:59.7
    4 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +1:09.9
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +1:10.1
    6 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +2:45.5
    7 ブライアン・ブフィエ フォード・フィエスタWRC +4;01.7
    8 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +4:04.1
    9 ティエリー・ヌーヴィル ヒュンダイi20クーペWRC +5:06.6
    10 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +27:19.4
  • 【WRC】 トヨタ、オット・タナックを2018年のドライバーに起用

    【WRC】 トヨタ、オット・タナックを2018年のドライバーに起用

    トヨタは、2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)にオット・タナックがコ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤと共にヤリスWRCドライバーとして参戦することを合意した。

    オット・タナックはエストニア出身の30歳で、今シーズンこれまでに2度の優勝を果たしている。チームは、参戦2年目となる2018年シーズンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組と、3台のヤリスWRCを全イベントに投入する。

    また、現在ユホ・ハンニネンのコ・ドライバーを務めるカイ・リンドストロームは、今シーズン最終戦のラリー・オーストラリアより、チームのスポーティングディレクターに就任する。この新たな体制で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2018年シーズンも、もっといいクルマづくりを目指す挑戦を続ける

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「かねてから注目していたオット・タナック選手をチームに迎えることができて嬉しいです。彼は若さと経験の理想的なバランスと、メンタルの強さを兼ね備えており、我々のチームによく馴染んでくれると思います。タナック選手は今季期待を上回る活躍を見せており、あらゆる路面において、スピードと安定したパフォーマンスを残せる、我々の強力なパートナーとなるはずです。
    また、新たなポジションに就いたカイ・リンドストロームにも、お祝いの言葉を送ります。彼と一緒に戦ったモンテカルロで勝利を納めたことは、私のドライバーとしてのキャリアにおける大切な思い出です。あの時、またそれ以降、彼と共に過ごした経験から、彼がプロ中のプロであることを私は知っています。今後もチームの発展を支える、強力な仲間となってくれるでしょう。
    最後に、ユホ・ハンニネンのこれまでの貢献に深い感謝の意を表します。彼はこれからも変わらず我々のファミリーの一員です。チームがここまで来られたのは、彼の力があったからこそです。」

    オット・タナックの経歴
    生年月日:1987年10月15日
    年齢:30歳
    国籍:エストニア

    ・主な戦歴
    2008年:エストニア国内選手権優勝
    2009年:エストニア国内選手権優勝
    2009年:WRC初参戦
    2010年:ピレリ・スタードライバーに選出される
    2011年:FIA S2000世界ラリー選手権(SWRC)で総合2位(3勝)
    2017年:WRCラリー・サルディニア、ラリー・ドイチェランドで優勝

    ・WRCでの実績
    WRC出場:77回、WRCでの勝利:2回
    表彰台:10回、獲得ポイント:379、ステージ優勝:73回