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  • F1 | ブラジルGPの週末にむけてセキュリティを強化

    F1 | ブラジルGPの週末にむけてセキュリティを強化

    今週末のF1ブラジルGPに先立ち、F1上層部はサンパウロでのセキュリティを強化している。

    近年、インテルラゴス・サーキットで開催されるF1ブラジルGPでは、F1チームのスタッフを含めた関係者への強盗事件が多発。昨年は、安全面を理由にレース後に予定されていたピレリのタイヤテストが中止となった。

    FIA(国際自動車連盟)は、今年のF1ブラジルGPに先立ってパリで会議を開き、サンパウロ近郊のトラックへの主要道路に警察の包囲網を設置することを決定したと Sun は報じている。

    また、地元紙 Globo は、フォースインディアを始めとするF1チームもブラジルGPにむけて特別なセキュリティをはつけると報じている。

    フォースインディアのチームプリンシパルを務めるオトマー・サフナウアーは「地元自治体と協力しており、彼らの警備はさらに大きいなものになりそうだ。大きな努力が必要だ」と語った。

    F1ブラジルGPの週末、複数のF1関係者がインテルラゴス・サーキットからホテルに戻る途中に強盗の標的にされ、メルセデスのチームメンバーは銃を頭に突きつけられて貴重品を奪われた。

    昨年のF1ブラジルGPの週末には5つの事件が発生。金曜日の夜にはメルセデスのマイクロバスが拳銃で武装した集団に襲撃されて金品を奪われた。また、ザウバー、ウィリアムズ、FIAのスタッフを乗せた車両も襲われ、レース後の日曜日の夜にはピレリのスタッフを乗せた車両も標的にされた。

    関連:2018年 F1ブラジルGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 【F1】 ピレリ、ブラジルでのタイヤテストを安全上の理由でキャンセル

    【F1】 ピレリ、ブラジルでのタイヤテストを安全上の理由でキャンセル

    ピレリは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットで14日(火)・15日(水)の2日間で実施する予定だったF1タイヤテストをセキュリティ上の懸念でキャンセルすることを発表した。

    F1タイヤテストでは、マクラレーンの育成ドライバーのランド・ノリスが火曜日にマクラーレンのF1マシンで2018年F1タイヤをテストする予定だった。しかし、F1ブラジルGPの週末にチームスタッフに対する強盗事件が続発。ピレリはセキュリティ上の理由でテストをキャンセルすることを決定した。

    F1ブラジルGPの週末には5つの事件が発生。金曜日の夜にはメルセデスのマイクロバスが拳銃で武装した集団に襲撃されて金品を奪われた。また、ザウバー、ウィリアムズ、FIAのスタッフを乗せた車両も襲われ、レース後の日曜日の夜にはピレリのスタッフを乗せた車両も標的にされた。

    「日曜日にインテルラゴス・サーキットでピレリのバンが強盗の標的にされ、ピレリのセキュリティによって難は逃れたものの、他チームにも類似した事件が起こっており、14日(火)と15日(水)にマクラーレンとブラジルのサーキットで予定していたタイヤテストをキャンセすることを決定した」とピレリは発表。

    「決定は、マクラーレン、FIA、F1と共有されたこの決定は、テストに参加することになっていたマクラーレンと我々自身のスタッフの安全のために下された」

    マクラーレンは「我々はインテルラゴスでの今週のタイヤテストをキャンセルすることをピレリと共同で決定した。我々の人員の安全が常に最優先事項であり、最近の出来事を考えれば、進めることは不要なリスクだと感じた」と述べた。

    レース当日はセキュリティが強化されたが、今回のF1タイヤテストのキャンセルはF1ブラジルGPの将来さえも疑問が呈されることになった。

    スタッフが襲撃されたメルセデスのルイス・ハミルトンは「起こったことを聞いて恐ろしかった」とコメント。

    「僕は襲われたスタッフのみんなととても親しくしているし、彼らがその時にどのように感じ、どのようなことを考えたかは想像することができない」

    「最も苛立ちを感じるのは、僕は10年間F1にいるけど、毎年パドックの誰かにこのようなことが起こっていることだ。起き続けている」

    「ここの政府はこのような問題と戦っていると思うけど、今週末はその実施に役立る原案が生まれることになると思う」

    「パドック全体にとってそうあるべきだと思う。部分的にF1の責任ではあるけど、全体的にはトップにいる人たちが全員の安全を保つために行動を起こす必要がある」

    「上層部だけに警備がついているというのは良くないし、僕自身もセキュリティを着けており。全員に気を配る必要がある」

  • F1ブラジルGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンが最速タイム

    F1ブラジルGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンが最速タイム

    2017年のF1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリのフリー走行1回目が10日(金)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新してトップタイムを記録した。

    すでにメルセデスとルイス・ハミルトンが両方のタイトルが決定した2017年のF1世界選手権。だが、トップチームは2018年を見据え、中団チームはコンストラクターズ選手権の順位をかけた戦いが続いている。

    全長4.309㎞のインテルラゴスはカレンダーで3番目の短さ。標高は800mで、薄い空気がダウンフォースと冷却に影響を及ぼす。ピレリは、昨年よりも1段階軟らかいスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)を持ち込んでいる。

    これまでのコースレコードは、2014年にルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が記録した1分9秒822。高速化した2017年F1マシンでどこまでタイムが更新されるかに注目が集まった。

    気温24℃、路面温度35.9℃でセッションはスタート。まだトラックが汚れているなか、セバスチャン・ベッテルをはじめ、スピンやコースオフするシーンが多く見られた。

    開始早々、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)のマシンが白煙を上げてストップ。その後、ピエール・ガスリーにもMGU-Hのトラブルが発生。再びルノーのパワーユニットに信頼性問題が起きている。

    フリー走行1回目の最速タイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。コースレコードを大幅に更新する1分9秒202秒をマークした。

    2番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、メルセデスが頭一つ抜けた速さをみせちえる。

    3番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とトップ3チームが入り乱れた。

    マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが8番手タイム、フェルナンド・アロンソが10番手タイムでセッションを終えた。

    また、今回のセッションでは、フォース・インディアがGP3チャンピオンのジョージ・ラッセル、ザウバーがF2チャンピンのシャルル・ルクレールを起用。F1チャンピオンのルイス・ハミルトン、WECチャンピオンのブレンドン・ハートレーと4名の今季のチャンピオンが共演を果たした。

    F1ブラジルGPのフリー走行2回目は、この後25時(現地時間14時)から行われる。

    2017 第19戦 F1ブラジルグランプリ フリー走行1回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム 周回
    1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分09秒202 36
    2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分09秒329 43
    3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分09秒744 32
    4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分09秒750 31
    5 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分09秒828 38
    6 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分09秒984 32
    7 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1分10秒102 28
    8 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1分10秒402 26
    9 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分10秒454 36
    10 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1分10秒476 24
    11 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分10秒632 42
    12 35 ジョージ・ラッセル フォース・インディア 1分11秒047 29
    13 8 ロマン・グロージャン ハース 1分11秒188 29
    14 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分11秒463 30
    15 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分11秒608 55
    16 37 カルロス・サインツ ルノー 1分11秒782 35
    17 37 シャルル・ルクレール ザウバー 1分11秒802 32
    18 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分11秒898 28
    19 10 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ 1分14秒034 5
    20 28 ブレンドン・ハートレー トロ・ロッソ   2
  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1ブラジルグランプリ プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1ブラジルグランプリ プレビュー

    マクラーレン・ホンダが、インテルラゴス・サーキットで開催されるF1ブラジルグランプリへの意気込みを語った。

    苦戦が予想された前戦メキシコでは、フェルナンド・アロンソが力強い走りを見せ、チームのために貴重な1ポイントを獲得したマクラーレン・ホンダ。よりパッケージに適していると考えられるブラジルでさらなるポイント獲得に挑む。

    フェルナンド・アロンソ

    「インテルラゴスは、カレンダーの中でも最高のクラシックコースの一つで、素晴らしい歴史を持ち、数々の有名ドライバーがトロフィーを掲げてきた場所でもある。アクシデントが起きたり、天候によって波乱があったりと、年間で最もドラマのあるグランプリとも言えるだろう。サーキットは過去2戦よりも我々のマシンに合っているはずだ。レースでは混乱が起きる可能性が高く、スタートポジションが重要となるので、予選でなるべく上位を目指さなければならない。コースは本当に楽しく、一周は短いながらも流れるようなレイアウトで、今年型のマシンではさらに速く感じると思う。最終コーナーでいいリズムをつかめると、下り坂のメインストレートからターン1への進入がうまくいき、次のラップに向けて1コーナーを思い切り攻めることができるが、こういった部分がコースをエキサイティングなものにしている。厳しい結果になると考えていた米国とメキシコでの戦いを終え、ブラジルとアブダビにはわずかな期待を持って向かうことができる。メキシコでのパフォーマンスは期待以上で、サプライズと言えるものだった。今大会も難しいレースになると思うし、天候のことも考え、戦略面でもリスクをとらなければならないが、予選でいい位置につけられれば、ポイント獲得のチャンスは十分にあるはずだ」

    ストフェル・バンドーン

    「ブラジルで、自分にとって新しいコースを走れるのを楽しみにしている。ここはファンからもドライバーからも有名なコースなので、特に楽しみだ。インテルラゴスは、過去に何度もチャンピオンシップ決定の舞台となった場所で、セナやプロストなど偉大な選手たちがF1の歴史に残るような勝利を挙げてきた。他のサーキットと同様に、エンジニアとシミュレーターを使ってたくさんの準備をしているので、金曜の朝にコースへ出るときには万全の状態で攻められるし、レイアウトにも慣れてコースに合わせたセットアップを進められる。これによって、フェルナンドと同じようにFP1からマシンの調整に取り組み、チームに有用なフィードバックができると思っている。また、このコースではレースで何が起きるか分からないので、予選が重要だ。メキシコでは最高のスタートが切れたので、ブラジルでもスタートで大きく順位を上げられれば、チャンスをつかむことができるはずだ。トラブルに巻き込まれずに、クリーンなレースができれば、そのメリットを享受できると思う。週末が楽しみで仕方ないし、ブラジルの熱狂的なファンの作り出す、あのインテルラゴスの雰囲気を味わえるかと思うと、今からワクワクしている」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「シーズン残り2戦に臨むわけだが、インテルラゴスは素晴らしい街であるとともに、マクラーレンにとっては数々のドラマティックなレースを繰り広げてきた場所でもある。ゆるやかに波打ったレイアウトを持っているが、カレンダー中で最も有名なサーキットのひとつであり、マシンとドライバーだけでなく、チーム全体が力を試される場所だ。シーズンの中でも数少ない、展開が読めないレースで、これまでにも波乱が起きている。したがって、我々のメカニック、エンジニア、そして戦略を担当するストラテジストにとっても厳しい週末になるはずだし、天候による影響も考慮しなければならない。ポイント獲得の分かれ目は、天候に合わせたピットタイミングだが、ギャンブル的な側面もあるし、それがエキサイティングなレースを演出することになる。マクラーレンにとっては、今回のコースのほうが、過去2戦よりも我々のパッケージの強みに合っていると少しだけ期待が持てる。両ドライバーともに準備万端だし、チーム全員がブラジルの観衆の素晴らしい声援を楽しみにしている。毎年期待してくれる熱狂的なファンの前で、最高のショーを披露し、明るい結果でレースウイークを終えられればと願っている」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「アメリカ、メキシコでの2連戦を終え、今シーズンも2戦を残すところとなりました。次は年間で唯一の南米でのレースとなるブラジルに向かいます。先日のメキシコGPでは、後方からのスタートだったにもかかわらず、フェルナンドが力強い走りを見せ、チームのために貴重な1ポイントを獲得してくれました。事前から苦戦を予想していただけに、チーム全員が力づけられる結果となりました。今回の戦いの地となるインテルラゴスは、全長4.3㎞ほどの短いサーキットですが、激しいアップダウンの中に低速・中速・高速とバラエティーに富んだコーナーが配されています。低速コーナーが連続する第2セクターと、ハイスピードで上り坂を駆け抜ける第3セクターが特に重要になってくると考えています。パワーユニットとしてはスムーズなコーナリングを実現するために、特にドライバビリティーのセットアップがポイントになります。このサーキットは1991年にマクラーレン・ホンダとしてアイルトン・セナとともに勝利を手にしている場所で、ホンダにとっても特別な思い出があるサーキットですし、ファンの皆さんの記憶に残るようなレースが見せられればと思っています」

    関連:2017 F1ブラジルグランプリ テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • メルセデス、最終2戦で“新しく興味深い”コンセプトをテスト

    メルセデス、最終2戦で“新しく興味深い”コンセプトをテスト

    メルセデスは、2017年の最終2戦となるブラジルとアブダビで2018年にむけての“新しく興味深い”コンセプトを試していく意向だと明かした。

    メルセデスは、第17戦アメリカGPでコンストラクターズチャンピオンを獲得。1週間後に開催されたメキシコGPではルイス・ハミルトンが自身4度目となるドライバーズチャンピオンを獲得。メルセデスは2レースを残してダブルタイトルの4連覇を達成した。

    だが、今シーズンのメルセデスは前年までとは異なり、両方のタイトル争いでライバルが出現。復活を遂げたフェラーリがシーズンの大部分でドライバーズランキングをリードしていた。

    しかし、アジアで開催されたシンガポール、マレーシア、日本の3戦でフェラーリに信頼性のトラブルが発生して多くのポイントを獲りこぼしたことで、メルセデスが両方のタイトルを早期に獲得することになった。

    メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、最終2戦となるブラジルとアブダビでは“少し大胆”な戦略を採り、2018年のフェラーリとレッドブルとの激しい戦いを見据えて“新しく興味深い”コンセプトを試していけるようになったと述べた。

    「両方のタイトルを決めたことで、通常のレース週末ち比較してチームのリスクバランスには変化があった」とトト・ヴォルフはコメント。

    「したがって、最終2戦は新シーズンに先立った最初の2回目のテスト機会となり、シーズン序盤にはできなかったコース上で競争力の展望となる新しく興味深いコンセプトを試すことができる」

    「我々は最後の2回の金曜日で、決勝のためのオプションとともに、チームがあらゆるアイデアに関連するリスクを管理可能であり、2018年とそれ以降のために学習として価値があると感じれば、一連の実験を実施する予定だ」

    だが、トト・ヴォルフは、両方のチャンピオンを獲得したからといって、メルセデスが2017年シーズンのラスト2戦で手を緩めるつもりはないと主張する。

    「両チャンピオンシップを確保したことで、2017年の残りのレースではプレッシャーから解消されると思われるかもしれない。しかし、それは真実とはかけ離れており、大間違いの考えだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「チーム内では、次の2レースを2018年の最初の2戦として捉えている。その2戦で我々は何としても勝ち、ポジティブな勢いを持って冬を迎えたい。チャンピオンシップという仕事が終わったからといって、手を緩めるつもりはまったくない。むしろ、今後の2レースは我々の本質を全て物語っていくことになる言ってもい過言ではない」

    「我々は自分たちの活動の全てにおいて秀でることを強く希望する。シルバーストンでの冬のシェイクダウン1周目から、アブダビで行うポストシーズンテストの最終ラップまで全てだ。レースでは毎回、勝つためにレースをする。そうした考え方でサンパウロに臨むことになる」

    ルイス・ハミルトンはメキシコでドライバーズタイトルを獲得したが、ポールはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが獲得し、レースではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝した。

    トト・ヴォルフは、今週末のブラジルGPでも接戦になると予想する。

    「今はルイスがパワーのピークにある状態なので、我々は昨年の成功に新たな勝利を追加する決意だ。バルテリはメキシコで有望な前進を遂げたので、インテルラゴスではその先を目指す」

    「最近のラウンドで示されたように、グランプリに勝つことは決して簡単なことではない。レッドブルは過去4戦で2勝している。残りの2戦は我々が勝ったが、フェラーリも強敵だ。チャンピオンシップが決した今、もうすでに2018年の戦いが始まっている」

  • F1 ブラジルグランプリ:インテルラゴス・サーキット 解説

    F1 ブラジルグランプリ:インテルラゴス・サーキット 解説

    2017年のF1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリが、11月10日(金)~12日(日)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われる。

    インテルラゴスは、F1カレンダーの中で最も古く、歴史ある開催地の一つ。1973年に最初のグランプリを開催した際には、全長7.960㎞の超高速レイアウトで、マクラーレンでチャンピオンとなった同国出身のエマーソン・フィッティパルディ曰く“ジェットコースター”のようなサーキットだった

    80年代後半に安全性対策のためにコース短縮と改修が行われ、1990年より新たなレイアウトでブラジルGPの舞台となっている。同サーキットは2つの池の間にある湿地帯に建てられており、Inter(間)+lagos(池)が語源となっている。

    前戦のメキシコもだったが、高地と熱狂的な観衆がチームを迎える。インテルラゴスの標高は800mで、薄い空気がダウンフォースと冷却に影響を及ぼす。また、サーキットの収容人員は8万人と少なめだが、ブラジルのファンは情熱的で、素晴らしい雰囲気を作り出す。

    これまでにブラジル人F1ドライバーは30人おり、そのうち3人が複数回のタイトル獲得を果たしている(エマーソン・フィッティパルディ、ネルソン・ピケ、アイルトン・セナ)。同国で一番人気のスポーツはサッカーで、3度のワールドカップ制覇を経験した国の英雄、ペレ氏は2002年のブラジルGPでチェッカーフラッグを担当した。このときには、優勝したミハエル・シューマッハのゴールにフラッグが間に合わないというハプニングもあった。

    マクラーレンはこれまでブラジルで12勝を挙げており、直近の勝利は2012年。1974年にエマーソン・フィッティパルディが母国GPでのポール・トゥ・ウインを達成したが、厳しいレースを制してのものだった。ターン1でロニー・ピーターソンに先行されたフィッティパルディは、ピーターソンがパンクでピットインするまでリードを奪い返せず。レースは大雨によって予定の40周から8周短縮され、クレイ・レガツォーニ、ジャッキー・イクスに先着して勝利を手にした。

    また、1991年は、同国のヒーロー、アイルトン・セナが優勝。このとき、彼の駆るMP4/6はギアが6速でスタックしていたが、ウイリアムズのリカルド・パトレーゼからの猛追をなんとかしのぎ切った。レース後のセナは疲労困憊し、マシンから自力で降りられないほどだった。

    【動画】 F1ブラジルグランプリ インテルラゴス・ベイ・サーキット解説

    インテルラゴス・サーキット

    全長 4.309㎞ ※カレンダー中3番目の短さ。
    2016ポールポジション ルイス・ハミルトン 1分10秒736
    2016ファステストラップ マックス・フェルスタッペン1分25秒305(67周目)
    ラップレコード 1分11秒473 (ファン・パブロ・モントーヤ、2004年)
    エンジニアリング 傾斜のあるコーナーが多く、フロントのロックが問題となる。例えば、ターン1への進入では、コーナリング開始地点から下り坂となっているので、左フロントタイヤがロックしやすい。また、ターン11~15は左コーナーが連続し、燃料タンク内のバランスが偏るため、予選時に燃料供給が途切れてパワー不足に陥る可能性がある。
    ドライビング 縁石をうまく使えるかがカギ。ターン8をはじめ、多くのコーナーでエイペックスの縁石を使うことによってラップタイムが向上する。コース上で最大のオーバーテイクポイントはターン1。難易度の高いコーナーでもあり、ロングストレートの直後で進入速度が速い上、下り坂になっているのでコースオフしやすいこともバトルの行方に影響する。
    マシンセットアップ ダウンフォースを多めに設定。指標となるのはターン3で、2017年型マシンでは全開走行が可能かもしれず、その場合チームは最高速を高めるためにダウンフォースを削るだろう。
    グリップレベル 高い。2年前に再舗装が行われ、いいコンディションを保っている。コース上のバンプも改善されており、これまでよりも車高を低く、足回りを硬めに設定できるようになっている。
    タイヤ スーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白) ※この組み合わせは今季9回目
    ターン1までの距離 190m
    最長ストレート 650m ※ターン1へ向かう直線
    トップスピード 時速320㎞(ターン1への進入時)
    スロットル全開率 62%
    ブレーキ負荷 低い。ブレーキングポイントは6カ所で、そのうち2カ所のみでハードブレーキング。一周のうちでブレーキを使用するのは15%にすぎない。
    燃費 1周あたり1.49㎏を消費。カレンダー中でも低め
    ERSの影響 高い。ERSの使用箇所は多いが、ブレーキングが少なく回生ポイントは多くない。
    ギアチェンジ 42回/1ラップ、2,982回/レース

    ブラジルグランプリ

    周回数 71ラップ
    スタート時間 現地時間14時(日本時間月曜午前1時)
    グリッド ポールポジションはコース外側で、レーシングライン上にあるためアドバンテージは大きい。ターン1への距離がかなり短く、スタート直後の進入で接触が頻繁に起きる。
    DRS ゾーンは2つ。ターン1と4へ向かうストレート。
    ピットストップ 昨年のレースではウエットコンディションによってイレギュラーな展開となり、優勝したルイス・ハミルトンはウエットタイヤで3スティント、3位のマックス・フェルスタッペンはウエットとインターミディエイトで6スティントと戦略が分かれた。今年ドライコンディションになった場合には、ピレリが硬めのコンパウンドを選択しているので1ストップが予想される。
    ピットレーン 380m。1回のストップでのタイムロスは約20秒。ピット入り口がストレートの真ん中にあり、進入時に白線をまたがないように注意しなければならない。
    セーフティカー 出動率は70%。接触やクラッシュなどが多いコースであり、多くのレースでセーフティカーまたはバーチャルセーフティカーが導入されている。
    注目ポイント 天候。開催地サンパウロは「テラ・ダ・ガロア=霧雨の地」と呼ばれ、コンディションが変わりやすく、エキサイティングなレースを演出する。
    見どころ コースレイアウトと気象条件があいまって、展開が読めない、白熱のレースが繰り広げられる。また、コースが丘陵地帯にあることから、どこからも見晴らしが良く、観衆にとっても見やすいサーキットである。

    関連:2017 F1ブラジルグランプリ テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ジョージ・ラッセル、最終2戦でフォース・インディアのFP1を担当

    ジョージ・ラッセル、最終2戦でフォース・インディアのFP1を担当

    GP3チャンピオンのジョージ・ラッセルが、インテルラゴスで開催されるF1ブラジルGPでフォース・インディアのフリー走行1回目を担当し、F1グランプリ週末でデビューを果たすことが発表された。

    メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセル(19歳)は、2017年のGP3にARTグランプリから参戦して最終ラウンドを残してチャンピオンを獲得した逸材。F1ブラジルGPではセルジオ・ペレスに代わってフォース・インディア VJM10を走らせる。

    また、最終戦アブダビGPでもフリー走行1回目で走ることが決定しており、ヤス・マリーナ・サーキットではエステバン・オコンのマシンを走らせる。

    「ブラジルとアブダビでサハラ・フォース・インディアのためにフリー走行1回目でドライブすることにとても興奮している」とジョージ・ラッセルはコメント。

    「2017年はすでに素晴らしいチャンスでいっぱいのシーズンだったし、この2回の走行でシーズンを終えられるのは素晴らしい気分だ」

    「以前にVJM10をドライブしたことはないし、インテルラゴスを走るのも初めてだけど、そのチャレンジを本当に楽しみにしている。この機会を与えてくれたサハラ・フォース・インディアに心から“ありがとう”と言いたい。またメルセデスの継続的なサポートにも感謝している」

    フォース・インディアのチームプリンシパル兼マネージングディレクターのビジェイ・マリヤは、ジョージ・ラッセルに最高のステージで走る機会を与えることに“満足している”と付け加えた。

    「彼には有望な才能があり、我々はGP3での彼の成功を間近でフォローしてきた」とビジェイ・マリヤはコメント。

    「ジョージはすでに我々のシミュレーターに数回乗っており、チームとうまく連携している。コンストラクターズ選手権4位を獲得した今、我々が将来に目を向けるには理想的なタイミングであり、ジョージのフリープラクティスデビューをハンドリングすることで、彼のポテンシャルを評価することができる」

    ジョージ・ラッセルは、メルセデスの若手育成プログラムの一環として8月にハンガロリンクで開催されたインシーズンテストでメルセデス W08を走らせている。

    関連:
    ・【GP3】 ジョージ・ラッセルが2017年のチャンピオンを獲得 – 2017年10月9日
    ・メルセデス、ジョージ・ラッセルと育成ドライバー契約 – 2017年1月19日

  • ブレンドン・ハートレー:2017 ブラジルGP プレビュー

    ブレンドン・ハートレー:2017 ブラジルGP プレビュー

    ブレンドン・ハートレーが、2017年のF1ブラジルGPへの意気込みを語った。

    ブレンドン・ハートレー (トロ・ロッソ)
    「トロ・ロッソと一緒にブラジルに迎えることをとても嬉しく思う。チームの助けもあってメキシコでは大きな進歩を果たすことができたし、前回よりももう少し運があれば、ポイントを争えると自信を持っている」

    「F1パドックでくつろげるようになってきてるし、サンパウロは、2014年からFIA 世界耐久選手権の最終戦としてレースをしてきて良く知っているし、楽しんできたトラックだ。だから、全体的にF1での3日目のレース週末、そして、5戦連続でのレース週末を楽しみにしているよ!」

    関連:2017 F1ブラジルグランプリ テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー:2017 F1ブラジルGP プレビュー

    ピエール・ガスリー:2017 F1ブラジルGP プレビュー

    ピエール・ガスリーが、2017年のF1ブラジルGPへの意気込みを語った。

    ピエール・ガスリー (トロ・ロッソ)
    「今週末ブラジルでレースをすることに本当に興奮している! サンパウロで走るのは初めてだけど、本当に神秘的なトラックだ! とても歴史があり、生まれてはいなかったけど、1991年のアイルトン・セナが優勝したレースはお気に入りのレースだ。セナはずっと僕のアイドルの一人だし、この驚くべきトラックを発見するのが待ち切れない!

    「天候なトリッキーになることがあるし、雨のなかで行われた多くのレース週末を覚えている。パフォーマンスに関しては僕たちにより適しているはずだ。ウエットコンディションも本当に好きだし、どうなるか見てみよう。雨は僕たちにとって良いスパイスになると思っているよ! 雨が降れば、何が起こるかわからない!」

    関連:2017 F1ブラジルグランプリ テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン 「インテルラゴスはパッケージの強みを生かせる場所」

    マクラーレン 「インテルラゴスはパッケージの強みを生かせる場所」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、インテルラゴスで開催されるブラジルGPに向けての意気込みを語った。

    マクラーレンは、今シーズン限りでホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からはルノーのパワーユニットを搭載。最近のレースでは、2018年F1マシンのコンセプトを採用したパーツを投入して、シャシー側の進歩に自信をみせている。

    マクラーレン・ホンダとして最後のブラジルGPにむけて、エリック・ブーリエはMCL32のパッケージはインテルラゴスに適しているはずだと語る。

    「シーズン残り2戦に臨むわけだが、インテルラゴスは素晴らしい街であるとともに、マクラーレンにとっては数々のドラマティックなレースを繰り広げてきた場所でもある」とエリック・ブーリエはコメント。

    「ゆるやかに波打ったレイアウトを持っているが、カレンダー中で最も有名なサーキットのひとつであり、マシンとドライバーだけでなく、チーム全体が力を試される場所だ」

    「シーズンの中でも数少ない、展開が読めないレースで、これまでにも波乱が起きている。したがって、我々のメカニック、エンジニア、そして戦略を担当するストラテジストにとっても厳しい週末になるはずだし、天候による影響も考慮しなければならない」

    「ポイント獲得の分かれ目は、天候に合わせたピットタイミングだが、ギャンブル的な側面もあるし、それがエキサイティングなレースを演出することになる」

    「マクラーレンにとっては、今回のコースのほうが、過去2戦よりも我々のパッケージの強みに合っていると少しだけ期待が持てる。両ドライバーともに準備万端だし、チーム全員がブラジルの観衆の素晴らしい声援を楽しみにしている。毎年期待してくれる熱狂的なファンの前で、最高のショーを披露し、明るい結果でレースウイークを終えられればと願っている」

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