カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、アラバマの予選は14番手 (インディカー)

    佐藤琢磨、アラバマの予選は14番手 (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第3戦アラバマの予選を14番手で終えた。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、金曜日のプラクティス2回でマシンのセッティングが思うように進められずにいたが、予選を前にした3回目のプラクティスでトップ10入りを果たした。予選ではさらなるポジションアップを目指した佐藤琢磨とチームだったが、暑くなったコンディションにマシンを合わせきれず、予選結果は14番手となった。

    明日の決勝レースは、今日より気温が幾分高く、雨の可能性も考えられるコンディションの下、午後2時過ぎにグリーングラッグが振り下ろされる予定となっている。

    佐藤琢磨 (予選14番手)
    「昨日から今日へ、私たちのマシンは大きな進歩がありました。午前中に行われたプラクティスでは、競争力を手に入れたと感じることができていました。路面のグリップ感が向上していたのです。しかし、それではまだ不十分であることが予選で判明しました。全力でアタックをしましたが、あと少しの差で予選の第1ステージ通過を果たせませんでした。気温も路面温度も大きく上昇したコンディションは、冬の間のテストや昨年までのレースウイークエンドのものと大きく異なっていたため、マシンのバランスをいいものに仕上げることが難しかったと感じています。しかし、明日のレースは粘り強く戦い抜き、上位でフィニッシュすることを目指していきます」

  • 佐藤琢磨、バーバーの初日を15番手で終える (インディカー)

    佐藤琢磨、バーバーの初日を15番手で終える (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第3戦アラバマのプラクティス初日を15番手タイムで終えた。

    暖かい陽気になるとともに、プラクティスの走行時間が短くなったことにより、金曜日の午後、佐藤琢磨とABCサプライ・チームは絵に描いたように美しいバーバー・モータースポーツ・パークでのスピードを追い求めることになった。

    全長2.3マイル(約3.7km)のロードコースを舞台に23台が出走して行なわれた本日のプラクティスで佐藤琢磨は1分9秒4793をマークし、15番手となりました。チームは明日の午前中に行なわれる45分間のプラクティスに臨んだ後、午後に行なわれる公式予選に挑むこととなる。

    佐藤琢磨
    「オープンテストのときとはコンディションがだいぶ変わっています。気温がずっと高くなっているので、タイア・グリップの働きも変わってしまったのです。今朝のセッションでは何度も赤旗が提示された関係で、満足のいくセットアップを施すことができませんでした。午後のセッションでは、テストのときの状況を再現しようと試みましたが、まだあのときの感触を掴むことはできていません。今晩はかなり頑張って作業に取り組まなければいけないでしょう」

  • 佐藤琢磨 「ロングビーチはF1復帰には適さない」

    佐藤琢磨 「ロングビーチはF1復帰には適さない」

    佐藤琢磨は、ロングビーチのストリートサーキットをF1水準に仕上げるための圧倒的な仕事量を考えれば、F1復帰の可能性は低いと考えている。

    ロングビーチGPの発起人であるクリス・プーク率いるグループは、インディカーとの契約が満了する2015年後に南カリフォルニアにF1を復活させることを目指している。

    だが、2013年にロングビーチでインディカー初優勝を果たし、2002年〜2008年にジョーダン、ホンダ、スーパーアグリからF1に参戦していた佐藤琢磨は、F1カーがロングビーチのバンピーな路面に対処できるかに疑問を投げかけた。

    「現在のF1カーが、ここのトラックの路面の状態を吸収できるかどうかはわかりません。ほぼできないと思います」と佐藤琢磨はコメント。

    「モンテカルロがやっているよに再舗装しなければならないでしょう。彼らは毎年再舗装しています」

    「それにトラックの残りの部分は半常設なので表面がとても滑らかです」

    「でも、ロングビーチはリアルなストリートコースです。僕たち(インディカー)でさせかなり跳ねます。なので、成し遂げなければならない仕事はたくさんあります」

    佐藤琢磨と同じ元F1ドライバーでインディカーに参戦するジャスティン・ウィルソンもその意見に同意する。

    「ロングビーチに行くのは大好きだ。とても楽しいし、かなり生だからね」とジャスティン・ウィルソンはコメント。

    「でも、F1カーは走れないだろうね。彼らはバンプに不満を言うだろう。全ての場所を慣らして、再舗装しなければならないだろう」

    「F1復帰のストーリーを見たときはくすくす笑ったよ」

    「1980年代にはできたかもしれないけど、今はそのような価値はない」

    「素晴らしいイベントだし、僕も大好きだ。でも、参考としてモナコを挙げれば、あそこはインディ500のように滑らかだ」

    「ロングビーチに来たら、彼らはショックを受けるだろう」

    ロングビーチGPの創設者であるクリス・プークは、今の時代のF1に見合うサーキットに仕上げるには1,000万ドル(約10億2,000万円)ほどが必要になると述べている。

  • 佐藤琢磨 「レース中のペースはとてもよかった」

    佐藤琢磨 「レース中のペースはとてもよかった」

    佐藤琢磨が、2014年 インディカー第2戦 ロングビーチのレース週末を振り返った。

    あのロングビーチでの劇的なインディカー・シリーズ初優勝から1年。カリフォルニア州の市街地コースを舞台に繰り広げられた2014年ベライゾン・インディカー・シリーズの第2戦で、佐藤琢磨は56周目の多重クラッシュに巻き込まれた不運なドライバーのひとりとして名前を連ねることになった。

    佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングチームの面々は、スタート直後に大きな遅れを喫したNo.14 ABCサプライ・ダラーラ・ホンダをリードラップへと送り返しただけでなく、上位フィニッシュが十分に期待できる展開に持ち込んだ。

    ところが、トップ争いを演じていたジョセフ・ニューガーデンとライアン・ハンター-レイが接触したことで連鎖的にアクシデントが発生し、ニューガーデンとハンター-レイのふたりだけでなく、佐藤琢磨やジェイムズ・ヒンチクリフ、トニー・カナーンといったドライバーもリタイアに追い込まれた。

    ここに至るまで、佐藤琢磨は懸命の復活劇を演じていた。なぜなら、2週間前にセントピーターズバーグでポールポジションを勝ち取ったあのスピード、そしてレース前半をリードした力強い走りが、ロングビーチのプラクティスと予選ではまったくといいほど発揮されなかったからだ。

    「セントピーターズバーグでポールポジションを獲得したことが多少はプレッシャーにもなりましたが、僕たちは自信がありましたし、前向きに物事を捉えていました」と佐藤琢磨。

    「僕は少し早めにロサンジェルス入りすると、フィジオと落ち合ってトレーニングをしたり、体調を調整するなどして充実した時間を過ごしました。メディアの取材も多く、たくさんの人たちに温かく出迎えていただきました」

    「昨年に続いて僕たちには強力なパッケージングがあると考えていましたし、セントピーターズバーグを終えてからはコンペティティブな戦いができるとの期待も抱いていました。プラクティスでは、マシーンのバランスに満足できるような状況ではなかったものの、ポジションはそれほど悪くありませんでした。なにしろ金曜日の午後は4番手だったのです。今年は新しいエアロ・コンフィギュレーションが導入されてダウンフォースが増えたほか、エンジンもパワフルになっていたので、昨年よりきっと速くなるだろうと予想していました。ただし、路面のグリップは決してよくありませんでした」

    「このことを基本にマシーンのセットアップに取り組んでいましたが、土曜日の午前中になると、このままでは上手く機能せず、思ったほど速くならないことが明らかになりました。そしてとても厳しい予選になることが予想されましたが、そのいっぽうで、柔らかめのレッドタイアでグリップが改善されれば、マシーンのバランスも好ましい方向に変化するとの期待も抱いていました。ところが、結果的に予選でもマシーンの傾向は変わりませんでした。とても神経質で、グリップ・レベルが低い状態でした。といっても、たかだかコンマ2、3秒の話ですが、現在のインディカー・シリーズはとてもコンペティティブなので、千分の数秒差でも順位が変わることがあるのです」

    佐藤琢磨は自分の予選グループ内で8位となり、トップ6だけが出走できるセグメント2には進出できなかった。この結果、佐藤琢磨のスターティンググリッドは15番手となった。

    「全力を尽くしましたが、スピードが足りませんでした」と琢磨。「今年のセントピーターズバーグ、そして昨年のロングビーチのことがあったので、とても残念な結果でした。いつもは上位に進出しているドライバーが何人も苦戦を強いられていました。つまり、コンディションの面ではかなり特殊な状況で、非常にタフな戦いだったといえます」

    「予選後、それまでのデータを詳細に見直し、マシーンのセッティングを根本から変更することにしました。昨年のセッティングをベースとしている限り、あまりいい結果が望めないことがわかったからです」

    日曜日の朝には、こうした努力が報われることとなる。

    「ウォームアップではいい感触を掴めました。スタビリティが増し、グリップ・レベルとスピードを引き上げることに成功したのです。大きな前進で、かなりのポテンシャルが感じられました。プラクティスの時間が短かったために、やりたいと思っていたことのなかに積み残しが出ていましたが、ようやく自分たちの進むべき方向が見つかったような気がしました」

    レースではいきなり後退を余儀なくされ、順位を落とすとともに予定より早くピットストップを行なわなければならず、結果として佐藤琢磨は周回遅れになった。

    「ロングビーチではスタンディングスタートが採用されました。ただし、僕たちは冬のテストでもあまりスタンディングスタートの練習をできませんでした。そこでロングビーチに入ってから、スタートで用いる様々なマッピングを試し、追い上げを図りました。フォーメーションラップを終え、マシーンに装着されたニュータイアはウォームアップもできていたので、グリップ・レベルはかなり上がっていましたが、このマシーンはそもそもスタンディングスタート用に開発されたものではありません。このため、クラッチの繋がるポイントが安定しないという問題があり、僕は少々困難な状況に陥ってしまいました」

    「ターン1への進入でひとつポジションを落とし、さらに小さなランダバウトのターン2では大混雑が起きていました。サイド・バイ・サイドをするのは至難の技でしたが、もちろん僕はトライしました! このときマイク・コンウェイ(なんとこのレースのウィナー!)に追突され、この衝撃で玉突き状態となり、僕は前を走っていたマシーンに接触してしまいます。これでフロントウィングにダメージを負いました。フロントウィングはすぐに交換しなければいけない状態ではありませんでしたが、勢いを失ったためにいくつかポジションを落とすこととなります。ここで僕たちは『ここで挽回するのは難しい。長いレースだし、いまのうちに戦略を切り替えよう』と判断しました。そこで7周目にピットインしてレッドタイアを装着します。予選はセグメント1しか戦わなかったので、レッドタイアはまだたくさん手元に残っていたのです。それと同時にフロントウィングも交換しましたが、この作業に手間取り、僕たちはラップダウンとなりました」

    佐藤琢磨は先頭グループに混じる形で走行すると、レース終盤まで破られることのなかったファステストラップをすぐに記録することとなる。

    「ペースがよかったのは嬉しかったけれど、ラップダウンになっていたのは残念でした」

    間もなくセバスチャン・ブールデがクラッシュし、幸運にもフルコース・コーションとなる。ここで先頭グループがピットインしたために佐藤琢磨はリードラップへの返り咲きに成功。2回目のピットストップを行なったときには18番手となっていた。

    「すべて順調でした。徐々にポジションを取り戻しつつあったのです」

    ほかのドライバーがピットインしたこともあって、最後となるはずだった自らのミットストップの直前、佐藤琢磨は5番手まで順位を上げていた。ただし上位陣のなかには、彼に続いてピットストップする予定のドライバーもいたので、この段階で琢磨は実質的に8番手につけていた。ところが、やがて予想もしなかった災難が佐藤琢磨の身に降りかかることとなる。

    「避けることが難しい、とても残念なクラッシュでした。最後のピットストップを行なったとき、僕は(結果的に3位でフィニッシュすることになる)カルロス・ムニョスとタイア交換競争を行う形となります。作業は僕のほうが少し早く終わりましたが、ピット出口ではサイド・バイ・サイトになっていました。僕が見たところ、彼がピットレーン・スピードリミッターを解除したのは決められた地点よりも手前だったので、ムニョスにはペナルティが下されると考えていました」

    「これで僕はムニョスの直後につけることとなりましたが、あまりに接近していたため、僕にはコーナーで何が起きているのか、よく見えませんでした。アクシデントが起きたのは、決して速いポイントではありませんでしたが、完全に見通しが利かない、コース幅がもっとも狭い場所でした。マシーンの勢いと横Gの影響により、レーシングラインはアウト寄りになります。ここで前方視界のあるムニョスはギリギリのところで避けましたが、僕が気づいたときには左右のあちこちで多重アクシデントが発生しており、まだ動いているマシーンもあります。そこで僕はイン側にステアリングを切りましたが、間に合いませんでした」

    「僕は新品のレッドタイアを履いていたので、ポジションを上げられるのは間違いありませんでした。しかも、プッシュ・トゥ・パスはまだ何回も使える状態にありました。けれども、事故は起きてしまいました。ただし、力強く挽回できたことはよかったと思います」

    市街地コースでの2連戦に続いては、アラバマ州の緑豊かなバーバー・モータースポーツ・パークに舞台を移しての第3戦が2週間後に開催されることになる。

    「ロングビーチでいい成績が得られなかったことはとても残念です。日本からはファン・クラブのメンバーが応援に駆けつけてくれたほか、ロサンジェルスには日系の方々も多く住んでいらっしゃいます。しかも、昨年ここで優勝していたので、僕たちのチームは大変な注目を集めていました。このことを考えると残念でなりません。けれども、レース中のペースはとてもよかったので、この勢いをバーバーにもそのまま持ち込むつもりです。今度こそいい成績が残せるものと期待しています」

  • 佐藤琢磨、多重アクシデントに巻き込まれてリタイア (インディカー)

    佐藤琢磨、多重アクシデントに巻き込まれてリタイア (インディカー)

    佐藤琢磨は、2014年 インディカー第2戦ロングビーチの決勝レースをリタイアで終えた。

    昨年のロングビーチでキャリア初優勝を飾った佐藤琢磨は、15番手からレースをスタート。序盤には後退を喫した佐藤琢磨だったが、1回目のピットストップでソフトタイヤを装着するやペースを上げ、多重アクシデント発生前には10番手まで順位を回復させていた。

    ゴールに向けて新品のソフトタイヤを装着した佐藤琢磨は、上位進出も期待のできるレースを戦っていた。しかし、トップグループで3台が絡むアクシデントが発生。絡み合ったマシンがコースの半分近くをふさいだところに到達した佐藤琢磨は、止まっていたマシンを避けることができずに激しくヒットし、フロントサスペンションを破損。リタイアを余儀なくされた。

    佐藤琢磨 (22位)
    「厳しい週末になりましたが、多くのファンに声援を送ってもらえたことに、深く感謝しています。今日のレースも厳しい戦いになりました。スタートでの加速が悪く、異様に混雑していたターン2では後方からヒットされ、前のマシンにぶつかってフロントウイングを傷めてしまいました。しかし、その後、早めにピットに入るなどの作戦にレース展開が味方してくれ、ポジションを上げていくことができました。決勝でのマシンは、予選までとは違って競争力のあるものに仕上がっていたんです。土曜日のものとはガラリと違うセッティングをファイナルプラクティスで試し、マシンを速いものにできたのは今週末の大きな収穫でした。残念だったのは、レースが終盤に入ってからのターン4で多重アクシデントが発生し、自分たちもそこでレースを終えねばならなかったことです。3台が絡んで進路をふさいでいたため、避けることができませんでした。私たちは今週つかんだプラスの面を武器にして、次のバーバー・モータースポーツ・パークでのレースを戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、15番グリッドからロングビーチGPに挑む (インディカー)

    佐藤琢磨、15番グリッドからロングビーチGPに挑む (インディカー)

    佐藤琢磨は、インディカー第2戦ロングビーチの決勝レースを15番グリッドからスタートすることになった。

    今季開幕戦においてPPを獲得しました佐藤琢磨は、昨年のロングビーチで予選4番手からアメリカのトップ・オープンホイールレースにおける日本人初優勝。今年も予選の上位にグリッドを確保することが期待されていた。

    金曜日のプラクティスでは4番手につけるラップタイムをマークし、佐藤琢磨のマシンセッティングは順調に進んでいた。

    ところが、予選日にトライしたセッティング変更で期待通りのハンドリングの向上がなされず、予選に向けてさらなるチューニングを施されたが、あと少しのグリップ不足が解消しきれなかった。

    予選第1ステージの第1グループで走行した佐藤琢磨は、グループトップと0.6600秒差の8位となり、第2ステージ進出を果たせなかった。この予選中に佐藤琢磨は、ハンターレイに対する進路妨害でペナルティを科され、ベスト2ラップが取り消されたが、第1グループでの8位という順位に変わりはなく、明日のレースには15番グリッドから出走することと決まった。

    佐藤琢磨 (15番手)
    「厳しい予選となりました。昨日からの2日間でマシンをよくしていくことはできましたが、改善が不十分でした。私たちは予選でも全力を尽くしました。ですが、Q1の通過も果たせず残念です。ファイナルプラクティスでは、これまでとは大きく違ったセッティングもトライし、レースに向けて最強のマシンを作り出せるようがんばります。今日の予選では走路妨害のペナルティーを取られました。私はソフトタイヤでアタックを開始するところで、相手はハードタイヤでアタックを行っていたライアン・ハンターレイでした。彼とは運悪く最終コーナーで接近してしまいました。ちょうどその先が計測ポイントで、私と彼の位置関係からすると、彼のラップタイムに悪影響を与えたとは思えないのですが、主催者は私にペナルティーを科すことを決めました」

  • 佐藤琢磨、ロングビーチ初日のプラクティスは4番手

    佐藤琢磨、ロングビーチ初日のプラクティスは4番手

    佐藤琢磨は、インディカー 第2戦ロングビーチのプラクティス初日を4番手タイムで終えた。

    午前中のセッションを12番手で終えた佐藤琢磨は、午後のセッションではNo.14 ABCサプライ・ホンダのマシーンを4番手まで浮上させた。11のコーナーを持ち、全長1.968マイル(約3.15km)の市街地コースで行われた午後のプラクティスにおいて、佐藤琢磨は1分9秒1488のラップタイムをマークしたが、これは午前中のタイムを0.8秒上回るものだった。

    チームは明朝行われる45分間のプラクティスに参加した後、23名のドライバーがベライゾンP1ポールポジションを賭けて出走する予選(現地時間の午後1時開始)に挑むことになります。

    なお、昨年は腰の手術のために佐藤琢磨の初優勝に立ち会えなかったAJフォイトは、今週末、ロングビーチに足を運んでいる。

    佐藤琢磨
    「昨年のいい思い出が蘇ってくるので、ロングビーチに戻ってこられたことを本当に嬉しく思っています。昨年とはマシーンが少し変わっているので、いまはマシーンのセットアップに取り組んでいるところです。僕たちは2014年仕様のファイアストン・タイア、新しい空力パッケージ、特性が改められたエンジンにあわせたセットアップをしなければいけません。午前と午後のプラクティスに問題はありませんでした。どちらも驚くには値しない結果だと思います。上位を占めるライバルたちに追いつかなければいけませんが、僕たちのペースは悪くありません」

  • 佐藤琢磨 「次のレースが待ち遠しくて仕方ありません!」

    佐藤琢磨 「次のレースが待ち遠しくて仕方ありません!」

    佐藤琢磨が、2014年開幕戦セントピーターズバーグのレース週末を振り返った。

    2014年のインディカー・シリーズは、佐藤琢磨にとって最高の滑り出しを見せたが、セントピーターズバーグのレース結果は7位という極めて不本意なものだった。もっとも、7位という結果に不満を抱くのは、佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングが今季、いかに好調なまま開幕戦を迎えたかを示すものともいえる。

    3位、1位、3位というポジションで3回のプラクティス・セッションを終えた佐藤琢磨は、3つのセグメントに分けて実施された予選でもすべてトップタイムをマークし、キャリア4回目、そして市街地コースでは2戦連続(前回は2013年ヒューストン)となるポールポジションを獲得した。

    こうした成績を収めることができたのは、佐藤琢磨たちが冬の間に入念な準備を行なってきたからだ。「今シーズンに向けての準備は、去年に比べるとずっとよいものでした」と佐藤琢磨。

    「2013年、僕とAJフォイト・レーシングの共同作業が始まったのは2月だったので、いくら短期間で効率よく仕事を進められたとはいえ、実際に準備できた内容はあくまでも最低限のものでした。ところが今シーズンは12月に作業を始めることができたので、去年よりも2ヶ月も早かったことになります。しかも、マシーン、スタッフ、チームはすべて昨シーズンと同じだから、お互いがお互いのやり方をわかっており、去年よりも圧倒的に速いペースで作業が進んでいきました。僕たちはたくさんのデータを見直し、比較テストを行なって昨年抱えていた問題の原因を突き止め、どこが長所でどこが弱点かを見極めました。僕たちは準備万端で、セントピーターズバーグに行くのが楽しみで仕方ありませんでした!」

    「去年も僕たちのペースがよかったことはわかっていましたが、ファイアストンのコンパウンドは昨年とは異なるもので、それ以外にも変化したことはありました。ホンダ・エンジンは今季からツインターボとなり、ピークパワーもトルク特性も改善され、前後の重量バランスまでよくなっていたのです」

    「僕たちはベストと思われるパッケージングを用意したところ、これが素晴らしいスピードを発揮してくれました。プラクティス・セッションでは3回ともトップ3に入りましたが、非常に僅差だったため、いつでも好調を維持していることはとても大切だったと思います。とにかく、とてもいいスタートでした」

    その後、雨が降り始めたため、予選は3時間半にわたって延期となり、結局、土曜日の夜に実施された。

    「この地域には避難勧告が出されていたので、僕たちもいつものように事を進めることはできず、少し心配になりました。もちろん、雨は心配事ではなく、むしろ大歓迎なくらいですが、雨のせいで予選そのものがキャンセルになる恐れがありました。その場合、今回のスターティンググリッドを去年のチャンピオンシップ・スタンディングの順で決めることになっていたのです。これは、僕にとってあまり都合のいいものではありません。土曜日の夜に予選を実施する判断を下したインディカー・シリーズとプロモーターには本当に感謝しています」

    「予選の第1セグメントは、路面がまだかなり濡れていました。この時点ですでに接戦が繰り広げられていましたが、僕は無事第2セグメントへの進出を果たします。この頃、路面は次第に乾き始めており、レインタイアは寿命が尽きかけていました。そこで第2セグメントでは、万一赤旗が提示されたときに備えてレインタイアでタイムを記録しておき、その後、スリックに履き替えてタイムアップを図るのが理想的な作戦であると思われました。ただし、第2セグメントで走行できるのは、せいぜい6周か7周です。そこで僕は最初からスリックを装着してタイアを十分ウォームアップする作戦を選択しました。これはややリスキーな手法ですが、このときは完璧に機能し、僕はファイアストン・ファスト6のシュートアウトに参加することができました。とにかくチャレンジングでしたが、それと同時にとても満足のいく予選でもありました」

    「最後のセグメントは、一部避けなければならないウェットパッチが残っていたものの、ほぼ完全にドライでした。マシーンの作業を行なっていい時間は10分間だけでしたが、その間に僕たちは大きくセッティングを変更し、結果としてとても満足のいくラップを走行することができました。自分の力を100%出し切って、最後の最後のラップでポールポジションを勝ち取れたのは最高の気分でした。それに、開幕戦でポールポジションを獲ったのは、僕のレース人生でも初めてのことだったと思います」

    日曜日の朝に行われたウォームアップのリザルトをそのまま鵜呑みにすることはできない。なぜなら、予選で第1セグメントしか走っていないドライバーたちは、ここでソフト目のレッド・タイアを使わなかったため、手元には新品のレッド・タイアがまだ残っていたからだ。

    「スターティンググリッドで僕の近くに並んでいるドライバーのなかでは、僕がいちばん速かった。ただし、クルマの仕上がりに完全に満足していたわけではありません。決勝までにはいくつか変更しなければいけない点もありましたが、僕たちは力強くレースを戦えるはずという信念を持っていました」

    その思いはスタートで証明される。元チームメイトで、今回フロントロウからスタートしたトニー・カナーンを置き去りにした佐藤琢磨は、そのまま全力でAJフォイトのマシーンを走らせていき、オープニングラップが終わったときには2番手に浮上したライアン・ハンター=レイを0.86秒もリード。このギャップはその後も次第に広がっていき、3ストップが見込まれていたレースで最初のスティントを走り終えたとき、佐藤琢磨はライバルたちを5秒以上も引き離していたのである。

    「スタートは順調に決まりました。何の問題もなくトップを守ると、そこからさらに引き離しにかかりました。僕は後続とのギャップを保ちながらタイアと燃料をセーブしました。そして20〜21周目くらいまでは順調に事は運んでいたのですが、この頃になるとタイアにデグラデーションが起き始めます。いつもであれば、それほど問題にはならないのですが、今回は開幕戦だったにもかかわらず、不思議なことにイエローが提示しないまま最初のスティントを走りきることになりました。そこでセーブできるモノはとにかく全部セーブしながら最初のピットストップまで走り続ける決断を下しました」

    「僕は27周目にピットに入りました。このとき、タイアデグラデーションのせいでラップタイムは大幅に落ち込んでいました。ひょっとすると、(レースウィナーの)ウィル・パワーがそうしたように、僕たちも2〜3周ほどピットストップを早めるべきだったのかもしれません。でも、そのときはこれが最善の策だと思っていたのです」

    佐藤琢磨は2スティント目と3スティント目を硬めのブラック・タイアで走行したが、最初のピットストップを終えたときはパワーの直前を走行していた。

    「残念ながらタイアの空気圧が正しく設定されていなかったようです。最初はとてもドライブしにくいバランスでした。ところがウィルは完全にタイアがウォームアップされていて、僕の直後に迫っていたのです」

    31周目の始め、パワーは右コーナーのターン1で佐藤琢磨をアウト側からオーバーテイク。ターン2の直前で佐藤琢磨は瞬間的に前に出たが、このときアウト側にいた佐藤琢磨に打てる手はほとんどなく、結果的にオーストラリア人ドライバーの直後につけることとなる。

    「あれは楽しかったですね。僕は精一杯頑張りましたが、十分なグリップは得られませんでした。そこでスロットルを緩め、いったん彼の後に回ってからタイアが温まったところで反撃しようと思っていたのですが、そのチャンスはとうとう巡ってきませんでした。ブラック・タイアで走行した2スティント目と3スティント目を通じて、僕のペースはあまり上がりませんでしたが、同じブラック・タイアで走行したプラクティスではとても速かったので、これはとても不思議なことでした」

    パワーが2回目のピットストップを行ったとき、佐藤琢磨は一時的にトップに返り咲いたが、続いて佐藤琢磨自身がピットストップを行った際にはタイア交換で小さなトラブルがあり、コースに戻ったときにはパワー、エリオ・カストロネヴェス、ハンター-レイ、マイク・コンウェイに続く5番手に後退してしまう。このオーダーは、この日最初のフルコースコーションとなるまで変わらなかったが、フィニッシュまで残り34周となっていたこの段階では、ほとんどのドライバーが予定されていた最後のピットストップを終えていた。このとき佐藤琢磨は6番手となっていたが、リスタートでの混乱――これでマルコ・アンドレッティとジャック・ホークワースが接触し、再びイエローコーションとなる――の際にシモン・パジェノーの先行を許し、さらにひとつ順位を落とすこととなった。

    7番手となった佐藤琢磨は、目の前を走るカナーンに攻撃を仕掛けるかと思われたが、実際には後方から迫ってきたジャスティン・ウィルソンへの防戦に追われることとなる。

    「最後のスティントはレッド・タイアで走りましたが、他のドライバーが揃ってスピードアップを果たしていたのに対し、僕はレース前半の路面がグリーンだった頃ほどのタイムを出せませんでした。ポジションを守るだけで精一杯だったのです」

    「ポールポジションからスタートして7位に終わるというのは残念なことですが、もう少し広い視野で見れば、たくさんポイントを獲得できたともいえるので、今回の結果はポジティブに捉え、次戦でいい成績を残したいと思います」

    シリーズ第2戦は、昨年、佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングが待望の1勝を挙げたロングビーチで開催される。

    「次のレースが待ち遠しくて仕方ありません! 僕たちには素晴らしいベースセットアップがあるので、第2戦でもコンペティティブだと思います。そしてセントピーターズバーグでの経験を活かして、力強くレースを戦うつもりです」

  • 佐藤琢磨、開幕戦は7位フィニッシュ (インディカー)

    佐藤琢磨、開幕戦は7位フィニッシュ (インディカー)

    佐藤琢磨は、2014年 インディカー 開幕戦セント・ピーターズバーグの決勝レースを7位でフィニッシュした。

    ポールポジションからスタートした佐藤琢磨は、ハイペースで2番手以下を突き放して、レースの序盤をリード。スタートでソフトタイヤを採用していた佐藤琢磨は、1回目のピットストップまでトップを守り続けて、ハードタイヤに変更。しかし、レース中盤にペースがダウンし、トップを守り続けることはできなかった。

    佐藤琢磨はブレーキに小さなトラブルが発生し、ピットでのトラブルもあったためにさらにポジションダウンしたが、ドライビングには最後までミスがなく、ゴールを前に背後に迫ったライバルたちにパスを許さず、7位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨 (7位)
    「ポールポジションからいいスタートが切れました。序盤のマシンはフィーリングもよく、リズムよく走って大きなリードを築くこともできました。しかし、1回目のピットストップでタイヤをブラックに変更してからは苦戦しました。その後のピットストップでも、私たちは再びブラックタイヤを装着しました。ペースを上げる、あるいはペースを保つことに全力を投入し続けたのですが、コース上でライバルたちをパスし、失ったポジションをばん回していくことが、今日はできませんでした。すばらしい予選を戦ったあとだけに、今日のレース結果には納得がいきません。しかし、確実にポイントを稼ぐことはできました。第2戦ロングビーチは昨年優勝を飾ったレースですから、マシンのセッティングについても、私たちはいいものを持っているはずです。今回苦しんだ原因がどこにあるのかをチェックし、ロングビーチでは開幕戦以上に力強い戦いぶりをみせたいと考えています」

  • 佐藤琢磨 ポールポジション 「これ以上は望めないシーズンスタート」

    佐藤琢磨 ポールポジション 「これ以上は望めないシーズンスタート」

    佐藤琢磨が、2014年 インディカー 開幕戦セント・ピーターズバーグでキャリア4度目となるポールポジションを獲得した。

    予選第1、第2段階ともにトップタイムをマークしていた佐藤琢磨は、ファイナルでもライバル勢に対してのアドバンテージを持っていた。アタック5周目に1分2秒1609をマークしてトップに立つと、次の1周はペースを落としてタイヤの温度を下げ、最後のアタックを敢行。狙い通りに1分1秒8686までラップタイムを短縮し、2番手に0.3秒近い差をつけて開幕戦でのPPを獲得した。

    A.J. Foyt Racingでの2シーズン目を迎えた佐藤琢磨は、オフシーズンからテストを重ね、開幕に備えてきた。新シーズンがセント・ピーターズバーグで始まると、走行初日の金曜日にトップタイムを記録し、予選前のプラクティス3回目でも3番手と、上位に位置し続けた。

    そして、予選は3段階すべてでトップタイムを記録。その間には多くのセッティングの変更が施され、タイヤ選択や各予選の戦い方について、正しい決断を下さねばならなかった。グリップの低いコースは小さなミスも許さない難しさで、佐藤琢磨たちはとても価値のあるPP獲得を成し遂げたと言える。

    佐藤琢磨
    「ファンタスティックな一日になりました。これ以上は望めないシーズンスタートを切れたと思います。今日の自分たちのパフォーマンスには本当に満足しています。オフシーズンの集中的なテストを行った努力が実りました。セント・ピーターズバーグでの私たちのマシンは、昨年も競争力が高かったと思います。しかし、昨年から今年にかけてはタイヤやエンジンなど、いろいろなものが変わっています。そうした状況下で、今日の予選は、短時間で天候が劇的に変わるコンディションで争われました。水たまりこそありませんでしたが、路面は滑りやすく、走行ラインを選んでアタックを続けていました。予選と予選の間には、マシンのセッティングを変更する必要がありました。そして、私たちはそれらの変更に対する判断や、タイヤの選択において、ベストの答えを見つけ出し、クルーたちはミスなく完ぺきな仕事をしてくれました。明日のレースでは不運に遭遇せず、やるべき仕事をチーム全員が確実にこなし、望む結果を手にできるよう、戦いたいと考えています」