セバスチャン・ブエミの2009年のヘルメット。トロ・ロッソからF1デビューが決まったセバスチャン・ブエミ。2009年のヘルメットは、青とシルバーを交互に配置するデザインに変更。テーマからのイエローが映える。昨年よりラインが多く入れられ、顎の部分が紺色になったことで、より精悍なデザインとなっている。またセバスチャン・ブルデー同様、メーカーをアライ製からBELL製に変更している。

セバスチャン・ブエミ ヘルメット (2008年)


セバスチャン・ブエミの2009年のヘルメット。トロ・ロッソからF1デビューが決まったセバスチャン・ブエミ。2009年のヘルメットは、青とシルバーを交互に配置するデザインに変更。テーマからのイエローが映える。昨年よりラインが多く入れられ、顎の部分が紺色になったことで、より精悍なデザインとなっている。またセバスチャン・ブルデー同様、メーカーをアライ製からBELL製に変更している。



セバスチャン・ブルデーの2009年のヘルメット。トロ・ロッソで2年目のシーズンを送ることが決定したセバスチャン・ブルデー。カラーリング、デザインともに変更はないが、アライ製からBELL製に変更となった。



F1バルセロナ合同テストが9日(月)、スペイン・バルセロナのカタロニア・アーキットで再開した。
今回のテストには、ホンダF1を買収したブラウンGPと新車STR4を発表したトロ・ロッソを加えた全10チームが参加。全チームが2009年マシンで走行する初のテストとなった。
午前中のカタロニア・サーキットには軽く雨が降ったが、すぐに日が差し、トラックはドライコンデションへと変化した。
初日のトップタイムを記録したのは、BMWザウバーのニック・ハイドフェルド。92周を走行したハイドフェルドは、1分20秒339を記録した。
2番手タイムはフェラーリのキミ・ライコネンが記録。ハイドフェルドから約コンマ6秒差となる1分20秒908だった。3番手にはトヨタのヤルノ・トゥルーリが続いた。
4番手は、ブラウンGPのジェンソン・バトンが記録。先週の金曜日に体制を発表し、BGP001のシェイクダウンを行ったばかりのブラウンGPだが、午前中にはタイムシートのトップに立つなど優れたパフォーマンスを披露。82周を走行したバトンは、すでに昨年のカタロニア・サーキットでの予選タイムを上回る1分21秒140を記録。幸先の良いスタートを切った。
6番手タイムは、この日2009年マシンSTR4を発表したトロ・ロッソのセバスチャン・ブルデーが記録。レッドブルのマーク・ウェバーを上回る1分22秒158を記録した。
最下位タイムは、マクラーレンのヘイキ・コバライネンで、トップのハイドフェルドからは2.6秒遅れだった。
| 順位 | ドライバー | チーム | マシン | ベストタイム | 周回 |
| 1 | ニック・ハイドフェルド | BMWザウバー | F1.09 | 1分20秒339 | 92 |
| 2 | キミ・ライコネン | フェラーリ | F60 | 1分20秒908 | 80 |
| 3 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | TF109 | 1分20秒937 | 118 |
| 4 | ジェンソン・バトン | ブラウンGP | BGP001 | 1分21秒140 | 82 |
| 5 | ネルソン・ピケJr. | ルノー | R29 | 1分21秒662 | 124 |
| 6 | セバスチャン・ブルデー | トロ・ロッソ | STR4 | 1分22秒158 | 96 |
| 7 | マーク・ウェバー | レッドブル | RB5 | 1分22秒246 | 115 |
| 8 | エイドリアン・スーティル | フォース・インディア | VJM02 | 1分22秒452 | 127 |
| 9 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ | FW31 | 1分22秒813 | 111 |
| 10 | ヘイキ・コバライネン | マクラーレン | MP4-24 | 1分22秒948 | 87 |


トロ・ロッソ代表のフランツ・トストは、2009年にジェンソン・バトンとの契約を考えたことはなく、セバスチャン・ブルデーを保持することに決めていたと語る。そして、ブルデーとの形式的な契約は1月末になされていたことを明らかにした。
昨年12月にホンダがF1から徹底した際、空席があったのはトロ・ロッソだけだった。
そして、ジェンソン・バトンとトロ・ロッソの関連が推測されたが、バトンはロス・ブラウンによってチームが救済されるまでホンダに忠誠を誓い、トロ・ロッソは、2月6日にセバスチャン・ブエミのチームメイトとしてセバスチャン・ブルデーの起用を発表した。
「正直なところ、ジェンソンは決して我々の選択肢ではなかった」とフランツ・トストは語る。
「ブルデーは常に我々のリストの最上位にいたし、契約は1月にサインされた。シーズンのスタートは3月だが、私の知る限りではジェンソンはホンダとの契約があった。したがって、ジェンソン・バトンや彼のマネジメントとはいかなる交渉もなかった」
セバスチャン・ブルデーとセバスチャン・ブエミは、佐藤琢磨と冬の間シュートアウトテストに参加したが、フランツ・トストはブルデーが常にシートの予定だったと語る。
「それほど長くかかるとは考えていなかった。シーズンのスタートは遅い。私自身は、ブルデーになると確信していたので、契約を急ぐ必要はなかった」
「我々との間には彼が我々のためにドライブするという合意があったし、1月末に形式的な契約にサインしていた」

トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストの2009年プレビュー
フランツ、トロ・ロッソは2008年のスタートと比較して、2009年のスタートはどうですか?
昨シーズンは、6戦目のモナコまで2008年型マシンでレースができなかった。予定より5レース早いので、今年はすでに見通しは素晴らしい。レッドブルの継続的なサポートを受けながら、スクーデリア・トロ・ロッソはこの12か月間で成長してきた。チームはより大きくなっているし、イタリア・ファエンツァのファクトリーも拡大、チームスタッフも増えている。2008年シーズンにコース上で発揮した素晴らしいパフォーマンスは我々の想定以上のものだったし、ポールポジションと勝利をあげ大量得点を記録できた。
しかし、今年はタフになるだろう。ルールは変更されたが、我々はは安定性において良いにある。技術部門のキープレイヤもにも変化はないので、進歩する方法は理解している。我々のパッケージは、これまで同様にレッドブル・テクノロジーがサポートをしてくれるという要素がある。ヘレステストでレッドブル・レーシングの新型マシンが登場して以降、マシンは競争力を発揮している。エイドリアン・ニューイと彼のチームはかなり期待できるパッケージを作り上げた。マシンは見た目も良く、非常に有望なパフォーマンスを示している。今年はフェラーリとコラボレーションして3年目になるが、人間的な意味でも技術的な意味でもうまく機能していると言えるし、2008年のコンストラクターズチャンピオンシップを制覇したチームのエンジンを積めることは当然ながら素晴らしい。ドライバーラインアップに関しては、2008年はフルシーズン参戦が初めてというドライバーを2人起用した。しかし今年はセバスチャン・ブルデーがすでに18戦を戦った経験があるし、ルーキーのセバスチャン・ブエミも冬季テストで良いものをみせている。
テクニカルおよびスポーティングレギュレーションの変更がチームにどのような影響を与えますか?
トロ・ロッソは、FIAおよびFOTAが掲げるコスト削減案を支持している。それらは我々のような小さなチームにとっては好ましいものだ。例えば風洞実験とCFD(計算流体力学)の使用削減は我々の作業に大きな影響を与えるものではないからね。マンパワーの面に関しても、我々は元々多くの人員を雇用しているわけではないので、テストチームやファクトリー勤務の人員削減などに困ることもない。全世界的な経済危機は誰もが感じており、F1がこれらに対応し、活動するためにはこれらの改革が必要だ。過去と比べてF1が贅沢すぎるスポーツでなくなるために、これらの改革は役に立つだろう。テクニカルレギュレーションの大きな変更についは、トロ・ロッソにとってマイナス要因になり得るだろう。歴史的に見ると、大きくレギュレーションが変わった直後は、より大きくより確立され、技術リソースのある経験豊かなチームがすぐにルールに対応してきた。昨年競争力を発揮した我々トロ・ロッソが安定感を示せる期間は終わった。
ドライバーラインアップについてはいかがですか?
さきほど言ったように、技術部門スタッフとドライバーラインアップを継続することによって利益を得られるだろう。ブルデーはトロ・ロッソでの2年目の取り組みとなる。2008年、彼はいくつかの予選とレースで良いパフォーマンスを発揮したが、アンラッキーなこともあった。彼が昨年培った経験が今年のレースで役立つことを期待している。彼はチームを知っているし、サーキットやF1の環境についても理解している。自信を持って2年目に挑むことができるだろう。それに彼は再びスリックタイヤを履くことになるから、これまで以上に彼のドライビングスタイルにあったドライブが可能になるはずだ。もう1人のドライバーはブエミに関しては、彼はレッドブル・ヤングドライバー・プログラム出身だ。彼はすでに天性の才能と速さを発揮しているし、学習能力も高いということも重要。レッドブルが早い時期から彼の才能に投資したことで、彼をトップドライバーに成長させることができると考えている。彼は学習面で急激な上昇を果たしているが、彼がまだまだ若いドライバーであることも我々は忘れていない。彼の若さを考えれば、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はベテランのような存在と言えるだろうね!
今シーズンのチームの目標はなんですか?
全てのレースチームは同じ目標を持っているべきだ。参加したレースすべてに勝利するだ!もちろん起こらないかもしれないし、F1は新しい時代に突入したので、2008年に我々が示したパフォーマンスに匹敵するのさえ難しいかもしれない。我々は素晴らしい仕事を達成して、レース週末の日曜日に帰宅したいと思う。結果は我々が何をしたか次第だ。
関連:トロ・ロッソ STR4 (2009年3月9日)
関連:トロ・ロッソ STR4を発表 (2009年3月9日)

メルセデス・ベンツのエンジンを搭載し、2009年を戦うことを発表したブラウンGPだが、メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグはFIAがまだブラウンGPとメルセデス・ベンツとのカスタマーエンジン契約を正式に承認していないことを明らかにした。
2009年からメルセデスエンジンを搭載することになったフォース・インディアのビジェイ・マリヤは先週、自動車メーカーがエンジンを供給するのは2チームまでのFIAの規約があるため、ブラウンGPの協定に反対する可能性があったことを明かしている。
「私はFIAが元ホンダに1年間だけエンジンを供給できるようメルセデスに特別に配慮したものと考えている」
ノルベルト・ハウグは、このニュースを認めたものの、特免がまだ正式に決まったわけではないことを明らかにした。
「うまくいけば(ブラウンの)チームはFIAの承認を得られるだろう」
この件は次回の世界モータースポーツ評議会で議題に上るものとみられている。同会は初戦オーストラリアGP開幕の10日前、17日(火)に行われる予定だ。

BRAWN GP BGP001
ブラウンGPの2009年F1マシン「BGP001」。BGP001は、ホンダが2009年参戦にむけて開発していたRA109をベースにメルセデス製エンジン搭載版に改良されたマシン。2008年シーズンの早くから設計・開発に着手していたため、空力デザインに際立ったコンセプトが用いられている。
| シャシー構造 | カーボンファイバー及びハニカム構造 |
| サスペンション | ウィッシュボーン型、プッシュロッドトーションバー&ダンパー |
| ダンバー | ザックス製 |
| ホイール | BBS製鍛造マグネシウム |
| タイヤ | ブリヂストン製ポテンザ |
| ブレーキ | ブレンボ製キャリパー、ディスク及びパッド(カーボン素材) |
| ステアリング | ラック&ピニオン(パワーアシスト付)、カーボンファイバーステアリングホイール |
| エレクトロニクス | FIA(MES製)標準コントロールユニット |
| トランスミッション | カーボンコンポジットメインケース、電子油圧制御7速セミオートマチック |
| クラッチ | カーボンプレート |
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|
| <ディメンション> | |
| 全長 | 4,700mm |
| 全高 | 950mm |
| 全幅 | 1800mm |
| <エンジン主要諸元> | |
| エンジン名称 | メルセデス・ベンツ FO108W |
| 排気量 | 2.4リッター |
| 気筒数 | 8 |
| 最高回転数 | 18,000rpm(FIA 規定に則る) |
| Vアングル | 90° |
| ピストン口径 | 98mm (FIA規定) |
| バルブ数 | 32 |
| 重量 | 95kg (FIA規定最低重量) |
| 燃料 | Mobile1製無鉛(5.756%のバイオ燃料含む) |
| 潤滑油 | Mobile1製 |

現在F1に出場する10チームの代表が壇上に並んだ今日の記者会見で、FOTA(F1チーム協会)が今後の計画を発表した。
F1の将来の姿に関する提案をした上で、FOTAは全チームが同意したダイナミックなパッケージプランを発表。これは、FIAの承認を待って2009年か2010年、もしくは両年に施行される予定だ。
この提案はF1の安定性、継続可能性、競技性、興行性の改善を目指すもので、今年の年明けにF1観戦者を対象に世界17カ国でFOTAが実施した調査に基づいて作成された。今回の調査では既存のF1ファンに加えて、たまにレースを観戦する一般観戦者という切り口からも調査を行い、F1の魅力を幅広く深めるための方法を検討した。
今回のFOTAの提案は、2008年9月のFOTA結成時に発足した3つの作業部会に則り、技術、競技、商業の3部門から成る。F1の本質を成す独特のスポーツDNAを残しながら、全ての観客が楽しめるショーとしての質を高め、コストを削減し、主な利害関係者にとっての価値を高めることをFOTAの提案は目指している。
FOTA会長のルカ・ディ・モンテゼモロはこのように語る。「これは、F1史上初の瞬間だ。何よりも重要なのは、初めてF1チームが結束し、明確なひとつのビジョンを持つことができたことだ。この団結のおかげで、全チームが2009年の大幅なコスト削減をすでに実施している。今後もコースでは激しい戦いを続けて行くが、我々はひとつの目標に向けて努力していく。それは、F1の安定性と持続可能性を確保し、内容を充実させ、興行としての質を高めることによって、我々の最も重要な利害関係者である消費者に利益をもたらすことだ。これを念頭に、我々は今後も努力を続けFIAやFOMの仲間達とF1のさらなる発展を目指す」
チーム代表クリスチャン・ホーナーはこのように語っている。「2008年夏のFOTA結成以来、FIAと共に2009年シーズンのコスト大幅カットという目標へ向けて努力を続け、FOTAはすでに大きな成果を上げている。我々チームはFOTAの作業部会を通して初めてひとつのユニットとして活動し、コスト管理を続けながら全ての世代のファンが楽しめるF1の魅力を高めるための努力を続けている。レッドブルはFOTAの活動を全面的に支持している」

今年グランプリを飾るセバスチャン・ブエミは、今シーズンの彼とトロ・ロッソの目標を現実的に考えている。
セバスチャン・ブエミは、昨年イタリアGPでポールポジションから衝撃的な優勝を果たしたセバスチャン・ベッテルの後任としてトロ・ロッソに加入した。
セバスチャン・ブエミは、ベッテルの後釜は困難であることを認識しており、F1で良い仕事ができる準備はできていると感じているものの、チームは現実的でいなければならないと考えている。
「F1では全てがとても速くに変化する。ベッテルは素晴らしい仕事をしたと言いたい」
「確かに常に改善したい。後退はしたくない。僕たちは昨年成し遂げたことを心に留めておく必要がある。現在、新しいルールになって待たなければならないし、現実的にならなければならない。でも、現時点で僕たちは素晴らしい仕事をするだろうと考えている」
セバスチャン・ブエミは、シーズンの目標について話すはまだ早いと語る。
「言うにはまだ早すぎる。マシンが速ければ素晴らしいなにかを達成したいし、そうでなければベストを尽くさなければならない」
「でも、目標はシーズン全体で僕自身を改善させるためにチームメイトと戦うことだ。そして、最終的に到達して、退くのしたことに満足することだ」
「今、すごく興奮している。新車をドライブすることに本当に興奮しているんだ。メルボルンはすぐにやってくる。今週を終えて、もう一週終えたらだ。マシンに乗るのを本当に楽しみにしている」
ブエミは、昨年のGP2シリーズを6位で終えてF1デビューを飾る。そして、今年のグリッドでただ一人のルーキーとなる。
しかし、ブエミは身分は重要ではないと語る。
「最終的に、マシンに座れば唯一のルーキーであるかはあまり問題ではない。ただ可能な限りベストな仕事をすることに集中したい。そういうことだ」
「ただ一人のルーキーであることにプレッシャーを感じるより、リラックスして、やらなければならないことを考える必要がある」
関連:トロ・ロッソ STR4 (2009年3月9日)
関連:トロ・ロッソ STR4を発表 (2009年3月9日)