ブログ

  • キミ・アントネッリ F1バルセロナGP終盤リタイアに落胆「少し空っぽな気分」

    キミ・アントネッリ F1バルセロナGP終盤リタイアに落胆「少し空っぽな気分」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝の終盤にジョージ・ラッセルをオーバーテイクし、表彰台圏内を走行していたが、残り4周でマシンを止めてリタイアを喫した。

    メルセデスの19歳は今季ここまでグランプリ5連勝を記録していたが、バルセロナでその流れは途切れ、今季初のリタイアとなった。

    終盤の逆転直後に訪れた無念のリタイア
    アントネッリは66周で争われた決勝で、レース終盤にチームメイトのラッセルをターン1で攻略し、2番手に浮上した。優勝したルイス・ハミルトンに続く表彰台は目前だったが、その直後にメルセデスがコース上で停止した。

    「正直、今は少し空っぽな気分だ。でも、こういうものだ。レースはこういうことが起きるし、良い時も悪い時もある」

    「今日のペースは間違いなく良かった。第1スティントでは少し苦労したけれど、第2、第3スティントではかなりペースがあった。残り3周くらいで、もう少しのところだったので残念だ。でも、さっき言ったように、これもレースだ。誰のせいでもないし、次に目を向ける」


    ハミルトンの3ストップ戦略とVSCが勝負を分ける
    アントネッリはラッセルとハミルトンの後方からスタートし、メルセデスは2ストップ戦略を選択。一方、フェラーリは高温下のコンディションを踏まえ、ハミルトンに3ストップ戦略を採らせた。

    ハミルトンは最終ピットストップ後にメルセデス勢を抜き返す必要がある展開だったが、短いバーチャルセーフティカーが発動し、ピットインして首位で復帰することに成功した。

    アントネッリは、もし第2スティントでラッセルを早く抜けていれば、ハミルトンのフェラーリ初優勝を阻止できた可能性があったと振り返った。

    「まず、ルイスのことを本当にうれしく思う。フェラーリでの初勝利をずっと追い求めてきたし、それを達成した姿を見られて本当にうれしい」

    「もし第2スティントでジョージを抜けていたら、少し違うレースになっていたと思う。特にスティント終盤のペースはとても良かったので」

    「VSCの状況を考えると、ルイスとはかなり接近していたかもしれない。戦えた可能性もあったと思うけれど、これも結果だ」

    自らの予選にも反省「オーストリアで強く戻る」
    アントネッリは決勝で高いペースを見せた一方、前日の予選については自らの仕事に満足していないと認めた。

    「僕自身、昨日は良い仕事ができなかった。だから、これから1週間休んで、オーストリアに向けて準備し、もっと強くなって最高の状態に戻りたい」

    バルセロナでは目前だった表彰台と連勝記録を失ったが、アントネッリは依然としてドライバーズランキングでハミルトンに41ポイント差をつけている。次戦オーストリアGPでの巻き返しに注目が集まる。

    【関連】
    ・ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

  • フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPでリタイア「クルマの外では楽しめた」

    フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPでリタイア「クルマの外では楽しめた」

    フェルナンド・アロンソにとって、母国での2026年F1バルセロナ・カタルーニャGPは厳しい週末となった。予選後のパワーユニット関連コンポーネント交換によりピットレーンスタートとなったうえ、決勝ではバッテリーのトラブルによりリタイアを喫した。

    モナコGPで待望の初ポイントを獲得したアストンマーティンだったが、バルセロナでは再び現実に引き戻される形となった。

    アロンソは39周にわたってキャデラック勢と争ったものの、レース終盤にマシンを止めることになった。チームメイトのランス・ストロールもギアボックスのトラブルでリタイアしている。

    バッテリー異常でレースを終える
    レース後、アロンソはリタイアの経緯について説明した。

    「エンジニアから無線でマシンを止めて降りるよう指示された。だからERS(電気系統)の問題だと思う」

    その後、アストンマーティンはリタイア原因がバッテリーの不具合だったことを明らかにした。

    アロンソは今回の週末を振り返り、「いくつかの部品を交換したのでピットレーンからスタートした。パフォーマンス面でも苦しんでいたし、信頼性の面でもまだ問題を抱えている。それが今の現状だ。僕たちは依然として多くの問題を抱えている」と語った。

    さらに、チームが期待を寄せる大型アップグレード「AMR26B」が投入されるまで状況は大きく変わらないとの見方を示した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    後半戦のアップグレードに期待
    アストンマーティンとホンダは現在もマシン開発を続けており、アロンソは後半戦での巻き返しに期待を寄せている。

    「僕たちは団結しなければならない。モナコで獲得した1ポイントは、懸命に取り組み、決して諦めていないことを示している」

    「シーズン後半には競争力を高めるためのアップグレードを投入する予定なので期待している。結果も出さなければならない。過去数年、期待したほど機能しなかったアップデートもあったが、今は証明しなければならないことがあるし、全員が最高の結果を望んでいる」

    アストンマーティンは早ければ第9戦ベルギーGPで大規模なアップグレードパッケージを投入するとみられており、アロンソもそれを待ち望んでいる。

    ファンへの感謝を強調
    厳しい結果に終わった一方で、アロンソは母国ファンからの熱烈な声援に感謝の言葉を送った。

    「間違いなく週末で最高だったのはドライバーズパレードでファンと過ごした時間だった」

    「ファンは週末を通して本当に素晴らしかった。特に、これがバルセロナでの最後のレースになるかもしれないと思うと、とても感慨深かった」

    そして最後に、結果を残せなかったことへの悔しさをにじませながら締めくくった。

    「クルマの外では毎分毎秒を楽しむことができた。でも残念ながら、ファンにふさわしい結果を届けることはできなかった。シーズン後半には、彼らにもっと良いものを見せられることを願っている」

    【関連】
    ・ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

  • ル・マン24時間:トヨタが4年ぶり総合優勝 小林可夢偉組7号車が悲願達成

    ル・マン24時間:トヨタが4年ぶり総合優勝 小林可夢偉組7号車が悲願達成

    TOYOTA RACINGが2026年のル・マン24時間レースで悲願の総合優勝を果たした。7号車GR010 HYBRIDを駆った小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリース組は、序盤のトラブルを乗り越えながら24時間を戦い抜き、2022年以来4年ぶりとなるル・マン制覇を達成した。さらに8号車も3位表彰台を獲得し、TOYOTA RACINGはダブル表彰台という最高の結果で世界耐久選手権(WEC)第3戦を締めくくった。

    4年ぶりのル・マン制覇を達成
    第94回ル・マン24時間レースは35万105人の観衆が見守る中、近年でも屈指の接戦となった。ハイパーポールで苦戦し後方グリッドからのスタートとなったTOYOTA RACINGだったが、レース序盤から積極的なピット戦略を採用。トラフィックを避けながら着実にポジションを回復し、早い段階で優勝争いに加わった。

    7号車は序盤にスローパンクチャーに見舞われながらも、朝方にかけて安定したペースで追い上げを見せる。残り6時間で表彰台圏内へ浮上すると、終盤のセーフティカー導入によってレースは再び混戦となった。

    残り3時間にはニック・デ・フリースが果敢なオーバーテイクを成功させ、TOYOTA RACINGはワン・ツー体制を構築。最終局面では燃料戦略とタイヤ戦略の違いによって順位が変動したものの、小林可夢偉が冷静な走りでトップを守り切り、381周を走破してチェッカーフラッグを受けた。

    2位のBMW 20号車との差は10.913秒。8号車も20.417秒差の3位で続き、TOYOTA RACINGはダブル表彰台を達成した。

    ル・マン24時間レース トヨタ

    小林可夢偉「長く待ち続けた特別な勝利」
    小林可夢偉は悲願の優勝について次のように語った。

    「とても厳しいレースでしたが、最後まで決して諦めませんでした。7号車はこれまでル・マンで2位が続いていましたが、ようやく2度目の優勝を手にすることができました。この勝利を長く待ち続けてきただけに、本当に特別な気持ちです。レースウィーク全体を通して決して楽ではなく、決勝でも苦しい展開が続きました。序盤のスローパンクチャーもあり厳しい状況でしたが、マイク、ニック、そしてエンジニアやピットクルーが素晴らしい仕事をしてくれました。忘れられない一日になりましたし、この特別な舞台を支えてくださったすべてのファンの皆さんに感謝しています。」

    コンウェイ「勝機を感じたのは終盤だった」
    マイク・コンウェイは24時間の激戦を振り返った。

    「非常に激しいレースでした。予選順位から巻き返せる手応えはありましたが、どこまで順位を上げられるか、そしてどれほど接戦になるかは予想できませんでした。順位が目まぐるしく入れ替わる展開で、勝機を感じられたのは終盤に入ってからでした。チーム全員が素晴らしい仕事を成し遂げてくれたと思います。可夢偉とニックは本当に速く、勝負どころでトップ争いに押し上げてくれましたし、ピットクルーもミスのない完璧な対応でした。ケルン、東富士、そしてトヨタ全体で支えてくれたすべての方々に感謝しています。この勝利は私にとって本当に特別なものです。」

    デ・フリース「初優勝は特別」
    ニック・デ・フリースは自身初のル・マン総合優勝の喜びを語った。

    「ル・マン24時間レースで優勝できたことを、心からうれしく思っていますし、大きな安堵とともに感謝の気持ちでいっぱいです。ル・マンでの優勝は初めてなので、なおさら特別です。レースウィーク、そして決勝を通して長く厳しい戦いが続きました。さまざまな課題やトラブルがあり、正直なところ勝利争いから遠ざかったと感じる場面もありました。それでも最後まで諦めなかったことが結果につながりました。チームがこの大きな成果を成し遂げるために積み重ねてきた努力に、心から感謝しています。」

    8号車クルーもチームの勝利を祝福
    3位表彰台を獲得した8号車のセバスチャン・ブエミはチームの成果を称えた。

    「信じられないようなレースでしたし、チームのために本当にうれしく思います。昨年からTR010 HYBRIDを仕上げるために全員が懸命に取り組んできました。その中で7号車が優勝したことは、チーム全体にとって素晴らしい結果ですし、自分たちも表彰台に並べたことを誇りに思います。特別な瞬間である一方で、もう少し上を目指せたのではないかという悔しさもあります。それでも、このクルマで今季2勝目を挙げられたことはチームとして大きな成果です。厳しい戦いの中で勝ち切ることができたこの一日は、長く記憶に残ると思います。」

    ブレンドン・ハートレーは次のように語った。

    「ル・マンらしい、浮き沈みの激しいレースでした。一時は大きなリードを築き、長い時間トップを走る場面もありましたが、セーフティカーなどの影響もあって流れが大きく変わりました。運もあれば不運もあり、最終的には自分たちの思い通りの結果とはなりませんでしたが、最後まで全力で戦い抜きました。チームメイトも素晴らしい走りを見せてくれましたし、チーム全体の勝利を心からうれしく思っています。7号車クルーとドライバーのみんなにおめでとうと言いたいです。感情が込み上げる瞬間でした。」

    平川亮も複雑な思いを明かした。

    「24時間を通して接戦が続いたレースでした。私たちはベストを尽くしましたし、戦略も良かったと思います。完璧なレースではありませんでしたが、それでも最後まで優勝争いを続けることができました。7号車が優勝したことは本当にうれしい一方で、自分たちは長い時間トップを走りながら勝ち切れなかった悔しさもあり、複雑な心境です。ただ、7号車は素晴らしいレースをしましたし、チーム全員がこの勝利のために努力を続けてきました。まずはこの勝利をしっかり受け止め、喜びたいと思います。」

    ランキング首位に浮上
    今回の結果によりTOYOTA RACINGはマニュファクチャラーズランキングでリードを36ポイントへ拡大。さらに7号車のコンウェイ、小林、デ・フリース組はドライバーズランキング首位へ浮上した。

    悲願の総合優勝と4年ぶりのル・マン制覇を成し遂げたTOYOTA RACINGは、ダブル表彰台という最高の結果とともにシーズン後半戦へ向けて大きな勢いを手にした。次戦は7月12日に開催されるサンパウロ6時間レースとなる。

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝ハイライト動画

    F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝ハイライト動画

    2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPの決勝が行われ、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初となるグランプリ優勝を飾った。

    ハミルトンは3ストップ戦略を完璧に機能させ、バーチャルセーフティカーのタイミングも味方につけてレースを掌握。ジョージ・ラッセルを19.561秒差で退け、フェラーリに待望の勝利をもたらした。

    3位にはランド・ノリスが入り、1968年以来となる英国人ドライバー3人による表彰台独占が実現した。一方、ランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリは終盤にマシントラブルでリタイア。メルセデスの2026年開幕からの連勝記録もここで止まった。

    マックス・フェルスタッペンは4位、オスカー・ピアストリは5位。アルピーヌのピエール・ガスリーは7位に入り、チームメイトのフランコ・コラピントは黄旗違反による10秒ペナルティで8位から10位に降格した。

    アストンマーティンはランス・ストロール、フェルナンド・アロンソともにリタイア。アロンソはバッテリー問題により母国レースを完走できなかった。

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝ハイライト動画

    決勝結果トップ10
    1位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    2位 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    3位 ランド・ノリス(マクラーレン)
    4位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    5位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6位 アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    7位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    8位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    9位 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10位 フランコ・コラピント(アルピーヌ)

  • ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

    ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

    ホンダは、F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで発生したフェルナンド・アロンソ車のトラブルについて、原因究明を進めていることを明らかにした。ホンダ・レーシング(HRC)も、アロンソ車に発生したトラブルについて調査を開始。アロンソの母国レースでのリタイアという結果を重く受け止めている。

    アストンマーティンは決勝でランス・ストロール、フェルナンド・アロンソの2台がともにリタイア。チームはポイント獲得を果たせず、厳しい週末を終えた。

    アロンソ車にバッテリー異常を確認
    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎によると、決勝レース中にアロンソ車のバッテリーデータに異常が確認されたという。

    そのためチームはマシンを停止させる判断を下し、アロンソはホームグランプリをリタイアで終えることになった。

    「今日の決勝レース中、アロンソ選手のマシンでバッテリーデータに異常が見られ、マシンを止める判断となりました」

    HRC Sakuraと連携して原因分析
    現在、ホンダは日本の開発拠点であるHRC Sakuraと連携しながら原因究明を進めている。

    折原は「現在HRC Sakuraとともに原因を分析しています」と説明しており、現時点では不具合の詳細や再発防止策については明らかにされていない。

    ホンダF1(ホンダ・レーシング) 本田技研工業

    ホームレースでのリタイアに無念
    アロンソにとってバルセロナ・カタルーニャGPは母国スペインでのホームレースだった。ホンダもその重要性を認識しており、今回の結果について強い悔しさをにじませた。

    「アロンソ選手のホームレースであるバルセロナ・カタルーニャGPでこのような事態となったことを、ホンダとして重く受け止めています」

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、モナコGPでアロンソが今季初ポイントを獲得したものの、バルセロナでは再び厳しい現実を突きつけられる結果となった。

    ホンダとアストンマーティンは、原因究明と再発防止を急ぎ、次戦オーストリアGPでの巻き返しを目指す。

    【関連】
    ・ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

  • フランコ・コラピント F1バルセロナGPで10位に降格 黄旗違反で10秒ペナルティ

    フランコ・コラピント F1バルセロナGPで10位に降格 黄旗違反で10秒ペナルティ

    フランコ・コラピントは、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで8位フィニッシュを果たしたものの、レース後に黄旗違反による10秒加算ペナルティを科され、最終順位は10位に降格となった。

    アルピーヌはピエール・ガスリーが7位、コラピントが8位でチェッカーを受け、中団トップを争ううえで大きなポイント獲得が期待されていた。

    しかし、コラピントは黄旗区間で十分に減速しなかったとして審議対象となり、スチュワードは10秒ペナルティとペナルティポイント1点を科した。

    黄旗区間での減速が不十分と判断
    スチュワードは、コラピント本人、チーム代表者から事情を聴き、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、映像、タイミング、テレメトリー、チーム無線、オンボード映像を確認した。

    裁定では、コラピントが単独黄旗区間に入る前にわずかに速度を落としたことは認められた一方で、該当する黄旗セクター内で明確な減速が確認できなかったとされた。

    「スチュワードは43号車のドライバーが黄旗に反応したことは認めるが、その反応は規則を満たすには不十分だったと判断した。そのため、適用されるペナルティ基準の下限にあたる処分を科す」

    ローソンとリンドブラッドが繰り上がり
    このペナルティにより、コラピントは8位から10位に降格。レーシングブルズのリアム・ローソンが8位、アービッド・リンドブラッドが9位に繰り上がった。

    コラピントは最終的に1ポイントを獲得し、今季4度目のトップ10フィニッシュを記録したが、アルピーヌにとっては貴重なダブル入賞の得点が削られる結果となった。

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP後ポイントランキング ハミルトンが急接近

    F1バルセロナ・カタルーニャGP後ポイントランキング ハミルトンが急接近

    F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPを終え、2026年シーズンのドライバーズランキングとコンストラクターズランキングが更新された。

    決勝ではルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初優勝を達成。25ポイントを加算し、ランキング2位を維持しながら首位アンドレア・キミ・アントネッリとの差を大きく縮めた。アントネッリは終盤にマシントラブルでリタイアしたものの、156ポイントでランキング首位を守っている。

    ジョージ・ラッセルは2位フィニッシュで18ポイントを獲得し、106ポイントでランキング3位。メルセデス勢は依然としてタイトル争いの中心に位置している。

    ハミルトンが首位との差を41ポイントに縮小
    バルセロナで優勝したハミルトンは90ポイントから115ポイントへとポイントを伸ばした。一方、アントネッリは無得点に終わったため、両者の差は66ポイントから41ポイントへと縮小した。

    また、ランド・ノリスが73ポイントで5位に浮上し、オスカー・ピアストリを逆転。中団ではピエール・ガスリーが41ポイントで8位となり、アイザック・ハジャーを上回った。

    フェラーリがメルセデスを追撃
    コンストラクターズランキングではメルセデスが244ポイントで首位を維持したものの、フェラーリは165ポイントまで積み上げて差を79ポイントに縮めた。

    マクラーレンは116ポイントで3位をキープ。4位レッドブルは69ポイント、5位アルピーヌは50ポイントとなり、バルセロナでのダブル入賞によってレーシングブルズを逆転した。

    2026年ドライバーズランキング(第7戦終了時点)
    1位 アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) 156
    2位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ) 115
    3位 ジョージ・ラッセル(メルセデス) 106
    4位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) 75
    5位 ランド・ノリス(マクラーレン) 73
    6位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン) 68
    7位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) 55
    8位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ) 41
    9位 アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) 34
    10位 リアム・ローソン(レーシングブルズ) 26
    11位 フランコ・コラピント(アルピーヌ) 19
    12位 オリバー・ベアマン(ハース) 18
    13位 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) 12
    14位 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) 6
    15位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) 5
    16位 エステバン・オコン(ハース) 3
    17位 ガブリエル・ボルトレト(アウディF1) 2
    18位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) 1
    19位 ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディF1) 0
    20位 バルテリ・ボッタス(キャデラック) 0
    21位 セルジオ・ペレス(キャデラック) 0
    22位 ランス・ストロール(アストンマーティン) 0

    2026年コンストラクターズランキング(第7戦終了時点)
    1位 メルセデス 244
    2位 フェラーリ 165
    3位 マクラーレン 116
    4位 レッドブル・レーシング 69
    5位 アルピーヌ 50
    6位 レーシングブルズ 35
    7位 ハース 21
    8位 ウィリアムズ 11
    9位 アウディF1 2
    10位 アストンマーティン 1
    11位 キャデラック 0

    アントネッリの連勝はモナコGPで「5」で止まり、さらにバルセロナではリタイアに終わったことで、選手権争いは再び混戦模様となってきた。ハミルトンとラッセルが差を詰め、2026年タイトル争いは新たな局面を迎えている。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍後初優勝 通算106勝目を達成

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍後初優勝 通算106勝目を達成

    ルイス・ハミルトンが2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで圧巻のレースを披露し、フェラーリ移籍後初優勝を達成した。今季ここまでメルセデス勢が開幕から全勝を続けていた中、その流れを止める価値ある勝利となった。

    ハミルトンにとっては2024年第14戦ベルギーGP以来となる勝利であり、F1通算106勝目を記録。フェラーリにとっても2024年第20戦メキシコシティGPでカルロス・サインツJr.が優勝して以来となるグランプリ勝利となった。

    チェッカー後、ハミルトンは歓喜に沸くフェラーリのメカニックたちのもとへ駆け寄り、その腕の中へ飛び込んだ。その後は体重測定へ向かう途中でしゃがみ込む場面も見られ、悲願の初勝利の重みを噛みしめていた。

    アントネッリの悲劇が流れを変える
    レース終盤まではジョージ・ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリ、ランド・ノリスによる表彰台争いが続いていた。アントネッリは61周目にラッセルをオーバーテイクして2番手へ浮上したが、その直後にマシントラブルが発生。マシンをコース脇に止めて無念のリタイアとなった。

    選手権首位を走るアントネッリにとっては18ポイントを失う痛恨の結果となり、タイトル争いにも大きな影響を与える一戦となった。

    レース後、ハミルトンは選手権争いについて問われると「喜んで受け取るよ。まだまだ長いシーズンだ。メルセデスには素晴らしい速さがあるけれど、チャンピオンシップはまだ終わっていない」と語り、逆転への意欲を示した。

    VSCを活かしたフェラーリの戦略
    41周目にはフェルナンド・アロンソがバッテリー系統のトラブルでストップし、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。このタイミングがフェラーリに味方し、ハミルトンは有利な条件で最後のピットストップを実施した。

    新品ハードタイヤでコースへ復帰すると首位を守り切り、その後はライバルを寄せ付けないペースでリードを拡大。終盤には19秒近い大差を築き、完勝と言える内容でチェッカーフラッグを受けた。

    レース後の無線では「グラツィエ、みんな。僕の夢を叶えるために本当に助けてくれた。ファンのみんなもありがとう。君たちが僕に自分自身を思い出させてくれた。みんななしでは成し遂げられなかった」と感謝を伝えた。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    英国勢が表彰台を独占
    2位にはラッセル、3位にはノリスが入り、表彰台はハミルトンを含めた英国人ドライバー3人が独占した。F1の歴史に名を刻むハミルトンの勝利を、同胞たちが脇で称える形となった。

    ラッセルは「ルイスに心からおめでとうと言いたい。彼は本当に努力しているし、この結果にふさわしい。今日はフェラーリが圧倒的だった」と称賛。ノリスも「まずルイスにおめでとうと言いたい。本当にうれしい」と祝福した。

    4位はマックス・フェルスタッペン、5位はオスカー・ピアストリ。レッドブル勢ではアイザック・ハジャーが6位に入り、アルピーヌはピエール・ガスリー7位、フランコ・コラピント8位でダブル入賞を果たした。リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが続き、ポイント圏を締めくくった。

    フェラーリで掴んだ歴史的勝利
    終盤にはシャルル・ルクレールもパワーステアリング系のトラブルに見舞われてリタイア。さらにアロンソ、ランス・ストロール、ニコ・ヒュルケンベルグ、バルテリ・ボッタスらも完走できず、全22台中8台が姿を消す荒れたレースとなった。

    表彰式後、ハミルトンは「まずはここにいる全員、そしてマラネロの全員に感謝したい。フレッドにも感謝している。最初は不可能に思えたが、チームはずっと僕を支えてくれた」とコメント。

    さらに「どの勝利も特別だけど、これはまた別格だ。子供の頃、フェラーリが成功する姿を見て育った。この勝利は全員にふさわしいものだ。これは多くの勝利の始まりになることを願っている。フォルツァ・フェラーリ!」と喜びを語った。

    最終的にハミルトンはフェラーリでの初勝利を手にし、F1史に新たな1ページを刻んだ。2026年シーズンのタイトル争いは、ここからさらに激しさを増していくことになりそうだ。

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝 結果・タイムシート

    F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝 結果・タイムシート

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝の結果・タイムシート。6月14日(日)にカタルーニャ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第7戦 バルセロナ・カタルーニャグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、ランス・ストロール、フェルナンド・アロンソともにリタイアに終わった。

    ■ ハミルトンがフェラーリ初優勝
    ルイス・ハミルトンがバルセロナ・カタルーニャGPを制し、フェラーリ移籍後初勝利を飾った。終盤は19秒以上のリードを築き、今季初のメルセデス以外の優勝者となった。

    ■ 英国勢が表彰台を独占
    2位にはジョージ・ラッセル、3位にはランド・ノリスが入り、ハミルトンを含めて英国人ドライバー3人が表彰台を占めた。

    ■ アントネッリは2番手浮上直後にリタイア
    アンドレア・キミ・アントネッリは終盤にラッセルを抜いて2番手に上がったが、直後にマシントラブルでストップ。大量得点のチャンスを失った。

    ■ VSCがハミルトンの勝利を後押し
    アロンソのストップで出たVSCにより、ハミルトンは有利なタイミングでピットイン。新品ハードで首位を守り、そこから一気にリードを広げた。

    ■ フェルスタッペンは4位止まり
    マックス・フェルスタッペンはタイヤに苦しみながらも4位で完走。表彰台争いには届かなかった。

    ■ アルピーヌがダブル入賞
    ピエール・ガスリーが7位、フランコ・コラピントが8位に入り、アルピーヌが貴重なダブル入賞を果たした。

    ■ レーシングブルズも2台入賞
    リアム・ローソンが9位、アービッド・リンドブラッドが10位に入り、レーシングブルズもポイントを獲得した。

    ■ リタイア続出の荒れた展開
    ルクレール、アントネッリ、ベアマン、アルボン、アロンソ、ヒュルケンベルグ、ボッタス、ストロールがリタイアし、完走は14台にとどまった。

    ルイス・ハミルトン F1 バルセロナ・カタルーニャGP

    F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ     ↑ 1 3
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 19.561 19.561 ↓ 1 2
    3 1 ランド・ノリス マクラーレン 23.719 4.158 ↑ 1 2
    4 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 40.497 16.778 ↑ 1 3
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 58.661 16.164 ↑ 2 2
    6 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1L 49.132 - 0 3
    7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1L 31.162 ↑ 7 2
    8 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1L 14.078 ↑ 5 2
    9 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1L 2.357 ↓ 1 2
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1L 5.850 ↑ 1 2
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 2L 31.662 ↑ 1 3
    12 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 2L 1.179 ↓ 4 3
    13 31 エステバン・オコン ハース 2L 31.283 ↓ 4 3
    14 11 セルジオ・ペレス キャデラック 3L 31.731 ↓ 5 3
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ     ↓ 5 2
    DNF 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス     ↓ 13 2
    DNF 87 オリバー・ベアマン ハース     ↓ 2 2
    DNF 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ     - 0 4
    DNF 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン     ↑ 3 1
    DNF 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ     ↑ 11 2
    DNF 77 バルテリ・ボッタス キャデラック     ↓ 1 2
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン     ↓ 1 1
  • キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで痛恨リタイア 2番手走行中にストップ

    キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで痛恨リタイア 2番手走行中にストップ

    キミ・アントネッリが、2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP終盤に痛恨のリタイアを喫した。

    メルセデスのアントネッリはレース終盤まで3番手を走行。61周目にはチームメイトのジョージ・ラッセルに接近すると、メインストレートでオーバーテイクを仕掛けた。

    ラッセルはターン1進入で抵抗し、アントネッリをコース外側へ押し出そうとしたが、アントネッリは引かずに並走。そのままターン1で前に出ると、ラッセルの反撃も封じ込めて2番手に浮上した。

    しかし、そのわずか2周後の63周目にアントネッリのマシンが突如スローダウン。コース脇にマシンを止め、そのままレースを終えることになった。

    メルセデスはレース中に公式SNSを更新し、「キミがコース上でストップし、バルセロナGPをリタイアした」と報告。現時点でリタイアの詳細な原因は明らかにされていない。

    アントネッリは表彰台獲得が目前だっただけに、メルセデスにとっても大きな痛手となるリタイアとなった。レース終盤の黄旗の原因となり、上位争いの展開にも影響を与える出来事となった。