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  • カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1残留を優先も「全ての選択肢を検討」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1残留を優先も「全ての選択肢を検討」

    カルロス・サインツJr.は、自身の将来について現時点ではウィリアムズ残留を最優先に考えているとしながらも、最終決断は夏休み期間まで先送りする考えを明らかにした。

    2026年シーズンの新レギュレーション下でウィリアムズが想定以上に苦戦するなか、サインツJr.はチームの長期ビジョンを信じている一方、改善にはなお多くの課題が残されているとの認識を示している。

    決断は夏休みまで保留「今はウィリアムズに集中したい」
    2025年末の時点では、サインツJr.はフェラーリ離脱後に結んだ「2+2年契約」のオプションを行使し、さらに2年間ウィリアムズに残留する意向とみられていた。しかし、2026年の新レギュレーション導入後、チームの実力不足が明確になったことで状況は変化している。

    それでもサインツJr.は、現時点では将来について考えるよりもチーム再建を優先していると説明した。

    「正直なところ、今はそのことは考えていない。ウィリアムズでやるべき仕事が本当にたくさんあるんだ」

    「シミュレーター作業やミーティングも非常に多い。だから自分のマネジメントチームにも、夏休みまではその話を持ち込まないでほしいと頼んでいる。少しでもウィリアムズを助け、状況を改善したいからだ」

    そして今後の予定について次のように語った。

    「夏になれば、その時に将来について考え、あらゆる選択肢を分析するつもりだ」

    一方で、現時点での優先順位は変わっていないという。

    「チームも僕の考えと優先事項は理解している。それはここに残り、長期的にプロジェクトを続けることだ。僕はこのプロジェクトのビジョンを信じている。ただ、現状ではまだやるべき仕事が本当にたくさんある」

    問題の根本原因を調査「何が間違っていたのかは見えてきた」
    チーム代表ジェームズ・ボウルズは短期間でウィリアムズを復活させられると考えていたが、新レギュレーションは長年積み重なってきた組織の弱点を浮き彫りにした。

    サインツJr.は現在、ボウルズをはじめ首脳陣とともに問題の根本原因を分析しているという。

    「ジェームズ・ボウルズやチーム首脳陣と一緒に問題の根本原因を探っているところだ」

    「どこから状況が悪くなったのかは、おそらく特定できたと思っている。でも次の課題は、これから何をするのか、その改善にどれくらい時間がかかるのか、そしてどれだけ積極的に立て直していくのかということだ」

    「本当に膨大な情報と作業が進行していて、他のことを考える余裕はほとんどない」

    資金ではなく組織力が課題
    サインツJr.は、2026年にタイトル争いへ近づくことまでは期待していなかったものの、少なくとも昨年並みの競争力は維持できると考えていたという。

    「今年はトップとの差を完全に縮められるとは思っていなかった。でも少なくとも昨年終盤と同じような位置は維持できると期待していた」

    「風洞使用時間のアドバンテージもあったから、一歩前進できると思っていた。でも実際にはトップチームはまったく違うレベルで開発を進めていて、むしろ差は広がってしまった」

    そのうえで、問題は予算不足ではないと強調した。

    「それは、お金だけが全てではないことを示している。同時に、ウィリアムズにとっては良いニュースでもある。資金が問題ではないからだ」

    「十分な予算もあり、取締役会から大きな投資も受けている。施設への投資も非常に進めてきたが、その多くはプロセスや業務効率、仕事の進め方の改善に向けられている」

    さらに、今後は人材強化も重要になると語った。

    「本当に重要なのは、そうした部分を正しく改善することだ。そして他チームから優秀な人材を迎え入れ、自分たちがまだ十分に強くない分野を理解していかなければならない」

    32歳の誕生日を約2か月後に控えるサインツJr.は、ウィリアムズの再建を待ち続けるのか、それとも再び優勝争いが可能なチームへの移籍を目指すのか、夏休み期間中に将来を見極めることになりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選後、依然としてチームはグリッド最後尾に位置しているものの、ここ数戦で苦しんできたマシンの根本的な問題が改善されつつあると明かした。

    大幅アップデート版となるAMR26Bの投入は、ハンガリーGPまたはオランダGPを予定しており、「トンネルの出口が見え始めた」と前向きな姿勢を示している。

    予選結果以上に得られた手応え
    オーストリアGP予選でアロンソはQ1最下位の21番手に終わり、トップとの差は2.9秒と依然として大きかった。

    しかしアロンソは、ラップを通じて一貫した挙動を示すマシンになったことを最大の収穫として挙げた。

    「いい予選だった。マシンの力を最大限に引き出せたと思う」

    「これまでの予選では、エネルギーマネジメントの一貫性に問題があって、周回ごとに挙動が変わっていた。ここでは安定していて、ドライバビリティも改善された」

    これまでAMR26は、エネルギー回生・放出の不安定さやギアボックスの同期不良により、ブレーキングやコーナリングで予測しづらい挙動を見せ、ドライバーを苦しめてきた。

    アロンソによれば、それらの問題は今回大きく改善されたという。

    「変更を加えてから大きく改善した。エンジンにも問題があったが、週末を通して多くの作業を行った」

    また、新型マシン投入を待つ状況でも開発を続けるチームの姿勢を高く評価した。

    「最後尾にいて、新しいアップデートパッケージを待っている状況では、諦めて新車を待つだけになりがちだ」

    「それでもチームのみんなは、まるで表彰台争いをしているかのように全力で取り組んでくれている。ドライバーとしても、自分だけ諦めるわけにはいかないと思える。みんな本当に集中している」

    AMR26Bはハンガリーかオランダで投入へ
    アロンソは、大規模アップデート版となるAMR26BがハンガリーGPまたはオランダGPでデビューする見込みだと説明した。

    ただし、重要なのは投入されるパーツがどれだけ競争力向上につながるかだと強調している。

    「すべては新しいマシンとパーツ次第だ。もし0.1秒や0.2秒しか速くならないなら十分ではない。3秒速くなるなら最高だけどね」

    「より良いベースで仕事ができるようになる。本当に大きなアップデートで、正しい方向性を見つけられることを期待している。シーズン序盤はつまずいたが、ようやく光が見え始めている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    課題はホンダPUだけではない
    アロンソは、パフォーマンス不足の原因はホンダ製パワーユニットだけではなく、空力にも大きな問題が残っていることを隠さなかった。

    特に高速域でダウンフォースが安定しないことが、現在の最大の弱点だという。

    「空力には問題がある。失速やダウンフォースの喪失が起きている。飛行機じゃなくて良かったよ」

    「その空力の喪失によって、とても遅くなってしまう。夏休み後には空力プラットフォームを安定させることが最大の課題になる。それが今回の最大の変更点になるはずだ」

    「その後は数か月かけて、少しずつパワーも取り戻していくことになるだろう」

    アストンマーティンは依然として最後尾グループに沈んでいるものの、アロンソはマシンの扱いやすさという基礎部分には改善を実感している。チームはハンガリーGPまたはオランダGPで投入予定のAMR26Bを巻き返しの切り札と位置付けており、空力性能の改善とともに戦闘力向上を目指していく。

    【関連】
    ・アストンマーティンF1 AMR26Bでアルピーヌ超えへ「中団首位を目指す」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1今季最高2番手「自信を取り戻したい」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1今季最高2番手「自信を取り戻したい」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選で2番手を獲得した。モナコ、バルセロナ・カタルーニャGPと予選で不運が続いていただけに、久々のフロントロー獲得を「自信を取り戻すきっかけにしたい」と前向きに受け止めた。

    Q3終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン9でクラッシュ。一時はルクレールがポールポジションを獲得したかに思われたが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がシングルイエロー下でアタックをまとめ逆転。ルクレールは2番手となった。

    失っていた自信を取り戻したい
    ルクレールは、ここ数戦の不運が心理面にも影響していたことを率直に認めた。

    「もちろん少しうれしい。でもポールか優勝でなければ満足はしない。できれば、この流れが早く変わってほしい」

    「ここ最近の2戦は土曜日が苦しかった。でも速さ自体はあった」

    「問題は日曜日だった。メカニカルトラブルが続いてポイントを獲れず、それが頭に残っている」

    その影響から、今回はまずミスのない週末を送ることを最優先に考えていたという。

    「だから今は、とにかくクリーンなラップを走り、クリーンな週末を過ごして、またポイントを積み重ねてリズムを取り戻そうという気持ちだった」

    「予選では少し余裕を残して走っている感覚がある。それはここ数戦を考えれば自然なことだ」

    「以前のような自信を取り戻して、このマシンからもっと引き出せるようになりたい」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ポールよりもクリーンな予選を優先
    ルクレールは最終アタックについて、限界まで攻めるよりもミスなくまとめることを優先していたと説明した。

    「正直に言うと、それほど特別なラップではなかった」

    「今日はとにかくクリーンな予選、クリーンなラップをまとめたいと思っていた。そういう気持ちで走ると、少し余裕を残してしまうこともある」

    それでも、その判断に後悔はないという。

    「でも後悔はしていない。仮にもっと攻めていたとしてもジョージには勝てなかったと思う。だから今日は2番手がベストだった」

    決勝はメルセデスへの挑戦
    フェラーリはルクレールが2番手、ルイス・ハミルトンが3番手と2台揃って上位グリッドを獲得。決勝では2台体制を生かし、メルセデス勢への挑戦を狙う。

    しかしルクレールは、ライバルの速さも高く評価している。

    「簡単ではないと思う。メルセデスは金曜日からずっと非常に速かった」

    「でも諦めるつもりはない。明日はできることをすべてやる」

    「現時点ではメルセデスにアドバンテージがあると思う」

    それでも、久々に予選で結果を残したことはルクレールにとって大きな意味を持つ。失いかけていた自信を取り戻し、フェラーリとともに決勝でメルセデスに挑む。

  • ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選で3番手を獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得し、チームメイトのシャルル・ルクレールが2番手に入った中、決勝ではフェラーリ2台による戦略を武器にメルセデスへ挑む考えを示した。

    フェラーリは予選でルクレールが2番手、ハミルトンが3番手と2台揃って上位グリッドを確保。前方にはラッセル、後方には4番手のキミ・アントネッリがおり、スタート直後から両チームによる戦略戦が注目される。

    フェラーリ2台でメルセデスに挑む
    ハミルトンは、決勝ではフェラーリの2台体制を最大限に生かした戦略が重要になると語った。

    「今週末は勝利を争えるとは思っていなかった。彼らは週末を通して僕たちよりコンマ6秒速かった」

    「一晩でその差をコンマ3秒縮めることができたけど、それでも今日はコンマ2〜3秒ほど遅れている」

    「明日彼らに挑戦するのはとても難しい。でもターン3まで長いストレートがあるから、うまく協力できればチャンスはあると思う」

    「シャルルがすぐ近くにいるのは本当に心強い。戦略面で協力して、彼らにプレッシャーをかけられたらいいと思っている」

    さらに、予選でメルセデスとの差を大きく縮められたことを前向きに評価した。

    「一晩で大きく前進できたと思う。昨日はコンマ6秒離されていたけど、今日はコンマ3秒弱まで縮められた。それは本当にポジティブなことだ」

    「レースペースがどうなるかはまだ分からない。でも明日はもっと彼らに近づけることを願っている」

    「フェラーリ2台がメルセデス2台の間にいる。この状況を生かして、戦略をうまく実行し、ずっとプレッシャーをかけ続けたい」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    アップグレードに手応え
    ハミルトンはQ3最初のアタックでターン1とターン3でミスを喫し、その後は燃料不足のため追加アタックができず、実質1回のアタックで予選を終えた。

    それでも予選3番手については納得しているという。

    「彼らは週末を通して速かった。ジョージにはおめでとうと言いたい。でもシャルルと一緒にここへ来られたことは素晴らしいし、フェラーリにとって本当に良い結果だった」

    「これはファクトリーのみんなが積み重ねてきた努力の成果だ」

    また、今大会で投入したアップグレードについても前進を実感している。

    「エンジンには新しいアップグレードが入り、少し前進できた。それに加えてクルマにも細かな改良を加えた」

    「チーム全員が本当にハングリーだ。毎戦少しずつでも改善を続けている姿を見るのは素晴らしい」

    「だからこそ、こうして上位で戦える位置まで来ることができた」

    一方でFP3では好感触だったバランスが、予選ではブレーキング時を中心に変化したことも明かした。

    「今朝のFP3ではとても感触が良かった。でも予選では特にブレーキングで少しバランスに苦しんだ」

    「Q3ではターン1とターン3でミスをして、そのラップを失ってしまった。最初のアタックを失った状況を考えれば、3番手という結果には満足している」

    フェラーリは2台がラッセルとアントネッリの間に割って入る理想的なグリッドを確保した。ハミルトンは、このアドバンテージを生かした戦略でメルセデス攻略を狙っている。

  • ジョージ・ラッセル F1オーストリアGPポール正当性を主張「すべて正しく対処した」

    ジョージ・ラッセル F1オーストリアGPポール正当性を主張「すべて正しく対処した」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1第8戦オーストリアGP予選で獲得したポールポジションについて、終盤の黄旗区間を通過したラップが議論を呼ぶ中、「すべて正しく対処した」と胸を張った。

    Q3終盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン9でクラッシュしたことで黄旗が提示されたが、FIAはシングルイエローだったと判断。ラッセルのラップタイムは有効と認められ、今季4回目のポールポジションが確定した。

    シングルイエローは適切だったと主張
    ラッセルは1分06秒133を記録し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.2秒差で抑えてポールポジションを獲得した。しかし、そのラップ中に黄旗区間を通過していたことから、タイム抹消の可能性も取り沙汰された。

    チームメイトのキミ・アントネッリはダブルイエローだと判断してアタックを中止した一方、ラッセルはシングルイエローに対応しながらラップを続行した。

    ラッセルは当時の状況について次のように説明した。

    「正直、マシン自体は見えなかった。ランオフエリアがすごく広いからね」

    そして、シングルイエローの運用は妥当だったとの考えを示した。

    「このケースではシングルイエローが正しかったと思う。ダブルイエローというのは目の前に危険がある状況を意味するものだ」

    「シングルイエローならコーナーの100メートル手前でリフトする程度で十分だし、それでマシンのコントロールを失うことはない」

    「フェルスタッペンがあれだけ奥のバリアまで到達したのは、限界まで攻めていてマシンを失ったからだ。だからシングルイエローで正しかったと思うし、自分も完全にコントロールした状態で走っていた。ダブルイエローとはまったく別の話だ」

    FIAの判定でポールが正式確定
    予選中、タイミングモニターには一時的にダブルイエローが表示されたことで混乱も生じた。

    ただし、そのダブルイエロー表示は17時00分45秒から53秒までの短時間のみ。ラッセルが問題の区間を通過したのは17時00分35秒であり、ダブルイエローが提示される約10秒前だった。

    そのため、ラッセルに求められたのはシングルイエロー下で減速したことを示すことであり、FIAはオンボードデータなどを確認した結果、規則を満たしていたと判断。ポールポジションは正式に認められた。

    一方、アントネッリは自己ベストを更新するペースで走行していたものの、黄旗を受けてラップを中止しており、最終的に4番手となった。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    突然訪れた驚異のペース
    ラッセル自身も、最後のアタックで突然速さを発揮できた理由については説明できないと認めている。

    「答えが分かるなら毎週ポールを獲れるよ」

    「木曜日にも話したけど、マシンとタイヤが完璧に噛み合ってスイートスポットに入ると、一気に大きなタイムが出ることがあるんだ」

    「今日は本当に苦しい予選だった。Q2では敗退しかけたしね。でもQ3最初のラップは良かった」

    「最後のアタックではターン1でコンマ15秒、ターン3でもコンマ15秒、ターン4でもさらにコンマ15秒縮めていた。本当に信じられないラップだった」

    さらに終盤の黄旗についても振り返った。

    「最後のセクターではシングルイエローが出ていたから100メートルほどリフトして、大きくタイムを失った。それでもあのタイムが出た。正直、自分でも理由は分からない」

    「チームと一緒にどこであれだけ速さが出たのか分析することになるだろう。でもマシンの感触は本当に素晴らしかった」

    今回の予選では黄旗対応を巡って議論が起きたものの、FIAはラッセルがシングルイエローの規定を適切に守っていたと判断した。ラッセル自身も「すべて正しく対処した」と繰り返し、自身のポールラップに一切の問題はなかったとの認識を示している。

  • 中村仁 FIA F3初表彰台「本当にうれしい」終盤の勝負で3位獲得

    中村仁 FIA F3初表彰台「本当にうれしい」終盤の勝負で3位獲得

    中村仁(ハイテック)が、FIA F3第4戦オーストリア・シュピールベルクのスプリントレースで3位に入り、自身初となるFIA F3表彰台を獲得した。

    レース後の記者会見では、初表彰台の喜びとともに、終盤にペドロ・クレロとの激しい攻防を振り返り、「とても幸せ」と率直な心境を語った。

    「初表彰台は本当にうれしい」
    レースを3位で終えた中村は、FIA F3初表彰台について次のように喜びを語った。

    「ありがとうございます。本当にうれしいです。すごくうれしいと言うべきではないのかもしれませんが、3位という結果でも本当に満足しています。FIA F3で初めての表彰台なので、とても特別な気持ちです」

    終始プレッシャーを受け続けたレース
    レース終盤には、最終的に2位となったペドロ・クレロとの激しいバトルが展開された。中村は、レースを通じて守り続ける展開だったことを明かしている。

    「ペドロはレース序盤から本当に速かったです。僕は序盤に少しペース不足があって、ずっと彼を抑え続けるレースになりました。正直、とてもプレッシャーを感じていました」

    一方で、最終ラップには前を走るジェームズ・ウォートンがDRSを失ったことが、自身にとっても大きな助けになったという。

    「最後のラップでは、ウォートンがたしか最終コーナー(ターン10)からDRSを使えなくなっていました。本当に運も味方してくれました」

    中村仁 FIA フォーミュラ3選手権

    「表彰台のために迷いはなかった」
    最終ラップではクレロがウォートンをオーバーテイクし、その直後に中村もアウト側からウォートンを攻略。表彰台獲得につながる決定的な場面となった。

    中村は、このオーバーテイクについて次のように振り返った。

    「正直、あの場面では行くしかありませんでした。表彰台を獲得したかったので、迷いはありませんでした。結果的にいいオーバーテイクになったと思います」

    今回の3位入賞は、中村にとってFIA F3参戦後初の表彰台。終始プレッシャーのかかるレースを耐え抜き、最後は果敢な勝負でポジションを守り切ったことで、大きな自信につながる結果となった。

  • 小椋藍 MotoGP初スプリント優勝へ課題明確「最初の数周を改善すれば勝てる」

    小椋藍 MotoGP初スプリント優勝へ課題明確「最初の数周を改善すれば勝てる」

    トラックハウス・アプリリアの小椋藍は、2026年MotoGP第10戦オランダGPスプリントで2位表彰台を獲得した。しかし、初のスプリント優勝を逃した要因はスタート直後の数コーナーにあったと振り返り、決勝に向けて改善点を明確にした。

    小椋は元Moto2優勝経験者で現在はSky Italiaの解説者を務めるマッティア・パシーニからアドバイスを受け、自身の走りを見直したことも明かしている。

    勝敗を分けたオープニングラップ
    2番グリッドからスタートした小椋は、1コーナーでポールシッターのホルヘ・マルティンを抑えてトップに浮上。しかし、5コーナー立ち上がりでマルティンに逆転を許すと、一時は3番手まで後退した。

    その後は終盤にファビオ・ディ・ジャンアントニオを攻略して2位を奪還し、チームメイトのラウル・フェルナンデスに続くワンツーフィニッシュを達成した。

    レース後、小椋は勝利を逃した最大の要因について次のように語った。

    「最初のラップです」

    「Sky TVでパシーニが『5コーナーのラインが良くなかった』と教えてくれました。間違っていたというより、後ろのライダーにスペースを与えすぎてしまいました。そういうことを教えてもらえて良かったです」

    「決勝では最初の2〜3周を改善できると思います」

    終盤のオーバーテイクには自己評価厳しく
    終盤、小椋は最終シケインでディ・ジャンアントニオをオーバーテイクして2位を奪った。

    しかし、このパッシングについて本人は満足していない。

    「いいオーバーテイクでしたか? いや、違います。僕が好きなタイプのオーバーテイクではありません。でも2人とも表彰台だったので、それで良かったです」

    「16コーナー、最後のシケインへ入る前には、もう少しディ・ジャに接近しているつもりでした」

    「追い抜くための準備はあまり良くありませんでした。でも、仕掛けるべきタイミングだったので行きました」

    「運が良かったのは相手がディ・ジャだったことです。別のライダーだったら、おそらく何か起きていたでしょう」

    小椋藍 MotoGP

    勝利への手応えは十分
    ブルノでのスプリントと比較し、今回のアッセンでも優勝まであと一歩だったかと問われた小椋は、状況は非常によく似ていたと説明した。

    「すごく似ています」

    「もう少し積極的になれれば……いや、積極的になる必要はありませんが、最初の2〜3周で重要なポジションを失わなければ、優勝できる大きなチャンスがあります」

    「ブルノでもポジションを落としましたし、今回もポジションを落としました。だから2位だったんです」

    今回のスプリントでは優勝こそ逃したものの、小椋は敗因を具体的に把握しており、改善点も明確にしている。スタート直後の数周を課題に挙げた日本人ライダーは、その修正ができればMotoGP初のスプリント優勝に十分手が届くとの手応えを示した。

  • F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1第8戦オーストリアGP予選で劇的な逆転ポールポジションを獲得した。

    Q3終盤にマックス・フェルスタッペンがクラッシュする波乱のなか、ラッセルは黄旗区間をクリアしてトップタイムを記録。シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンを抑え、今季2回目のポールを手にした。

    予選はQ1から激しいタイム争いが展開され、キミ・アントネッリがトップタイムをマーク。一方でウィリアムズとアストンマーティンは2台揃ってQ1敗退を喫する厳しい結果となった。

    Q2ではフェラーリ勢が順調にQ3進出を決める一方、ピエール・ガスリーは突破までわずか0.04秒届かず11番手で敗退。マクラーレン勢やレーシングブルズ勢もトップ10入りを果たし、ポール争いはメルセデス、フェラーリ、レッドブルを中心とした接戦となった。

    Q3ではアントネッリが最初のアタックで暫定ポールに立ったが、最後のアタックでフェルスタッペンがターン9でクラッシュ。黄旗が提示されるなか、ラッセルが見事にラップをまとめて逆転ポールを獲得した。フェルスタッペンは5番手に終わり、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドがトップ10に続いた。

    フジテレビ Fチャンネルは、Q1からQ3までの見どころを収めたオーストリアGP予選のハイライト動画を公開している。

  • アイザック・ハジャー FIAから警告処分 F1オーストリアGP予選で低速走行違反

    アイザック・ハジャー FIAから警告処分 F1オーストリアGP予選で低速走行違反

    レッドブルのアイザック・ハジャーは、2026年F1第8戦オーストリアGP予選後、FIAスチュワードから「不必要に低速で走行した」と判断され、警告(Warning)処分を受けた。

    ハジャーは予選Q1を8番手で突破し、その後のQ3ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンのクラッシュやジョージ・ラッセルのポールポジション獲得など波乱の展開となったが、自身もQ1での走行について審議対象となっていた。

    FIA「不必要に低速で走行」と判断
    FIAスチュワードはハジャー本人とチーム代表から事情を聴取し、ポジショニングシステムやマーシャリングシステムのデータ、タイミングデータ、車載映像を確認した結果、警告処分を科した。

    スチュワードの裁定書には次のように記されている。

    「スチュワードは6号車(アイザック・ハジャー)のドライバー、チーム代表から事情を聴取し、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、タイミングデータ、および車載映像を確認した」

    「スチュワードは、当該ラップ中に他車を追い越すことも追い越されることもなく、それにもかかわらず不必要に低速で走行したと判断した」

    この裁定により、ハジャーには警告が科されたものの、グリッド降格などの追加ペナルティは科されなかった。

    ブレーキングへの不満を訴える
    ハジャーはレッドブル・リンクで苦戦が続いており、特にコース最終ストレート先のターン3でRB22のブレーキング性能に不満を抱えていることを明かした。

    予選後には次のように語った。

    「とにかく思い切りブレーキを踏めない」

    「僕はレイトブレーキングで強く踏み込むタイプだけど、今週末はそれがまったくできない。そのせいでコーナー全体が妥協を強いられる。ブレーキを踏めないし、何もできない」

    また、ターン3での苦戦はレッドブルだけの問題ではないと説明した。

    「特別なことではない」

    「このコースの特性と、昨年よりダウンフォースが大幅に減った今のマシンではこういうことが起きる。苦戦しているのは僕たちだけではない。昨日はランド・ノリスもあのコーナーでスピンしていたし、それだけリアを安定させながら止めるのが難しいということだ」

    今回の警告はレース結果やスターティンググリッドには影響しないが、ハジャーにとっては厳しい週末を象徴する一件となった。ブレーキングに苦しむRB22で決勝にどこまで巻き返せるかが注目される。

  • メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選で、ジョージ・ラッセルが黄旗区間を通過しながらポールポジションを獲得した場面について、新たなメルセデスのチーム無線が公開された。

    Q3終盤、マックス・フェルスタッペンがターン9でクラッシュした直後、キミ・アントネッリはアタックを中止した一方で、ラッセルはタイムを更新して逆転ポールを獲得。この判断を巡り、アントネッリはレースエンジニアのピーター・“ボノ”・ボニントンに無線で疑問を投げかけていた。

    アントネッリ「ダブルイエローだったはず」
    予選Q3ではフェラーリ勢やフェルスタッペン、メルセデス勢が入り乱れる激しいポール争いが展開されていた。

    ルイス・ハミルトンが暫定ポールを記録した直後、シャルル・ルクレールがさらに上回り、その後フェルスタッペン、アントネッリ、ラッセルが最終アタックへ入った。

    しかしフェルスタッペンはターン9でRB22のリヤを失いクラッシュ。これにより黄旗が提示され、アントネッリはアタックを中止して4番手にとどまった。一方、ラッセルは1分06秒113を記録し、ルクレールを約0.2秒上回ってポールポジションを獲得した。

    セッション後、アントネッリは無線で状況を確認した。

    「ジョージはどうしてタイムを更新できたんだ?」

    これに対し、ボニントンは次のように説明した。

    「黄旗区間ではリフトしたようだ」

    しかしアントネッリは納得せず、

    「でもダブルイエローだったよ」

    と返答。ボニントンも、

    「そこは確認する必要がある」

    と答えており、メルセデス陣営内でも状況を把握しきれていなかったことが明らかになった。

    さらにフェルスタッペンのクラッシュ直後には、ボニントンから

    「イエロー、イエロー」

    との無線が飛び、アントネッリは悔しさをあらわにした。

    「くそっ! あのラップだったんだ! あのラップだったんだよ!」

    ラッセル「大きくアクセルを戻した」
    一方、ラッセルもチェッカー後の無線で、自身が黄旗区間で減速していたことを強調した。

    「そのコーナー進入ではアクセルを戻した。かなりタイムを失ったけど、ちゃんとリフトした」

    「進入で大きくアクセルを戻したから、コンマ1秒以上は失った」

    予選後、このラップはFIAスチュワードによる審議対象となったが、映像やマーシャリングシステムの確認の結果、ラッセルが通過した時点ではシングルイエローが提示されていたと判断。減速義務を満たしていたことからポールポジションは正式に認められた。

    一方のアントネッリは、自身にはダブルイエローが表示されていたとの認識を示し、フェルスタッペンの事故では全車がアタックを中止すべき状況だったとの考えを示している。

    今回公開された追加のチーム無線によって、ラッセルが黄旗下で減速したと認識していた一方、アントネッリはダブルイエローが提示されたと受け止めていたことが明らかになり、予選終盤の混乱ぶりが改めて浮き彫りとなった。FIAは最終的にシングルイエロー区間で適切に減速したと判断し、ラッセルのポールポジションを正式に確定させている。

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