カテゴリー: MotoGP

  • 【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGPファンにとってこれ以上望めないほどの劇的な展開となったシーズン最終戦。そのなかでMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは終始、安定した走りを見せて5位を獲得。一方、午前中に行われたウォームアップ・セッションで転倒もあったチームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、なかなかペースが上がらず12位となった。

    バレンティーノ・ロッシはグリッド7番手からスタートして、1周目はそのポジションをキープ。

    続いてジャック・ミラー(ホンダ)とバトルとなり8番手に後退したが、7ラップ目にこれを抜き返して再び7番手へ。しばらく淡々とペースを守って走行したあと、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)に仕掛けてパス、次にアレックス・リンス(スズキ)に先行を許すなどバトルを再開。この頃、前方では転倒が発生して大きく順位が入れ替わっており、バレンティーノ・ロッシもこの影響を受けて5番手へと浮上した。このあとも前車との差を詰めていくことはできなかったが、最後までこのポジションを守り切ってチェッカー。トップから13.817秒差で5位を獲得した。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、午前中に行われたウォームアップ・セッションのなかでマシンの最終調整を行ったものの、小さな転倒もあり、十分な成果を得られないまま決勝をスタート。グリッド13番手からオープニングラップでひとつ上げたあと、ペースアップに苦しみ15番手へ後退した。しかしこのあとダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をとらえて自信を取り戻し、さらに2ラップ連続で自己ベストを更新するなど1分32秒前半に上げるとブラッドリー・スミス(KTM)をパス。これで一旦は10番手までポジションを上げたが、そのあと再びふたつ下げて12位でゴールした。トップとの差は35.012秒だった。

    この結果、シリーズポイントではバレンティーノ・ロッシが合計208ポイントに伸ばしてランキング5位。マーベリック・ビニャーレスはYZR-M1デビューイヤーに合計230ポイントを挙げ、トップから68ポイント差でランキング3位を獲得した。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングでトップに36ポイント差の2位、Movistar Yamaha MotoGPはチーム・ランキングでトップに70ポイント差の2位となった。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコがシーズン最終戦で熾烈な優勝争いを展開。僅差で2位となった。絶好のスタートから終始ハイペースをキープし、終盤はD・ペドロサ(ホンダ)との一騎打ち。わずかに届かず0.337秒差の2位でチェッカーを受けた。

    一方のマイケル・ファン・デル・マークはMotoGP2戦目も最後まで順調に走り切った。グリッド9列目から16番手まで上がったあと、小さなミスの間にひとつ下げて17位でゴールラインを通過した。

    これで2017シーズンは終了したが、11月14日火曜日には再びリカルド・トルモ・サーキットへ戻って2日間の公式テストに臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「もちろんもっといい成績が欲しかったけれど、一方で、予想していた通りのレースになったように思います。ウイーク中ずっと思うようにペースが上がっていなかったので、厳しい展開は始めからわかっていたことです。このあとは、オフシーズン中のマシンテストが非常に重要になります。前との差を縮め、セッティングを向上させ、来シーズンに向けてしっかり準備をしていきます」

    マーベリック・ビニャーレス (12位)
    「ウォームアップ・セッションは好調だったのですが、おそらくプッシュが激しすぎたのでしょう。でもフィーリングがとても良かったので、そのことがとても重要だと感じていました。このあとのテストのなかで、またこの好感触を取り戻せるようにがんばっていきたいと思います。決勝では状況がまったく異なっていて、今までにないようなフィーリングだったのでペースを抑えてしまうことになりました。いろいろなセッティングを試してみた結果でしたが、これからまた調整を行って感覚を取り戻していけば、良い方向性を見つけ出せると確信しています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「わたしたちにとっては非常に厳しい展開になってしまいました。でもMotoGPファンにとっては、依然としてエキサイティングなレースであったに違いありません。バレンティーノはこの苦しみのなかでも、ひとつもミスをせずに走り切りました。そしてクラッシュやコースアウトの影響もあって5位まで上がることができたのです。ただ、わずか2ポイント差でランキング4位を逃したことは本当に残念でした。マーベリックは午前中のウォームアップ・セッションのなかで転倒してしまったため、短い時間でそのあとの準備を整えなければなりませんでした。それでも、ウォームアップではかなり好感触をつかんでいたのです。ところが決勝になるとまったく違う展開になってしまい、期待したような成績を残すことができませんでした。このように非常に厳しい状況のなかでも、チームが一丸となって全力でプッシュし続けた結果としてチームおよびコンストラクターのランキング2位を獲得。そしてマーベリックはヤマハ1年目にしてランキング3位と本当によく頑張ってくれました。しかしながら、わたしたちはやはり、もっと違う形でシーズンを終えたいと考えていたのです。全力を尽くしたけれども、目標には手が届きませんでした。火曜日には早くも2018シーズンが始まります。新しいパーツやシステム、新しいアイディアを試すための絶好のチャンスなので、そのなかで、新たなシーズンに向けて確かな方向性を見いださなければなりません」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ(2位)
    「優勝を狙えるだけのポテンシャルがあったと思います。昨日も話しましたが、勝つために必要な要素がすべて備わっていたのです。マルケスが近づいてきたときも私自身は非常に落ち着いていましたが、彼にアドバンテージを握られたくないと考えましたし、逃げ切られないようにしなければならないと思いました。優勝を目指していたので何とか抜き返したかったのです。これができたことが、むしろ私には重要でした。1位か2位かで今日の私のレースの質が変わるわけではないと思っています。この時間をエンジョイし、またダニを祝福したいと思います。最終ラップで彼はとても巧みに私を抜いていきました。私はうまくコーナーに進入できなくなって大きく差をつけられてしまったのです。そのあともう一度、仕掛けたかったのですが、あやうく転倒しそうになってしまいした。この2位は、最終戦を締めくくるのに最高の結果だと思っています」

    マイケル・ファン・デル・マーク (17位)
    「とても厳しいウイークでしたが、今日はレースをエンジョイすることができました。絶好のスタートが切れたので、そこでまずいくつかポジションアップ。そしてMotoGPのコース上で何度かバトルを展開することもできました。グランプリは本当に楽しく、わくわくできる場所。MotoGPマシンに乗ることはいつでも私の夢でしたが、このような素晴らしいチームから2回のレースに出させていただけたことはとても特別なことで、このようなチャンスを与えてくれたエルベ(ポンシャラル)に心から感謝しています。もしもまた呼んでもらえるなら本当に光栄です。マシンに慣れるには時間が必要でした。でも2回のレースを完走し、存分にエンジョイすることができました」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「最高の最終戦になりました。ドビツィオーゾとマルケスにはたくさんの戦術、戦略があったと思いますが、ヨハンはこのことを理解した上で、レースをリードし、逃げ切りを図りました。彼は、失うものが大きいライバルたちよりも、より多くのリスクを賭けようとしていたのです。序盤から素晴らしい走りを見せ、残り1ラップまでトップをキープしました。しかしダニが最後の10ラップで非常に強く、まさに絶好の場所、つまり最終ラップの第1コーナーで仕掛けてきました。もちろん、優勝できたとしたら、それは夢のようにうれしいことですし、当然、誰もが望むことです。しかしこの経験が、必ず彼を強くしてくれるでしょう。とくにここ4戦、4連続フロントローと2位表彰台を獲得できたことを私も本当にうれしく思っています。さらには、ファクトリー・ヤマハにも貴重なフィードバックができたとすれば光栄なことです。いずれにしてもザルコは明らかな強さを見せ、成績を残しているのです。シーズンを通しての大きな成長を祝福し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとランキング6位とトップ・サテライトの栄誉を与えてくれたことに感謝します。さらに加えて、トップ走行周回数でヨハンは、マルケスに続く2位も獲得しているのです。もう一方、マイケルが今日も素晴らしい仕事をしてくれました。前回のセパンからまた大きく前進。天候に恵まれたことも助けになってくれたのだと思います。経験豊富なMotoGPライダーたちと競り合うなどベストを尽くし、そのなかで大きく成長してくれたことをうれしく思います。この時期になっていきなりジョナスの代役を務めることが決して簡単ではないことは、わたしたちがよく知っていますが、そのなかで彼は非常に聡明であり、貴重なチャンスを十分に生かしてくれました。彼の貢献に心から感謝し、ヤマハとのコラボレーションのなかで、もしも可能ならば、またチャンスをあげられるように精一杯、努力したいと思っています。ジョナスがこのレースを見て、復帰に向けて奮起してくれることを期待します。もちろんわたしたちには彼が必要です。できるだけ早く、ナンバー94が帰って来ることを願っています。チーム全員の努力に感謝。本当に素晴らしいシーズンでした。最後になりましたが、Monster Yamaha Tech3 Teamに多大な貢献をしてくれたウィル・ムーディに感謝とお別れを。新たな旅立ちに幸運を祈ります」

  • 【MotoGP】 スズキ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP 最終戦 バレンシアGP決勝は、チームスズキエクスターのMotoGPルーキー、アレックス・リンスが輝かしい活躍を見せ、4位フィニッシュ。チームメイトのアンドレア・イアンノーネも僅か後方の6位でフィニッシュし、2017年シーズンをポジティブなリザルトで締めくくった。

    朝のウォームアップではリンス、イアンノーネ共にマシンセットアップがうまく決まり、どちらも好ペースでラップを重ね、リンス2番手、イアンノーネ3番手でセッションを終了。

    決勝ではリンスがスタートでミスをするも、ポジションダウンを最小限に抑え、オープニングラップを13番手で通過。しかしその後、猛追撃を見せ、トップグループとほぼ同タイムを刻みながら次々とポジションアップを図り、24周目には6番手になり、最終的に4位でチェッカーを受け、今シーズンのベストリザルトを記録した。一方、フロントローからスタートしたイアンノーネは、好スタートを決めて序盤の数周をトップグループで走行するも、フロントに問題を抱えてペースをキープできず、徐々にペースダウン。しかしその後も我慢の走りで、トップから14秒差の6位完走で2017年最後のレースを締めくくった。

    ワールドチャンピオンシップスタンディングでは、イアンノーネが70ポイントで13位、リンスが59ポイントで16位、そしてチームスタンディングでは、チームスズキエクスターは総合6位で終了。

    “MotoGPクラスチャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手、ランキング2位のアンドレア・ドビツィオーゾ選手、3位のマーベリック・ビニャーレス選手、さらにMoto2クラスチャンピオンのフランコ・モルビデッリ選手、Moto3クラスチャンピオンのホアン・ミール選手にチームスズキエクスタースタッフ一同より、祝福の言葉を贈ります”

    アレックス・リンス (決勝4位)
    「今週末は全てにおいて良い週末だったね。セッション毎にマシンも自分も進歩することができたし、そのお陰で予選ではQ2にもダイレクトに進むことができた。予選ではもっと上位を目指していたけど、その部分さえ除けば、すべてが上手くいったと思っているよ。今朝のウォームアップを安定したペースで走行することができたから、決勝も自信を持って挑んだんだけど、スタートでちょっとミスしてしまい、ポジションを落としてしまった。それをリカバーするために、とにかく1周目から全開で攻めて、最終的に4位で終わることができた。このような形でシーズンを締めくくることができたのは、来シーズンに向けてもとても大事なことだし、火曜日からのテストが楽しみでならないよ。」

    アンドレア・イアンノーネ (決勝6位)
    「順位はともかく、トップから14秒差でフィニッシュすることができたことはポジティブだったと言っていいだろうね。序盤はトップグループにいることができたのに、ブレーキングが思うようにいかなくて、ポジションダウンしてしまったのが残念だよ。MotoGPクラスではブレーキングが大きな鍵になるから、そこをうまく生かせないとタイムダウンしてしまう。今日はそれが原因でトップフィニッシュは叶わなかったけど、ここ数戦の進歩を考えると、新しいシーズンが本当に楽しみだよ。まずは最初のテストをきっちり行って、来シーズンに向けて準備をしていかないとね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「最終的には、シーズンの締めくくりとして、良いレースができたと思います。今週末、我々は非常にコンペティティブで、予選、ウォームアップと良いペースで走行できていたので、正直、決勝はもう少し良いペースを期待していたのですが、トップとは少し差がついてしまい、好結果は叶いませんでした。しかし、ライダーの成長も見られましたし、我々のマシンの成長も見られたので、まずまずの締めくくりのレースができたのではないかと思っています。明日からは新しいシーズンのスタートとなり、来シーズンに向けて沢山のテストパーツを用意していますので、今からどのようにマシンを進化させていくかということを楽しみにしています。1年間応援ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今シーズンは色々と苦労も多かったので、最終戦をこのような結果で締めくくることができたことは喜ぶべきことでしょう。シーズン最後の5-6戦はパフォーマンスも安定し、特に日本GP以降は、我々が持つ、本来のチーム力を発揮することができたと思っています。この進歩はもちろん来シーズンへの期待に繋がりますし、我々のモチベーションをさらに高めてくれるでしょう。この苦しいシーズンを共に戦い、支えてくれたチームスタッフ、エンジニア、そして我々のチームをサポートしてくださった全ての皆様に心から感謝します。苦しい時を皆で乗り越えたことで、我々のチームはさらに強くなったと思いますし、来シーズンに向けて、また新たなチャレンジを続けていきます。」

  • 【MotoGP】 ドヴィツィオーゾ 「ロレンソに妨げられたわけではない」

    【MotoGP】 ドヴィツィオーゾ 「ロレンソに妨げられたわけではない」

    MotoGPのタイトル争いに敗れたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、最終戦バレンシアGPでドゥカティのチームメイトであるホルヘ・ロレンソに妨げられたとは感じていないと語った。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは、タイトルを獲得の可能性を残すためには最低でも勝利が必要だった。しかし、残り5周の時点でチームメイトのホルヘ・ロレンソとともに転倒してリタイアに終わった。

    二人はレースの大部分にわたって4番手と5番手を走行しており、ホルヘ・ロレンソがアンドレア・ドヴィツィオーゾを抑えているように思われた。

    ドゥカティは、ホルヘ・ロレンソにコード化された“Suggested Mapping 8”という指示を出した後、ピットボードに“-1”と下向きの矢印を出して、異例ともいえるチームオーダーを発令した。しかし、ホルヘ・ロレンソは順位を譲ることなく、最終的に両者はリタイアすることになった。

    だが、アンドレア・ドヴィツィオーゾは、レース中にホルヘ・ロレンソがリードしていたことに満足しているといい、たとえ前に出してもらったとしても、上位勢を捕える速さはなかったと述べた。

    「僕たちは最後までトライしていたので満足している。残り10周までオープンだった」とアンドレア・ドヴィツィオーゾは BT Sport にコメント。

    「僕たちは週末にわたって改善していたけど、十分に速くなかった。1周目から本当に限界で走っていた」

    「最初はホルヘをオーバーテイクしたかったけど、いくつかのコーナーでは僕の方が遅かったし、彼は良いペースを生み出していた」

    「彼についていけたのは良いことだったし、彼についていくことができたけど、僕たちはレース全体で限界を超えていた。二人ともミスを犯してしまった」

    「僕たちはチャンピオンシップについて満足しなければならない」

    ダニ・ペドロサ、ヨハン・ザルコに次ぐ3位表彰台でフィニッシュしてタイトルを獲得したマルク・マルケスは24周目のターン1で転倒しかけてグラベルに飛び出している。

    マルク・マルケスが自分の前でクラッシュしかけたときにはどう思ったかと質問されたアンドレア・ドヴィツィオーゾは「それについては驚くことではないよ! それがマルクのスタンダードだ」とコメント。

    「でも、僕には自分の前にいるライダーを本気でアタックするスピードがなかった。見えたときは“OK!”と思ったけど、僕は完全に終わっていた」

    「あれが見えたときにはさらに頑張ろうとしたけど、その時点までにすでに100%でプッシュしていた」

  • 【MotoGP】 マルク・マルケスが2017年のチャンピオンを獲得!

    【MotoGP】 マルク・マルケスが2017年のチャンピオンを獲得!

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝が12日(日)にスペインのサーキット・リカルド・トルモで行われ、ダニ・ペドロサ(ホンダ)が優勝。3位でフィニッシュしたマルク・マルケス(ホンダ)がMotoGPクラスで2戦連続4度目、通算6度目のチャンピオンを獲得した。

    最終戦を前に、マルク・マルケスは282点を獲得。総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾは261点。その差は21点。

    ドヴィツィオーゾが優勝した場合でも、マルケスは11位以上でフィニッシュできれば、チャンピオン獲得。ドヴィツィオーゾが2位以下の場合は無条件でマルケスのチャンピオンが決まる状況で決勝を迎えた。

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝が12日(日)にスペインのサーキット・リカルド・トルモで行われ、ダニ・パドロサ(ホンダ)が優勝。3位でフィニッシュしたマルク・マルケス(ホンダ)がMotoGPクラスで2戦連続4度目、通算6度目のチャンピオンを獲得した。

    最終戦を前に、マルク・マルケスは282点を獲得。総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾは261点。その差は21点。ドヴィツィオーゾが優勝した場合でも、マルケスは11位以上でフィニッシュできれば、チャンピオン獲得。ドヴィツィオーゾが2位以下の場合は無条件でマルケスのチャンピオンが決まる状況で決勝を迎えた。

    気温25度、路面温度27度のドライコンディションでレースをスタート。ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートしたマルク・マルケス。2番手にはチームメイトのダニ・ペドロサがあがり、ホンダが1-2体制で1周目を終える。

    だが、2周目にはヨハン・ザルコ(テック3)が2番手に浮上、3周目には確実にチャンピオンを狙うマルク・マルケスが後方からのプレシャーを交わす形でザルコに首位の座を譲る。4番手にはホルヘ・ロレンソ、5番手にはタイトルへの望みをつなぐアンドレア・ドヴィツィオーゾが浮上した。マルケスにとっては3番手にペドロサがいるのは安心な展開。

    その後、レースはしばらくこう着状態。ドヴィツィオーゾはチームメイトのロレンソの前になかなか出ることができない。そして、残り11周、ドゥカティが異例のチームオーダーを発令。ロレンソに1つ順位を下げる指示が出し続けるが、ロレンソは応じない。ドヴィツィオーゾが十分に差を縮められないようにもみえる。

    残り8周。マルク・マルケスはヨハン・ザルコに仕掛けて前に出るが、1コーナーでコースオフ。あわや転倒という状況だったが、抜群のマシンコントロールでバイクを保ち、5番手でコーフに復帰する。

    残り6周。ホルヘ・ロレンソが2コーナーで転倒。ドゥカティに移籍した今年、初めて最高峰クラスで優勝することなくシーズンを終えた。そして、同じ周になんとアンドレア・ドヴィツィオーゾもまさかのコースアウト。グラベルにはまったことでレースを諦めてピットに戻った。ドゥカティのクルーも温かくドヴィツォーゾを迎え入れた。

    これでマルク・マルケスはリタイアしてもチャンピオンが確定する状況となった。

    レースは、ヨハン・ザルコとダニ・ペドロサが激しいトップバトルを開始する。そして、最終ラップでペドロサが前に出てトップでチェッカー。第4戦スペイン以来となる今季2勝目を挙げた。2位にはヨハン・ザルコ。惜しくもルーキーイヤーでの勝利は叶わなかった。

    3位表彰台を獲得したのはマルク・マルケス。37ポイント差をつけて2017年のチャンピオンを獲得。MotoGPクラスで2戦連続4度目、通算6度目のチャンピオンを獲得した。

    ホンダは、2017年にドライバーズタイトルとマニュファクチャラーズタイトルの両チャンピオンを制した。

    2017 MotoGP 最終戦 バレンシアGP 決勝 結果

    Po. Num. Rider Team
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    4 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    7 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    8 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ
    9 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム
    10 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    11 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    12 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    13 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング
    14 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム
    15 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    16 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    17 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
      4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
      99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
      22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム
      45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング
      41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
  • 【MotoGP】 ホンダ:バレンシアGP マルク・マルケスが今季8度目のPP獲得

    【MotoGP】 ホンダ:バレンシアGP マルク・マルケスが今季8度目のPP獲得

    快晴に恵まれたMotoGP バレンシアGPの予選は、初日のフリー走行で6番手ながらセットアップを入念に行ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2日目のFP3でトップに浮上すると、FP4、そして予選を完ぺきに制し、今季8度目のポールポジション(PP)を獲得した。

    予選では、最初のアタックでただ一人1分29秒台に入れて2番手以下を圧倒、2度目のアタックでさらにタイムを短縮する予定だったが、4コーナーで痛恨の転倒を喫しタイムを更新できなかった。

    しかし、最初のアタックでマークした1分29秒897は、2番手のヨハン・ザルコ(ヤマハ)に0.349秒のリードを築くすばらしい走りだった。

    総合2位でタイトルを争うアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は9番手。そのドヴィツィオーゾに21点差をつけてタイトル王手のマルク・マルケスは、2年連続4度目のタイトル獲得に向けて、絶好のグリッドから決勝に挑む。

    バレンシアGP4度目の優勝を狙うチームメートのダニ・ペドロサは、初日2番手からフリー走行で9番手へとポジションを落としたが、予選では5番手へと再びポジションを上げた。バレンシアは、ペドロサが得意とするサーキットの一つ。地元ファンの声援の中で、125cc 、250ccを含めて、通算7勝目を目指しす。

    初日7番手と好調なスタートを切ったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2日目のフリー走行でも7番手をキープしてダイレクトにQ2進出を果たした。しかし、予選では痛恨の転倒を喫し、12番グリッドから決勝に挑む。

    チームメートのティト・ラバトは、フリー走行で17番手。Q1からQ2進出に挑んだが、転倒を喫し14番グリッドが確定。カル・クラッチロー(LCR Honda)は、フリー走行で12番手。ラバト同様Q1からQ2進出を目指したが、転倒を喫し16番グリッドから追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「このサーキットではスタートがとても重要になるので、フロントロー獲得という目標を実現でき、本当にうれしいです。予選で転倒したときは、ほんの数分でしたが少しだけフラストレーションを感じました。実際のところ、最初の走行のときに4コーナーでのフロントの感触があまりよくなかったので、サンティ(エルナンデス)に2度目の走行に出る前にそう伝えました。そのときに、彼から気をつけるように言われましたが、速く走るためにはプッシュし続けなくてはならず、結果的に転倒しました。木曜日に言ったとおり、“マルケス・スタイル”はウォームアップまでは健在です。いつも通りのやり方で作業して、プラクティスの間はハードにプッシュします。一番大切なことは、週末の間に十分に作業して、ユーズドタイヤでのいいペースを得ることです。レースでは、スイッチを切り替えなければなりません。ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の位置を把握して、ベストを尽くし、どこでフィニッシュするかを見極めなくてはなりません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
    「この週末は多くの作業をしてきました。しかし、明日の決勝は気温が変わる可能性もあるので、最終的なタイヤ選択はこれからになります。予選では、残念なことに完ぺきなラップをこなすことができませんでした。アタックしているときに何度かトラフィックに引っかかり、思い通りにはいきませんでした。それでも明日は5番手からのスタートになるので、いいスタートを切って、序盤から先頭グループに加わり、キープしたいと思います。マルク、ロレンソ、そしてそのほか、ペースがいい一部のライダーたちがいるので、レースでは選択したタイヤのことを考えながら、互いの戦略を見極めていくつもりです。そしてなによりも、今シーズン最後のレースをすばらしいリザルトで終えたいので100%の力を出したいと思います」

    ジャック・ミラー(MotoGP 12番手)
    「3回の転倒がありましたが、ケガもなく、12番グリッドを獲得しました。またFP3では9番手につけたことも弾みとなっています。この週末はレースペースに関してはポジティブだと思います。予選では最初に履いたタイヤを使い続けて1分31秒190をマークしました。そのときの感触がよくて、2度目の走行では決勝でのバトルを想定して出ましたが、最終コーナーのシフトダウンでミスをしてラインを外し、転倒してしまいました。残念な終わりでしたが、決勝に向けて自信を感じています。先頭集団に加わり、引き離したいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 14番手)
    「今日はFP4でユーズドタイヤを履きながら4番手を走行するなど、本当に楽しめました。レースに向けていい状態です。予選では、最後に小さな転倒をしましたが、それまで単独走行でした。このサーキットは本当に気持ちがよく、やるべきことは、いいスタートが切れるように集中することだけです。明日、シーズン最高のリザルトを獲得できるポテンシャルが僕にはあると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 16番手)
    「このグリッドから好スタートを切るのは難しいと思います。当初はもっとうまくいくと思っていましたが、Q2に直接進めなかった時点で厳しくなると感じていました。タイムを出しにいこうとしたところで、転倒しました。バレンシアでは典型的なタイヤの右側での転倒です。ロングランでは、6番手から7番手くらいのペースがあると思うのですが、スタートからそこまで抜けていくのはたいへんなことです。明日はウォームアップで試さなくてはいけないことがあるので、明日できることを確認したうえで、いいスタートを切ってオープニングラップに全力を尽くしたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:バレンシアGP バレンティーノ・ロッシが7番手で3列目

    【MotoGP】 ヤマハ:バレンシアGP バレンティーノ・ロッシが7番手で3列目

    好天に恵まれたリカルド・トルモ・サーキットで今季最後のQ2セッションが行われ、バレンティーノ・ロッシが7位を獲得。チームメイトのM・マーベリック・ビニャーレスはQ1に出場し、Q2進出を目指したがわずかに届かず、決勝は13番手からのスタートとなった。

    Q2に進出したバレンティーノ・ロッシは、センション開始と同時にコースインしたが、クリアラップがとれず我慢の走りを強いられた。前方が開けるのを待ってからペースを上げて10番手とした後、3度目のアタックでさらにタイムを短縮したもののポジションアップはならなかった。

    ここでピットに戻り、残り5分となったところでコースに復帰。この時点で11番手に後退していたが、最初のアタックで8番手とすると、さらに次のアタックで1分30秒848をマーク。ポジションを一つ上げ、シーズン最後のレースを7番手・3列目からスタートする。

    一方のQ1に臨んだマーベリック・ビニャーレスは、クリアラップを確保するため少し待ってからスタートし、ミディアムタイヤを履いて3番手につけた。全体のペースが上がってくると後退したが、2回目で6番手に挽回した。この勢いでさらにアタックを続けたが、第1コーナーではらみタイムアップはならなかった。このあとリアタイヤをソフトコンパウンドに交換し、残り6分になったところで1分31秒030を記録して2番手としたが、終盤で3番手に後退。最終ラップに全力をかけるも更新はならず、トップに0.137秒差で3番手となり、決勝は13番グリッドからのスタートとなった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコがQ2に進出し、4戦連続でフロントローを獲得した。FP3で2番手を獲得したヨハン・ザルコは、Q2でも自己ベストを更新して2番手を獲得。シーズン最終戦を今季6回目となるフロントローからスタートし、表彰台を目指す。

    一方のマイケル・ファン・デル・マークもセッションごとに着実に進化を続けており、決勝は25番手グリッド・9列目となった。明日の決勝ではポイント圏内でのフィニッシュが目標となる。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選7番手/1分30秒848)
    「直接Q2に進むことができたのは良かったと思います。予選ではいい走りができていたので2列目を狙いましたが、最終コーナーでミスしてタイムロスをしてしまいました。でも昨日までのことを考えれば7番手は決して悪くないと思っています。ペースがあまり良くないので、決勝はハードな戦いになると思いますが、もう少し時間があるので改善を目指します」

    マーベリック・ビニャーレス (予選13番手/1分31秒030)
    「ウイークのなかでマシンを改良していくのはとても難しいことです。だから今回も特別なことはしていませんが、厳しい状況であると認めざるを得ないでしょう。でもこれであきらめるつもりはありません。これからまた新しいオプションを考え、明日のウォームアップでテストします。どんな状況でもベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「この最終戦は、私たちにとって非常に厳しい展開になっています。そのなかでバレンティーノがQ2に進出し、そのセッションでも最後のミスが悔やまれるところですが、7番グリッドを獲得しました。マーベリックはフィーリングに自信を持てない状況でしたが、フリープラクティスではたくさんのことを試してくれました。Q1ではリアにミディアムタイヤを装着し、トップ2を目指したのですがわずかに届きませんでした。2回目の走行ではソフトタイヤを履きましたがQ2進出はならず、13番グリッドとなりました。明日は厳しいレースになるでしょうが、レースに向け最善を尽くします」

    Monster Yamaha Tech 3
    ヨハン・ザルコ (予選番2手/1分30秒246)
    「予選はとてもうまくいき、1分30秒5の好タイムで始まりました。さらなるタイムアップを目指し、セッティングを少し変更したら1分30秒2まで短縮できたのですが、残念ながらポールポジションには届きませんでした。それでも明日の決勝ではいい戦いができると信じていますし、好バトルを楽しみにしています。速いライダーがたくさんいて、その全員が優勝や表彰台を目指しています。私も準備を整え、この2番手のポジションを生かして上位についていきたいと思います。30ラップの長いレースですが、ペースをキープし、集中していきます」

    マイケル・ファン・デル・マーク (予選25番手/1分32秒504)
    「午前中にセッティングを少し変更し、フィーリングがどんどんよくなっていきました。まだ慣れない状態ですし、フィーリングも完璧ではありませんが、前進していることは間違いありません。予選では1回目のアタックでベストを更新できました。セッションのたびに少しずつ前進できていることに満足しています。でも、できればもっと大幅なステップアップが欲しかったですね。ライディングポジションをはじめ、いろいろな部分で調整を行い、もっとフィーリングを高めていきたいと思っています。チームのみんながハードに取り組んでくれています。おかげで走るたびに良くなっています。明日の決勝では、もう一歩前へ進めるようがんばります」

  • 【MotoGP】 スズキ:バレンシアGP イアンノーネがフロントロー獲得

    【MotoGP】 スズキ:バレンシアGP イアンノーネがフロントロー獲得

    いよいよ最終戦を迎えたMotoGP バレンシアGPで、アンドレア・イアンノーネが躍進。予選ではアグレッシブな走りで3番手グリッドを獲得し、チームスズキエクスターに、シーズン2度目のフロントローをプレゼントした。

    午前のFP3では、序盤からイアンノーネ、リンス共に好調な走りを見せ、揃ってトップ10圏内を走行。セッションが進むに従い、イアンノーネはタイムアップを続け、FP3、予選総合タイム共に3番手を記録。

    一方MotoGPルーキーのリンスは、昨日のFP2から約1秒と大きくタイムを詰め、FP3では5番手、予選総合タイムでも6番手につけて、ふたりのライダーが揃ってQ2ストレート入りを果たした。

    Q2は、ラップ毎にライダーとトップタイムが次々と塗り替えられる激戦となるも、イアンノーネは安定したパフォーマンスでタイムアタックを続け、2度目のピットアウトで3番手に躍り出る。リンスは予選順位こそ10番手に留まるも、イアンノーネ、リンス共、この週末はコンスタントな走りを見せており、今シーズン最後のレースとなる明日のバレンシアGP決勝に大きな期待がかかる。

    アンドレア・イアンノーネ
    「予選のアタックをうまく決めることができたことはもちろんだけど、それよりも、今週末はすべてのセッションで安定して上位を走れていることが最もポジティブな要素だと思っているよ。欲を言えば、予選でトップとの差をもう少し縮めたかったところだけどね。まだマシンの仕上がりは完璧ではないし、終盤の7-8周のために、タイヤマネージメントをしっかりしていかないといけないから、レースはそんなにやさしくはないだろうと覚悟している。でもまだ改善の余地は残されているので、明日のウォームアップでさらにセットアップを詰め、ベストな状況で決勝に臨めるよう頑張るよ。決勝でリザルトを残すためには、スタートと序盤の展開が鍵になるだろうね。」

    アレックス・リンス
    「今週末は今のところかなりポジティブな流れで来ていると思うし、特に今日のFP3とFP4での結果に関しては満足しているよ。ストレートでQ2入りするという最初の目標を達成することができたから、次は決勝において最低でもトップ10フィニッシュだね。あとはどのタイヤで勝負するかだけど、それは明日の気温次第かな。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今シーズンはなかなか良い流れに乗ることができず、苦戦を強いられることが多かったので、まずはフロントローを獲得できたことが本当に嬉しいですね。アンドレアは初日からかなり良いペースでしたが、今日も好調を維持し、予選のタイムアタックもうまく決めてくれました。明日の決勝では序盤からトップグループで戦い、良い結果を残してくれることを願っています。アレックスにとっても、この週末はかなりポジティブな流れで来ていると思っています。FP3でのパフォーマンスは本当に素晴らしかったですし、ストレートでQ2入りできたことは、彼にとってかなり大きなステップアップと言えるでしょう。グリッドは10番手ですが、決勝では彼も素晴らしいレースをしてくれると信じています。アンドレアもアレックスもレースペースは安定していますし、ふたり揃って良い結果を残し、シーズンを良い形で締めくくれることを願っています。」

  • 【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP 予選:マルク・マルケスがポール奪取

    【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP 予選:マルク・マルケスがポール奪取

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPの公式予選が11日(土)、サーキット・リカルド・トルモで行われ、ポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)が、今季8度目、最高峰クラスで45度目、当地で4年ぶり3度目、キャリア通算73度目となるポールポジションを奪取した。

    気温23℃、路面温度26℃のドライコンディションで予選セッションはスタート。

    フリー走行総合1番手のマルク・マルケスは、フリー走行4で1分31秒台を記録して1番手。公式予選2では週末2度目、今季27度目の転倒を喫したが、1分29秒897の最速時計を刻んでポールポジションを獲得した。

    2番手には0.349秒差でヨハン・ザルコ(テック3)が続き、4戦連続6度目の1列目を獲得。3番手にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が入り、今季2度目の1列目に進出を果たした。

    2列目にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)、3列目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、そして、逆転チャンピオンを狙うアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が並ぶ。

    マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は、今季3度目の公式予選1で3番手だったことから、第15戦日本GPに続き、公式予選2に進出できず、13番グリッドからスタートする。

    2017 MotoGP 最終戦 バレンシアGP 予選 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒897
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒246
    3 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分30秒399
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分30秒460
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒589
    6 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分30秒764
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒848
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒857
    9 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒961
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒972
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒044
    12 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒190
    13 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分31秒030
    14 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒197
    15 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分31秒216
    16 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分31秒297
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒300
    18 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分31秒325
    19 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒361
    20 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分31秒487
    21 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分31秒578
    22 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分31秒625
    23 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分31秒755
    24 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒816
    25 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 1分32秒504
  • 【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが、2017シーズンのMotoGP 最終戦となるバレンシアGPをスタート。気温が低かった午前中は慎重にスタートし、暖かくなった午後からプッシュを始めてそれぞれ11番手と12番手で初日を終了した。

    午前中のFP1でベースセッティングを見つけることを目標にしたバレンティーノ・ロッシは、様々なオプションを試しながら1分32秒538まで伸ばして18番手。トップとの差は1.493秒だった。

    午後のセッションでは序盤に一旦トップに立つと、再びセッティング作業を開始した。終盤になって全体のペースが上がってくると、バレンティーノ・ロッシもライバルたちと同様にタイムを縮め1分31秒488へ更新した。しかし僅差でトップ10入りを逃し、トップと0.848秒差の11番手で初日を終えた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、路面温度が12度に留まる寒さのなかで行われたFP1は、グリップレベルを確認するために慎重に走行を開始した。周回を重ねながら少しずつ自信を深めてペースを上げると、最終的には1分32秒台の壁を破って1分31秒750をマーク。トップから0.705秒差の6番手となった。午後からのFP2では気温が上がるなか、FP1から引き続きマシンバランスの調整に多くの時間を割きながらも、いくつかのセッティングを確認した。これらを順調にこなしたマーベリック・ビニャーレスは、最終走行で1分31秒624へタイムを更新。トップから0.984秒差の11番手でセッションを終了し、総合順位では12番手となった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、シーズン最終戦で表彰台に上ることを目標にウイークをスタート。両セッションで着実に前進し、最終的にはトップ3に0.105秒と迫る総合5位を獲得した。ウイーク2日目はさらにペースを上げ、予選でのフロントロー獲得を目指す。

    ヨハン・ザルコのチームメイト、ジョナス・フォルガーの代役として、マレーシアから連続出場となったマイケル・ファン・デル・マークは、主にグリップ感覚をつかむことに時間を費やし、第2セッションでは1.5秒近くもタイムを更新したが、ライバルたちに届かず25番手で初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合11番手/1分31秒488)
    「とくに午前中は、マシンのフィーリングがつかめず苦労しました。でも午後になるとフィーリングもセッティングも少しずつ良くなってきました。バレンシアではいつもグリップの低さに悩まされてきましたが、今シーズンはコンディションに翻弄されることが多かったので、明日以降、ますます頑張らなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合12番手/1分31秒624)
    「非常に厳しい一日になりました。ブレーキングが思うようにいかず、コーナリングに苦労しました。原因がわからず難しい状況ですが、僕としてはベストを尽くすだけです。今日は十分な成果を出すことができませんでしたが、明日以降、必ず取り戻してみせます。トップ5に入る力はあると思っているので明日に期待します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「初日は計画通りにはいきませんでした。セッティング変更を試みても、思ったような改善が見られなかったのです。そのなかでもタイヤスペックをいろいろ比較して多くのデータを収集することができたので、決勝でのタイヤチョイスに役立ってくれると思います。明日は今日の不調の原因を見つけ出し、改善してゆくことがとても大切になります」

    Monster Yamaha Tech 3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合5番手/1分31秒054)
    「今日の成果に満足しています。ペースも良く、順調なスタートを切ることができました。とくにミディアム・コンパウンドのタイヤでいい走りができていたので、ソフト・コンパウンドを終盤に温存することができました。それを使ってみると確かにタイムは上がったのですが、正直なところ、もっと良くなると期待していたのです。今日は、トップ10に入ることができたことが重要です。明日以降もプッシュを続け、今日の午後のセッションで集めたデータを予選で生かすことができるでしょう。晴天に恵まれたことに感謝し、これがずっと続くことを願っています。ここまではエンジョイできているので、明日もこの調子で上位グループについていき、決勝に備えます」

    マイケル・ファン・デル・マーク (フリー走行総合25番手/1分33秒101)
    「マシンに慣れなければなりませんし、このコースを走るのも久しぶりです。これらを考慮すれば、全体的にはまずまずの走りができたと思っています。FP1ではフィーリングがつかめず苦労しましたが、終盤になるとまだ差は大きいものの少しずつ良くなってきました。そしてFP2では、終盤で新品タイヤを履くと前進することができましたが、手ごたえを感じながら気持ちよく乗れるようになりました。まだ不十分ですが、進歩を実感しながら1ラップ・1ラップをエンジョイできています。明日またマシンセッティングを進めていきたいと思います」

  • 【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、最高峰クラスでは、2012年以来、5年ぶり、4回目の優勝を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が2番手と好調なスタートを切った。午前中1回目の走行は、気温も路面温度も低く、着実にタイムを上げていったが、コンディションがよくなった午後の走行では、RC213Vのパフォーマンスを存分に発揮した。土曜日の予選では2戦連続今季4回目のポールポジションを狙う。

    総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に21点差をつけてタイトル王手で最終戦を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1で5番手、FP2ではセッション終盤に転倒を喫し、1つポジションを落とし6番手で初日を終えた。タイトル決定に向けてセットアップに集中したマルケスは、セッション中ほとんどの時間でトップタイムをマークした。セッション終盤に新品タイヤを入れて走るライダーたちにポジションは譲切ったが、順調なスタートとなった。

    シーズン終盤戦に入って調子を上げているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が7番手と好調な走りで初日を終えた。FP1では転倒を喫するも2番手と好調な走りを見せ、FP2ではFP1と同タイムでポジションを落としたが、今季ベストリザルトに向けて絶好のスタートを切った。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)も着実にセットアップを進めて8番手。トップから1秒差に12台という接戦の中で着実に前進した。最終戦初日はこうしてトップ10にHonda勢が4台。今季初の表彰台独占の期待が膨らんだ。

    ホームGPに闘志のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、19番手。2日目のタイム短縮とポジションアップが期待される。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
    「今日はうまく行ったのでとても満足しています。午後は朝よりも少し路面の温度が上がりマシンの感触がよくなりました。このまま週末を通してドライコンディションが続けば、コースもよくなり、グリップも向上していくと思うので、僕たちもこの方向性を保ったまま集中していかなくてはなりません。今日は、タイヤテストやマシンのセットアップに向けて十分な作業ができましたが、明日はさらに重要な予選の日であり、前進を続けたいです。決勝は午後に行われますが、気温の低い午前中のコンディションでも、いいペースで走れるように改善をしていきたいです」

    マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
    「今日は本当に気分がよかったので、レースに向けてユーズドタイヤを使って最適なセッティングや妥協点を見つける作業を試みました。昨年のセットアップに近い状態と、最近僕たちが使っているセットアップの2種類のセットアップを試しました。明日は最終的な調整をしてからタイムアタックに行く予定ですが、全体的に感触がよく満足できる一日でした。リアにミディアムタイヤを履いた今朝の走行はペースがよく、午後に履いたソフトでは、少しプッシュしすぎてしまってセッション終盤に小さな転倒をしましたが感触はよかったです。今週は、こうしていい感触でスタートすることが大切なことで、気持ちよく乗れています。この感覚を日曜日まで保ち続けて行きたいです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 7番手)
    「FP1の終わりで小さなクラッシュをした以外は、非常にいいパフォーマンスができたと思います。マッピングの改善をしている最中に、6コーナーで少しハードにプッシュしてしまいました。5コーナーから6コーナーにかけて少しウイリーしてしまい、アクセルを戻すのが少し遅すぎて、フロントタイヤが接地するまでの間に完全にラインを外してしまいました。何とか持ちこたえて周回を続けようとしましたが、フロントから転倒しました。今日は両セッションともにペースはよかったです。もし、トラフィックにつかまることがなければ、もう少し速いタイムを出せたのではないかと思います。理想的なラップタイムが出せればトップに近づけると思います。明日の天候が悪い場合を考えて、今日はトップ10位以内にいることが大切でした。朝のセッションは非常に気温が低くトリッキーな状況になるので気をつけなくてはなりません」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「今日の結果にはとても満足しています。前戦までの3連戦は、コース幅も広く、大きく開けたコースが続いたので、そこからバレンシアのような狭いサーキットに感覚を戻すのに少し苦労しましたが、チームの作業を含め、全体としては満足しています。このサーキットはうまく乗りこなすのがとても難しく、特に右コーナーでは、今日も多くのライダーがミスをしていました。僕たちのマシンはこのサーキットでは苦戦するとは思っていましたが、今日はいい方向に作業が進み、いい仕事ができました。この流れを継続して、明日の予選に向けて最適なセッティングを作って行きたいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 19番手)
    「今日は非常に安定したリズムでラップを刻むことができたのでとても満足しています。誰かの後ろについて出したタイムではなく、単独ですべてのラップをこなすことができたこともうれしいです。またタイムも1分31秒台後半から1分32秒台前半で安定していました。これは僕にとっても、とてもポジティブなことでした。Estrella Galicia 0,0 Marc VDSとの最後のレースになるので、この調子を最後までキープしたいです」