カテゴリー: ジョージ・ラッセル

  • ラッセル フェルスタッペンのF1引退示唆に反論「F1はどのドライバーより大きい」

    ラッセル フェルスタッペンのF1引退示唆に反論「F1はどのドライバーより大きい」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1日本GP後に新世代F1への不満から引退の可能性までにじませたマックス・フェルスタッペンに対し、「F1はどのドライバーよりも大きい」と語った。

    ラッセルは、フェルスタッペンが2022年のマシン特性には不満を示さなかったことにも触れ、現在の強い批判にはレッドブルの苦戦が影響しているとの見方を示した。

    2026年の新レギュレーションをめぐっては、ドライバーの間でも不満や懸念の声が出ているが、フェルスタッペンはその中でも最も強い言葉で現状を批判しているひとりだ。

    そうしたなか、序盤戦で優位に立つメルセデス勢のひとりであるラッセルが、率直な見解を示した。

    ラッセル「F1はどのドライバーよりも大きい」
    ジョージ・ラッセルは、フェルスタッペンの将来に関する議論について次のように語った。

    「F1はどのドライバーよりも大きい。マックスを失いたいとは思わないし、僕たち全員が彼と戦うのを楽しんでいると思う。彼はこのスポーツにとって欠かせない存在だ」

    ラッセルはそのうえで、2022年マシンの厳しい特性を引き合いに出しながら、現在のフェルスタッペンの姿勢との違いを指摘した。

    「僕は2022年のマシンを運転するのが好きじゃなかった。ポーポイズ現象はみんなの背中を壊すようなものだった。マシンは大きくて重く、高速コーナーではあまり気持ちよくなかった。でも彼は文句を言わなかった。勝っていたからだ」

    レッドブルの苦戦が批判の背景にあるとの見方
    ラッセルは、フェルスタッペンの発言が現在の勢力図と無関係ではないとの見方も示した。

    「彼の不満の示し方は、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンのドライバーたちとは違う。なぜなら僕たちはグリッドの前方にいるからで、それはまったく自然なことだ」

    「そこにあるフラストレーションは理解できるし、認識もできる」

    さらにラッセルは、フェルスタッペンがすでにF1で多くのものを手にしてきたことにも言及した。

    「彼は大半のドライバーが夢見るものをすでに手にした。チャンピオンシップを勝ち取り、それを4回も達成している。結局のところ、彼は人生のある段階に来ていて、F1でこれ以上本当に達成すべきことは多くないのだと思う」

    「記録を狙うことはできるかもしれない。でも彼のことを知っていれば、彼は自分を笑顔にしてくれることをやりたいと思うはずだ」

    新世代F1をめぐる議論はさらに拡大へ
    フェルスタッペンの強い発言は、ドライバーの不満を代弁する側面を持つ一方で、現行の2026年F1レギュレーションをどう評価するかという議論を一気に表面化させた。ラッセルの発言は、その問題提起に一定の理解を示しつつも、批判の背景には競争力の差があると見るものだった。

    新時代F1をめぐる議論は、レギュレーションそのものの是非だけでなく、ドライバーがどこまでその不満を公に示すべきかという点にも広がっている。フェルスタッペンの発言が波紋を広げるなか、ライバルたちの反応もまた、この議論をさらに加速させていきそうだ。

  • メルセデスF1内紛の火種か アントネッリ首位で緊張とマルコ予測

    メルセデスF1内紛の火種か アントネッリ首位で緊張とマルコ予測

    メルセデスのキミ・アントネッリが2026年シーズン序盤でランキング首位に立つなか、チーム内の力学に注目が集まっている。レッドブルの元アドバイザーであるヘルムート・マルコは、この状況がチーム内部の緊張を高める可能性を指摘した。

    タイトル争いの構図がメルセデス勢同士の対決になるとの見方を示し、シーズンを通じた勢力バランスが大きな焦点になると強調している。

    タイトル争いはメルセデス同士の構図に
    マルコはオーストリアの放送局ORFで、2026年のタイトル争いについて明確な見解を示した。

    「タイトルはおそらくメルセデスのドライバー同士で争われることになる」

    「チーム内には緊張が生まれるだろう」

    序盤戦でアントネッリが主導権を握る展開となったことで、チーム内競争はすでに無視できない要素となりつつある。

    アントネッリの実力は本物も“継続性”が鍵
    マルコはアントネッリのパフォーマンス自体には高い評価を与えている。

    「彼の状況は非常に期待できるものだ」

    「ジュニアカテゴリーでは驚異的な速さを見せていたし、若いドライバーが頭角を現しているのは素晴らしいことだ」

    その一方で、シーズンを通じてその速さを維持できるかが重要なポイントになると指摘した。

    「問題は、そのスピードをシーズンを通して維持できるかどうかだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    ラッセルの経験がタイトル争いの分水嶺に
    チームメイトであるジョージ・ラッセルの存在も、タイトル争いを左右する重要な要素として挙げている。

    「ラッセルは間違いなくより経験豊富なドライバーだ」

    さらに、過去の流れを踏まえたうえで、アントネッリの安定性に疑問を投げかけた。

    「昨年、ヨーロッパラウンドに入ってから、アントネッリは大きく調子を落とした」

    若さと勢いでシーズン序盤をリードするアントネッリと、経験値で勝るラッセル。この構図が続く限り、メルセデス内部の緊張は避けられない状況にある。

  • F1タイヤテストで再燃 ニュルブルクリンク復帰をドライバーが要望

    F1タイヤテストで再燃 ニュルブルクリンク復帰をドライバーが要望

    ドイツのニュルブルクリンクで実施されているピレリのタイヤテストを背景に、現役F1ドライバーが同サーキットのカレンダー復帰を望む声を上げた。

    ジョージ・ラッセルとオスカー・ピアストリは2027年タイヤ開発プログラムの一環として走行に参加し、限られた走行機会の中でもコースの魅力と歴史的価値を改めて強調した。

    限られたテスト機会とドライバーの本音
    現在のF1ではテスト機会が厳しく制限されており、今回の走行もタイヤ開発のみに限定されている。

    「F1は走行機会が少ないから難しいが、それがルールだ」とラッセルは語った。

    「本当はスタート練習をたくさんやりたいが、それも許されていない」

    ピアストリも制約を認めつつ、その価値を強調した。

    「レースウイークや実戦とは全く同じではないが、それでも何もないよりはいい」

    ニュルブルクリンクの魅力と“ドイツ不在”
    両ドライバーはテストの本来目的を超え、ニュルブルクリンクそのものへの評価にも言及した。

    「今朝の走行は本当に楽しかった。このコースが大好きだ。ノルドシュライフェも数周走ったが、本当に気に入っている。伝統的でオールドスクールなサーキットだ」とラッセルは語る。

    「いまF1はドイツでレースをしていないが、いつかここでまた開催できたらいい。メルセデスにとってもカレンダー復帰は良いことだと思う」

    ピアストリも同様に、このコースの特性を高く評価した。

    「素晴らしいサーキットだ。最後にレースしたのは2019年だが、バンプや独特の縁石があって非常に特徴的だ」

    「ミスの許容範囲がほとんどなく、グラベルや芝生がすぐそこにある。いくつかのセクションは非常に難しく、現代のF1マシンではコースがかなりコンパクトに感じる」

    タイヤ F1 ニュルブルクリンク

    F1復帰への現実的な距離感
    ニュルブルクリンク復帰についてピアストリは慎重ながらも前向きな姿勢を示した。

    「もちろんだ。個人的に一番好きなコースではないが、とても興味深くユニークだ」

    「高低差も大きく、この場所の歴史も重要だ。レーサーはこういうオールドスクールなサーキットを好む」

    「縁石やランオフエリアも含めて、うまく走れたときの満足感は大きい。復帰すれば良いが、どうなるかは分からない」

    現在のF1カレンダーにドイツGPは存在せず、復帰には政治的・商業的なハードルも多い。ただし、現役ドライバーのこうした発言は、伝統サーキット再評価の流れを示す一端とも言えそうだ。

  • メルセデスF1代表「ラッセルにプレッシャーはない」アントネッリ躍進も影響なし

    メルセデスF1代表「ラッセルにプレッシャーはない」アントネッリ躍進も影響なし

    メルセデスF1代表は、アンドレア・キミ・アントネッリの躍進が続く中でも、ジョージ・ラッセルにプレッシャーはかかっていないとの見解を示した。

    若手ドライバーの急成長に注目が集まる一方で、チーム内の力関係は依然として安定しているという。

    では、メルセデス内部で何が起きているのか。

    アントネッリ躍進でも揺るがず
    アントネッリは2026年シーズン序盤から圧倒的なパフォーマンスを見せており、連続ポールポジションと優勝を達成し、ランキング首位に立っている。

    しかしチーム代表は、こうした状況でもラッセルへの影響はないと断言する。

    「ラッセルにプレッシャーはない」

    経験豊富なラッセルはチーム内での立場を確立しており、若手の台頭によって動揺することはないという見方だ。

    ラッセルは不運な展開
    一方でラッセル自身は、日本GP後にフラストレーションをにじませた。

    「スタートはごく普通だった。つまりまたしても悪かった」

    さらにレース中の不運にも言及している。

    「セーフティカーがあと1周遅ければ、僕が勝っていた」

    「バッテリーの問題でスピードがまったくなかった。本当に次から次へと問題が起きた」

    ここ数戦ではトラブルが重なり、チャンスを逃している状況だ。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    チーム側の課題も認識
    チーム代表は、スタートの問題がドライバーだけでなくチーム全体の課題であることも認めている。

    「我々は最適なツールを与えられていない。スタートはどれも平凡だった」

    改善の余地があることを認めつつ、今後のパフォーマンス向上を課題に挙げた。

    アントネッリも課題を自覚
    アントネッリ自身も、まだ改善すべき点があると認識している。

    「クラッチ操作はまだ改善が必要だ」

    また予選においては、ラッセルが依然として基準であるとも認めている。

    「特にQ3では、彼はあと少しを引き出してくる」

    内部バランスは維持
    アントネッリの勢いとラッセルの経験という対照的な要素を抱えながらも、メルセデス内部のバランスは崩れていない。

    チームとしては両ドライバーを対等に評価しつつ、パフォーマンスの最大化を図る姿勢を維持している。

  • メルセデスF1代表「同条件ならラッセルが前だった」アントネッリとの差を説明

    メルセデスF1代表「同条件ならラッセルが前だった」アントネッリとの差を説明

    メルセデスは2026年F1日本GPでアンドレア・キミ・アントネッリが優勝を飾った一方、ジョージ・ラッセルは4位に終わり、対照的な結果となった。

    フロントロウからスタートしながら表彰台を逃したラッセルだが、その背景には単純なパフォーマンス差では説明できない複数の要因があった。

    レース後、メルセデスF1代表トト・ヴォルフは、ラッセルの結果について明確な見解を示している。

    では、ラッセルは本当にアントネッリに劣っていたのか。ヴォルフはその見方を否定した。

    「同条件ならラッセルが前だった」
    ヴォルフは今回の結果を、ドライバーの実力差ではなく複合的な要因によるものだと説明した。

    「私はもっとバランスの取れた見方をしている。集団的なミスがジョージを最初から苦しい状況に置いた」

    「同条件であれば、もっと接戦になっていただろう。しかし速さが必要な場面で、我々はルクレールからポジションを守る判断を強いられた。一方でキミは完璧なラップを刻んでいた。そこが違いだった」

    この発言は、ラッセルが純粋なパフォーマンスで敗れたわけではないというチームの立場を明確に示すものとなっている。

    勝負を分けた複合要因
    ラッセルのレースにはいくつもの不利な要素が重なっていた。

    まず決定的だったのは、電気系統のソフトウェアバグだ。エネルギー配分の制御に問題が生じ、いわゆるスーパークラッピングが発生。これによりマシンが減速し、シャルル・ルクレールにポジションを奪われた。

    さらに予選でのセットアップ判断も影響した。FP3よりも悪いウインドウにマシンを入れてしまったことで、レース全体を通してバランスに苦しむことになった。

    スタートでも課題が残り、チームとドライバー双方にミスがあったとヴォルフは認めている。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ ジョージ・ラッセル

    セーフティカーが流れを変えた
    レースの流れを大きく左右したのが、オリバー・ベアマンのクラッシュによるセーフティカーだった。

    ラッセルはその直前にピットインしており、戦略的優位を失う形となった。一方でアントネッリはこのタイミングを最大限に活用し、トップに立つことに成功した。

    「ルクレールをカバーするためにピットを選択したが、その時点でキミは非常に速かった。ジョージにとっては不運だった」

    守りの戦略が結果的に大きな不利へとつながった。

    トラフィックで失われた可能性
    後半のラッセルはトラフィックに捕まり、本来のペースを発揮できなかった。

    「どれだけペースがあっても、トラフィックに入るとすべてが難しくなる」

    クリーンエアでは競争力を持っていたメルセデスだが、ポジションを失ったことでその強みを活かせなかった。

    今回の結果は、単純なドライバー間の差ではなく、マシン、戦略、不運が重なった結果だったといえる。

    アントネッリがランキング首位に立った一方で、ラッセルは大きなチャンスを逃した。しかしメルセデスの見解は明確だ。同条件であれば、結果は違っていた可能性が高い。

    Source: autoracer.it

  • メルセデスF1 ラッセル表彰台逸の原因は電気系バグ「スーパークリップ発生」

    メルセデスF1 ラッセル表彰台逸の原因は電気系バグ「スーパークリップ発生」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは2026年F1日本GP決勝を4位で終えたが、チームはその原因が電気系システムの不具合にあったと説明した。レース終盤に発生したエネルギー関連の問題が致命的となり、表彰台圏内から脱落した形だ。

    鈴鹿サーキットで行われた決勝では、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝。これによりラッセルはランキング首位の座も明け渡す結果となった。

    トト・ヴォルフ「電気系のバグで減速が発生した」
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、ラッセルのレースを左右した問題について次のように説明した。

    「彼にアドバンテージを与えるためのソフトウェアに、電気系のバグがあった」

    「その結果、スーパークリップが発生してマシンが減速してしまった。この影響でルクレールにポジションを失うことになった」

    「ジョージのレースに関しては、我々はうまくやれなかったと言わざるを得ない」

    ラッセルはセーフティカー明けのリスタート時点で3番手につけていたが、ルイス・ハミルトンに抜かれた後、数周後のスプーンカーブでのエネルギートラブルによりシャルル・ルクレールにも先行を許した。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ ジョージ・ラッセル

    ラッセル「1周違えば勝てていた」
    ラッセル自身もレース後、この一戦を振り返り、不運が重なったレースだったと語った。

    「セーフティカーのタイミングが1周違っていれば、僕たちは勝っていた」

    「でもそれもレースの一部だ」

    「その後は問題が次々と起きた」

    「セーフティカー明けでバッテリーをチャージできず、ルイスに一気に抜かれた」

    「その後もシャルルとの場面でバッテリーの問題が起きて、全くスピードがなくて抜かれた」

    また、ピット戦略についてレース中は無線で不満を示していたものの、レース後には冷静な見方を示している。

    「まだ見直さないといけない」

    「なぜあのタイミングでピットに入ったのか正直よく分からないけど、シャルルが迫っていたのは確かだと思う」

    「もし1周遅ければ勝っていたし、もしクラッシュがなければあのタイミングで入らなかったことを後悔していたはずだ」

    「レースでは、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある」

    「ただ今は、ここ2戦で起きている問題がすべて自分の側に集中しているように感じる」

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1の誤算「予選で大幅調整を強いられた」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1の誤算「予選で大幅調整を強いられた」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1日本GP予選後、マシンのセットアップ変更が裏目に出ていたことを明かした。予選前に施した変更によって、週末を通して感じていたフィーリングが失われ、走行中にフロントウイングを大きく調整せざるを得なかったという。

    それでもラッセルは予選で2番手を確保し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともにメルセデスのフロントロウ独占を実現した。ただ本人は、予選中のマシンには明らかな違和感があったと説明している。

    予選前の変更がマシンのバランスを崩した
    ラッセルは予選を通じてアントネッリに後れを取り、Q1の時点から無線でマシンの状態に疑問を示していた。最終的にはフロントロウを確保したものの、その道のりは決してスムーズではなかった。

    「正直に言うと、本当に奇妙だった」とラッセルは語った。

    「予選に向けてセットアップを変更したんだけど、マシンは週末を通して感じていたものとまったく同じではなかった」

    「Q1最初のラップを見れば分かるように、僕は7番手とか8番手に沈んでいたし、対応するために予選中にフロントウイングを大幅に調整しなければならなかった」

    「チームもすでに確認している。何かが正しく行われていなかったのか、それとも別のことが起きていたのか、まだ分かっていない」

    「でもQ1のあとにはどこで終わるか分からなかったから、改めてこの位置にいられるのはうれしい」

    S字で攻め切れず リアに不安
    ラッセルは、問題の中心がリア側にあったと説明した。とくに鈴鹿のS字区間では思うように攻めることができず、予選ラップに大きな影響が出ていたという。

    「マシンのリア側にメカニカルな問題をつくってしまった」とラッセルは述べた。

    「特にS字でそれが大きかった。どのコーナーも攻めることができなかったし、リアがずっと僕に対してステップアウトしようとしていた」

    「何が起きたのかはきっと確認すると思う。今できることはあまりないけど、明日に向けてはいい位置からスタートできるし、長いレースになるはずだ」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    決勝へ不安 残る課題
    予選での不具合が決勝にどう影響するかについて、ラッセルは楽観視していない。週末を通して快適だったマシンが、予選でだけ突然違う挙動を示したことに、なお不安を残している。

    「理想的ではないと思う」とラッセルは認めた。

    「ここまでの週末ではずっとマシンにすごく満足していたのに、予選では何かが少し違って感じられた」

    「今夜、答えが見つかるかもしれないし、もしかしたら自分のドライビングスタイルを調整して補うこともできるかもしれない」

    「でも間違いなく、僕たちが望んでいたようなセッションではなかった。2週連続で予選は少し難しくなっている」

    それでもメルセデスは最前列独占
    FP3終了時点では、メルセデスが他を大きく引き離す展開も予想されていた。しかし予選ではフェラーリとマクラーレンが差を詰め、Q3では接戦の様相となった。

    それでも結果としては、アントネッリがポールポジションを獲得し、ラッセルが2番手に続いた。ラッセルは、ライバル勢が予想以上に迫ってきたことを認めつつも、メルセデスが1列目を独占した事実を前向きに受け止めている。

    「そうだね、正直に言うと、予選を通してフェラーリとマクラーレンはかなり接近していた」とラッセルは語った。

    「それは僕たちにとって少し驚きだった。というのも、FP3では2台ともとても強かったし、ライバルに対して少し余裕があると思っていたからだ」

    「もちろん、それでも僕たちは1番手と2番手にいる。それは素晴らしいことだけど、明らかに他チームは近づいてきている」

  • ジョージ・ラッセル 鈴鹿でのマクラーレンF1の速さに警戒「少し驚きだった」

    ジョージ・ラッセル 鈴鹿でのマクラーレンF1の速さに警戒「少し驚きだった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1日本GP金曜フリー走行で見せたマクラーレンのペースについて、「少し驚きだった」と警戒感を示した。メルセデスは2026年シーズン序盤を力強くスタートさせているが、鈴鹿での初日はマクラーレン勢も存在感を示した。

    ラッセルはFP1でメルセデスの1-2を牽引した一方、FP2ではオスカー・ピアストリに及ばず、トップからコンマ2秒差の位置につけた。予選を前に、ラッセルは自身のパッケージにもまだ改善の余地があると認めている。

    ラッセル「マクラーレンはかなり速かった」
    ジョージ・ラッセルは、金曜走行後にマクラーレンの速さについて率直な驚きを口にした。

    「マクラーレンはかなり速かったので、正直に言えば少し驚きだった。まだ改善しなければならない部分があるし、今夜やるべき仕事が少しある」

    2026年の新レギュレーション下でここまで主導権を握ってきたメルセデスだが、鈴鹿ではマクラーレンが対抗勢力として浮上した。中国GPでは、オスカー・ピアストリとランド・ノリスの両マシンがメルセデス製パワーユニットのトラブルによってダブルDNSに終わる不運もあったが、日本GP初日は再びスピードを示した。

    ノリスも日本GPでは油圧漏れの疑いによりFP2の走行時間の半分を失ったものの、それでもピアストリからコンマ5秒差で走行を終えている。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 日本GP

    「本物の速さだと思う」
    マクラーレンのペースが本物かどうかを問われたラッセルは、メルセデス側にまだ詰めるべき点が残っているとしつつ、その速さを素直に認めた。

    「正直、なぜ本物じゃないと思うのか分からない。ランドは混乱した一日になったけど、オスカーは今朝ガレージを出た最初のラップからかなり良かった」

    「予選になれば分かると思う。我々にはまだ引き出せるものがあるし、特に僕の側ではエネルギーマネジメントが完全に最適化されていなかったので、明日はもう少し良くなることを期待している」

    ラッセルは、各チームのデプロイメント運用に大きな違いがあるとも指摘し、メルセデスとしては比較的簡単に修正できる課題だと見ている。

    「チームごとにデプロイメントの使い方や、ラップ全体の中で何を最適化しているかにかなり大きな違いがあると思う。僕たちはそこが完全には合っていなかったし、比較的簡単に修正できるはずだ」

  • ジョージ・ラッセル F1ドライバーの不満を一蹴「勝っていれば文句は出ない」

    ジョージ・ラッセル F1ドライバーの不満を一蹴「勝っていれば文句は出ない」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPでポールポジションから完勝を収めたジョージ・ラッセルは、プレシーズンの予想通りメルセデスの競争力を証明した。これまでペースを控えめに見せてきたメルセデスは、アルバート・パークでその実力を明確に示した形となった。

    フェラーリが決勝で善戦した一方、メルセデス優位への懸念とともに、2026年型マシンに対するドライバーの不満がパドック全体に広がっている。しかし、ランキング首位に立つラッセルは、この見方に同意していない。

    2026年F1マシンへの不満は繰り返される構図
    多くのドライバーが2026年型マシンに不満を示しているが、これは決して新しい現象ではない。2022年のレギュレーションも当初は扱いにくさが批判されていた。

    その後、2023年にレッドブルとマックス・フェルスタッペンが支配的な強さを見せたことで不満はさらに強まり、2024年と2025年にタイトル争いが活性化して初めて評価が改善されていった。

    今年のマシンについては「以前よりも劣る」という意見が多く、特にバッテリーのエネルギー回収によるストレートでのパワー低下が主な問題として挙げられている。

    ランド・ノリスは中国GP週末にこう語っている。

    「ストレートモードにはいろんな問題がある」

    「コーナー前でかなり減速するし、バッテリー残量を維持するためにどこでもリフトしなければならない」

    「残量が多すぎてもダメだ。これまでで最高のクルマから、今はおそらく最悪のクルマになってしまった。本当にひどい」

    こうした不満はカルロス・サインツJr.やオリバー・ベアマンなど、多くのドライバーにも共有されている。

    一方で、オーストラリアGPではフェラーリとメルセデスが激しく争い、ラッセルとシャルル・ルクレールが序盤から接近戦を展開するなど、レースとしての見応えも示された。

    DRS廃止とアクティブエアロの導入により、ドライバーは常にエネルギー回収と放出を繰り返す必要がある。この新しいレーススタイルは違和感がある一方で、オーバーテイクの機会を生む可能性も秘めている。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ラッセル「勝っていれば同じことは言わない」
    こうした批判に対し、ラッセルは明確な立場を示している。ランド・ノリスの発言について問われると、次のように語った。

    「もし彼が勝っていたら、同じことは言っていないと思う」

    「去年はクルマが硬すぎてポーパシングもあって、みんな背中を痛めて不満を言っていた」

    「でもマクラーレンのドライバーはポーパシングはないと言っていた。実際には起きていたのにだ」

    「結局みんな自分の状況で話している。我々は去年同じエンジンを使っていて、マクラーレンの方がいい仕事をして勝っていた」

    さらにラッセルは、現在メルセデスのパワーユニットを複数チームが使用している点にも言及した。

    「今はマクラーレンもウィリアムズもアルピーヌも同じエンジンを使っている」

    「その中で今のところ我々が一番いい仕事をしている。それがこのスポーツだ」

    メルセデスは“余力”を残しているのか
    シーズン開幕後にパフォーマンスを隠す必要はないと考えるのが一般的だが、メルセデスが完全に全力を出し切っていない可能性も指摘されている。

    その背景にあるのが、2026年のパワーユニット規定に導入されたADUO(追加開発機会)システムだ。性能差に応じてシーズン中の開発機会が配分されるため、優位なメーカーほどアップグレード余地が制限される。

    つまり、優位性を必要以上に広げないことが戦略的に有利になる可能性がある。

    フェラーリの競争力を考えれば、メルセデスが余力を残したまま勝てる保証はない。それでも、ライバル陣営の間では「必要になればさらなるパワーを引き出せるのではないか」という見方が根強く残っている。

    今後、フェラーリやレッドブルが勝利を奪う展開となれば、この見方は否定されることになる。しかし現時点では、メルセデスの真の実力がどこにあるのか、引き続き注目が集まっている。

  • ジョージ・ラッセル F1中国GP予選2番手「ノータイムの可能性もあった」

    ジョージ・ラッセル F1中国GP予選2番手「ノータイムの可能性もあった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1中国GP予選で、トラブルに見舞われながらもフロントロウとなる2番手を獲得した。Q3ではコースイン直後にマシンを止める場面があり、一時はノータイムも危ぶまれたが、チームの対応によって土壇場でアタックを成功させた。

    メルセデスにとっては、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得する一方で、ラッセル側はフロントウイングの破損や電気系とみられる不具合に見舞われる慌ただしいセッションとなった。

    それでもラッセルは、厳しい状況のなかで2番手という結果を持ち帰った。

    Q2終盤から始まった混乱
    ラッセルは予選後、Q2の終盤から状況が一変したと明かした。

    「まずはキミにおめでとうと言いたい。でも、僕たちの側も本当に素晴らしい仕事をしたと思う」とラッセルは語った。

    「Q2の終わりからクレイジーなセッションだった。フロントウイングが壊れて、チームも本当に壊れていたのか確信が持てていなかった。でも僕は壊れたとかなり確信していたし、そこからフロントウイング交換を巡って少し混乱があった」

    Q3ではさらに問題が悪化した。

    「コースに出た瞬間に何かおかしいと分かった。コース上で止まり、再始動を試したけれど、その時はかからなかった。そのあとで再始動した」

    「ピットに戻ってからはギアも変速できなかった。でも残りわずかな時間で再びコースに戻ることができたし、今ここに座れていることを本当にうれしく思う。タイムを記録できずに10番手だった可能性も十分にあった」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 中国GP

    電池残量ゼロと冷えたタイヤでのアタック
    ラッセルは、最後のアタックが決して万全ではなかったことも明かした。マシンを戻せただけでも大きかったが、肝心のアタックラップはバッテリー残量もタイヤの温度も不十分な状態で始まっていたという。

    「できる限りのことはやれたと思う。でもラップのスタート時点でバッテリーがなく、タイヤも冷えていた。それでも、さっき言ったように、今ここにいられることに感謝している」

    「重要だったのは、まずタイムを残すことだった。キミがとても速いのは分かっていたし、こちらはまったく最適な状態ではなかった。だからとにかくチェッカーまで走り切って、妥当な位置を確保することが大事だった」

    「バッテリーもなく、タイヤ温度もない状態でラップを始めて2番手だったのは、自分が予想していたよりずっと良かった。もっと下の順位になると思っていた」

    フロントロウ確保という結果だけを見れば上出来だが、その裏側ではメルセデスのガレージに大きな緊張が走っていた。アントネッリの歴史的ポールと並び、ラッセルの2番手はチームにとって価値の高い1周だった。