カテゴリー: ブリヂストン

  • F1、ブリヂストンの残留を説得

    F1、ブリヂストンの残留を説得

    F1は、今後もブリヂストンが公式タイヤサプライヤーとして留まるよう説得しているという。

    1997年からF1に加わり、2008年から単独タイヤサプライヤーを務めているブリヂストンだが、2010年シーズン限りでF1から撤退することを発表している。

    2011年からは、韓国のタイヤメーカーであるクムホやハンコックが公式タイヤサプライヤーに名乗りをあげているとされているが、スペインのEl Mundo Deportivoは、この2社に代わりは務まらないとしている。

    同紙は、F1チーム側が2011年のタイヤの状況を「非常に懸念」しており、年間5,500万ユーロとされるブリヂストンの出費を減らす交渉を行っていると報じている。

    2010年の規約はすでに改正されており、レース用に各ドライバーに割り当てられるタイヤ数は14セットから11セットに削減されている。

    2007年までF1にタイヤを供給していたミシュランは、「燃料節約とCO2削減」におけるタイヤの役割が実証されるよう規約が改正されれば、F1復帰を「検討するかもしれない」と述べている。

    関連:
    ・ミシュラン、F1復帰についてFIAと交渉 – 2010年2月13日
    ・ブリヂストン、2010年限りでF1撤退 – 2009年11月2日

  • ブリヂストン、2010年F1序盤3戦のタイヤ配分を発表

    ブリヂストン、2010年F1序盤3戦のタイヤ配分を発表

    ブリヂストンは、2010年F1の開幕戦バーレーンGPから第3戦マレーシアGPまでのタイヤ配分を発表した。

    変更があったのは第2戦オーストラリアGP。昨年ブリヂストンは、スーパーソフト&ミディアムの組み合わせをメルボルンに持ち込んだが、レース終盤にスーパーソフトのパフォーマンスが急激に低下した。

    そのため、今年ブリヂストンはソフト&ハードの組み合わせを持ち込むことに決定した。

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    「2010年は、昨年までレースの流れを決定付ける重要な要因となっていたピットストップ時の給油が禁止になるため、タイヤ戦略が非常に重要になるでしょう。今シーズンは、F1マシンが重くなり、スティント距離が伸びる可能性が高いため、4種類のドライコンパウンドすべてに変更を実施しました。またウォームアップ時間を短縮できるような変更も実施しました。オーストラリアには昨年よりも硬めのタイヤを用意する予定ですが、バーレーンとマレーシアのコンパウンドアロケーションについては2009年と同じ組み合わせになります。今年は特に各レースで使用できるソフト側のドライタイヤセット数が昨年よりも少なくなるため、チームにとってタイヤの使い方が大きな課題になるでしょう。私たちは、タイヤに緑色のマーキングを入れることでFIAの『MAKE CARS GREEN』キャンペーンへの継続的な支援を表明できることをうれしく思っています。エキサイティングなシーズン開幕戦となるバーレーンGPを楽しみにしています」

    2010年 F1 タイヤコンパウンド

    開幕戦 バーレーンGP スーパーソフト&ミディアム
    第2戦 オーストラリアGP ソフト&ハード
    第3戦 マレーシアGP スーパーソフト&ミディアム

  • ブリヂストン、2010年F1タイヤを語る

    ブリヂストン、2010年F1タイヤを語る

    ブリヂストンが、2010年に導入する新しいF1タイヤについて語った。

    今週行われたバレンシアF1合同テストは、チーム、ドライバー、関係者にとって、ブリヂストンが今シーズン用に開発した幅の狭い新ポテンザF1フロントタイヤの最終スペックを実際に目にする初めての機会となった。

    サイズが245/55R13の新フロントタイヤは、リム組みした状態で2009年スペックよりも20mm幅が狭く、2009年シーズン前に溝付タイヤからスリックタイヤに変更されたことによるF1マシンの車体バランスの変化を修正するよう設計されている。

    バレンシアテスト用に用意したのはどのコンパウンドですか?その理由についても教えてください。
    バレンシアにはドライ用コンパウンドの中からソフトとスーパーソフト、そしてインターミディエイト、ウェットのスペックを用意しました。バレンシアは、路面はやや粗いものの他のコースほどタイヤに厳しくないため、ソフト側のコンパウンドを使うことができるコースです。その一方で、バレンシアで興味深い要素のひとつは、横Gによって発生するフロントタイヤのグレーニングであり、私たちにとってはフロントタイヤの耐グレーニング性能の評価に適したコースといえます。これはチームが来週テストを行うヘレスサーキットとは対照的です。ヘレスは特にリアタイヤに厳しいコースなので、次のテストではリアタイヤのパフォーマンスについてもっと徹底した確認作業を行うことができるでしょう。

    今年初のテストには7チームも参加しました。このテストでわかったことは何ですか?
    第一に2010年用スペックの良好なポテンシャルを確認できたことをうれしく思います。バレンシアサーキットは特殊なコースですから、本当のパフォーマンスを判断するのは少し難しいのですが。それでも、これまでのところタイヤは私たちの予想通りのパフォーマンスを発揮しています。2週連続で行う次のヘレステストでは、リアタイヤの挙動について理解を深めることができると期待しています。ヘレスの粗い舗装と厳しいレイアウトが、リアタイヤを試す絶好の機会を与えてくれるでしょう。

    次の2回のヘレステストではどのスペックを使うのですか?
    いずれのテストでもプライムコンパウンドとしてミディアムを使用し、1週目と2週目のオプションコンパウンドとしてハードとソフトを用意する予定です。

    ブリヂストンは今回なぜ幅の狭いフロントタイヤを開発したのですか?
    2009年シーズン前に溝付タイヤからスリックタイヤに変更する決定があり、リアタイヤと比べてフロントタイヤの接地面積が比例的に大きくなりました。このことでフロントタイヤのグリップ力が必要以上に大きくなってしまいました。しかし、チームは2008年までのフロントタイヤサイズに合わせて2009年用のマシンの設計を終えていたため、彼らの要請を受けて、幅の狭いフロントタイヤの導入を2010年まで待つことにしたのです。

    新しいフロントタイヤはどのくらい幅が狭くなったのですか?チームは新しいタイヤに適応するために特別な対策が必要でしたか?
    実際には2009年スペックよりも(ホイール幅を含めて)20mm幅が狭くなっています(2010年フロントタイヤサイズは245/55 R13)。そのためF1マシンのフロントからリアまでのバランスを改善することができるようになっています。チームから見ると、こうした新しいフロントタイヤを考慮し2010年用マシンの設計を実施したはずで、彼らにはマシンを設計するにあたりタイヤの力を十分引き出すため、特にリアの重量を増やすことを考慮するよう要請してあります。

    今シーズンに先立ちブリヂストンは他にどのようなタイヤの変更を実施しましたか?
    フロントタイヤのサイズが新しくなったためフロントのコンストラクションを若干改良し他点と、大きくは耐久性を高めるために行ったリアタイヤのコンストラクションの変更です。また2009年のコンパウンドレンジと比較するとスティント距離が長くなると予測されるため、ウォームアップまでの時間を短縮できるようタイヤコンパウンドも改良しました。

    ブリヂストンから見て、新しいタイヤスペックの設計、開発、製造にはどの程度の作業が関わっているのですか?
    新しいタイヤスペックを設計、導入するためには大変な努力が必要になります。まずタイヤが安全で高品質であることが極めて重要です。またタイヤは設計の意図通りに機能しなければなりません。昨年小平にある技術センターでは、タイヤ設計者とエンジニアが、プロトタイプと室内試験施設で行われる試験の厳格な品質基準と性能基準を満たす最終スペックを開発するため、非常に忙しく作業に取り組んでいました。こうしたリグ試験に合格したタイヤだけがマシンに装着して走ることを許されるのです。このプロセスでチームが果たしてくれた役割が大きかった事実も指摘しておく必要があるでしょう。彼らのシミュレーションデータは、私たちがタイヤを適正な荷重下に置くために極めて重要なものでした。このプロセスはまさに共同作業であり、私たちはレースやサーキットでタイヤが実際に走る様子を見ることを楽しみにしています。

    給油禁止ルールと予想されるスティント距離の延長によって、タイヤには新たな負荷がかかるのでしょうか?
    レースのスタート時に今年のマシンは昨年より100kg重くなる可能性があり、また重いガソリンを搭載した上、今までよりも長いスティントを走らなければならなくなることで、タイヤにはこれまで以上に負荷がかかるのは確かです。しかし、2010年用のケーシングは、特にリアコンストラクションを強化したこともあり、2009年よりもずっと耐久力が高まっているはずなので、F1マシンはこの新しいルールに適応することができるでしょう。2010年用マシンのダウンフォースはシーズンを通じて改善が進むでしょうから、私たちはこれからの冬季テストとレースで慎重にデータの監視と分析を続けていくつもりです。既に昨年と比べて発生するダウンフォースはずっと大きくなっています。

    ブリヂストンは2010年にどのように2種類のドライタイヤを分配する予定ですか?
    2009年同様に、多くのレースで、たとえばハードとソフト、ミディアムとスーパーソフトなどのように、隣り合わせではないドライコンパウンド2種類を組み合わせて用意するつもりです。しかしモナコなどいくつかのレースではこれは不可能になるでしょう。なぜならストリートコースではグリップ力を高めるために連続したソフト側のコンパウンドを使うことが重要になるからです。今年も、ブリヂストンがこれまでの経験とチームから受け取るデータに基づいてコンパウンドの分配を決定することになります。

    レースウィークエンドにドライバーが使うことのできるタイヤは何セットになりますか?
    2010年は、各ドライバーがレースウィークエンドごとに使用できるドライタイヤは14セットから11セットに減少します。その内訳はプライムタイヤが6セット、オプションタイヤが5セットです。さらに私たちはインターミディエイトタイヤ4セットとウェットタイヤ3セットも用意します。このことはブリヂストンから見るとよいニュースです。今年はタイヤとタイヤフィッティングサービスを提供するチームが増えるわけですから。この点についてはFIAとチームの協力に感謝しています。

    今シーズンはどのようにタイヤを見分けることができるのでしょうか?
    各レースウィークエンドに使用する2種類のコンパウンドのうち、ソフト側のサイドウォール外縁に緑色の帯をマークすることになります。いろいろな方法を試しましたが、この位置が横からも正面からも一番見えやすかったのです。私たちがFIAのMake Cars Green キャンペーンを支援していることを示すため、緑色を使うことにしました。

  • 韓国タイヤメーカー、F1タイヤ供給を目指す

    韓国タイヤメーカー、F1タイヤ供給を目指す

    韓国タイヤメーカー2社が、2011年から3年間のF1公式タイヤサプライヤーになることを目指しているとドイツの“Auto Motor und Sport”が報じている。

    現在F1の公式タイヤサプライヤーであるブリヂストンは、契約が満了する2010年末でF1から撤退すると発表いる。

    しかし、F1の幹部が、ブリヂストンに残留を納得させるために規約変更を求めていると同誌は報じている。

    同誌によれば、1つの可能性として、各グランプリにつきチームに提供するタイヤの数を減らすように規約を変更すれば、ブリヂストンが提出した年間F1支出から約1億ユーロ(約133億円)節約できるとしている。

    F1タイヤ供給の独占的契約に興味を示しているという2社の韓国タイヤメーカーは明かされていないが、韓国の大手タイヤブランドは、クムホ、ハンコック、ネクセンである。

    また同誌は、1月22日の会議でF1タイヤの将来が決まるとしている。

    関連:
    ・F1タイヤ供給にクムホが名乗り – 2009年11月5日
    ・ピレリ、F1へのタイヤ供給に興味なし – 2009年11月5日
    ・ミシュランとグッドイヤー、F1復帰を否定– 2009年11月5日
    ・ブリヂストン、2010年限りでF1撤退 – 2009年11月2日

  • ブリヂストン 松崎淳:インタビュー

    ブリヂストン 松崎淳:インタビュー

    ブリヂストンのチーフエンジニアを務める松崎淳が、先週の若手ドライバーテストと2010年タイヤについて語った。

    今回のテストから何を学びましたか?
    多くの異なるドライバーがいて、そのほとんどがF1カーの経験がわずかかまったくないドライバーだったので興味深いテストでした。全てのドライバーが異なるプログラムを実施し、彼らは2009年の4つ全てのコンパウンドを使いました。多くが、来シーズンに向けて、より重い燃料搭載量をシミュレートするために重いクルマで走行していたので、有益なデータが得られました。

    若手ドライバーからのフィードバックはいかがでしたか?
    同じテストでこれほど多くの若手ドライバーを見れたのは良かったですし、経験のあるF1テストドライバーもいましたので、良いベンチマークになりました。将来、彼らの名前をもう一度見ることになるでしょうし、現役ドライバーも常に若手を気にしなければならないでしょうね。

    次のテストに向けて、タイヤにどのような変更を予定していますか?
    2010年タイヤは、来年のマシンが搭載する重い燃料にあわせて設計されていますし、給油なしで異なるピットストップ戦略になる可能性もあります。構造はより耐久性があり、コンパウンドも改良されています。マシンの基本バランスを調整するために幅の狭いフロントタイヤも導入されます。タイヤの特性が改良によって変わるので、現在、全てのチームと理解を深めるために懸命に取り組んでいます。2010年の新たなレギュレーションでチームがどれくらい速くタイヤパフォーマンスを最大限に引き出すかを見るのをとても楽しみにしています。

  • ブリヂストン、2010年F1タイヤにさらなる改良

    ブリヂストン、2010年F1タイヤにさらなる改良

    ブリヂストンは、2010年のF1タイヤにさらなる改良を加えることを明らかにした。

    来年、ブリヂストンは、現行の空力におけるスリックタイヤにおいて、リアタイヤの消耗を軽減させ、ハンドリングを向上されるために、フロントタイヤを細くすることを明らかにしていた。

    今回の改良をブリヂストンは、2010年にレース中の給油が禁止されることを考慮し、異なったレース戦略が採用に対応したとしている。

    「より耐久性のある構造にして、コンパウンドも改良されました」ブリヂストンのチーフエンジニアである松崎淳は語っている。

  • ブリヂストン 浜島裕英:インタビュー

    ブリヂストン 浜島裕英:インタビュー

    ブリヂストンのMS・MCタイヤ開発本部長である浜島裕英が、2009年F1シーズンを振り返った。

    2009年シーズンにおけるブリヂストンにとっての重要要素
    スリックタイヤの再導入です。それまで11年間に渡り使われてきた溝付タイヤからの変更は、F1レギュレーション上の大きな方針転換でした。また、空力レギュレーションの変更により、チームはシーズンを通じて車両の開発・改良に没頭しなければならなくなった訳ですが、シーズン中のテストが禁止になったことも加わって、こうした開発・改良は更に難しいものになりました。私たちは全チームと緊密に仕事をし、熾烈な競争下でそれぞれの目標を達成できるよう支援を行ってきました。

    また今シーズンには、レギュレーションに基づいて用意されるレース用の2種類のコンパウンドの差を拡大して欲しいとの要望が出されましたが、私たちは設定するタイヤ種類間で対応温度域の違うものを組み合わせることによりこれに応えました。またこのことは、チームとドライバーにとってはレースで取り組む新しい課題ともなりました。

    今シーズンのF1に於いて最も影響のあった点について
    レギュレーションの変更とテストの禁止が重なったことが一番大きかったと思います。昨年までであればシーズンを通じてテストデーが有りましたので、チームは十分な時間と周回数をもって車両とパーツの開発が出来た訳ですが、今年はこうした環境変化が有ったため、結果上位集団の顔ぶれが多彩になりました。一方、上記のような制約にも関わらず、シーズンを通じて素晴らしい進化を見せたクルマも有りました。

    11年振りに再びスリックへ戻って
    私たちはF1への参戦を通じて多くのことを学んできました。溝付タイヤだった11シーズンは、私たちの開発にとても役立ちました。溝付タイヤは生まれついてのレース用タイヤという訳ではありませんから、レース用のタイヤらしく作り込んでいくことが大きな課題でした。スリックの復活によって、私たちがこれまで培ったテクノロジーと学んだ教訓をスリックタイヤという究極のレース用タイヤに応用することが可能になったのです。

    2010年シーズンのフロントタイヤ・サイズ変更について
    2010年用のフロントタイヤは幅が狭くなります。これによってクルマのフロントとリアのグリップ間のバランスが良くなります。スリックタイヤが復活したとき、寸法は溝付タイヤと同じでしたから、相対的にリアよりもフロントのグリップが大きくなりました。フロントタイヤの幅を狭くすることで、これを解決することができるのです。

    2010年シーズンの給油禁止規定の影響について
    レーススタート時のクルマ重量が約100kg重くなりますので、強いタイヤが必要になります。しかし、クルマに作用するダウンフォースが2000kgにも達することを考えると、私たちのタイヤのコンパウンドやコンストラクションに関しては100kg程度の増量はあまり大きな変化ではありません。

    チームやドライバーにとっては、給油の中止は新たなチャレンジとなるでしょう。シーズンが進むにつれて誰もが効果的な戦略を理解するようになりますから、レース戦略が進化していくと予想しています。ドライバーにとってはレース序盤、特に車重が一番重く、タイヤ温度が最も低いスタート直後のタイヤマネジメントが重要になるでしょう。

    2010年シーズンの新たな開催地について
    この数シーズンにわたり、私たちは新しい開催地がF1に加わることを歓迎してきましたし、新しい課題に取り組むことは常に興味深いものです。韓国は新たにカレンダーに加わる新設サーキットであり、また復活が予定されるモントリオールも私たちに独自の課題を呈するでしょう。19戦が開催されるということなので、忙しい1年になりますよ!

  • ブリヂストン 安川ひろし:インタビュー

    ブリヂストン 安川ひろし:インタビュー

    ブリヂストンのモータースポーツ推進室長である安川ひろしが、2009年F1シーズンを振り返った。

    ブリヂストンの視点による、2009年シーズン評価
    2009年シーズンは非常に厳しい経済環境の中で開催されましたが、スポーツとしてのF1に於いて、素晴らしい競争を見ることができました。大きな変化があったにも関わらず、何人ものドライバーがレースで優勝し、コース上でF1マシンによる大接戦が展開されたのは本当に喜ばしいことでした。私たちは今年多くのルール変更により、新しい課題に取り組んだ全てのチームに、公平なサービスの提供を続けてきました。

    スリックタイヤの復活について、チームと世界中の大勢のファンの方々が歓迎する意向を示してくれたことは、とてもうれしいことでした。ブラウンGPチームとジェンソン・バトン選手がコンストラクター、ドライバー両チャンピオンタイトルを獲得したことも素晴らしく、私たちもその中で役割を果たせたことを大変喜んでいます。

    F1に参戦することでブリヂストンが得たものとは
    F1は、私たちのブランドのみならず、全てのイベントでタイヤに緑色のラインをマークしたFIAの「MAKE CARS GREEN」キャンペーンなどのイニシアチブにとっても、大きな存在感をもつマーケティングツールです。

    レースで全てのタイヤに私たちのブランド名が入っていることに加え、サーキットでブランドを展開することによって露出が増えるのです。世界中の一流自動車メーカーとの仕事を通じ、多くの教訓を学び、彼らとの間に仕事上の良好な関係を築きました。世界各地の私たちの販売会社は、ブリヂストンがF1に参戦することにより、トップクラスのスポーツイベントへの貴重な他に類のない参加の機会を得ることができました。

    ブリヂストンにとっての、F1の重要性とは
    F1は、世界各地でブリヂストンブランドを構築する上で重要な意味をもっていました。日本では当社の歴史上ほぼすべての時期に於いてブリヂストンの名はよく知られていましたが、海外で私たちの性能と技術を披露する機会が必要でした。世界トップクラスのスポーツの一つであり、スポーツ活動の一環として私たちの商品を使うことができる唯一の場所であるF1は、最適の場所でした。

    F1では、多くの良好な業務関係を構築し、各チーム、FIA、FOM、サーキットと緊密に協力し合ってきました。今シーズンも彼らと共に仕事ができたことを大変うれしく思います。また、今年全精力を傾注してくれた私たちのスタッフにも感謝しています。

    2010年シーズンにおけるブリヂストンの取り組みについて
    ブリヂストンは、来シーズンでF1参戦14年目を迎えます。来年もプロ意識を持ってF1に安全なタイヤを届けるつもりです。安全性は常に最優先事項であり、またFIAの「MAKE CARS GREEN」キャンペーンを通じて環境問題への取り組みも進めていくつもりです。

    レース中の給油がなくなるため、タイヤも変化し、幅の狭いフロントタイヤを導入する予定です。興味深いシーズンになるでしょう。カナダGPが復活し、さらに新しい開催地として韓国が加わるので、全部で19戦が行われる予定です。この素晴らしいスポーツに新しく参入するチームを迎えることを楽しみにしています。

  • ブリヂストン、2010年限りでF1撤退

    ブリヂストン、2010年限りでF1撤退

    ブリヂストンは、2010年末でF1公式タイヤサプライヤー契約を終了することを発表した

    ブリヂストンとF1との間の公式タイヤサプライヤー契約は2010年に満了する。ブリヂストンは、それを一つの区切りとし、新規契約を結ばないことを決定した。

    「当社は、大きく変化しつつある事業環境の中で、経営の最終目標を実現するには、経営資源を再配分し、革新的技術や戦略分野へ技術開発資源を重点的に集中させることが必要であると判断し、今回の決定に至ったものです」

    「F1を足元から支えることにより、当社の技術は格段の進歩を遂げました。それに加え、世界中の皆様にブリヂストンをグローバルプレーヤーとしてご認識いただくようになったことは、当社にとって非常に大きな意味を持ちます。F1から得た多くのことを財産とし、今回の契約満了を一つの区切りとして、更に取り組むべき大きな課題に向け邁進してまいります」

    「ブリヂストンは2010年シーズン終了まで従来と同様にF1を支えてまいります。F1チームならびに関係者の皆様、世界中のF1ファンの皆様に心より感謝申し上げます」

  • ブリヂストン:F1アブダビGP レースレポート

    ブリヂストン:F1アブダビGP レースレポート

    ブリヂストンが、2009年F1最終戦 アブダビGPの決勝レースを振り返った。

    ヤス・マリーナ・サーキットで開催された2009年FIA F1世界選手権最終戦アブダビGP決勝は、ミディアム・ミディアム・ソフトの戦略で戦ったセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)がスリリングな初開催のレースを素晴らしい走りで優勝を飾った。

    ベッテルに続いてフィニッシュラインを越えたのはマーク・ウェバー。ウェバーとの激しいバトルを見せた本年度チャンピオンのジェンソン・バトンが3位。表彰台フィニッシュの選手全員が同じタイヤ戦略だった。

    安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
    「この素晴らしい新サーキットで戦われた今回の決勝は、チェッカーフラッグまで最高のバトルが続いた、スリリングなF1シーズンの最後を締めくくるにふさわしいレースでした。今日、優勝したセバスチャン・ベッテルとレッドブル・レーシングにお祝いを申し上げます。スリックタイヤのカムバックなど、様々な変化があったこのエキサイティングなシーズンを共に分かち合うことができたことを嬉しく思っています。 世界中の多くの人々が愛するこの素晴らしいスポーツを作り上げてくれた全チームに心から感謝したいと思います。また、1年を通して頑張ってくれた、我々ブリヂストンのスタッフ全員に感謝します。今年はブリヂストンのF1 参戦13年目にあたり、ブリヂストン・タイヤによる150回目のグランプリ優勝を見届けることができました。2010年が再びエキサイティングでドラマチックな年となることを心より楽しみにしています」

    浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
    「今日も路面コンディションが向上し、レースの最後までラップタイムが伸び続けました。ミディアムはとても良いパフォーマンスを見せましたし、1ストップ戦略の選手がいたことでも分かるように、ソフトは高い耐久性を発揮しました。全体的に今日のパフォーマンスには満足しています。ヤス・マリーナ・サーキットは素晴らしい新しいコースで、今回、我々も初めてここを訪れたわけですが、様々なことを学ぶことができました。今年は最高の1年でした。誰もが、スリックタイヤやシーズン中のテスト禁止などの多くの変化に良く対応したと思います。今後は、燃料補給の禁止やフロントタイヤの幅が狭くなるなどの新ルールが導入される2010年へ向けての準備を行っていきます」